第二話「冷凍怪人  コゴエンスキーの襲撃」

 ナメクジンとの戦いを見ている怪しい影・・・・・。

「ライダー!貴様の攻撃能力を見せてもらったぞ。これからが地獄の始まりだ・・・」

 とつぶやきながら立ち去っていく影・・・・・。

スカイライダーとナメクジンの戦いのビデオがネオショッカー科学者によって解析されていた。

 魔人提督はナメクジンとの戦いを見ながら、科学者たちに檄をとばす。

 「ライダーの弱点はやはり変身ベルトだ!さらに強力な攻撃方法を作り出すのだ!」

 ネオショッカー科学者が研究を尽くし作り上げた!

 「魔人提督様  スカイライダーの変身ベルトを完全に停止できる怪人を作りました」と・・・。

 「そうか。その怪人の特徴は・・・・・」と科学者に怪人の攻撃パターンを聞く、提督。

 それを聞いて満足げな魔人提督・・・。

 「筑波洋!今度こそ貴様の最後だ!」アジトには魔人提督の高らかな声が響いていた・・・。

 ナメクジンとの戦いに勝ち、ネオショッカーのアジトを探っている筑波洋。

最近、ある山で行方不明者が増えているといううわさを聞いて、調査を始める・・・。

「ここか、山に登って人がいなくなるというところは。ネオショッカーの仕業か?」

山を見回し、登り始めた。登り始めて少しすると、ある青年が倒れていた・・・。

「大丈夫ですか?」とその青年に駆けつける洋・・・。

「すいません。急に具合が悪くなってしまって・・。」と答える青年。

青年の腕をつかみ、脈を診る。青年の体は冷たかった。

「体温が低くなってますね。俺が送りましょう。」といいながら青年を背負う洋。

「ありがとうございます。」といって洋の背中に背負われる青年。

「なんて冷たいんだ。早く病院に行かなくては」と思いながら歩き出す洋。

「背負った青年の体がだんだん重くなっていくのを感じた・・・」

その時!青年が首を絞め始めた。「グウゥゥゥゥ・・・。どうしたんですか。」と青年に聞く洋。

「筑波洋!俺の体の冷たさはどうだ?このまま楽にしてやろう・・」

「何?貴様何者だ!ネオショッカーの手先か!」洋は青年を背負い投げしてファイティングポーズをとる。

「貴様をこの世から葬るために作られたコゴエンスキー様だ!」というと青年は変身を遂げる。

「貴様の仕業だな。いくぞ」と言うと、コゴエンスキーにパンチを放つ。

「バシバシバシ・・」しかし、怪人の体は岩のように硬くパンチが効かない。

「なんて硬い体だ・・」筑波洋は怪人と間合いと取る。

「そんなもの効かぬは!喰らえ!」コゴエンスキーは洋の腹めがけてパンチを食らわせる。

「グボオォォォォォォォォ・・・・・・」腰を引き地面に両膝をつく・・・

「ようし!変身だ!」

ジャンプをし、変身の掛け声をとる「変身!!!!!!!」

変身後も片手で腹を押さえるスカイライダー「な・・なんて馬鹿力だ・・・・・」

「これでも受けてみろ!スカイキーーーーーーク!」スカイライダーはジャンプしてキックを放つ!

コゴエンスキーにキックが直撃!しかし、スカイライダーが弾き飛ばされる!

「ライダー、貴様のキックなどは俺の体には効かぬは!」

「グッハァァァァァァ・・な・・何!!!!オ・・俺のスカイキックが・・効かない・・」

「くぅぅ・・・・怪力・・・怪人め・・・・・うぅぅぅぅぅ・・・バタン・・・・・」

「ライダーキックは損なものか!ナメクジンもこのキックでいったとは情けねえな・・。」

「ライダー教えてやろう!貴様戦ったナメクジンに放ったキックの威力を測って俺が作られたのだ!」

唖然と立ち尽くすスカイライダー・・・

「それでは貴様の最大の弱点を教えてやろう!ライダー・・・」

「お・・俺の弱点だと!?!?!??!?!?!?」驚くライダー・・。

「食らえ!コゴエンスキーの口から冷却ガスが変身ベルトに放たれた!ゴォ・・・・・・・・・。」

「ウオオォォォァァァァァァァァァァァァァァァァァぁーーーーー」一瞬にして変身ベルトが凍ってしまう・・。

「な・・何ォスるぅぅぅぅぅぅぅぅゥゥ。くぅぅぅ・・・・・そ・・・・・・・・・・。べ・・ベルトの・・回転が・・・・・・・・!!!」

「どうした仮面ライダー!。回転がとまってエネルギーが出まい!」

「そんなもの!すぐに回転をさせてやる!」といったとたん、セイイングジャンプのベルト横スライドに

手をかけて、回転を再起動にしようとする。

しかし、コゴエンスキーの冷却ガスは変身ベルトの全体を凍らせており、スライドが動かない。

「何・・・・。スライドが動かない・・・・・・・。」驚くスカイライダー。

「どうだライダー。貴様のナメクジンとの戦いでデータからベルと全体を凍り付けにしたのだ!」

「ち・・力が・・はいら・・ねぇぇぇぇ・・・・・・。ああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」

力なく地面に両膝から崩れ落ちる・・・・。スカイライダー・・・。

コゴエンスキーは回転ベルトが止まったライダーに近づき足蹴にする!バシバシバシ・・・・・。

「ひ・・卑怯だぞ・・・・・コゴエンスキー・・・・・」「グッハはァァァァ・・・・ウオォォォォォ・・・・・」苦しむスカイライダー

コゴエンスキーの足攻撃により、体に衝撃が走る・・・。

「グァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

「ひ・・卑怯だぞ・・・・・コゴエンスキー・・・・・」とスカイライダーが吐き捨てる。

「卑怯だと!所詮!悪は卑怯なものだ!どうだ!ナメクジンのようにはいかぬぞ」

といいながらライダーを後ろから羽交い絞めの体制に入る!

「変身ベルトは回転はしないぞ!もう無駄なことだ!エネルギーも消耗していくのみだ!」

羽交い絞めされ、体が引き裂かれる衝撃が奔った!!!!!!!!!

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァ、な・・何を・するぅぅぅぅぅ・・・、ち・・力が・・・入らねぇぇぇぇぇぇ・・・・・・」

「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。。。。ち・・力が・・・入らねぇぇぇぇぇぇ・・・・・・」

(ライダーはすでにエネルギーを消耗し、変身解除が時間の問題になっていた。どうするライダー!)

「くぅぅ・・このまま・・変身が・・解除してしまったら・・・・な・生身の体でこの怪力で締め上げられては・・・

体がバラバラにされてしまう・・・」この危機を何とかしようとするスカイライダー。

「コゴエンスキーは股間に向けて冷却ガスを放つ!シューーーーーーーーーーー。」

さらに羽交い絞めにしながら胸をまさぐり始めるコゴエンスキー。

「何・・・・をす・・・る・・・・・。」コゴエンスキーの行動に驚くライダー。

「ライダーのエネルギーはここに集中しているのだろう?なあライダー!」

「ゴアアァァァァァァァァァァァ・・・・股間も冷凍にされる・・・・・クソ・・・・・・・・。」

必死に考えを纏めかけたがコゴエンスキーの股間への攻撃に考えが吹き飛ばされる・・・

「クァァ・・・・・・・さ・・最後の・・賭けだ・・・」



最後の力を振り絞り、コゴエンスキーの目にライダーの振るえるライダーの2本の指が突き刺す!

と同時にコゴエンスキーの体から水蒸気が放出された!「ブシューーーーーーーーーー。」

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・。何をする!」

「ここが貴様の弱点か!"!!!!!!!!!!」

コゴエンスキーの羽交い絞めがはずされた!一瞬にしてライダーは自由になる!

「貴様ァァァァァァァ!さらに水蒸気が噴出す・・。ビューーーーーーーーーーーーーーー。」

(コゴエンスキーから放たれた水蒸気により凍らされていた変身ベルトは解かされた)

「急所を攻める力があったのか・・・。グググッググググググッグ・・・。」苦しみだすコゴエンスキー!!!

ベルトが・・回転しだした!「いまだ!トゥゥゥゥゥ・・・・!」スカイライダーはエネルギーが復活したのだ!

「くそ!変身ベルトが・・・・。」驚愕するコゴエンスキー

「今だ・・・セイリングジャンプ!!!スカイキィィィィィーーーーーーーーーーク!」

(水蒸気が放出され頑丈な体も意味を成さなくなったコゴエンスキーの体にスカイキックが直撃!)

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・・。」

と同時に大爆発を起こす!ボカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン。

「や・・やったー(ガクント膝を付くと同時にコゴエンスキーに凍らされた股間の氷を剥がし変身を解いた・・・)」

「し・・しかし・・・・ネオショッカーの奴ら・・・俺の・。。股間を狙いやがって・・・・」

(どこから声が・・・)「ライダー!魔人提督だ!貴様の墓場は次に用意しておくぞ!覚えておれ!」

「ファァァァァァァァァァァァァ楽しみにしていろ!」高笑いする魔人提督。

「魔人提督!!!今度は貴様を倒す!!!!!」

片手で股間を押さえながら姿を見せない魔人提督に絶叫した・・・。



その後姿をまた再び見る怪しい影・・・。

「ライダーよ。貴様の攻撃パターンはもはや計り終わったわ。これで貴様も最後だ!」

その怪しい影はそういいながら立ち去る・・・・・。