宇宙刑事ディルバン(7A)

 

 最初に検査を受けるのは、宇宙刑事エルデバンだった。

 四天王がエルデバンを取り囲むのを見たアルスは、オペレーター席に座りキーボー

ドを操作する。

 すると、宇宙刑事達の正面にある巨大なスクリーンに、エルデバンの全身映像と、

彼の個人データが写し出された。全身映像はエルデバンの正面に立つ、四天王のライ

ラの胸元に取り付けられた、小型カメラによるリアルタイム映像だ。そして個人デー

タは、アルスにより解析された要塞メインコンピュータの、データベースから取り出

されたものだった。そこにはエルデバンの身長、体重、血液型はもとより、出身惑星

や本名といった、機密事項まで明確に記されていた。

「さあ、シン君、身体検査を始めるわよ」

 四天王のリーダー格のライラは、エルデバンに本名で呼びかける。その声は小さな

子供に話し掛ける看護婦のように優しいが、眼は獲物を狙う猛禽のような、残忍な輝

きを放っていた。

 シンは一重で切れ長な目が、涼し気な印象を与える、クールな二枚目という感じの

青年だ。普段は知的で冷静な表情が、実際の年令よりも少し大人びて見せている。新

人ながらも既に数々の功績を上げている彼は、将来を有望視されるエリート宇宙刑事

だった。高い知能と優れた運動神経、そして誰が見てもカッコイイと思える容姿。全

てに恵まれたシンには、宇宙刑事としての輝かしい未来が待っているはずだった・・・

 しかし、今は『瞬着』を解かれ、Tバック一枚だけという情けない格好をした、哀

れな一人の青年に過ぎない。

 至近距離から、しかも4人の女に、淫靡な姿をまじまじと観察されるシン。後ろ手

に手錠をかけられ、恥ずかしい部分を隠すことも出来ない彼には、為す術は無い。

「くっ、畜生〜!」

 シンは怒りと恥ずかしさに耐えられず、吐き捨てるように呟いた。紅潮した顔には、

既にクールなイメージは消え去っていた。

 シンを取り囲んだ4人の女戦士は、さっそく身体検査を開始する。

  四天王の一人、レイラがTバックの剥き出しになった尻に手を伸ばす。突然の刺

激に驚き、シンは身体を硬直させる。レイラはその緊張を解きほぐすかのように、小

振りで形の良い、プリッとした尻を揉み始める。そして、左右に立ったマイラとユウ

ラはアルス特製の淫らに振動する金属棒を使い、同時に左右の乳首を責め始めた。

「あっ、あぁ・・・」

 体験したこの無い強い快感に、我慢できず声を出してしまうシン。

「乳首の感度は、良好のようだな!」

 その様子を見たライラが、部屋中に響くような大声で叫ぶと、アルスは再びキーボー

ドを操作する。するとスクリーンに写し出された個人データに、『乳首の感度』とい

う欄が現れ、そこに『良好』とう文字が入力された。そして、シンの全身を映してい

たカメラの画像は、完全に隆起したピンク色の乳首のアップへと変わる。

 巨大なスクリーン一面に表示されるそれらの映像は、シン本人はもちろん、横に並

ぶ他の宇宙刑事達にもしっかり見えていた。

 マイラとユウラは乳首がツンと立ち、十分に堅くなると金属棒を離し、今度は舌で

直接嘗め、コリコリとした感触を楽しみだす。そして金属棒は、小さなTバックに包

まれた股間へと向かう。股間を左右から挟み込むように金属棒を当てると、ゆっくり

と上下に棒を動かす。陰部を襲う快楽の波動に、シンは歯を喰い縛り声を上げないよ

うに耐えるが、股間は瞬く間に膨張し堅くなっていく。伸縮性のあるTバックの生地

は、シンの勃起にピッタリと張り付き、形が変化する様子が丸見えだ。

 股間の変化を確認したライラは、布地の上から肉棒に絡み付くように指を這わせて

いく。それらの刺激にピクピクと震える尻を撫で回していたレイラは、中央の割れ目

に中指を立て、そっとゴムバンドの上からなぞらせていった。

「うっ!くっうぅ〜・・・」

 4人の女達によって、全身の性感帯をいじくり回され、体をくねらせ情けない喘ぎ

声を出すシン。快楽と羞恥の二重奏に責め上げられ、水泳選手の様に均整のとれた美

しい体は、ほんのり桜色に染まっていく。

「そんなに気持ちイイ?仲間達に見られながら責められるのが・・・」

 背後に立つレイラが耳元で囁いた。同僚達に醜態を曝している事実を、改めて突き

付けられ、シンの羞恥心は決定的なものになる。普段は知的で冷静さを保っていた、

青年の仮面が剥がれ、屈辱と怒り、そして羞恥に歪んだ少年の顔になった。

 そこへ、股間を弄んでいたライラが、追い討ちを掛けるように声をかける。

「あらあら、シン君、お漏らししちゃったの?」

 ライラの問い掛けに、シンは自分の股間に視線を移した。ピッタリ密着した布地に

は、亀頭のくびれまでくっきり浮き出している。ヘソに向かって真直ぐに伸びた肉棒

の先端は、逆三角形の布地の上辺にまで到達し、今にもゴムの張力を破って、外に飛

び出そうな勢いだ。そして、その先端部分に、血のように真っ赤な染みが広がってい

た。

 自分の身に何が起っているのか判らず狼狽えるシン。

「安心しなさい、それは先走りの液よ。その布は先走りに触れると、赤く発色するよ

うに加工されているのよ。」

 ライラは再び『優しい看護婦』の声で説明すると、竿の根元から赤い染みに向かっ

て2本の指を這わせる。2本の指が染みの中心部分に到達すると、最も隆起した竿の

先端部分を摘み、クリクリとコネる様に揉み始める。

「あっ!・・・あぁ・・・あぁ・・・くっ・・・くぅ〜・・・」

 薄い布地越しに与えられた、新たな刺激に反応するシン。亀頭をコネ上げるリズム

に合わせて、熱い喘ぎを漏らす。そして染みの面積は、喘ぎが上がる度に広がってい

くのだ。心は羞恥と屈辱に打ちのめされても、若い肉体は与えられる快楽を貪り、性

的興奮を高めていく。熱く疼く亀頭を執拗にコネ繰り廻され、シンの肉棒は更に堅く、

大きくなっていった。

 そして、シンの喘ぎと、指先の感触を十分に楽しんだライラが、赤い膨らみから指

を離すと、ツ〜ッと透明な液体が糸を引いた。

「ふふふ・・・、タップリ出てるわね。こんなにビショビショに濡らしちゃって。女

の子みたいね、シン君」

 ライラの陵辱の言葉に合わせるように、スクリーンの画像はシンの股間のアップへ

切り替わった。スクリーン一面に写る、純白の布地に出来た鮮やかな赤い染み。しか

も、その画像は同僚達にもしっかり見えているのだ。

 敵の女戦士に体を弄ばれ、不様に股間を濡らす自分の姿に、シンの羞恥心は更に高

まっていく。そして、その羞恥心は更に大量の先走りを分泌させ、真っ赤な染みの範

囲を広げていく・・・。

 Tバックの布地は、あっという間に半分近くまで、真っ赤に染め上げられていった。

「さあ、そろそろ中身を見せてもらおうかな」

 ライラはそう言うと、シンのTバックに手を掛けた。

「やっ!、止め・・・」

 シンが叫ぶより早く、Tバックは膝まで一気に下ろされてしまう。下ろす時に、ゴ

ムバンドに引っ掛かった巨大な肉棒が、股間でブルルンッと揺れている。それを見て

いた戦闘員達から、大きな歓声が上がった。

「おお!でっけぇ〜!」

「チンポ丸見えだぞ!シン!」

「ちょっと黒ずんでるぞ!ヒーローのくせに遊び過ぎなんじゃないか!?」

 戦闘員達から次々を浴びせられる罵声が、シンのプライドを深く傷つけていく。

 しかし、羞恥の責めはこれで終わらない。

「太さ長さ共に申し分無い。なかなか使い込まれた良い竿をしておるな。よし、サイ

ズを測れ!」

 ライラが指示をだすと、マイラが巻尺を取り出し、ペニスのサイズを測る。

「竿の長さ、18.3センチメートル!」

 マイラは部屋中に響くほどの大声で、シンの恥ずかしい秘密を暴露する。

 シンは、戦闘員や女達だけで無く、9名の同僚にまで自分の勃起時の、竿の長さを

知られてしまったのだ。

 そして、計測は更に続けられる。亀頭やカリ首の外周長や、睾丸の直径等を次々と

測っていくと、計測値は大声で読み上げられていく。アルスはそれらの計測値を、わ

ざとらしく復唱しながら、個人データに入力していった。シンの個人データは、見る

間に卑猥な数値の並ぶ、性奴隷の身体検査票へと変貌していく。

 スクリーンを呆然と見つめていたシンは、真っ赤に紅潮した顔を下に向け、目を堅

く閉じる。もはや声も出ず、完全に羞恥心と絶望感のどん底へと落とされていた。

「どうしたの、シン君?もしかして恥ずかしの?その割にはココはこんなに元気じゃ

ないの」

 ライラは意地悪そうに微笑むと、シンの勃起の先端をピンッと指で弾く。ガチガチ

に堅くなった肉棒は細かく振動し、先走りの液がシンの腹に飛び散った。

「ふふふっ、もう少しの辛抱よ、次の検査で終わりだから。オチンチンの感度と『味』

を調べたらね」

 ライラの言葉の意味を悟ったシンが、あわてて目を開くと、腰を落としたライラが、

股間の前で舌舐めずりをしているのが見えた。

「たっ!頼むっ!それだけは、勘弁してくれ!!」

 プライドをかなぐり捨て、涙目で絶叫するシン。しかし、その懇願は聞き入れられ

るはずも無く、艶かしく濡れ光るライラの唇が、ゆっくりと股間に近付いてくる。シ

ンは腰を引いて逃れようとするが、残りの四天王が体をがっちりと押さえこむ。

 そして、エリート宇宙刑事の男のシンボルは、悪の女戦士の口の中に飲み込まれて

いった・・・