緊縛(5)

 

「スーパーマンといえども、股間を責められたら単なる雄と同じ。

 案外情けないのね。

 鋼鉄の男とまで呼ばれてるのに、もう限界なの?」

ボンデージドレスに身を包んだ金髪の美女が、

正義の超人の股間に広がる先走りの染みを嘲笑っていた。

 

スーパーマンはレックスの罠に嵌り、

クリプトナイトの緑の光線を全身に浴びスーパーパワーを剥奪されてしまった。

そして、抵抗できないまま、弱点である勃起した股間を標的にされ、

快感地獄の渦中で悶え苦しんでいた。

いかなる苦痛にも耐えうる鋼鉄の肉体を持った正義のヒーローだったが、

巨大とも言えるサイズにまで勃起した肉棒は最大の性感帯であり、

快感によって責められては一溜まりもなかった。

 

緑に輝くクリプトナイトの脅威は去ったものの、

未だに四肢の自由が利かないスーパーマンは、

レックスの手下のグレッチェンにされるがままに逞しい肉体を無防備に晒していた。

(あ・あ・・ くそぉ・・・)

責められ、欲情すればする程、股間の膨らみを一層強調し、

弱点までも一段と広げてしまうことを知りながらも、

どうすることも出来ず、ただ快楽を貪り、突き上げる欲望に悶え苦しんでいた。

 

グレッチェンは、ヒーローの赤いブリーフの上から、

浮き上がる亀頭を擦り、カリの張り出し具合を確かめるかのように抓り捻じ上げた。

復活したスーパーパワーが集中する肉棒を、痛みとも快感ともつかない感覚が襲った。

(ぁあっ イ、イクッ)

「くっ あぁぁあああぁっ」

正義のヒーローは身体を反らし、股間をヒクつかせ、

全身を戦慄かせながら快感に咽いでいた。

「フフッ まだよ。まだイカせないわ」

たまらずに漏れたヒーローの喘ぎ声を嘲笑うグレッチェン。

赤いコスチュームを突き破りそうな勢いで勃起するスーパーマンの肉棒を

微かに撫でる様に弄び始めた。

(く・そぉ・・・)

スーパーマンは再び理性を取り返した。

絶頂感を迎える一歩手前で、それまでの理性を砕く勢いだった刺激が嘘の様に静まり、

今は掻痒感とも言える感覚がさざ波の様に打ち寄せるだけだった。

 

絶える事の無い残酷な快感責めは強弱を伴ったサイクルで続けられていた。

限界まで追い込む強烈さは、射精しそうになると微弱な刺激へと変化し、

強弱を繰り返すことで、スーパーマンの肉体を翻弄し、理性を追い詰めていくのだった。

 

繰り返し打ちつける淫欲により、既に股間の勃起は限界を超え、

溢れ出るスーパーパワーが先走りとしてダクダクと滲んでいた。

股間の赤いコスチュームに一際濃い赤黒い染みが広がっていた。

「こんなに濡らして、なんてイヤラシイ男なの?

 まったく、スーパーヒーローが聞いてあきれるわね!」

屈辱的に股間の先走りの染みを指摘され、羞恥がヒーローの理性を引き裂いていく。

 

「わ、私は・・」

(正義と真実のスーパーマンだ・・・)

必死で絶頂感を堪えるスーパーマンの理性を遮る様に、グレッチェンが口を開いた。

「どう? イキたいんでしょう?

 我慢しないでいいのよ、スーパーマン」

真っ赤な爪の先で裏スジを微かになぞり、

射精には弱すぎるが、確実に性感が高まるだけの刺激で、

ヒーローの理性に降伏を迫るグレッチェン。

 

そして、甘い誘惑の言葉を口にしながら、鋼鉄の男の逞しい両脚の間から見上げた。

光沢のある赤いボンデージのドレスが女性的な体の曲線をクッキリと写し取り、

豊かな胸に付きだした乳首から括れたウエストに至る淫らなプロポーションを

艶めかしく見せつけながら、妖しげに身をくねらせてヒーローを悩殺する。

(ぅ・・ぁ・・・)

女が美しい肢体を官能的に捩るのに反応しブリーフの膨らみが蠢いてしまう。

正義の男は股間を責められながら、目にした女の媚態によっても欲情が重なっていく。

視覚からもたらされた刺激にまで反応し、巨大に膨らんだスーパーマンの赤い股間では、

勃起した肉棒がヒクつきながら一層の快感を求め蠢いた。

 

(くそお・・ が、我慢するんだ・・・

 ここでイカされるわけには・・いかな・い・・・)

敵に捕まり、強制的に勃起させられ、

肉棒を扱かれるという屈辱的な状態におかれてもなお、

スーパーマンの自尊心は、更に欲情していく自らの肉体を抑制しようとしていた。

その一方で、快感、屈辱、混乱が相乗的に正義のヒーローを弄び、

敵の女は嘲笑う様に、精を放つには微細すぎる刺激で鋼鉄の男を焦らしていた。

 

正義の超人の赤いブリーフの下では、

鋼の肉体を持ったヒーローの最大の弱点であるいきり立った肉棒は解放を求め、

先端から涎の如き先走りを漏らしながら刺激にあわせて蠢いていた。

肉棒は、責められ感じれば感じる程その感度と大きさを増し、

自ら弱点を拡大していた。

スーパーマンのヒーローとしての理性が辛うじて射精を抑制していたが、

その整った精悍な顔からは既に正義の味方としてのストイックな表情は消え、

最大の弱点を責められつつ欲望に咽び快感に溺れる唯の雄となり下がっていた。

 

グレッチェンは鋼鉄の男をからかう様に快感責めの強弱のサイクルを早め、

次第に間隔を短くしていくのだった。

スーパーマンは再び激しく裏スジを扱かれ、限界ギリギリまで追い詰められ、

突き上げる射精感に抵抗することは出来なかった。

「は・あ・・ぁぁ・・・」

(も、もう・・これ・以上は・・・堪え・られん・・・)

昴まりを抑えきれない肉棒が漏らした先走りの染みが、

赤い股間を濃く染めながら更に広がっていく。

湿ったブリーフには、きつく押し込められた巨大な肉棒の、

亀頭の先端の鈴口の切れ込みや大きく張り出したカリ、括れ、

裏スジや脈動する血管まで、全てがクッキリと浮かび上がり、

正義のヒーローの弱点を、これまでにないぐらいはっきりと全てを淫らに晒していた。

 

鋼鉄の男の絶頂が近いことを認めたグレッチェンが追い打ちをかける。

股間に浮かんだ染みを広げるように撫で付け、

敏感になった亀頭の先端をゆっくりと責める。

そして脈打つ竿を優しく扱き、迸りを促していた。

「うあ・あ・・ く・・・」

僅かに自由の利く首を左右に振りながら、快感に耐え、歯を食いしばるスーパーマン。

 

グレッチェンの繰り出す熾烈で淫靡な責めのサイクルによって、

回復してきたスーパーパワーが股間に集中することで、

スーパーマンの理性は陥落寸前であり、極限まで追い詰められてしまった。

腰の黄色いベルトに達する程に大きく勃起した肉棒は、

熱い血流と復活しつつあるパワーが集中し、

欲望という名の快感の地獄からの解放を求めて、一段と太く猛り狂うのだった。

ヒーローに残された僅かばかりの理性は、

熱く疼く股間からの欲求に飲み込まれつつあった。

 

スーパーマンの身も心も限界に近いことを見極め、

真っ赤な唇を歪めてニヤッと笑うグレッチェン。

「ホホホッ どうかしら、スーパーマン。

 これでもまだ堪えられるかしら?」

グレッチェンは赤いブリーフに浮かんだ肉棒の輪郭をなぞるように扱きながら、

陰嚢を揉み、扱くペースを早め、

裏スジとカリ首に同時に爪を立ててグリグリと責めていく。

(もっ もう・・ ガ・ガマンで・き・・ない・・・・)

正義のコスチュームに身を包んだ超人の肉体はついに抵抗を止め、

完全に欲望の虜となった。

力無く緩んだ半開きの口からは涎をたらし、快感に澱んだ目からは涙が溢れ出した。

 

スーパーマンの股間では、先走りで濡れたコスチュームが勃起した肉棒に貼り付き、

限界を超えるまでに膨張した勃起に、

亀頭、カリ首、裏スジ、浮き出た血管といった細部までもが露わになり、

ヒーローの急所が逞しい肉体の中心で完全に晒されていた。

今やスーパーマンの最大のウィークポイントとなった肉棒は、

全ての弱みをさらけ出して、最後の一線を超えるとどめの一撃を待っていた。

(ぁ・ぁ・・ このまま責められたら・・・

 わ、私は・・もう・・・)

鋼鉄の男は、限界を超えて勃起した自らの肉棒が、

完璧な肉体を持った正義の超人の弱点を全て敵の眼前に晒していることを呪った。

 

鋼鉄の男の裏スジとカリを捻るように扱きながら、

赤い股間に広がる先走りを塗り込むように亀頭を責めるグレッチェン。

「うぅっ あ・あぁ・・・」

よがりながら腰を突き出し、思わず刺激に応えてしまうスーパーマン。

「とどめよ!」

グレッチェンが、

先走りで濡れた亀頭の先端の割れ目を擦りながらカリ首を捻るように握り、

掌全体で竿を扱き上げたその時、

極限まで高まっていたヒーローの肉欲が、とうとう臨界を越えた。

限界を超えた快感が、電撃のように股間から脳髄を直撃した。

(ぁ・ぁぁっ ダメだっ イクッ!!)

スーパーマンの理性がついに決壊した。