ロビン(インターローグA)

 

(ロビンの心中を探る)

 

 くっそ〜。

 また、とんでもない事になってしまった。

 トレーラーを攻撃する前に、バットマンに連絡すべきだったかな。

 いや、そんな事はない。

 そんな悠長な事をしていたら、敵に逃げられていた。

 だいたい、タコデビルさえ出てこなければ、

 ゴキ中尉を倒して、市民を解放できていたんだ。

 僕に間違いはなかった。

 バットマンでさえ苦戦したタコデビルに不意をつかれたんだし、

 僕の場合は、ゴキ中尉までいたんだ。

 やられたのも、まぁ仕方ないかも知れない。

 

 しかし、さっき足枷を外された時は、チャンスだったんじゃないか。

 足枷さえなければ、あんな奴らに・・。

 勝てたんだろうか・・。

 そうだ、あれは罠だったんだ。

 連中、僕が抵抗すれば、もっと酷い目に遭わせていたはずだ。

 ムダに体力を浪費する必要もない。

 連中の方から“基地に案内する”と言っているんだ。

 案内されてやろうじゃないの。

 

 まぁ、どうせショッカーのやる事だ。

 いずれチャンスは巡ってくる。

 それまでは、じっくり様子を見てやるとするか。