第三話  「スカイライダー死す?エネルギー完全放出!!」

ここ数日、ネオショッカーは息を潜めたように出現しなかった。

街を探索している筑波洋・・・。

「ネオショッカーめ、今度は何をたくらんでいるんだ。貴様らの悪事は必ず叩き潰す。」

そう思いながら、バイクを走らせていた。

(筑波洋はある廃墟にたどり着いた・・)

怪しい場所だな・・・。バイクを降り前方の廃墟に足を踏み入れる筑波洋。

(背後から怪人が近づく・・・。怪人は筑波洋に飛び掛った!)

「ウッッ・・・だ・・誰だ・・・。後からとは卑怯だぞ!!飛び掛った怪人に羽交い絞めされる洋・・・。」

「フフフ・・。来たな筑波洋!貴様を待っていたのだ!」

「振りほどこうと体を激しく振るう!!ゴアァァァァァ・・・・・」

「どうだ変身できまい!さらに締め上げる!ググググググググググ・・・・。」

「振りほどけない・・・、コゴエスキー以上の怪力だ・・・クソー!!!!」

「このままくたばってしまえ!ファファファファファファファファファファファファ・・・。」

「ウ・・腕が・・痺れてくる・・・・クソー・・・・。

足を引っ掛け怪人を後ろに倒し、地面をゴロゴロ転がりまわる。」

(一瞬!ナメクジンの力が緩む!)

よし!!今だ・・・・フリーザーナメクジンの腕を振り払いジャンプした!」

「いくぞ!変身!!!!」筑波洋はスカイライダーに変身した。

自分を押さえていた怪人の姿をみて驚愕するスカイライダー・・・・。

なんとライダーを締め上げていたのはこの前倒したはずのナメクジンであった。

「きっ・・貴様ナメクジン!!!!」

「そうだ!貴様に敗れたナメクジンだ!魔人提督様に復活させてもらったのだ!

さらに貴様を苦しめたコゴエンスキーと合体したフリーザーナメクジン様だ!」

  「そのときを待っていたのだ!フリーザーは特殊液を変身ベルトに掛ける!シューーーーーーー!」

  「特殊液をはずすように、次々襲いくる液を回転しながら避ける」

  「同じ技は食らわないぞ!!!!!」

  「しかし、次はライダーに冷凍ガスを発射する!ゴーーーーーーー・・・。」

  「な・・何だ・・このガスは・・・ゲホゲホ・・・・。グアァァァァァァァァァァ・・・・・」

  「ガスはライダーの胸部分を凍らせてしまう!ガチガチガチガチ・・。」

  さらに冷凍ガスを放つ!ゴーーーーーーー。「貴様を凍らせてやるは!!!!!!」

徐々に白くなるプロテクター・・・・・グローブも白く変色していく。

ライダーの足も凍りつく!ガチガチガチガチ・・。

「ク・くぅそーーーー・・ウ・・動けねぇぇぇぇぇぇぇーーー」

「どうしたこれでお前は動けまい!」凍りついたスカイライダーにキックを放つ!

バシバシバシバシバシバシバシ!!!!!!!!!

「グァァァァァァァァァ・・・・・。体が自由にならねぇ・・・・。」

「コゴエンスキーのガスより・・強力だ・・・・・・・・クソー!!!!」

とどめに変身ベルトにNEW・NO液を吹きかける!シューーーーーーー!

「貴様の弱点は変身ベルトなのだ。この前とは一味違うぜ!」

「ゴァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーべ・・ベルトが・・・」焦るライダー・・・。

徐々に回転を止める変身ベルト・・。「き・・汚ねぇぇーーぞーーーーーフリーザーナメクジン!!」

「グアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーー」

(零度以下の凍りついた体、さらに変身ベルトまで止められエネルギーがさらに消耗する!)

ファイテングポーズを構えていた腕から力が抜けダラリとぶら下がるスカイライダーの両手・・・。

「フフフフフ・・二大怪人の最強武器をダブルで喰らってはどうすることもできんだろう?ライダー!」

「・・俺を・・・如何する気だ」ライダーは形勢弱点を狙っていた・・・・。

フリーザーナメクジンはライダーに近づき、キックの応酬!「バシバシバシ!死ね!ライダー!」

「俺の役目はお前のエネルギーを無くすことだ!そうすれば俺の役目は終わる!」

「グッハアァァァ・・・・・・ゴァァァァァァ・・・・・・・・グッッッッッッッ・・・・・・

エ・・エネルギー・・を無くすだぁ・・・・。か・・簡単に渡すものか!!!」

「体を足蹴にするナメクジン!グリグリグリグリグリグリ・・・。」

「どうしたライダー?それでも最強の戦士か?次はわき腹を蹴り上げる!」バキバキバキバキ!

「グッハアァァァ・・・・・・ゴァァァァァァ・・・・・・・・グッッッッッッッ・・・・・・

 き・・汚ねぇぇーーぞーーーーーフリーザーナメクジン!!

 動けない敵しかぅぅぅぅ・・・・攻撃出来ないのか・・・・・ゴッァァァァァァ・・・・・」

「ほざくな!今度は頭を足蹴にする!グリグリグリグリグリグリ・・。」

「ゴアァァァァァ・・・凍える手で変身ベルトの横のスイッチを押す・・・」

(変身ベルトのセイリングジャンプの両サイドを下げるとベルトは最大限に回転するのだった)

NO液で固められていたベルトが高速回転を始める・・・・。ブフォォォォォォォォーーーーーン

「ナメクジンは驚愕する!なぜ変身ベルトがァァァァァァァァァァ・・・。」

(よ・・よし・・これで脱出だ)

ジャンプと同時にプロテクターの氷を引き剥がし上空よりフリーザーナメクジンに叩きつける!!

「グァァァァァァ・・。ライダー許さんぞ!」

「今まで可愛がってくれたお礼だ!!行くぞ 俺の新必殺技!!大回転キックーーーー!!!」

「何をほざくか!貴様のキックなど効かん!!!!!」

「キックが炸裂!倒れるフリーザーナメクジン!しかし立ち上がった!だが・・。」

(物陰からその戦いを見ている怪しい影・・)

フリーザーナメクジンの存在しか気が付いてないスカイライダー・・・・・。

(フリーザーナメクジン!ライダーのエネルギーを無くすのだ!)怪しい影はそうつぶやく・・。

そのまま爆発!ドカーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

腰に両手を当てフリーザーナメクジンの最後を見届けるライダー・・・。

「よし!フリーザーナメクジン倒したぜ!」

そこに!物陰から見ていた怪しい影・・・、アブンガーが登場する!

強敵を倒し完全に警戒を解いて油断しているスカイライダー・・・。「な・・何!!新手か・・」

(ナメクジンとの戦いと大回転キックを使ってかなりエネルギーを消耗しているライダー!)

「ライダー!そのままあの世へ!行け!貴様のエネルギーはもう使い果たした!

貴様は俺に倒されるのだ!」

「クソー・・早くエネルギーを補充しないと・・・」

ファイテングポーズを構えて横に移動する。アブンガーはパンチの応酬!バシバシバシ!

(スカイライダーは早く決着をつけるべく!ジャンプした!)

「セイリングジャンプ!!もう一度・・大回転キックだーーーー!!」

(アブンガーは一瞬にしてキックをかわした)(かわされて着地するライダー・・・)

「な・・・俺の大回転キックが交わされた・・・・」

アブンガーはジャンプしてスカイライダーにスカイキックを浴びさせる!「ダーーーーーーー」

キックを浴びるスカイライダー!!!!

「何!!ウワァァァァァァァァァァーーー。ど・・どうして・・奴が・・・・

俺の・・スカイキックを?????????????」

と同時に回転ベルトの回転も止まる!シュュシュルルルルル・・・。

「どうだライダー!今までの三体の怪人のすべてのデータから貴様のもっとも最大の弱点を見つけたのだ!これで貴様も終わりだな!」

「あぁぁぁぁぁ・・・べ・・ベルトの・・・・エネルギー・・・が・・・」

片膝をつき屈み込むスカイライダー・・・・・・・。

「貴様 が全エネルギーを燃やしてスカイキックを放った際、エネルギーを再び充填するまでの0.5秒間は

全く無防備になるということを掴んだのだ。」

「クッソー・・卑怯な手ばかり使いやがって・・・・・・はァはァはァはァ・・・・」

「ライダー貴様を倒すために、スカイキックと同等のキックを見につけ、これを用いてスカイライダーを

抹殺する作戦を実行することにしたのだ!」

「エ・・エネルギーが・・> ううううぅぅぅぅぅぅぅ・・・・」

「どうだライダー!貴様にはもうエネルギーは残っていない!セイリングキャンプの両サイドも効かんぞ!」

「エ・・エネルギーの充填さえ・・できれば・・・・」

ライダーの前に立ちはだかる!蹴り飛ばす!バシバシバシバシ!

「グアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーー」

「お前はいまライダーベルトの回転をどうにかしようと考えているだろう?そうはいかないのだ!」

上体を弓なりに反らし地面を転がりまわるスカイライダー。

変身ベルトに向かって最強のNO液を放出する!ベルトをすべて覆い尽くした!

「ゴアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」

腰を突き出して転がりまわっていた為NO液の直撃を受け驚愕するライダー・・・。

(エネルギーが完全に無くなり変身が解ける筑波洋!)

「 グアアァァァァァァァァァ・・・・・・へ・・へ・・変身が・・解除してしまった!!!!」

再度変身ポーズを取るがベルトが固まっていて変身すら出来ない・・・・・・。

「変身が解けたお前などもう敵ではないは!どうだライダー!さてそろそろ仕上げにかかるか!」

「変身ポーズをとっても無駄なことだ!バシバシバシ!」筑波洋を突き飛ばす!

「アガァァ・・・・・ゴワアァァァァ・・・・アグウゥゥゥゥ・・・・・・」苦しむ筑波洋・・・。

筑波洋を羽交い絞めにするアブンガー!グイグイグイグ・・・。締め付けられ苦しむライダー!

「どうだ!三体の怪人の攻撃展開を組み立てたのも俺だ!俺の知能が優っていたのだ!」

「ほ・・骨が・・軋む・・・・バラバラになりそうだぁ・・・・・」

「な・・何が・・・・。知能だ・・・・仲間を捨石に・・・グッハアァァァ・・・・・」

「最後に教えてやろう!貴様が放ったキックが無ければライダーベルトのエネルギーが

復活していたのだ!残念だな!」

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!そ・・そんな・・・・」

アブンガーはおもむろに股間に手をやり揉みだす!グチョグチョグチョ・・。

「アガァァァァァァァァァ・・・さ・・触るなァァァァーーーーー」

「三体の怪人の戦いで一番感じていたところだろう・・・・。」といって筑波洋をもてあそぶ!

「ウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・」顔を赤らめアブンガーよりそむける

さらに口から溶液を放ち股間にさらに刺激を与える・・。グチョグチョグチョグチョ・・・・・。

「あああぁぁぁぁぁぁぁ・・・や・・やめろーーーー」

「どうしたライダー・・。いや筑波洋!貴様の弱点はやはり男の勲章か?」

「そ・・そ・・・こに・・エネルギーは・・・ない!!!!!」

「いいやライダーのエネルギーはないが、筑波洋のエネルギーはここにあるのだ!」

「バ・・馬鹿に・・しやがって・・・手を・・離せーーーーーー」

さらに刺激を強める!アブンガー!!!!!!!!

「ウオアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーー」

「貴様のたくましい肉体を維持しているのはここのエネルギーだ!喰らえ!」

刺激にもう限界の筑波洋!

「ゥゥゥゥゥゥ・・・こ・・このままでは・・・・逝ってしまいそうだ・・・・・・クソーーーーー」

「胸を撫で回し、股間を上下に刺激する筑波洋!!!!!」

「だ・・駄目だ・・・・・・我慢・・・・・・出来ない・・・・・・・・・」

「ドビュ、ドピュ、ドピュ、ドピュ・・・ドピュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「ドビュ、ドピュ、ドピュ、ドピュ・・・ドピュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「クソーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

生体エネルギーを放出し続ける・・・・・。筑波洋・・・・。

股間に広がるしみ!今まで数々の怪人を倒しながらも怪人にいかされてしまった筑波洋・・。

いったと同時に意識が薄れていく筑波洋!(い・・意識が・・解れる・・・どうなってしまったんだ・・・・・)

「これで世界はネオショッカーのものなのだ!」アブンガーは倒したことを確認すると去っていく。

倒された筑波洋に風見史郎が駆け寄る・・・「洋どうしたんだ・・・・・!」

洋を抱える風見史郎・・・・。