第14話 (6日目)
自らの運命を賭け、バットマンを救出するための戦いが始まった。
心身ともに追い詰められたsupermanの初戦の相手・・・
それはエイリアンマザーだったのだ。
平時でさえも互角に戦う相手に成す術なく翻弄され、
恥辱の限りを尽くされるほかなかった。
そして、さらなる恐怖が迫っていた・・・・。
superman:んっ!んんんっ!(く、くるなっ!くるなぁぁぁぁっ!)
存在に気がつき慌てて両手で尻尾を払いのける仕草をするも
何も状況を変えることは出来なかった。
太く、頑丈な上に粘液に包まれた尻尾は揺れることさえしなかった。
そして、獲物の恐怖をかきたてるように、じわりじわりと近づき、
ついに妨害する両手などものともせずに頭をくわえ込んでしまったのだ。
さらに尻尾は獲物を飲み込むべく動きを止めず、しかし故意に緩慢に牛歩してみせた。
手に入れた獲物を大事に大事に、しかし確実に・・・体内へと飲み込んでいく。
くわえ込まれた頭から耳まで進み、ようやく頭を丸々飲み込むところまで進んでみせた。
superman:んんっ(こ、殺される!)
マケット:(殺すわけないじゃないか、でも君には死ぬよりもつらいかもしれないね)
supermanの骨格に合わせて尻尾の縁が広がり、肩を飲み込むと獲物の腕を強制的に
胴体に沿わせ食べ進めていく。
しかし、それもまたじわりじわりとゆっくりした動きだった。
両腕もまともに使えない、動かせるのは両足のみ・・・
獲物に恐怖を注ぎ込み、熟成させていくようにさえ思えた。
動きこそゆっくりであるが、妨害することも打開する術もなく
確実にエイリアンの体内におさめられているのは事実だった。
観客が、マケットが興奮し見守る中、勃起した竿を強引に胴体に沿わせて飲み込み、
両足はお口直しとばかりにツルン!と一飲みにしてみせた。
superman:(ま、まずい・・・完全に体内に押し込まれてしまった・・・・)
先ほど現れたフェイスハガーとは逆に体内にどんどん進んでいくsuperman。
ニュル・・・ボトッ・・・・・
1点の明かりもない漆黒の空間にたどり着いたsuperman。
エイリアンの内壁は粘液にコーティングされており滑りやすく、
そして弾力に優れ破ることは不可能だった。
どれだけ衰弱し、体をおかしくされていても超人であるsupermanの目が
暗闇でいつまでも見えないということはなかった。
徐々に慣れてきた目であたりを探り慎重に動いていく。
シュゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・
突然聞こえ始めた音。
superman:(ガス・・・?!・・・まさか、毒ガスか!)
口は粘膜で閉じられているため鼻を塞ぎ辺りを見回す。
ようやく慣れてきた目でその音の正体がわかった。
superman:(ち、違う・・・これは、空気が吸い出されている音だ!)
全く微動だにしない背側の内壁とは違い、徐々にこちらに迫ってくる腹側の肉の壁。
空気が抜き出され空間自体が狭まっていることがわかった。
背側の壁に自らの背をつけ、迫り来る肉壁を少しでも食い止めるべく両手をつけた瞬間、
予想外の出来事が起きた。
ズブッ・・・ズブズブズブ・・・・
superman:(な、何だ・・これ・・・両手が・・・飲み込まれていく)
マケット:見てください!そのまま消化されるかと思ったsupermanの腕が
腹部に突然突き出てきました!
superman:(これは・・外まで出ているのか・・しかし、飲み込まれた部分は動かすことが出来ない・・・
このままでは・・・)
焦るsupermanの腕はどんどん肉壁に飲み込まれ、
空間は狭まり限界に達していた。
体のほとんどが肉壁に飲み込まれ、埋没しその支配権をエイリアンに譲渡してしまった状況で
じらすように顔や胸を脈動する肉壁がもみほぐしながら包み込み、
そして空間を狭めていく。
superman:(も、もう・・だめだ・・・・くそっ・・・・)
推し戻すことなど全くできず、ついに迫ってきた蠢く壁はヒーローの顔を飲み込み、
体に降り立ち全身を包み込んだ。
敵の腹部に文字通り封じられたヒーローは視覚・聴覚を奪われた上に
指1本自分の意思では動かすことが出来ない状態に追い込まれてしまった。
エイリアンの黒い皮膚がゴムの用に伸縮し獲物を皮膚に封じ込める。
隙間が全てなくなったため真空パックにされたような姿を観客に晒しているのである。
マケット:(どうだい?皆にも真空パックされた君の姿を見てもらったんだ。嬉しいだろう?)
superman:(・・・んぐっ・・・くそっ・・・・・)
筋肉がぴくぴくと動くだけで体は一切動かせず哀れに敵に敗北した証のように
見世物になるヒーロー。
観客:おい、見ろよ、あれ!
観客:あんな窮屈な場所でも立つものは立つんだな
superman:(・・・?!・・・・)
マケット:皆さん、見てください!
敵に捕まり、敗北したことを晒されているにも関わらず、
あろうことか正義のヒーローが勃起をしております!
観客:ふははははははは
活躍など微塵も出来ず、屈辱的な光景ばかりを見られ
精神的に追い詰められていくsuperman。
エイリアンマザーのもてなしはこれで終りではなかった。
グニョグニョグニョ・・・ベリベリベリベリ・・・・
マザーの腹部表面にsupermanがどんどんと浮き上がり、
ついにはそのまま独立して体外へと放出されてしまったのだ。
しかし、その膜に覆われた体はそのままに真空パックされた体は動かすことが出来ず、
マネキンのようにコロシアムに立ち尽くしていた。
superman:(な、何が起きたんだ・・・・)
マケット:皆さん、まだ戦いは終わっていないようですよ!
不屈の戦士supermanはマネキンにされてもコロシアムで立ち上がる!
superman:(マネキン・・・?!・・・まさか、あの姿のまま放り出されたのか?!)
マザーのおもてなしを脇で見ていたフェイスハガー達が放り出されたマネキンに群がり始めたのだ。
すると、マザーに操られたヒーローのマネキンは大またを開き、
そして胸を突き出す格好を取り始めたのだ。
1匹は股間に、もう2匹は胸に飛びつきマザーの体膜をすり抜けて内部に侵入を果たした。
最後の仕上げとばかりに獲物の首から上だけ膜を操作し、
supermanの口内に集約して飲み込ませることで首から上を開放して見せた。
superman:・・・んげぇっ・・・げほっ・・・な、なんだ・・・何が起きて・・・?!・・・・・
まずは胸に到着したハガーたちは乳首の装置を破壊し変わりに
自分達を張り付かせ奇怪な舌でsupermanを舐め上げた。
superman:や、やめ・・・やめっ・・・あぐっ・・・んんっ・・・・・・
さらに、股間にハガーが到着すると竿と腎部に取り付いていたバイブが場所を開けた。
用意されたかのように空白の竿に巻きつき、尻尾を腎部へと向かわせると
今までとは比べ物にならないほどの振動を与え、
薬というよりは毒液に近いほどの快楽増長の液体を流し込み始めたのだ。
superman:ぁぁぁぁぁぁぁっ・・・んんっ・・・ぁっ・・・っ・・・・
マケット:皆さん、見てください!
フェイスハガーが取り付いているにも関わらず、取り払うどころか喘ぎ声を出し
先走りを流し始めたではありませんか!
superman:(違うんだ・・これは・・違うんだ・・・・・・)
マケット:(よかったじゃないか、スーツも新調されて2戦目に挑めるな、superman)
superman:(まさか・・このスーツは・・・・)
マケット:(そうだとも、エイリアンの皮膚で出来たスーツだったんだよ、君が着替えたのは。くくくく・・・)
脈動だけとはいえ、竿が痙攣するほどの刺激を受け、
初戦は敗退という結果に終わってしまった。