特撮小説「リュー・ナイト」(第二部・第6話)
スーツに広がる井ノ原の辱汁・・・。同時に井ノ原の目から、正義の心は消えうせた。
そこには、ミサにたくましさ、男らしさ、正義感を奪われた井ノ原という人形が立っていた。
「お前は、仲間の姿をみて、こんなになってしまったのよ。お前の本心なんだよ。」
ミサは、井ノ原にさとすように言った。
(俺は・・・一体・・・・)
井ノ原の目を覗き込むように、ミサは言った。それは、呪術のように井ノ原の人格を変えた。
「さぁ、このコロシアムで思う存分、仲間をいたぶってあげなさい。」
(いたぶる・・・・仲間を・・・)
放たれた井ノ原は、コロシアムの中央に走っていった。
同時に、ロボットはどこかに消えてしまった。近づく井ノ原に気が付いた智之は安心の笑顔で言った。
「井ノ原、サンキュー・・・・ぐふっ・・・なんとか、ここから脱出しようぜ。三宅もたすけねぇーと・・・。」
「・・・・。」
返事をしない井ノ原の顔には、笑顔など無かった。
智之の傷ついた、ほこりまみれの密着したスーツ、激しすぎる動きに尻の溝にまで痛いほどに入り込んでいるスーツ、
股間、ふともも、・・・智之の鍛えられた肉体・・・。
井ノ原の頭には、潜在的に存在していた智之へのそうした感情が、はちきれんばかりに渦巻いていた。
突然、井ノ原は智之に飛びついた。
「?何だよ、井ノ原!そんなにしなくてもいいだろ?」
井ノ原の行動を理解できない智之は、言った。
しかし、井ノ原と智之は、その抵抗の少ない、つるつるの光沢のある密着したスーツにつつまれたままで、
体を擦り滑らせていた。
井ノ原の呼吸の興奮の異常は、この事態を智之に理解させたが、ぼろぼろの智之には、それも拒否できず、
ミサを睨むのが精一杯だった。
しかし、そんな智之にも、淫靡な快感の波が襲いつつあった。
「ミサー!てめぇーーーー!!!!・・・やめろ!井ノ原――――!!!」
ミサは、言った。
「井ノ原は、失神するまでその状態だから、せいぜい楽しみなさい!」
ミサの目の前で、二人の肢体がくねらせ始めた。
井ノ原の筋肉質の肉体は、智之にとっては決して心地よいものとは思えなかった。
しかし、井ノ原のほとばしる男らしい顔は、同性から見ても美しさを感じさせるものだった。
もし、自分が女性だったらきっと、井ノ原とやってもよかった、と今までも何度か思ったことがあったほどだ。
井ノ原の胸板、二の腕、尻、太ももの曲線は、智之にとって、興味のあるところではあった。
しかし、敵のミサの目の前で屈辱的にもこのように井ノ原をコントロールされていることに
怒りを感じずにはいられなかった。
「あっっ・・・・」
智之は、一瞬声を高ぶらせた。
井ノ原の執拗な刺激は少しずつ智之から冷静な心を失わせていった。
智之は、そのピチピチしたスーツのなかで、窮屈になりつつある一部分を意識し始めていた。
ただ刺激されたことによる反応としてかたずけられないほどに、智之の気持ちは高ぶり始めていた。
(気持ちいい・・・・出してしまいたい!)
智之は、井ノ原の屈辱の行動に罪悪感を抱きながらも少しずつ理性を失いつつあった。
・ ・・そんな智之を見逃すミサではなかった。
突然、傷つき動けない智之を井ノ原から奪い取るように抱えると、後から智之のペニスを鷲づかみにして擦り始めた。
紙一重のバランスで勃起を抑えていた智之は勃起寸前だった。
(もーだめだ!たっちゃう!!)
と、ミサは残酷にも、そんな智之を井ノ原に投げつけた。
井ノ原はすぐに絡み付いた。そして、智之は勃起せざるをえなかった。
結局、井ノ原の手によって、勃起してしまったのだった。
勃起した二人のスベスベの光沢のある繊維のなかの筋は、お互いに妥協することなく擦れあっていた。
その密着度からして考えられないほどに、はっきりとペニス、亀頭は浮き出ていた。
井ノ原がペニスを押し出して智之に擦りつけるとき、井ノ原の尻の割れ目には、
ピッチリとスーツが痛いくらいに食い込んだ。
同時に、智之のペニスはしなり、背筋もしなり、首筋にも筋がはしった。
まもなく、井ノ原のレッドのスーツの下半身には、光沢のあるスーツのなかで、一点光沢を失っていた。
そこは、小便をもらしたようだったが、井ノ原の美しい姿の中では、淫乱に見えていた。
筋張った筋肉に、引き締まった顔、そして密着しすぎる光沢のあるレッドスーツ・・・
そんなおとこが股間に作った一点のしみ・・・。ミサの心臓は高まり始めた。
しかし、もっとも高ぶっていたのは智之だった・・・。
絶頂まで勃起した智之は、井ノ原の攻撃になにもできない状態で、敏感に反応していた。
ミサに見られているということさえも、刺激として智之は感じていた。
そんな自分が嫌になってもどうすることもできない。そして、そのときは訪れた。
井ノ原は、智之の尻の溝に爪先でつぅっっっとなぞった。突然の刺激に、智之はのけぞったが、
同時に勃起していたペニスは緊張を失い、精巣に一瞬の震えを感じたかと思った瞬間・・・!
「!!!ぁアッ、・・・ハウンンッッッッッッッッ!!!!」
智之は、いった。スーツには大きなしみがひとつできた。
それでもやめない井ノ原の刺激によって、しみはどんどん広がった。息遣いを整えようにも井ノ原の執拗な攻撃は、
新たな快感の波を誘発するたげだった。しばらくして、井ノ原もいった。
「うんんっっっっっっっっっっ!!!!」
お互いに、なんともいえない喘ぎのような声を出しながら、彼らをつつんでいる薄いスーツからは、
しっとりと精子の液体成分のみがしみでていた。
そして、二人の液体は、しっかりと融合してペニスのところで、淫靡な糸をひいていた。
ミサは、そんな二人に近づき、二人の尻を撫ぜた。
「てめぇぇぇ!」
そんな智之の声もミサは無視して、今度は彼らのびっちょりとなっているペニスの周辺を手のひらで感じた。
敏感なそこは、反抗できないほどに感じていた。
「アッ・・・・テメー」
ミサは、智之の怒りの眼差しを微笑みながら見て、手についた二人の液体を指でねばねばしながら味わっていた。
そして、厳しい智之の眼差しに対して、ミサは智之の亀頭を思いっきりつねって答えた。
「イッッッテェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!!」
怒り、屈辱、恥辱、激痛・・・・・・・・そして、井ノ原とのいま・・・。
智之には、全てが重かった。
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