宇宙刑事ディルバン(3)

 

 アルスがスイッチを押すと、実験台の左右から金属製のベルトが出現し、タケルの

腰に巻き付き、固定してしまった。

 

「ほぉら、これでもう逃げられないよ」

 

 アルスはタケルの股間をゆっくりと撫で始める。

 

「や、止めろ〜!!」

 

 口では激しく抵抗するタケルだが、その股間の膨らみは徐々に大きくなり、その形

が浮き出てくる。

 アルスは、徐々に形を変えていく股間の反応を楽しみながら、尚も執拗に股間を撫

で回す。触れるか触れないかの微妙なタッチで、根元から竿の先に向かって、じっく

りと擦り上げていく。

 やがて、タケルの股間は完全に勃起してしまい、その膨らみはレザー地を突き破り

そうな勢いであった。完璧に形が浮き出たカリの部分を、爪の先で円を描くように刺

激するアルス。

 

「くうぅ〜」

 

 タケルは腰をくねらせて甘美な刺激に耐えようとするが、全身をがっちりと固定さ

れしまった今、それすらも叶わぬことであった。

「どうだい、敵の手で勃起させられる気分は?思った通り快楽に耐える訓練は受けて

無いみたいだね。さて、これからが本番だよ」

 

 そう言うとアルスは横の作業台から、長さ30センチ程の金属製の棒を取り出した。

直径3〜4センチのその棒には、持ち手の部分にダイヤル式のスイッチが付いている。

アルスがそのスイッチを回すと、棒の先端部分がヴーンと音を上げて振動を始めた。

更にダイヤルを回すと音はウィーンと高音になる、どうやら振動数を調節できるらし

い。

 

「面白い道具でしょ、地球にある按摩機をヒントに僕が作った特製拷問機具だよ、も

ちろんパワーは地球のそれとは桁違いだけどね」

 

 アルスはタケルのブルゾンをめくると、Tシャツの上からツンと浮き出た乳首にそ

の金属棒を押し当て、そしてスイッチを入れた。

 

「あ、ああぁ・・・」

 

 ヴーンと音を上げて乳首を責め始めると、タケルは堪らず喘ぎ始める。その反応を

満足気に見つめたアルスは、棒の先端を乳首から離し、脇腹、ヘソと徐々に責めるポ

イントを下にずらしていく。

 そして、焦らすかのように肝心な箇所を素通りすると、今度は太ももの付け根を責

め始めた。

 今や最大限に膨張した勃起は、股間部分のレザー地をパンパンに引き延ばし、血管

の流れや脈打つ様すらも判る程であった。ピクピクと震える股間は、まるで未知の刺

激を待ち焦がれて身震いしているようだ。

 

「ほら、そろそろ白状しないとココを責めちゃうよ」

 

 アルスは一度振動を止めた棒を、タケルの勃起の先端部に押し当てた。

 今の刺激を股間に受けたら・・・想像しただけでタケルに絶望感が襲う。

 しかし、宇宙警察機構の本部の場所を教える訳にはいかない。もし、こいつらが本

部を破壊してしまったら、一体誰が銀河の平和と秩序を守るというのだ。

 タケルは覚悟を決めた、目を深く閉じ全身に力を込め次の刺激に耐える準備をした。

 

「ふぅん、そんなにやって欲しいなら、ほら」

 

 無情にも入れられるスイッチ。ピッタリ密着したレザー地は、振動をダイレクトに

勃起へ伝えてしまう。

 

「くっ!、、うわあぁぁ〜!」

 

 決意も空しく、予想以上の快楽に全身を震わせて喘ぐタケル。

 アルスは表情一つ変えずにスイッチを最大にする。金属棒の振動数が一気に上がり、

ウィーーーーンと唸りをあげ急所を責めたてる。

 

「ああああぁ〜、止めろ〜!」

 

 押し寄せる快楽に耐えきれず、あと数秒で射精してしまう、と思ったその瞬間にア

ルスはスイッチを操作し、振動を止めてしまった。

 タケルは困惑の表情を浮かべアルスを見る。

 

「どうしたの?、止めろって言うから止めてあげたのに。

ひょっとして最後までイカせて欲しかったとか?

ふふふっ、正義のヒーローが敵にイカせて欲しいだなんて、淫乱だねぇ」

 

 意地悪そうに微笑むアルス。

 

「なっ、何を馬鹿なことを」

 

 タケルが反論しようとした瞬間、再びヴーンと振動を始める金属棒。

 

「う、あぁ・・・」

 

 股間から突き上げる快楽の波に呑みこまれ、反論の言葉も喘ぎに変わってしまう。

 

「いいことを思いついたよ。君が秘密基地の場所を白状するまで射精させないことに

した。いつまで耐えられかな〜?」

 

 そう言うとアルスは、更にもう一本の金属棒を取り出した。2本の金属棒を器用に

操りタケルの身体を責め始める。左右の乳首を責めたかと思うと、タマと亀頭を同時

に責め、その後2本の棒で竿をグイグイと挟みこむ。

 振動数も巧みに変えながら体中の性感帯を責められ、タケルは何度も絶頂を迎えそ

うになるが、その度に責めを中断されてしまう。

 

「くぅ〜・・・ハァハァ・・・」

 

 全身に汗をビッショリとかき、荒い息をつくタケル。身体は射精への欲求に完全に

支配されつつある。なんとかその欲求を押さえこんでいるのは、正義のヒーローとし

てのプライドと義務感だけであった。

 

「なかなか強情だねぇ、その方が僕としては責め甲斐があるけどね」

 

 アルスは相変わらず楽しそうに言うと、2本の金属棒を作業台の上に戻した。

 

「ちょうどいいや、新しく作った道具の性能を試させてもらうよ。

その為には服は邪魔だから、脱いでしまおうね」

 

 アルスの手に握られる鋭いメス。

 

「止めろーー!!」

 

 タケルの叫びが空しく研究室に響きわたる・・・・・