特撮小説「リュー・ナイト」(第二部・第5話)

 

 ミサは、簡単に部下に付け加えた。

「さっき、円盤で女とやらせた、あいつはわたしの今晩の慰めものにするから、

体を清潔にして亀甲縛りにして、私の部屋に入れておいて頂戴。」

そう言うと、ミサは井ノ原を見ていった。

「ヒーローくん、三人ともじっくりかわいがってあけるからね。」

ミサは、いまだジャッカルの超能力の抜けない井ノ原の体に細いコードの電極をつけ始めた。

首筋、乳首、臍の周り、亀頭、肛門、背筋、太もも、手の指・・・。

スーツの上から手探りで、ひとつひとつのものの真上にしっかりと付けた。

ミサは、竜の処刑でさらに強力な射精装置を開発していた。

ミサの結論は、ただ局所を痛めつけるのではなく、体全体の性感帯を刺激しするというものだった。

その射精装置の実験台に井ノ原はされてしまったのだった。

また、井ノ原の引っ張ることもできないほどだったスーツは、ミサの馬鹿力で強引に引っ張られ、

根元の部分に金属製のリングを巻かれてしまった。

これで、井ノ原は射精できない。

「あっ!・・・うんんんっっっっ!!!」

ほとばしる井ノ原のあせりのつばきは、とても淫靡なものだった。

「さぁ、お前の仲間のぼろぼろになる姿を見ていなさい。」

 井ノ原は、射精直前の苦痛のままで、コロシアムへ運ばれた。

そう、竜がかつて、リンチを受けた場所だ。

「さぁ、はじまりだー!!」

ミサの大声で、三体のロボットが、智之に攻撃を始めた。

ついさっきまで、自分たちが装着していたロボットに智之が、なぐられ、なぶられ、地面にたたきつけられている。

「やめろーーーーーっっっっ!!」

井ノ原の必死の懇願など、通じるわけが無かった。

むしろ、そんな状況は、ミサを楽しませる結果にしかならなかった。

時折、ミサは、井ノ原の亀頭の頂点をくりくりとつめ先で弄んだ。

井ノ原は、そのたびに、心とは逆の喘ぎを抑えることが出来なかった。

「ウンッッ!それどころじゃねーんだよ!さわってんじゅねぇーーー!!!」

井ノ原のこんな叫びは、彼をよりおいしく見せる調味料でしかなかった。

「これどころじゃないんだ。」

そう言うと、ミサは、井ノ原のペニスを鷲づかみで擦り挙げた。

「あああああああああっっっっっっ!!!!!!」

井ノ原の快感と同時に、智之は密着したスーツをほこりで汚しながら、擦られながら、こすりつけられながら、

しなり苦しんでいた。

既に、光沢のあったスーツは、ロボットたちの攻撃と土ぼこりですっかり、うすぼこりをかぶっていた。

しかし、そんな男の戦う姿は、美しくもあった。

どろどろに、負ける戦いに望む智之・・・。

・ ・・また、一発。どすっっっっっ。グアウッッッ!!!次々と、智之に加えられる鉄拳。

 井ノ原に、信じられないことが起こった。

(俺、智之の苦しむ姿見て、ちんこ、硬くしてる・・・なんで・・・。)

 ミサの執拗な、弄りに井ノ原の感覚に異常が出てきていた。

しかし、それこそ、ミサとジャッカルの考えていた。

このストーリー最大の山場となる序曲なのだ。

ミサは、井ノ原のペニスを握りしめながら言った。

「仲間の苦しむ姿見て、こんなにしちゃって、すごい子だね。」

そう言うと、ミサは、井ノ原に濃厚なキスをした。井ノ原が失神するほど濃厚なキスを。

そして、井ノ原のペニスに絡み付いていた、金属をはずした。

どくどくどくどく・・・・。