洗脳(7)

 

全身を拘束された上、股間までもを電極によって握られてしまったスパイダーマンは、

押し寄せる快感の渦に飲み込まれて悶絶寸前だった。

(だ、だめだ・・・ もう・保たない・・

 あっ・・ぁぁ・・イ・ク・・・)

最大に勃起した肉棒は絶頂にあり、今、正に快感に屈しようとしていた。

 

ニュウンッ ニュゥウンッ

肉棒を掴む電極が不規則に扱き上げる物理的な刺激と

勃起した股間を走る快感神経への電気的な刺激により、

熱い予感が竿の中心に集約していくのがありありと感じられた。

ドクドクと脈打つ竿の根元から熱い欲望がこみ上げる。

「ぁ・ は・ぁぁ・・・」

(も・もう・・ ダメ・だ・・・)

ヒーローの理性の防波堤が正に崩れ落ちようとする瞬間、

巨大に勃起した青い股間の頂上に浮き出た鈴口から、一筋の先走りが大きな滴となって

スパイダーマンのいきり立った肉棒をダラリと伝い落ちた。

 

バチッ! ガガガガガガッ!! バチバチッ!!

先走りの滴が肉棒を拘束しながら電気刺激で責め立てるコイル電極に触れた瞬間、

音を立てて青い閃光が電極の間を走った。

コイルアームの許容を超えるまでに膨張した勃起によって、

引き延ばされた電極の隙間へと入った先走りの滴が、回路をショートさせたのだった。

ガガガガガッ! バチ、バチッ!!

「うわあ・あ・あぁぁ・・あぁああぁ・ぁぁぁっ!!」

股間の電極が火花を散らし、一瞬、強力な電流が股間から脳髄を貫いた。

溢れ滴った先走りが、限界を超えて太く勃起した肉棒と、

それを食い込む様に押さえつけていた許容範囲を超えて引き延ばされた電極との間で

ショートを起こしたのだ。

コイルは焼け焦げ、スパイダーマンが白濁液を漏らす直前で停止した。

 

股間の電極はショートにより一部が溶け、焼け落ちて機能を果たさなくなっていた。

「はぁっ はあっ・・・

 どうやら・・また・俺の洗脳は・・失敗・だな・・・」

洗脳獣の電気刺激が止み、理性を取り戻したスパイダーマンが呟いた。

驚きに目を見開くアマゾネス。

「スパイダーマン!!

 マシンベム洗脳獣の快感責めを破るとは・・・

 ならば私がトドメを刺してやる!」

そう言いながらゆっくりと獲物に近寄った。

残酷な責めに対する期待からか、瞳を異様に輝かせている。

 

驚異的な気力と体力によってすんでの所で射精を堪え、

マシンベムの電気刺激回路の破壊に成功したスパイダーマンだったが、

未だ昴ぶる肉体は火照り、欲情したままだった。

(これ以上耐えるのは無理だ・・・

 このまま扱かれたら、ひとたまりもない・・)

 

こみ上げてくる射精感を漸く堪えたものの、

限界が間近に迫っている事実は否定しようもなかった。

股間では大きく膨張した肉棒が青いコスチュームを突き上げ、

ヒーローの最大の性感帯を露わにしている。

四肢を拘束する枷を破ろうと、両手両足に力を込めるが、

電気刺激系が破壊されたマシンベムであっても、枷が破れる気配はなかった。

それどころか、巨大といえるサイズにまで勃起した肉棒は、

未だに電極に咥え込まれており、

僅かに身体を揺すっただけでアームが火照る竿に食い込み、

体の中心が掻痒感と痛みの混濁した感覚に包まれ、喘ぎ声を漏らしてしまう。

「うぅ・あ・ぁぁ・・・」

(ぁ・ぁ・・くそぉ・・

 今の・うちに・・・なんとか・興奮を抑え・・なくて・は・・・)

 

「ウフフッ マシンベムの快感責めに耐えたお前のことだ、責め甲斐があるわね!

 さぞ楽しませてくれるんだろう?」

邪悪な笑みを浮かべながらそう言うと、

アマゾネスは白い手をスパイダーマンの股間へやり、

黒光りする電極ごと肉棒を握ると前後左右にグリグリと揺さぶった。

(なっ なに・を・・・ あ・あっ・・・)

「あぁっ くは・あぁぁ・・・」

揺すられる度に、先走りの染みの付いた青いコスチュームの膨らみが、

電極の尖った突起に押しつけられ、コイルは食い込み、

勃起して敏感な肉棒と精液を溜め込んだ陰嚢を痛みと悦びが襲った。

物理的な刺激がスパイダーマンを官能的な苦しみへと誘い、

苦痛とともにとろける様な快感が股間から押し寄せてくる。

青い股間の膨らみに再び先走りが滲み、一段と濃い紺色の染みが広がった。

 

(くっ くぅう・・・)

限界とも言える快感に、マスクの下で歯を食いしばるスパイダーマン。

身体を仰け反らせ押し寄せる欲望と戦うヒーローをアマゾネスが嘲笑う。

「あら、まさかもうイッちゃうんじゃないでしょうね?

 まだまだこれからよ。

 洗脳獣、スパイダーマンを磔にしなさい!」

椅子型のマシンベムが振動し始めた。

赤と青のコスチュームに包まれたスパイダーマンの逞しい肉体を拘束するマシンベムは、

黒鉄色の筐体をギシギシと軋ませながら更なる変形を開始したのだ。

性感帯に貼り付いた吸盤と股間の電極を格納し、両手両足を押さえ込んだまま、

身動きすることが出来ないスパイダーマンの四肢をギリギリと広げていく。

「くっ くそぉ・・・」

(これ以上、責められる訳にはいかないっ)

快感の醒めやらない肉体を奮い立たせ、

全身に力を漲らせて変形するマシンベムに逆らうスパイダーマン。

鍛え上げられた肉体に、筋肉がクッキリと浮かび上がった。

大きく切れながら盛り上がる大胸筋、均等に割れた腹直筋、隆起する大腿四頭筋、

弓形を描く上腕二頭筋などの全身の筋肉が、小刻みに震えつつ必死で抵抗している。

(う・うあ・ぁ・・・ダ・ダメだ・・)

しかし抵抗も空しく、逞しい四肢を引き裂かれんばかりに広げられ、

水平に仰向けにX字に磔にされてしまった。

 

括れたウエストを強調する黒いコスチュームに網タイツという出で立ちのアマゾネスが

手を腰に当てて見下ろす視線の先には、両手両足を広げられ、

床から数十センチの高さで水平に仰向けに拘束されたヒーローがいた。

「フフフフッ

 いいザマね、スパイダーマン」

鍛え抜かれた全身の筋肉がボコボコと鎧の様に隆起する全身を拘束されたまま、

敵の女幹部の目の前で、両手両足をX字に広げられてしまったスパイダーマン。

「くっ・・・」

(このまま責められたら・・・ くっそぉ・・)

枷を破ろうと両手両足に力を漲らせるが、限界まで広げられた四肢に浮かぶ

上腕二頭筋、上腕三頭筋、大腿四頭筋、大胸筋、腹直筋、前鋸筋といった

鍛えられた筋肉は、コスチューム越しにハッキリと浮かぶまでに隆起するだけで、

自由を取り戻すことは出来なかった。

スパイダーマンは逞しい肉体の全てを敵の前に無防備に晒し、

その身体の中央では、勃起は治まりつつあるものの未だに生々しく膨らみ、

先走りで濡れながら新たな責めを待ち望むかのようだった。

 

「これから、このアマゾネス様が直々にお前を洗脳してやるわ」

敵の女幹部は、

スパイダーマンの鎮まり始めた欲望を嘲笑う様に青い股間を撫でるのだった。

正義のヒーローは波紋の様に押し寄せる感覚に、必死で理性を奮い立たせた。

(うぅ・・・ くそっ アマゾネスめ・・)

 

アマゾネスは、美しい顔に浮かべた冷たい笑みを歪ませながら、

仰向けに磔にされているスパイダーマンの腰に跨った。

ヒーローの股間と敵の女の股間が密着し、

スパイダーマンは抵抗できないまま屈辱的な状態に甘んじるしかなかった。

鉄十字団の女は、哀れな正義のヒーローのマスクを見下ろしながら、

両足をスパイダーマンの腰の下で交差させて締め付けた。

(あっ あぁ・ぁ・・)

火照る肉体の中央で半勃ちの股間に体重が掛けられ、女の股に肉棒が押しつけられる。

 

アマゾネスは両手をヒーローの腹直筋にかけると、

ボコボコと波打つ滑らかな筋肉の隆起を真っ赤な爪をした白く美しい手で撫で回した。

「フフフフッ 素晴らしいカラダだわ。

 鍛え上げられた肉体を持つヒーロー、スパイダーマンが欲望に溺れ、堕落し、

 この私、アマゾネスを主人と認め、平伏すのだ!」

敵の女は、均等に6個に割れた腹直筋の一つ一つに丹念に指を這わせ、

コスチュームに包まれた逞しい肉体の感触を楽しんでいた。

(く・・ くっそぉ・・・

 アマゾネスの思い通りになどなってたまるか!)

 

筋肉の隆起の溝をなぞるように爪を立てるアマゾネスは、

スパイダーマンの肉体に起こる変化を待っていた。

そして、盛り上がった筋肉のスジに白い指を沿わせて、

大きく隆起した大胸筋を揉みしだき、乳輪に沿ってくるりと輪を描くと

頂点に突き出した乳首を撫で回した。

「う・ん・・ んあ・・ぁ・・・」

(あぅ・・ !! そ、そこ・・ か・感じ・る・・・)

鉄十字団の女幹部に一方的に性感帯を愛撫されるスパイダーマンは、

再び意志に反して次第に欲情していく肉体を抑える事が出来なかった。