ロビンマスクに捧げる(3)
「お楽しみは、これからだ。お前を快楽の貴公子と呼び名を変えてやるぞ」
ロビンマスクの髪の毛を掴みながら、ネプチューマンは、語りかけた。
ロビンマスクはまだ、気絶しており、自分の身に何がおこっているのか知らないでいる。
そして、髪の毛を掴みながらロビンマスクを引きずる、むなしくその逞しい身体はずるずると
引きずられた。ネプチューマンは、そのまま持ち上げ、観客が見えやすいようにする。
「さあ、みるがいい、これは観客の皆様へのサービスだ」
ネプチューマンは、そう言いながら、ロビンマスクの素顔を、全宇宙に中継されているカメラに
見やすいように向けた。
全宇宙の見ている視聴者たちが、今この映像に釘付けになっていることは明白だった。
それを写しているカメラマン達が、息を呑み、一心不乱にロビンマスクの全てを撮っていた。
逞しい上半身、すらりとした太ももから足にかけての筋肉がついている。
そして、絶世の美男子といわれるほどのその素顔、その全てをカメラに収めていた。
いや、収めたいという感情が沸き起こる、そしてそれを実行した。
全宇宙に放送する術として・・・
観客からの声援、悲鳴はすでに途切れていて、ただ、通り抜ける風の音と、風に流される
空き缶やらのゴミがカラカラと音を出すだけであった。
ネプチューマンは、観客に素顔を大いに見せ付けた後、
リングの中央にロビンマスクを引きずりながら移動した。
引きずるたびにロビンマスクのパンツに収められている股間が擦る。
中央まで移動すると、掴んでいた髪の毛を放した。うつぶせの状態でロビンマスクは倒れ込む。
引き締まった逆三角形の上半身が息をするたびに、大きく揺れる。
「さあ、いくか、ロビンよ、ほら!」
ロビンマスクを足蹴ると、転がり大の字になった。
両腕・両足を大きく開くその姿は、リングに磔られているように見えなくもなかった。
「ほら、ほら、ほら」
ネプチューマンはロビンマスクの股の間に立つと、自分の足で、股間を優しく踏みつけた。
縦横無尽に足でまさぐられるロビンマスクの股間は、気絶しているにも関わらず、硬くなり始める。
「ふははっはは、ロビンよ全ての者がお前を見ているぞ、さあ、さあ」
ぐりぐりとロビンマスクの股間を踏みつけながら笑い出すネプチューマン。
その光景はアナウンサーでさえ、伝えることを忘れ、息を呑むだけであった。
「まあ、これくらいにしておいてやるか、まだまだお楽しみはこれからだ、ブドー、来い・・」
相棒のビックザ・ブドーを呼びつけ、指でロビンマスクの上半身を指し示した。
「は、ネプチューマン様」
ブドーは、恭しくお辞儀をすると、篭手をつけたその手で、ロビンマスクの発達した胸の筋肉を
揉み始めた。逞しく、発達したロビンマスクの大胸筋が激しく揉まれる。
そして、小指で、ピンク色をしている、まだ触られていない場所を責め立てた。
今までに誰にも触れられたことがない、そのピンクは、責め立てられ続けるうちに
赤みを帯び始める。その時、ロビンマスクの顔が歪み反応を示した。
「いいぞ、いいぞ、さすがは狂乱の貴公子だ、わっはっははっは」
その状況を見つめていたネプチューマンが大声で笑い出す。
「こちらもいかせて貰うぞ、ロビン・・・」
ネプチューマンは膝を折り、ロビンマスクの股の間に座り込む。
「・・・・・」
無言のまま、その状況を見守り続ける観客たち、これから起こりうる状況を想像できないでいた。
ネプチューマンは自分の手をロビンマスクのパンツに手を伸ばし始めた。
盛り上がった黒いパンツの股間部分に手がいく。そして、あともう少しで股間に届く数センチ
上でその手が止まる。更に静寂さが増し、動いているのは、ブドーの手の動きと、
揉まれ続けるロビンマスクの胸の筋肉だけであった。
「・・・・・・ごく・・・・」
アナウンサーが唾を飲み込む、飲み込んだ唾の音がマイクに漏れて、スピーカーに伝わる。
「さあ、全宇宙の皆さんよ、ロビンが快楽に浸る姿をその目で焼き付けるがいい」
相変わらず、ロビンマスクは気絶したままの状態で、
時折、快楽に浸っているようか、ピクリと反応を示す。
どんな夢を見ているかは、それを見ていた全ての者が想像できた。
ロビンマスクは、この後起こりうる快楽をまだ知らない・・・