宇宙刑事ディルバン(8A)

 

チャプンッ、と卑猥な音を立ててシンの男根が飲み込まれていく。根元まで一気に

飲み込むと、ライラは丹念にしゃぶり上げていった。

「うおっ!くっ、あ、ああぁ・・・」

 ライラの巧みな舌使いにかかり、シンは徐々に快楽の終着点へと追い詰められてい

く。必死に抵抗しようと込められていた全身の力が抜け、ガクガクと膝が震え出した。

抵抗が止んだのを確認し、体を押さえ付けていた他の四天王は、再びシンの全身の性

感帯を弄び始める。シンの全身を這い回る複数の指、唇、舌・・・

「あっああぁ〜」

 シンは同僚や戦闘員達に見られていることも構わずに、淫らに悶え、甘美な喘ぎを放つ。

「ひゃはははっ、こいつ感じてやがるぜ〜!」

「もうそろそろフィニッシュか?」

「ヒーローがイク瞬間が拝めるぞ!」

 戦闘員達の罵声に一瞬、現実へと引き戻されるシン。

 (こっ、このままでは、同僚達の前で射精してしまう・・・)

 最悪の結末を想像し、シンの中で何かが弾けた。

「うお〜〜〜っ!!」

 シンは咆哮を上げると、全身に纏わり付く四天王を振りほどこうと、体を激しく左

右に揺らして暴れる。

 突然の反抗に四天王は責めを中断し、シンから離れる。そして、しゃがみ込んでい

たライラは立ち上がると、シンの腹に拳を叩き込んだ。

「ぐはっっ」

 もろに鳩尾にパンチを喰らい、膝を折り、その場に倒れ込むシン。ライラは体を丸

め、うつ伏せにうずくまるシンの腹を、更に容赦無く蹴り上げる。

「うぐっ!!!」

 両手を後ろに組まれているシンは、受け身も取れずに体を半回転させ、今度は仰向

けに堅い床の上に叩きつけられた。

 そして、ライラは無防備なシンの股間を勢い良く踏み付ける。

「ぐわぁ〜!!」

 股間を襲う激痛に堪らず絶叫するシン。ライラはグリグリとねじ込むように、踏み

付ける右足に徐々に体重をかけていった。光沢のある革製の黒いブーツが、シンの股

間にめり込んでいく。

「ぎゃあああぁ〜!やっ、止めてぇ〜〜っ!!」

 剥き出しの急所を堅い靴底で押しつぶされ、シンは口から泡を吹きながらの悶える。

油汗に濡れた全身の筋肉を波打たせ、苦痛から逃れようと必死にもがくが、あまりの

激痛に意識が徐々に薄れていく。

「今度抵抗したら容赦なくココを踏み潰してあげるわ」

 シンを見下ろしているライラは冷たく言い放つと、股間を解放し代わりに髪の毛を

鷲掴みにした。グッタリとしたシンは強引に膝立ち状態にされ、ズルズルと引きずら

れていく。そして、横一列に並んだ他の宇宙刑事達の真正面までくると、他の四天王

が両脇から抱えるようにして、無理矢理に立ち上がらせた。

 意識が朦朧としているシンの正面に立ったライラは、再び男根を口に含んだ。激し

い苦痛にすっかり縮んでしまった肉棒は、蛇の様に器用に動く舌に絡め取られ、徐々

に隆起していく。ライラは勃起をしゃぶったまま、目線を上に向けてシンの表情を伺

う。シンは依然ぐったりしたまま、完全には覚醒していない。先程のリンチが相当効

いているらしい。

 ライラは残忍な微笑みを浮かべると、完全に堅くなった亀頭に前歯を立てる。そし

て、ゆっくりと頭を前後に動かし始めた。

「っぎぃゃあぁぁ〜!!」

 パンパンに膨れ上がった最も敏感な部分を、鋭く堅い歯で扱かれ絶叫するシン。局

部から突き上げる激痛により、強引に正気に戻される。ライラはシンが完全に覚醒す

ると、歯による刺激を止めて立ち上がった。

 正気を取り戻したシンは、同僚達の正面に全裸のまま立たされているとこに気付く。

恥ずかしさのあまり顔を伏せようとするが、背後のレイラに髪をがっちりと掴まれ羞

恥の表情を曝すしかない。

 他の宇宙刑事達も、同僚の裸体を目前にし眼のやり場に困り、うつむこうとするが、

背後の戦闘員に髪の毛を掴まれ、シンの方に視線を固定された。

 シンの隣に立っていた宇宙刑事の髪を掴んだ戦闘員は、Tバックの剥き出しの尻に

股間をこすり付けるように体を密着させた。

「へへへっ、次はお前の番だぜ。待ち遠しいだろ?」

 戦闘員は耳元へ下品に囁くと、右手を前に回し股間をまさぐる。驚いたことにその

宇宙刑事の股間は、既に鉄の様に堅くなっていた。4人の女に体を弄ばれ、辱めを受

ける同僚の姿を見て、欲情しているのだ。まだ10代と思しきその童顔な宇宙刑事の

Tバックにも赤い染みが広がっている。

「嬲り物になってる仲間を見てチンポをおっ勃てるなんて、お前、相当に好き者だな。

検査が終わったら、俺が可愛がってやるからな」

 戦闘員の言葉と尻に密着した股間の感触に、その宇宙刑事の恐怖と絶望は深まるが、

躯の疼きは反比例して高まっていく。

 宇宙警察機構本部の指令室内で行われる、身体検査とは名ばかりの集団逆レイプ。

目前で嬲り物にされるエリート宇宙刑事を、ただ黙って見ているしか無い同僚達。強

靱な精神力を持つ宇宙刑事も、この現実離れした異様な状況に身を置かれ、正常な判

断能力を狂わされているのだ。

 若い宇宙刑事は戦闘員に股間を弄ばれ、身をくねらせ悶え始めた。尻の割れ目に密

着した戦闘員の股間は、宇宙刑事が身をくねらせる度に程良い刺激を受け、瞬く間に

堅くなっていく。

 戦闘員は完全に勃起した股間を、宇宙刑事の尻の割れ目に更に強く押し付けた。

「どうだい、俺のチンポは?大きくて、堅くて、熱いだろ?後でタップリと味あわせ

てやるぜ。上と下のお口でな。ヒィッヒッヒ〜」

 下品な嘲笑を上げ、耳たぶへ舌を這わせる戦闘員。童顔なヒーローは激しい屈辱感

に、遂に堪えきれず大粒の涙を流し始める。

 戦闘員はその涙を舌でなめ取ると、更に陵辱の言葉を続けた。

「ヒャヒャヒャッ、泣き顔がそそるじゃねえか。まあ、待ってろって。お楽しみはこ

れからだぜ。まずは同僚がイク瞬間をしっかり見てろや。最後の仕上げが始まるからよ」

 戦闘員の言葉通り、シンへの責めは最終段階に入ろうとしていた。同僚達の目前で

4人がかりの快楽責めが再会される。

 シンの体を左右から押さえいるマイラ、ユウラは耳、首筋、乳首、脇腹、太股に次々

と舌と指を這わせている。背後のレイラは両手で尻肉を左右に広げ、アナルへ舌で刺

激を加える。まだ、けがれを知らぬピンク色の肉の蕾みは、艶かしく動く舌に突かれ、

擦られる度に、まるで別の生き物の様にピクピクと収束運動を行う。

 そして、正面に立つライラは親指と人差し指で輪を作り、唾液と先走りでベトベト

に濡れているシンの亀頭を包み込むと、捻り上げるように擦り始めた。

「ひぃやぁっ〜!」

 強烈な刺激が亀頭を襲い、シンは狂ったように悶える。腰を引いて逃れようとする

が、今度は突き出した尻に金属棒が襲い掛かった。

 レイラが操る金属棒は、尻の割れ目をなぞるように降りていき、肛門に辿り着くと

先端部分をゆっくりと挿入していった。金属棒の先端は適度に丸みを帯びており、レ

イラの舌にほぐされたアナルに、さしたる抵抗も無くズブズブと沈んでいく。

「うっああぁっ・・・」

 体験したことの無い刺激に驚き、シンは尻を引っ込めようとするが、レイラの手に

握られた金属棒は尻の動きに合わせるように前に突き出され、抜けることは無かった。

「さあ、シン君。そろそろトドメを差してあげるね」

 そう言うとライラはシンの亀頭にたっぷりの唾液を垂らし、その上に手の平を乗せ

ると、小さな円を描くように刺激を与えた。

「ひっ、ひいいぃぃぃぃ〜〜!」

 シンは限界を越えた快感に悶え、再び腰を引いて刺激から逃れようとする。すると

肛門を襲う金属棒が、より深く突き刺さっていく。前にも後ろにも逃げ場は無いのだ。

 レイラは金属棒が十分な深さまで挿入された事を確認し、スイッチを入れる。金属

棒はヴウゥ〜ンと唸りを上げで振動を開始した。

 シンの体内に淫らな振動が広がっていく・・・そして、その振動はシンの未知の快

楽を呼び覚ましていった。

「ああぁっ、も、もう・・・ううっ!!」

 前後左右からの執拗な責めに追い詰められたシンは、遂に射精の時を迎える。叫ぶ

と同時に体を大きく仰け反らせ、熱い精を大量に放った。シンの正面に立った宇宙刑

事の目の前に床に、白濁した液体が飛び散っていく。

「おお!たっぷり出したな!」

「さすが宇宙刑事!飛び方が違うよなぁ〜!」

「ヒーローってイク時はあんなスケベな顔するんだ!ギャハハハハッ」

 ここぞとばかりに、戦闘員達から野次が飛ぶ。 しかし、四天王が体から離れ、ガッ

クリと膝を付き荒い息をつくシンの耳には、もはやその罵声も届いていない様に見えた。

 同僚達の目前で、敵に体を弄ばれて淫らに悶え、歓喜の嗚咽を漏らし、挙げ句の果

てに射精までしてしまった・・・エリート宇宙刑事としてのプライドを完膚なきまで

に粉砕され、屈辱と絶望のどん底へ落とされいるのだ。

 しかし、それと同時にシンの心の奥底には甘美な快楽の余韻に浸り、羞恥を受け入

れ、それに酔い痴れているもう一人の自分がいるのだった。

(もっと惨めに辱められたい・・・もっと淫らに弄ばれたい・・・)

 シンは自分の中に芽生え始めている新たな感情に戸惑い、それを否定しようとすれ

ばする程に、全身の性感帯が疼き出す。

 エリート宇宙刑事シンはM奴隷としての第一歩を、着実に踏み出そうとしていた・・・。