洗脳(6)

 

捕らえられたスパイダーマンは洗脳椅子に肉体を拘束され、官能の記憶を暴かれ、

電気刺激のもたらす過去の性的絶頂の追体験によって欲情させられ、

人間の根源的欲求である性欲によって洗脳されつつあった。

 

頭をよぎる官能的な光景を必死で否定し、

欲望を抑えようとするスパイダーマンだったが、

抑圧しようとすればするほど、ますます妄想は膨れ上がった。

完全に欲情した逞しい肉体に宿る欲望は今や理性すら凌駕しつつあり、

心中とは裏腹に、火照る肉体は更なる刺激を求め、勃起は激しく猛り狂っていた。

肉棒は、コスチュームを突き破らんかの勢いで突き上げている。

 

正義のヒーローが身体を拘束されたまま、

欲情し勃起する姿を満足そうに見つめるアマゾネス。

「フフフッ ずいぶんと頑張るのね、スパイダーマン?

 さすがに、愛する恋人の前ではそう簡単にイクわけにはいかないわね。

 いいわ、前戯はこれでお終いにしてあげる」

アマゾネスの言葉がスパイダーマンを弄んだ。

(な・・なんだって・・・ こ、これが前戯だと? くそっ)

 

「正義のヒーローはいつまで我慢できるかしら?

 洗脳の最終段階だ。洗脳獣、とどめを刺せ!」

その指令を待っていたかのようにマシンベムが唸り声を上げながら反応した。

ウイィィーーーーーーン

スパイダーマンを拘束する椅子の座面の中央、広げられた両方の大腿の間、

ちょうど股間の真下から一本の太い電極が真上に向かって伸長した。

その黒光りする電極はスパイダーマンの勃起した肉棒に密着するように立ち、

18センチほどの高さまで伸びると、周りに何本もの小さな突起が付き出した。

 

電極の棘が、青い股間で膨らむ陰嚢と屹立する竿の裏側に触れ、

拘束された腰を思わず引いてしまうスパイダーマン。

「うぅっ・・・」

(こ、今度は何が始まるんだ・・)

 

ニュィィィインッ

電極の両側に生えた突起が更に伸びて細長い電磁コイルとなり、

背骨から伸びた肋骨のように、

コイルがアームとなってスパイダーマンの肉棒と陰嚢を抱え込んだ。

「ぅ・あああっ」

(あぁ・・ なっ なにっ!)

 

コスチュームの下で上向きに納められたスパイダーマンの勃起した竿は、

10本の細いリング状の腕によって押さえされて中央の電極に密着し、

突き出た何本もの細かな突起が、

亀頭から陰嚢へかけての裏スジとその延長線に沿うように食い込んだ。

「おぁっ ああぁぁ・・」

(や、やめ・・・)

勃起し敏感になっている肉棒に棘状の突起が押しつけられ、

苦痛と快感の混濁した刺激が、スパイダーマンの欲情した股間を飲み込んだ。

 

最大の弱点である股間には棘の生えた太い電極が密着し、

竿の根元から尿道海綿体に沿って裏スジを通って亀頭の先端まで、

びっしりと並んだ棘が楔の様に食い込み、

痛みとも快感ともつかない絶妙な感覚に襲われるスパイダーマン。

(この・まま・・股間を刺激されたら・・・ た、耐えられない・・)

 

首を固定されているため自由にならない頭部を限界まで傾け下を向き、

自らの股間を不安げに確認する。

大きく膨らんだ股間の正面に伸びた1本の醜悪な電極は、

コイルと配線で作られた男根の様に垂直に直立し、

スパイダーマンの肉棒に棘を食い込ませながら密着している。

その電極の側面からは、10本のコイルで出来た細い電極が枝分かれし、

青いコスチュームの下にクッキリと形を顕すヒーローの肉棒の亀頭、カリの括れ、

竿の中央と根元、陰嚢をそれぞれリング状に抱き込むように拘束していた。

「くっ」

(こ・こんなところまで・・)

両手両足、頭と上半身の自由を奪われ、

さらに勃起した肉棒までが拘束されてしまったスパイダーマンは動揺を隠せなかった。

 

アマゾネスが楽しげに口を開いた。

「フフフフッ 恋人の目の前で欲情させられた挙げ句、

 最大の弱点である股間まで敵に完全に握られた気分はどうかしら?」

絶望的な状況だったが、正義のヒーローとして、

驚きと怖れを必死で否定するスパイダーマン。

(このまま・・・イカされるわけにはいかない!)

「く・そぉ・・ こ、こんな事をしても・ うあぁ・・ぁあっぁ・あ・・・」

ニッと笑みを浮かべるアマゾネスの指示により、

スパイダーマンの股間の電極が作動を開始したのだ。

ヒーローの言葉は瞬く間に快感の渦に飲み込まれ、掻き消されてしまった。

 

マシンベム洗脳獣の頭部の電極が青い電光でスパークし、

その電流が椅子全体へと広がり、捕らえられたスパイダーマンの肉体を責めていく。

四肢を固定する枷からの電流と、性感帯に貼り付いた吸盤からの刺激だけではなく、

股間では中央に勃つ電極が震えて荷電し、

肉棒を掴む10本のアームと食い込む突起が妖しく蠢きながら

高周波で振動しつつ扱き上げるのだった。

(くそっ・・・ あ・ぁ・・ な、何て・・いい・気持ちな・ん・・だ・・・)

「ああっ くぅぅ・・」

官能的な刺激がヒーローの理性を覆い尽くしていく。

 

ニュウンッ ニュゥゥンッ

肉棒を拘束するアームが波打つ様に蠢き、

食い込む棘からは不規則な電撃が快感神経を直接刺激している。

「い・い・・

 ぁぁ・ あ・ああぁ・・・」

股間の電極からのパルスによって、瞬く間にスパイダーマンは昇り詰めてしまった。

四肢と首、腰を拘束する枷からの全身を包む快楽の電撃に加えて、

内股、脇腹、乳首といった性感帯を責められ、

全身のはち切れそうに盛り上がる筋肉が、電流刺激に同調してビクビクと震えている。

(あ・ああ・・ イ、イイ・・・

 こ・こんな・・のは・・は・じめてだ・・・)

股間から突き上げながら全身へ染み渡る快感に、逞しい肉体を悶えくねらせながら、

吐息を漏らすしかないスパイダーマンだった。

 

「ホホホホッ そんな情けない姿でよがるなんて、

 ヒーローの風上にも置けないわね!」

快感に咽ぶスパイダーマンが目を開くと、さも楽しそうにアマゾネスが見つめていた。

(こ、このままでは・・・)

闘いのために鍛え抜かれたスパイダーマンの逞しい肉体が刺激に悶え感じる度に、

肉棒に流れ込む血流は増し、ますます太く長く大きさを増していく。

青く光沢のあるコスチュームに細部までクッキリと浮かび上がった竿は、

固く大きく膨張しながら、カリも括れも海綿体の筋までも完全に露呈し、

勃起すればする程、電極に密着して突起が食い込み、

更に一段と激しく刺激を受けて、ますます感じて大きく膨らんでしまうのだった。

 

股間に密着して垂直にそそり立つ電極からは、強弱を伴ったパルスが肉棒全体を刺激し、

陰嚢を挟む2本のコイルは唸りながら睾丸を弄び、

肉棒を水平に抱き込む8本の電極は、

それぞれが独立して亀頭、カリ首、竿を責め立てた。

中央の電極が電撃を放つ度に肉棒は刺激に震え、8本のコイルからの低周波によって、

青いコスチュームの下にあたかも別の生物が潜んでいるかの様に快感を貪り、

ヒクヒクと蠢いていた。

「あ・ぁあ・・ ぅぅ・・ああ・あ・・・」

全身を拘束されれたスパイダーマンに出来るのは快感に悶えることだけだった。

 

ヒーローの青い股間を押さえ込む黒光りする電極は、

はち切れんばかりに勃起した肉棒を電気信号と低周波パルスで責め続け、

理性と本能の境界で喘ぐスパイダーマンを更に追い詰めていた。

(はぁ・ぁ・・ も・もう・・限界・だ・・・

 だが・・ こ、こら・え・なけれ・・ば・・・

 いま・・イッたら・・ 洗脳・されて・・しまう・・)

大きく張りだしたカリをした亀頭をクッキリと浮き上がらせる青いコスチュームの頂上に

濃く青い染みがじわりと滲んだ。

「あ・ぁ・・ぁ・・・」

(だ、だめだ・・ お・抑えるんだ・・・)

昇り詰めた肉棒が、遂に堪えきれずに先走りを漏らし始めたのだ。

敵の女幹部が嘲笑う。

「フフフッ 気持ちいいだろう?」

「な・なに・を・・・」

(こ・・堪えろ・・)

必死で否定するスパイダーマンに、更に追い打ちを掛けるアマゾネス。

「強がってもダメよ。もう濡れてるじゃないか!

 さすがのスパイダーマンも、マシンベム洗脳獣の快楽マシンに股間を咥え込まれ、

 全身の性感帯を責められてしまっては、我慢できないようね」

アマゾネスが、先走りを垂らしながらも快感と必死で戦うスパイダーマンを蹂躙した。

 

「はあ・はぁ・・はぁっ・・・」

(くっそぉ・・・

 ここで・・・イク・わけには・・いか・な・・い・・・)

快感を打ち消すために懸命に理性の力を振り絞るスパイダーマン。

敵の快楽による責めに屈すれば、精神の根底を支配され、洗脳されてしまうのだ。

張りつめた精神によって、全身の逞しい筋肉がコスチューム越しに浮かんだ。

 

だが、屹立する肉棒そのものが電極に飲み込まれ、洗脳マシンの一部と化した状態で、

全身の性感帯を責められることで、肉体的な限界が間近まで迫っていた。

解放を求める哀れな肉棒は、絶え間なく刺激する電極に捕らえられたまま、

先走りで濡れてじっとりと青黒く存在を主張していた。

全身から吹き出した汗がコスチュームを湿らせ、

電極からの快楽の刺激の伝達がますます強まり、ヒーローを極限まで追い込んでいく。

「ぅ・あああっ ぁ・ぁああ・・・」

(お・・あぁ・・ イ、イキそうだ・・・

 くそっ 何とか・・・が・我慢・・しないと・・・)

理性を奮い起こし、射精しそうになるのを必死で堪えるスパイダーマン。

しかし、勃起した肉棒に集中する快感が、

次第に確実な予感となって竿の中を遡り始めていた。

 

追い詰められたスパイダーマンに、アマゾネスが更に詰め寄った。

「そろそろ洗脳も最終の段階よ。

 さあ、スパイダーマン、己の欲望に従って射精しなさい!」

必死で射精を堪えるスパイダーマンのペニスの先端からは、

先走りがダラダラと止め処なく溢れた。

快感の渦に飲まれながら絶望するスパイダーマンだった。

(あは・ぁ・・ ダメだ・・・ もう・保たない・・イ・イク・・・)