不等価交換

第7話 (3日目)

 人質のために・・・その一心で自らの身を犠牲にしマケットの要求に耐え続けるsuperman。

 コスチュームに刻まれた恥辱の跡を事故現場でスクープされてしまったことでさらに彼の運命は悪化していく。

 そのスクープのもみ消しを条件に昼間の態度とは全く違うマケットに責められていくばかりだった・・・。


superman:(くそっ・・・いつまでこんなことを・・・・)

 犬のように座りマケットの股間に顔を接着し続ける正義のヒーロー。

 腰を振り、ヒーローの頭を撫で回し狂乱するマケットが徐々に大人しくなり、ついには動きを止めた。

パチン・・・

マケット:いやいや、ご苦労だった・・・

superman:げほっ・・げほっ・・・・・

マケット:さぁ、お礼をしないといけないな

superman:テープを・・・やっと・・・?!・・・・んぐっ・・・・

マケット:取材テープはお礼じゃないだろう?あれはこの料金だ

superman:い、一体・・どういう・・・

マケット:お礼に君の腎部のバイブも作動させてあげたんだよ、股間の様子を見たらバイブが好きなようだったのでね

superman:や、やめっ・・・んんっ・・・くっ・・・・・

マケット:ところで・・・君はこのまま部屋に戻るかね?

superman:はぁ・・はぁ・・・・ど、どういう意味・・だ?

マケット:君があまりにも献身的なので例外的に商談をいつもの2倍の条件で今からやってあげようじゃないか?どうだね?

superman:・・・っ・・・2倍・・・?

マケット:あぁ、解放人数が2倍になるんだ・・・もちろん、商談内容も強化されるがね

superman:(2倍・・・・しかも・・次の項目が50人・・・一気に100人以上が解放される!)

マケット:無理にとは言わないよ?1日でも長く君と商談していたいからねぇ、僕は


 そう言いながらsupermanの顔をなで上げるマケット。


superman:はぁ・・はぁ・・・・お、お願いします・・・・

マケット:途中でやめることは出来ない・・・それでもいいね?

superman:もち・・・ろんだ・・・・

マケット:じゃあ、こっちに来なさい・・・


 よろよろとしながらマケットについていくsuperman。

 ヒーローとは思えない衰弱ぶりが商談の悲惨さを物語っていた。

 連れて行かれた部屋は大きなタンクや色々な測定器など使用用途がわからないものがたくさんある近代的な部屋だった。


マケット:まずはコスチュームを全部脱ぎなさい。

superman:(また・・あの真空パックをされるのか・・・・)

マケット:次に、この特別なスーツに入り、顔の部分にあるボールギャグを加えなさい。

superman:・・・んぐっ・・・・・?!・・・・・


ジィィィィィィィィィィ

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

ガコン!

 スーツに入ると完全ではないものの窮屈さを感じ程度に脱気され隙間がほとんどなくなってしまった。

 さらに、咥えたギャグボールが膨らむのは想定内だったのだが、中央に空洞が出来たかと思うと

スーツの外のホースの連結部分になってしまったのだ。


superman:(な、なんだ・・このスーツ・・・動かせない・・・・)

マケット:そのスーツはファスナーが上がったら固定され動かなくなる仕組みさ


 マネキン人形にでもされたように指1本動かせないのだ。

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

 近くにあったタンクがうなりをあげてsupermanの口にどろどろの薬剤を注ぎ込み始めた。

 それは生き物のようにホースを移動しヒーローの口へと滑り込んでいく。


superman:んんっ!・・・んんんっ・・・・・・

マケット:おやおや、バイブとこのドリンクがそんなに好きなのかい?

      もうスーツに液体が溜まり始めているよ?

 股間のバイブが作動し始めてからというもの、常に股間部が湿った状態を強制的に維持させられていた。

 そこへ、タンクの始動に合わせてバイブの振動が強化され前と後ろと2箇所、

さらには乳首の刺激も増強したため先走りが特殊スーツ内部に漏れてしまったのだ。

 そして、無理やり飲まされているドリンクには勃起を強制し興奮を持続する効果があるため

それほど隙間のないスーツ内部はすぐに自らの先走りで満たされてしまった。


マケット:どうだい?自分の先走りでパックされる気分は?

superman:・・・・・(くっ・・・悔しい・・・・・・・)


 マネキンにされたsupermanの周囲をぐるぐるとマケットが回り、体を隅々まで観察していく。

 そして、最後に股間の前に座り込みドクドクと先走りの溢れる竿を眺め邪悪な笑みを浮かべているのだった。

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・

 隙間に先走りが充填されると真空パックが完全なものとなった。

 しかし、内容が2倍のパックはこれだけでは終わらなかったのだ。

内包物の水分を外部に発散するように設計されており、

次から次にあふれ出す先走りの水分だけがなくなり時間が経つほどにsupermanをパックする液体が

濃くなるように計算されていたのだ。

マケット:おいおい、正義のヒーローがこんなことでいいのか?

パンッ!


superman:んぐぅっ・・・・っ・・・・


 絶えず振動し続ける竿を平手で軽く叩きながら嘲笑するマケット。

 ギリシャ彫刻のような体がただ1箇所だけを脈動させて動きを止めている異様な光景だった。

 
マケット:このままいつもの時間まで過ごすのも悪くないのだが、君が飽きるといけないから

superman:(こ、この上・・・何を・・・・・)

マケット:こんなものを用意したんだ


 邪悪な笑顔で動けぬ獲物にあてがったのは股間部分を覆い隠す新たな装置だった。

 それは装着されるや否や効果を発揮し、supermanから思考を奪った。

 マケットの用意した装置は振動を増幅し創精活動を活発にするものだった。

 supermanの体に強烈に作用し思考を奪い、思考回路全てが興奮を貪るように仕向ける装置は順調に機能していた。


superman:んんっ・・・んんんんっ!(や、やめ・・あ、頭が・・・い、いた・・・いたい)

マケット:では、私は仕事をしてくるからその間、1人で楽しんでくれたまえよ


 指1本動かすことが出来ない状態で絶えず責められ続け超人だからこそ

精神を壊されずに済んでいるが、常人ならばものの数分で廃人になっていただろうことは想像に難くなかった。