洗脳(8)

 

鉄十字団の秘密基地では、逞しい肉体の正義のヒーローが、

恋人の目前で敵の女幹部に体中をまさぐられ陵辱されていた。

マシンベムの洗脳攻撃を理性の力で何とか耐え抜いたものの、

X字に身体を拘束され磔にされたスパイダーマンは、

敵の女幹部に一方的に肉体を責められ、鎮まりかけた欲望が再び鎌首をもたげ、

逞しい肉体を官能的な悦びと苦しみの両面で弄ばれていた。

 

アマゾネスは、赤と青のコスチュームに身を包んだ筋肉質の肉体に跨り、

白い指先の真っ赤な爪で大胸筋の頂点に突き出した乳首を抓り、指の隙間で転がし、

抵抗の術のないヒーローを責め立てた。

愛撫に合わせて肉棒が充血し、むくむくとその存在を主張し始めた。

「ん・・・ぁ・ぁ・・」

(なっ ・・ぁぁ・・・ そ、そこはっ か・感じ・る・・・)

スパイダーマンは、性感帯である乳首を愛撫される度に

股間が勢いを増していくのを抑えられなかった。

 

アマゾネスは、股間に当たるヒーローの肉棒が熱く滾り始めたのを待ちかねたように、

固さを確かめるかのように、括れたウエストを左右に振り動かした。

アマゾネスの陰部に押しつけられたスパイダーマンの勃起は、左右に振られ、

熱く充血する海綿体がコリコリとした感触を伝えた。

「ハッハッハ だんだんよくなってきただろう?」

スパイダーマンの肉棒がドクドクと脈打ちながら

固く大きくなっていくのを嘲笑いながら、組んだ足を一段と締め付けて更に圧迫した。

勃起し始めた肉棒を、アマゾネスの股間が一層強く締め上げる。

「く・・あは・ぁ・・・」

(そ、そんな・・ くっ あぁ・・い、いい・・・)

ついに快感を堪えるヒーローの口から吐息と共に喘ぎ声が漏れた。

いきり立つ肉棒を扱くように腰を前後に揺らすアマゾネス。

 

「はぁぁ・・うぅ・ぅあ・・・」

敵の女の股間に熱く聳り立つ肉棒を挟まれるという屈辱的な状況で、

更に加えられた上下左右への振動が欲情を加速していく。

アマゾネスの股の間で扱き立てられるペニスは、

ますます勢いを強めて硬度を増し、女の技に飲み込まれていた。

 

「どうだ? 気持ちいいだろう、スパイダーマン?」

肉体的な快感に喘ぐヒーローの精神をも弄ぶアマゾネス。

「なっ なにをっ・・・」

(く、くそお・・)

あらゆる筋肉がクッキリと隆起する逞しい肉体をくねらせながら、

官能的な誘惑に耐えるスパイダーマン。

瞑想するかの様に目を閉じ歯を食いしばって欲望を抑え込もうとする。

正義のヒーローが快感と必死で戦い、

悶え苦しむその姿は艶めかしさすら感じさせた。

 

アマゾネスは、今度は上半身をスパイダーマンに重ねるように覆い被せた。

完全に勃起した肉棒が、女幹部の股間にねっとりと擦りつけられる。

 

鉄十字団の女は、赤いコスチュームの下で隆起する大胸筋に浮かんだ

ヒーローの固く勃起した乳首に吸い付き、

真っ赤な唇で挟み、舌で弄び、ペロペロと舐め転がした。

クチュクチュという音までもがヒーローを翻弄する。

「あぁ・・ ぁ・ぁはぁ・・・」

(あ・ああ・・ そ、そん・な・・・ぁ・・)

粘りけのあるざらついた快感に身をくねらせながら弓なりに肉体を反らせ、

クモの巣模様の赤いマスクの下で、

固く結ばれていた口を開き、官能の喘ぎ声を漏らしてしまうスパイダーマン。

アマゾネスの唾液で濡れた赤いコスチュームが、浮き出た乳首にピッチリと張り付き、

欲情するスパイダーマンの二つの弱点が露わにされた。

 

スパイダーマンは、快感を堪えるために上体を反らせたことで、

股間の膨らみを、身体を被せるアマゾネスの性器へと押しつけることになってしまった。

アマゾネスの股間の女陰の襞が、

コスチュームを通してスパイダーマンの勃起した肉棒を吸い付く様に挟み込んだ。

(し、しまった・・ こ・これでは・・・)

「う・ あ、あぁ・・・」

乳首を愛撫された上、熱くいきり立つ下半身の最大の弱点を

咥え込まれてしまったスパイダーマンは、

責めに抗しながらも、次第に快感に塗れていくのだった。

 

「愛する恋人の前で、自由を奪われて敵に犯される気分はどうだ? スパイダーマン」

アマゾネスがヒーローの理性を弄ぶ様に囁いた。

(くそっ・・・ い、いい・・・)

 

スパイダーマンに馬乗りになったアマゾネスは、

黒い極薄のコスチューム越しに、股間を擦りつけるのだった。

ヒーローの股間を覆う青いコスチュームの下で屹立する肉棒は、

押しつけられたアマゾネスの淫らなヴァギナに半ば飲み込まれ、

腰を振られるたびに一層深く嵌り込む。

咥えられ扱かれる肉棒は、

ネトネトと吸い付くような究極の快感でスパイダーマンを追い詰めていく。

 

「う・あ・・・ぁ・ああ・ぁ・ぁ・・」

(ぁ・ぁ・・  こ・こんな・に・・気持ち・い・い・・のか・・)

ついに抑えきれない欲望に押し流されてしまうスパイダーマン。

最大に勃起した肉棒はアマゾネスの性器に埋められ、

両方の胸に突きだした乳首を責められる。

コスチューム越しに間接的に性感帯を弄ばれ、

ネットリとした快楽に全身が覆い尽くされていくのだった。

 

アマゾネスが腰を前後する度に、スパイダーマンの肉棒が締め付けられ扱かれる。

抵抗する術のないヒーローが快感に喘ぎながら見上げると、

騎上位になったアマゾネスが、豊かな胸を揺らし、

締まったウエストを前後させながら責め立てていた。

ヒーローの目には、現在のアマゾネスの姿と記憶の中の佐久間ひとみの姿が重なり、

愛する恋人との官能の記憶が、敵の女幹部の責めと置き換えられていく。

(あぁ・・ イ、イイ・・・

 もう、どうなっても・構わない・・

 このまま・・ このままイキたい・・・)

 

アマゾネスは激しく身をくねらせ、凄い勢いで腰を振り始めた。

ヒーローの心中を察したかの様にスパイダーマンを責め立てる。

「アマゾン仕込みの私の技でイカせてあげるわ!」

「な・・・ あ・・ぁ・ぁ・・・」 

(ぉぁ・あ・・ イ・・イクゥッ)

ついに限界を迎えたスパイダーマン。

ヒーローの意識は完全に快感に屈して自らも腰を振り、

先走りでグチョグチョに濡れ、限界まで張りつめた肉棒が精を放とうとした瞬間だった。

 

「スパイダーマン!!!」

悲鳴にも似たひとみの声が部屋中に響き渡った。

十字架に磔にされた佐久間ひとみが意識を取り戻したのだった。

目の前で展開されている目を覆わんばかりの異様な光景を目の当たりにして、

思わず叫んだのだった。

 

(ひ、ひとみ・・・

 俺は・・ ここでイクわけにはいかないんだっ)

失いかけていた理性を取り戻したスパイダーマンの肉体は、

ダラダラと先走りを滲ませる肉棒からの射精への要求を堪え、血流を抑えていく。

 

理性を取り戻したスパイダーマンの快感が弱まり、

佐久間ひとみの声によって欲情の度合いが抑えられたのを感じ取ったアマゾネス。

「うるさい女ね! いいところで邪魔するなんて!」

磔にされたヒーローの肉体に跨ったまま、ひとみを見やるアマゾネス。

「フフッ いいわ。

 まずはあの女を始末して、

 それからゆっくりお前を料理してやるわ、スパイダーマン」

部屋の中央で仰向けに磔にされたスパイダーマンの身体から降りると、

人質の所へと向かいながら呟いた。

 

「大人しくしていれば、命だけは助けてやったものを・・・ バカな女だ」

短剣を取り出したアマゾネスは、ひとみの目の前でゆっくりと鞘を外していく。

銀色の剣の冷たく滑らかな表面に、恐怖に彩られた女の顔が青白く映っている。

「キャァアアアァーーーーー!!」

ナイフを首筋に突きつけられ、ひとみは金切り声を上げた。

アマゾネスは、楽しむように人質の襟首にナイフを滑らせると、

服の隙間に刃を差し込み、ワンピースを一気に切り裂いた。

裂かれ、単なる白い布きれとなったワンピースが、

自由を奪われたひとみのハラリと足下に落ちた。

 

ガクガクと震える人質の女を見て、ニヤリと口元を歪ませるアマゾネス。

怯える様子を楽しむかのように、ひとみの純白のブラジャーとパンティーに手を掛けた。

女の顔には恐怖の表情が浮かび、恐ろしさのあまり声を立てることも出来ない。

ビリリッ!

布が破れる音と共に、佐久間ひとみの肢体が露わなった。

女性らしいふくよかな肉体、股間の黒い茂みと二つの乳房が、

恋人であるヒーローの目の前で敵の女幹部によって剥き出しにされてしまった。

 

(ひとみっ!)

四肢の自由を奪われたスパイダーマンにはどうすることも出来なかった。

アマゾネスがナイフを振り翳すと、

人質の女は殺されることを覚悟するかのように、ギュッと目をつぶった。

鉄十字団の女幹部が、ギラギラと光る短剣を佐久間ひとみの喉元に突き立てた。

 

その時だった。

「待てっ!!」

短剣を突きつける女幹部の背後から、スパイダーマンが叫んだ。

緩やかに波打つ髪を振り揺らしながらアマゾネスが振り返った。

「俺はどうなってもいい、彼女には手を出すな!」

スパイダーマンが言い放った。

 

ヒーローの言葉に、アマゾネスは邪悪な笑みを浮かべた。