〜 3 〜
二人も他の男性の様に壁に磔になり、うめき声をあげて苦しんでいた
最初は気がつかなかったがバットマンやその周りの人間の顔や体には
壁から伝わってきた菌糸類が蔓延り繭から出ている顔にも網目状に菌糸が走っていた
スーパーマン:(ここで繁殖するつもりか・・・・何とか繭から抜け出して
あいつを倒さなくては・・・・・)
洞窟内の状況、失踪事件の犯人、バットマン達の安否がわかった今、
スーパーマンは一刻も早く繭から抜け出し、目の前の化け物を倒すことが最優先課題であった
繭はスーパーマンの力をもってしても破れる様子はなく、全て粘りけに邪魔される
洞窟の入口の闘いでも効果のあったヒートアイで繭を破ろうと目に力を込め、
繭を焼き払っていった
ドサッ!!
繭を焼き切り、洞窟の地面に降りたが長い時間拘束されていたために直ぐには動けなかった
ギィヤァァァァァァァァァァァァァ
繭から抜け出したことに気がついたマザーはスーパーマンの方を向き体から伸びる触手を多数伸ばしてきた
スーパーマン:くそっ・・・・・
迫り来る触手の一本をヒートアイで焼き払ったが、他の触手を退ける前に体への接触を許してしまった
ドスンッ!!
スーパーマンの両腕・両足に触手は絡みつき再び壁にと押しつけた
再び繭の戒めが来ると構えたスーパーマンの目の前では予想にもしない光景が広がっていた
ヒートアイで焼き払った触手が地面でのたうち回り、だんだん形が崩れたかと思うと
見る間に一つの生き物を思わせる形を成し始め、地球のトカゲに似た形になった
マザーはそのトカゲに似た形になった体の一部をスーパーマンの口元へと運び、
その後の展開を予想し口を締めたスーパーマンの口を他の触手で無理矢理こじ開け体内にねじ込んだ
スーパーマン:ゲホッ・・・・・ゲホッゲホッ・・・・・
吐き出そうとむせるが、それとは反対に体の中を確かな方向性を持って進んでいき、
とうとうスーパーマンの腎部へと到達し動きを止めた
トカゲが腎部に到達したのを確認するとマザーは再び繭をスーパーマンに吐きかけ、
壁に磔にした
スーパーマン:(くっ・・・・繭はヒートアイで焼ける・・・・もう一度・・・・・・・・?!)
今一度脱出を試みたスーパーマンは自らの体の異変に気がついた
繭を焼き切れる脱出の唯一の手段であるヒートアイを打とうとしたが、
目に力を込められないのだった
そして、意に反してスーパーマンの竿は固くなり赤いビキニの中でそそり立ち始めた