第一話「変身ベルト回転不能」



魔神提督率いるネオショッカーとの戦いを繰り広げている、スカイライダーこと筑波洋!

ここ数日、ネオショッカーは動きを潜めていた・・・。

「どうしたことだ・・。最近ネオショッカーの動きが止まったな。胸騒ぎがする・・」

その頃、魔神提督はことごとくやられた敗戦を分析し、スカイライダーの息の根を止めるべく、

作戦を組立てを行っていた・・。

「ライダーを倒すべく作った怪人が完成した。これでライダーをあの世へ送れるわ!

 高らかな声が基地内に響き渡った・・。」



数日後、筑波洋はある廃墟にバイクを走らせていた・・。

廃墟に到着するし、バイクを降り廃墟の中へと入り込む洋・・・。

「ここか、怪人らしきやつが出たというところは・・・。怪しい雰囲気だ」

洋は注意しながら、中に進んでいく・・・。そうすると、空洞と化している建物の中に辿りつく。

そこに辿り着くと、数人の戦闘員が洋に襲い掛かる。

「うぁ!やはりネオショッカーのアジトか・・来い!戦闘員ども」

バシバシバシバシ・・・。戦闘員を次々となぎ倒していく・・。

その時、ネオショッカーの怪人「ナメクジン」が登場する。

「出たな!ネオショッカーの怪人!」と洋は言いながら、ナメクジンとの間合いを取っている。

ナメクジンが先制攻撃をする。両手で洋をなぶり倒すように攻撃していく!

「グワァ・・・。貴様!許さん!」と吐き捨てる、洋・・・。

洋は変身ポーズを取り始め「変身!」と声を高らかに出す

変身ベルトが今まさに回転しようとしたその時!

ナメクジンは、変身ベルトに向けて「NO液」を放つ!ブシュシュシュシュ・・・。

変身ベルトにNO液がかかった途端に、変身ベルトは固められてしまう・・・。

「変身が出来ない!ベルトの回転が止められてしまった・・」驚愕する、筑波洋!。

「この液は、貴様の変身ベルト機能停止のために作られた特殊液だ!これで貴様は変身することは

出来ないのだ!変身できない貴様など敵ではないは!」ナメクジンは勝ち誇ったように言い放った!

「何・・・変身不可能だって!!。 焦りの色を隠せない筑波洋・・・・・・

ベルトに付いたNO液を剥がそうとするが・・既に固まって取れない・・・・」

ナメクジンは変身できずに困惑している筑波洋にパンチ攻撃を仕掛ける・・。

「グォォォォォォォォォォォ・・・・・。ゴフォ・・。」ナメクジンの攻撃に苦しむ筑波洋!

「フフフフフフ・・・。変身べきずに苦しむがいい!」

ナメクジンは、膝をついた筑波洋にキックを放つ!「ガァァァァァァァァァァァァァァ!」

ナメクジンのキックを浴び、苦しむ筑波洋!

「ネオショッカーのいいようにはさせん!ナメクジンを睨み見つける洋・・・」

ナメクジンは、筑波洋を羽交い絞めにし、首を締め上げる!

「どうだ!筑波洋!このまま締め上げてやるは!!!!!!! 」といいながらさらに締め上げていく・・・。



ナメクの攻撃に意識が薄れていく。「このままではやられてしまう・・・。何とかしなければ」

といいながら形勢逆転を狙う洋・・。

「ようし!いちかばちかの賭けに掛けるぞ!」洋は羽交い絞めにされながらも、両手を変身ベルトに

手を掛ける。

(セイングジャンプをするための両サイドのスライドを下げた)

すると、変身ベルトに張り付いていたNO液が変身ベルトの回転によって剥がされた!

驚愕する!ナメクジン!「なぜ!俺のNO液が破られるなどとは・・・」

力が蘇った筑波洋は、羽交い絞めを振りほどき、ジャンプする!「トォ!!!・・・・・・・」

右手を腰につけ変身ポーズに・・・「ナメクジン行くぞ!変身!」

高くジャンプし、スカイライダーに変身しそのままスカイキックを放つ!

「喰らえ!スカイキィィィィーーーーーーーーク」

キックはナメクジンに放たれたが、軟体怪人の体には効かなかった!

「グッハァァァァァァ・・な・・何!!!!オ・・俺のスカイキックが・・効かない・・」

跳ね返され吹き飛ばされるライダー!「クソ!なんて体だ・・・・・・・」

「そんなキックは効かんぞ!ライダー!」

ライダーに向けてキックが放たれる!「ライダー喰らえ!」

「キックが直撃する・・・」「再び飛ばされる!グァァァァァ・・・」

倒れているライダーに馬乗りになるナメクジン!

ナメクジンはライダーの頭をいたぶるようにたたきつける

「バキバキバキ・・・。」「グァァァァァァァ・・・・」

「このままではやられてしまう!どうすればいいんだ・・・・」

いちかばちかだ!ライダーは隙がある股間をねじり上げた・・・。

「ギャァァァァァァァァァァァァァ・・・・。」ナメクジンは思わず飛び上がり、苦しみだす!

「貴様の弱点はそこか!」それをわかると、股間に向けてライダーパンチを放つ!

「食らえ!ライダーパンチ!」

「グァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・」ナメクジンは仰向けになり立ち上がろうとしていた・・。

「よし今だ!トゥーーー。ととめだ!スカイキッィィィーーーーク!」

キックは、股間めがけ放たれ直撃した。

「グァァ・・。貴様のキッ・・・クなど効かぬは・・・・」と叫びながら大爆発!!

「ドカーン・・・・・・・。」

怪人を倒し、変身を解くライダー・・・。

「やったぞ!しかし強敵だった・・。」とつぶやく筑波洋!

しかし、その攻撃を見ている怪しい影・・・。

「ライダー貴様の能力を調べつくしてやるは・・。」

その怪しい影の人物は何者か?