洗脳(13)

 

鉄十字団の女幹部は、再び残酷な言葉による責めでヒーローの精神を陵辱した。

「ホホホホッ 言ってごらん? スパイダーマン。

 あの女と私とどっちが気持ちいいか」

 

(・・な・・ なん・だ・と・・!)

スパイダーマンは体の芯から湧き上がる快感の誘惑を必死で堪えていた。

だが、アマゾネスには執拗な責めを緩める気配はなかった。

「お前の恋人の佐久間ひとみと、この私アマゾネス、

 どっちが気持ちいいかと聞いているんだ!

 さあ、本当のことを答えなさい!」

口を閉じて歯を食いしばるスパイダーマンだったが、

火照る肉体からの返答は明らかだった。

盛り上がった大胸筋、綺麗に割れた腹直筋、隆起する上腕二頭筋や大腿四頭筋など、

全身の筋肉が快感責めに打ち震え、新たな刺激を待ち望んでいた。

アマゾネスの技は、山城拓也がこれまでに経験したいかなる性体験をも凌駕し、

ヒーローの意識の奥に至上の快感という強烈な体験を植え付けていた。

(くぅぅっ・・・

 アマゾネスの・・方が、気持ちいい・・・のは・・確かだ。

 だが・・それを・・認める訳には・・いかない。

 もし認めたら・・・ もう・自分を・抑えられないかも知れない・・・

 俺は・・スパイダーマンなんだ・・

 くっ・・・いったい、どうしたら・・いいんだ・・・)

正義のヒーローであるにもかかわらず敵の女に陵辱され、

経験した事がないほどに欲情している自分自身に苛まれていた。

己の欲望を必死で否定しようと激しく頭を振るスパイダーマン。

 

アマゾネスは、新しい刺激を待ちわびるヒーローの勃起した肉棒に手を掛けると、

青いコスチュームに触れるか触れないかの微妙な加減で、

緩やかな弧を描いてくっきりと盛り上がる尿道海綿体を上下に撫で始めた。

「答えなければ、あの女を始末するわ。 

 恋人である佐久間ひとみと、ご主人様である私と、どっちが気持ちいいのかしら?

 さあ答えなさい!」

快感に沈んだヒーローの理性の中で、アマゾネスの言葉だけが木霊した。

アマゾネスの指が、再びスパイダーマンの最大の性感帯であるカリ首へと到達し、

溝をなぞりながら微かに裏スジをさすり始めた。

「く・・くぅっ・・・ 」

 

「佐久間ひとみとアマゾネスと、どっちが気持ちいいの!」

股間からの僅かな刺激までもが、大きな快感の波となって正常な思考を飲み込み、

スパイダーマンの精神は肉欲の前に屈しようとしていた。

逞しい肉体全てが、股間から広がる欲望の疼きに包まれた。

(あ、あぁっ! そこは・・ いっ、いい・・・

 くそぉ・・ 認めるしか・ない・・のか・・・)

「・・ア・・・

 ア・マゾ・ネス・・様・です・・・」

アマゾネスの快感責めによって、

洗脳されつつあるスパイダーマンの理性が崩壊しようとしていた。

 

ヒーローの発したその言葉を聞いて、ほくそ笑むアマゾネス。

「もう一度!」

更に理性を蹂躙されるスパイダーマン。

(くっそぉ・・ 俺は・・・

 もう・ガマンできない・・ イキたい・・)

「気持ち・いいのは・・・アマゾネス様です・・・」

自らの口から発せられた恥辱に満ちた言葉で、ヒーローの精神が麻痺していく。

屈辱と快感によって、スパイダーマンの理性は崩壊に向かって

ますます追い詰められてしまった。

 

「正義のヒーロー、鉄十字キラー、スパイダーマンが、

 愛する恋人とのセックスよりも、

 敵である鉄十字団の女幹部の快感責めの方が気持ちいいと認めるのね?

 この淫乱なヒーローめ! 正義よりも淫猥な快楽がいいというのね」

勝ち誇るアマゾネスが、嘲笑いながらヒーローの股間を撫でさする。

(くっそぉ・・ 気持ち・イイ・・・

 もう、限界だ・・・

 あと一回扱かれたら・・イッてしまう・・)

押し黙るスパイダーマンだったが、

敵の女に答えるかのように、屈辱的な言葉と官能的な刺激に耐えきれずに

ヒーローの肉棒はビクビクと反応しながら快感への期待に更に膨らみ、

じわじわと先走りを滲ませていた。

(く・・ イ、イきたい・・・)

スパイダーマンは自らの肉欲に屈し、

無言のままアマゾネスの問いかけに頷いてしまった。

 

「ホホホホホホッ

 それでいいわ、では、ご褒美よ!」

そう言うとアマゾネスは一方の手で大きく膨らんだ陰嚢と揉みながら睾丸を握り、

もう一方の手の指で竿に手を添え、真っ赤な唇を青い股間に近づけた。

鉄十字団の女幹部の目の前で、

ヒーローの股間の青いコスチュームが光を映しながら歪み、

勃起した肉棒の形が完全に浮かび上がった。

 

アマゾネスは肉感的な唇でスパイダーマンの肉棒に口づけし、

付け根から先端に向かって吸いながらせり上がる。

チュッ・・・チュッ・・ ブチュッ!

ヒーローの肉棒を敵の女の唇がゆっくりと上っていく。

吸い付く様な感覚と絡みつく刺激に襲われたスパイダーマンは、

ガクガクと腰を震わせながら経験したことのない官能的な悦びを貪っていた。

 

「はぅ・・はあ・はぁっ」

アマゾネスの唇の動きに合わせてヒーローの口から吐息が漏れる。

(おぁぁぁっ あぁ・・ し・んじ・られない・・・

 こ・んな・・に・・ き、気持ちが・良い・・なんて・・・)

鍛え上げられた肉体のそれぞれの筋肉を隆起させながら、

スパイダーマンは全身をくねらせて悦びと快感を味わっていた。

コスチュームの下で、肉棒はパンパンに張りつめている。

「どう、これでいいかしら?」

唇で巧みにヒーローの性器を弄びながら、アマゾネスが嘲笑する。

(ああ・・ くうぅ・・・

 答える・訳には・・いかない・・)

歯を食いしばり、何とか本能を抑えようとするスパイダーマン。

 

「どうなの? 言いなさいっ!」

大きさを増しながら先走りを漏らす正義の男の肉棒にべろべろと舌を絡め、

愛撫しながら、アマゾネスはヒーローの理性に陥落を迫っていた。

己の欲情した肉体から突き上げる快感に敗北しつつあるヒーローの精神は、

だが未だに最後の抵抗を試みていた。

(ぁあ・・・あ、き・・気持ち・いい・・・

 く・くそぉ・・・)

 

ベロ〜・・ペロン・・・

鉄十字団の女幹部は、スパイダーマンの大きな陰嚢を掌で転がす様に揉み、

桃色の舌で固く充血した海綿体の溝を舐め、カリ首を責め立てた。

ざらついた感触がスパイダーマンの肉棒を弄んだ。

「気持ちいいだろう? さあ言うのよ、言いなさい!!」

快感の絶頂に追い詰められたスパイダーマンは、

鍛え抜かれた逞しい肉体が欲望に塗れ、欲望の奴隷と化してしまった。

 

「はい・・ き、気持ちいい・・です・・・ アマゾネス・様・・」

アマゾネスの問いかけに、反射的に返答してしまう。

(くそっ お・俺は・・な、何を言って・・・)

そう自分に問いかけるスパイダーマンだったが、

すぐにアマゾネスの舌技による快感に掻き消されてしまうのだった。

 

ベロッ・・ クチュッ・・クチュ

敵の女の淫靡な舌技が、青いコスチュームに包まれた猛々しくいきり立つ肉棒を責め、

スパイダーマンの弱点である裏スジを責め続けた。

(おぁあ・・・イ・・イイ・・)

逞しい肉体のヒーローが感じ、性感に嬲られる度に、

漲る精力が先走りとなってペニスの先端から溢れ出る。

丸みを帯びた亀頭の先端から漏れた先走りは、

スパイダーマンの股間を内側からぐちゃぐちゃに濡らしていた。

青いコスチュームにはヒーローの先走りと敵の女の唾液で濃い色の染みが広がっている。

 

溢れ出た先走りとアマゾネスの唾液が、どろどろに滑らせながら、

ヒーローの肉棒をクッキリと露呈させる。

「もっともっと気持ちよくしてやるわ!」

アマゾネスは、親指と中指で輪を作って肉棒を通すように握り、

締めたり緩めたりしながらスパイダーマンの猛り狂う肉棒を激しく上下に扱くのだった。

グチョ・グチョ・・・グチョッ!

指の輪をカリ首に掛けて裏スジを重点的に締めつけながら振動させつつ、

人差し指で敏感な亀頭の先端、鈴口を弄くり、指の腹で先走りを塗り込み、爪を立てて、

青いコスチューム越しに見える割れ目を責めていた。

このアマゾネスの責めによって、スパイダーマンはついに極限まで昇りつめてしまった。

(んあぁ・はぅ・ぁ・・ うぅ・・

 も・もう・・ダメ・だ・・・

 ガマンできないっ!! イクッ!!!)

「あ・あぁっ はぁあっ!」

ドクンッドクンッ

脈動する肉棒を猛烈な勢いで遡る熱い迸りを感じ、

堪えられない衝動に腰を何度も突き出して性感を高めながら、

スパイダーマンは真っ白い快感に吹き飛んだ。