復讐の五番勝負(2)

 

〜 番長 vs 番長 〜

 

10月10日・・・渡辺健先生の復讐はまだ始まったばかりだ。

夜7時俺はあの手紙の通り体育館の地下のリングに立った・・・。

 

「よく逃げずに来たな・・・五十嵐!」渡辺の声だった。

「ふんっ!いいから早くやろうぜ。誰だよ今日の相手は・・・?」

「そんなに焦るな・・・今日がお前の最後になる日なんだからな・・・がははは!」

「チェッ!クソじじぃが・・・」

急に場内の電気が消えた・・・。誰かがリングに上がった・・・。

「今日のお前の相手はこいつだ!」

場内の明りが点きそこに立っていたのは・・・・・。

「よ、よしき・・・!?」

 

中村芳亀はこの中学の番長。小学生の頃からガキ大将でもちろん中学に来てからも

威張っていた。でも俺とは一度も喧嘩をした事がなかった。なぜか芳亀は俺に喧嘩を

ふっかけてこなかった。そして陰では周りの奴等から番長は芳亀で裏番長は俺だって言われて

いた。でも俺はそんな事に興味がなかった・・・。

「五十嵐・・・今日こそ決着つけようぜ・・・どっちがこの学校の番長か?」

「ガキだな〜ぁ芳亀は・・・誰が番長でもいいよ。俺は興味ねぇから」

「じゃあ五十嵐、お前が負けたら俺の子分になれよな・・・パシリで使ってやるから」

「あぁいいぜ・・・でもお前が負けたら隆に謝ってもらうぜ・・・あの日の事を」

「おぉ、全裸で校庭の真中で土下座して謝ってやるぜ・・・まっ負けねぇけどな」

「青コーナー170×58五十嵐十!」(俺は赤い競パンにこの日の為にレガースを買って

着けていた。俺はUWF系が好きだったからだ)

「赤コーナー177×85中村芳亀!」(芳亀は黒のショートスパッツにオープンフィンガー

グローブを着けていた。芳亀は帰宅部で運動はしてないが体はガッチリムッチリ体型で、玉が

デカイのかスパッツがもっこりしていた。そして中坊のくせにスキンヘッドの髭面野郎だ)

・・・・・(カーンッ!)・・・・・ゴングが鳴った!(因みにレフリーは渡辺だ)

 

中村は俺に手を差し伸べてきた・・・俺は握手だと思い手を出すと・・・

「うぐぅぅぅ・・・・・」中村は急にしゃがみこみ俺の股間にローブローを入れてきた。

「五十嵐甘いな・・・あははは」俺は股間を押さえながら膝をついた・・・。

「よ、よしき・・・テメーそのグローブに何入れている?」ハンパナイ痛さが俺の股間を走った。

「鉛だよ・・・この試合にはルールねぇんだろ?・・・だろ渡辺先生?」渡辺はニヤッと笑い

頷いた。中村は俺を引き起こすと抱きかかえたままコーナーポストの最上段に登ると、

「これで終りだーぁぁぁ・・・マンハッタンドロップーゥ!」と叫ぶとコーナーポストから俺を

抱きかかえたままジャンプした・・・(ドスンッ)。

「うわぁぁぁぁぁ・・・・・」中村の膝が俺の股間にメリ込んだ。俺はたまらず股間を押さえ

場外に転がり落ちた。中村はひつこく追いかけてきた。俺の髪を掴むとそのまま鉄柱に・・・。

(ゴンッ、ゴンッ、)何度も頭を打ちつけた。

「おらーぁどうした、五十嵐!」俺は流血しながら思った。(芳亀はプロレスを知らないって事は

全て反則技でくるって事か・・・?まともにやっても試合にならん・・・どうすれば・・・?)

中村の反則は加速していった。俺をアトミックドロップの体勢のまま持ち上げるとそのまま、

鉄柱めがけて走っていった。股を広げたままの俺の股間は鉄柱に打ちつけられた。(ガーン!)

俺の足がそのままロープに引っ掛かったまま宙吊りになると、中村はリングに上がり俺の両足を

リング側に引っ張った!また鉄柱に俺の股間が打ちつけられた・・・。

「ううぉぉぉ・・・」俺の苦しむ情けない顔が客席の方に見えるのが屈辱的だった。

中村は何度かやると宙吊りに俺をしたまま、また場外に降りリング下に潜ると剣道で使う竹刀を

持ち出した。そして宙吊りになってる俺を竹刀で叩いてきた。(ビシッ!バシッ!・・・)

中村は竹刀の先で俺の股間を突ついてきたり、押しつけてグリグリしてきた。

「あ、あぁぁぁ・・・うぅぅぅ・・・」俺の股間はウズキ出し競パンからはみ出しそうになって

いた。

「五十嵐・・・気持ちいいか?あれーぇ赤い競パンの先が濡れてきてるぞ?」

「う、うるせー、それは汗だよ・・・」

「五十嵐君・・・イッも負けだよ・・・」中村はイタズラに俺を見て笑った。

「そんな、ヤクザ顔の野郎でイクかよっ!」俺は中村の股間が丁度顔の辺りにあったので唾を

かけた。(ペッ!) 中村はその行為に怒り、竹刀を振り上げ俺の股間めがけ振り下ろそう

とした時、俺はヤバイと思い宙吊りされている体を起した・・・その時中村の股間に俺の頭が

直撃した。

「ううぉぉぉ・・・」中村はかなり痛かったのか竹刀を離し股間を押さえうずくまった。

俺はその隙に足をロープから外しリングに戻った。しかし俺の股間もかなりジンジンしていた。

そして何より頭からの流血がひどかった。(早く試合を終わらせないと俺がヤバイ)と思った。

 

中村は気を取り戻し竹刀を手にリングに上がってきた。中村が竹刀を振りかざしてきた時に

後にいたレフリーを楯にした。竹刀は渡辺の頭を捕らえた。(バシッ!)

「あっ!渡辺先生大丈夫ですか?」中村はすぐに渡辺に駆け寄った。

「中村・・・絶対五十嵐を潰せーぇ!」渡辺は俺を睨みながら言った。

「お、押忍!」中村が俺に振り返った時、俺はキックを顔面に放った。そして倒れた中村に

サソリ固めを掛けた。中村の太い足にはこういう技は有効だ。しかし力づくでロープに逃げた

中村を起すとDDTで倒すとそのままの体勢で首固めに入った。俺はグイグイ絞めた。中村も

空いていた手で俺の腹にボディーを鉛の入ったグローブで入れてきた。それでも手を離さない

俺の股間をワシ掴みしてきた。

「うぉっ!」俺は手を離してしまった。中村はニヤッと笑うとマウントポジションを取ると

左手で俺の股間を掴み、右手で俺の顔面を殴ってきた。俺の股間がまたウズキだした。でも

中村はその手を緩めようとしなかった。でも俺は中村の一瞬の隙を見逃さなかった。振り上げた

腕を掴みそのまま思いきりひねった。中村の重心が崩れた時そのまま腕折り固めに入った。

でも俺も甘かった・・・中村の右腕が俺の股下にあったのだ。もちろん中村はまた俺の股間に

ローブローを入れると親指を俺のケツに競パンの上から入れた。

「うぁっ!」俺はすぐ技を解き離れた。

「五十嵐、人間の穴は全部急所なんだよ・・・!」さすが喧嘩慣れしてる奴だと思った。

 

中村と向き合うと、突進してきた・・・そしてそのままコーナーポストに背中を強打した。

そして中村は痛がっている俺をよそにターンバックルを外しにかかった。

(ターンバックルとはロープを止めている金具をかくしている物)

中村は俺の額をバックルを外した金具に何度も打ちつけた。そして俺の顔を金具に押し付けた

まま中村は反対側のコーナーポストから走ってきた。俺はとっさに避け、中村のスパッツを

掴みくるっとまるめ込みスクールボーイに入った。

「ワン・・・ツー・・・」返された。でも中村のスパッツは膝下辺りまで下がっていた。中村は

スパッツの下は何も穿いていなかった。きっと脱がされないと思っていたのだろう・・・。

 

俺はそのままスパッツを無理やり脱がした。中村は全裸で闘う事になってしまった。

「中村番長・・・何だその格好?わははは・・・」俺は指を指し思いきり笑ってやった。

しかし中村は番長らしからぬ、自分の股間を両手で押さえていたのだ。客席からも少し笑いが

漏れていた。

「どうした芳亀?その手離さないと勝負できねぇじゃん?」

「う、うるせーぇ」中村は動揺していた。おかしいと思った俺はタックルで倒し両手を離させた。

「お、お前・・・包茎か?」恥ずかしそうにしている中村をうつ伏せにすると吊り天井を仕掛け

観客にも分かるようにチンポ丸出しの中村を見せた。

「うわー中村先輩包茎だよ・・・えっまさか真性なんじゃねぇ?」そんな声が聞こえた俺は

調べてみたくなり技を解くと中村を担ぎコーナーポストに宙吊りにした。俺は中村のチンポの

先を指先で突ついた。

「うぅぅ・・うぅぅ・・・」中村は皮が被っているからか感じやすかった。

「い、い、五十嵐・・・テ、テメー・・・」中村のチンポは完全に勃起してしまった。

「あれーぇ番長、勃起しても剥けねーじゃん?」俺は場内に響くように大きな声で言った。

どっと場内かも笑いがこぼれた。中村は屈辱的な顔をして俺を睨んだ。

「芳亀そんなにガンつけんなよ。気持ち良くさせてやっから」俺は中村のちんぽの先をイジリ

だした。(クチョ、クチョ・・・)中村のチンポから先走りが垂れて中村の顔に落ちた。

「芳亀そんなに気持ち良いかよ?・・・でもイッたら負けだぜ」俺はそう言うとコーナーポスト

に登り宙吊りになっている中村の股間を上から踏みつけた。

「おら、おら、芳亀ギブかよ?それともイクまでやるか?」でも中村もそれで終る男じゃ

なかった。転がっていた竹刀を持つと俺の股間めがけ思いきり下から突いてきた。

「ううぉぉぉ・・・」股間を押さえたまま俺はコーナーポストから落ちた。

 

中村はポストから足を外すと俺の上に乗っかり開き直ったのか自分の濡れた真性包茎を俺の

顔に押しつけてきた。

「ク、ク、クセーェ」こんな屈辱的な事はされた事はなかった。

「おら五十嵐、まいったか?おら、おら・・・」俺の顔に中村のチンポの先がはりついた。

俺は意をけして中村のチンポに噛みついた。

「うぎゃぁぁぁぁぁ・・・・・!!!」中村の情けない声は場内に響いた。

俺は唾を中村の顔に吐くと、引き起こしパワーボムに!

「ワン・・・・・・・・・・ツー・・・・・・・」返された。

「レフリーちゃんとカウントしろよ!遅いんだよ!」俺がレフリーに抗議している後から

中村はラリアットを放ってきた。俺は観客の顔を見てヤバイと分かりギリギリで避けた。

そのラリアットはまたも渡辺に直撃した。渡辺はその勢いで場外に落ち気絶した。

キョトンとしている中村の後ろに周り延髄を放ち、倒れた中村を引き起こすとパイルドライバー

を放った。そして起き上がろうとする中村の顔にめがけシャイニングウィザードを放った。

完全にグロッキーになった中村を担ぎサンダーファイヤーパワーボムを放った。中村のケツの

穴、デカイ金玉、そして真性包茎のチンポが観客に向けられたまま屈辱的な格好のままフォール

に入った。・・・でもレフリーは場外でダウンしている・・・すると・・・場内の観客全員で

「ワン・・・ツー・・・スリー!!!」・・・(カン、カン、カーン!)

 

「じゃあ芳亀、約束通り隆に謝ってもらうぜ・・・」

「う、うぅぅぅ・・・」すると・・・

「別に謝らなくてもいいよ・・・!」

「た、隆・・・見てたのか?」

「十、サンキューな!これで充分だよ。おい芳亀、一つだけ言っておく。この学校には番長は

いらないんだよ・・・そんな子供みたいな事はすんなよ・・・なっ十?」

「あぁ!(笑)」俺は隆に肩を借りてリングを降りた。場内からは拍手が起こっていた。

 

「ク、クソー五十嵐の野郎・・・次は覚えておけよ・・・」そして渡辺はまた俺に仕掛けてきた。

(11月3日・・・夜7時にいつもの場所で・・・今度は勝てるかな?がははは・・・)

 

あれから中村は学校に顔も出さなくなった・・・噂によると後輩にも(自分の子分に)シメ

られたとかなんとか・・・まっいっか(笑)。