緊縛(10)

 

「正義のヒーローが陵辱され、官能に溺れ、

 屈辱的な姿を晒すというのは実に良い眺めだ!」

勝利に酔うレックスの言葉がスーパーマンを蹂躙する。

 

「スーパーマンといえども、雄の本能には敵うまい?

 そのコスチュームに食い込むロープ、よく似合っているよ。

 正義の超人も本性は淫乱な雄なのだ。そうだろう?」

「うう・・・」

(正義の超人である私が、こんな姿を晒すとは・・・)

スーパーマンは恥辱と快感に言葉を発することが出来なかった。

 

レックスが見せつけた写真には、

誰もが知る有名なコスチュームに身を包んだスーパーマンが白いロープで緊縛され、

鍛え抜かれた逞しい肉体で快感に悶える姿、

赤いブリーフから露出した充血して反り返る巨根、

だらしなく垂れ下がる陰嚢、

欲望に濁った瞳、

ダラダラと涎を垂らす口、

白く濁った精液が亀頭の先端から噴出する瞬間、

自ら放った白濁液で汚された「S」のマークなど、

禁欲的だった正義の超人にとって屈辱的な姿が映っていた。

 

また、スーパーマンの正面に置かれた鏡に映っているのは、

縛り上げられたヒーローが胸の「S」マークを自らの精液で汚し、

正義のコスチュームの股間では、剥き出しの勃起した肉棒までもが

白いロープで緊縛されている姿だった。

 

レックスは精液でドロドロにされたスーパーマンの胸へと手を伸ばし、

正義の男が屈辱のうちに放出した白く濁る粘液を、黄色地に赤の「S」のマークに広げ、

塗り込みながら大胸筋を揉みさすった。

ヌルヌルとした感触が、コスチュームを通して鋼鉄の男の胸に広がっていく。

(ぅぁ・あ・・・ぁ・ぁ・・・)

「や・・や・めろ・・・」

正義の超人の象徴とも言える厚い胸板に浮かんだマークを自らの精液で汚され、

その事によって一層感じてしまうスーパーマン。

レックスがヒーローの大胸筋を撫でるのに合わせて乳首は固く勃起し、

肉棒は更なる刺激を欲しがるかの様にピクピクと震えていた。

 

「ハハハハッ 自分の股間を見てみろ!

 口では嫌がってもカラダは正直だな。

 もうお前は性欲の奴隷なんだよ、スーパーマン」

嘲笑うレックスによって、スーパーマンは大きく隆起した大胸筋を愛撫され、

食い込むロープに挟まれた勃起した乳首を摘まれる度に、

射精したばかりであるにもかかわらず肉棒が勢いを取り戻し、

歓びながら淫靡に蠢き、先走りを滴らせるのだった。

再び肉棒がヒーローの肉体を支配し始めた。

(くそ・・ 快感を抑えられない・・・

 ど、どうしたらいいんだ・・・)

快楽に対抗しようとする自らの意志に反して、

勃起した肉棒から広がる欲情が亢進していくのを堪えることは出来なかった。

 

「では、私も楽しませてもらおうか」

そう言うと、レックスは自分のベルトを外してスラックスのジッパーを降ろし、

シルクのトランクスをずり降ろして自らの股間を露わにした。

悪の大富豪の黒々とした男根は、正義の男の堕ちた姿に欲情し脈打っていた。

「な、何をするつもりだ! や、止めろ」

驚愕し、目を見開くスーパーマン。

 

レックスは、そのままスーパーマンの精液でヌルヌルに塗れた手で、

自分自身の肉棒にそれを塗りつけるように扱き始めた。

瞬く間に勃起していく黒光りするレックスの陰茎には拍動する血管が浮かび、

塗りつけられた正義のヒーローの精液でテカりながら刺激を求めていた。

 

「さあ、今度はお前が私に奉仕するのだ」

レックスは膝で立たされているスーパーマンの前に立つと、鋼鉄の男の髪の毛を掴み、

抵抗できないヒーローを膝を着いたまま前のめりの姿勢にして、

自分の勃起した性器に手を添え、鋼鉄の男の口元へと導いていく。

(ま、まさか!!)

目を閉じ、歯を食いしばり、口を一文字に閉じて拒絶するスーパーマン。

唇に、ドロリとした感触と、ねっとりと柔らかな熱い感触が伝わってくる。

「どうした? しゃぶるんだよ!」

噎せ返るような雄の匂いの中で、自分の精液に塗れた敵の男根が、

正義のヒーローの口をこじ開けようとしているのだった。

(い、言うとおりになどなるものか・・・)

 

「スーパーマンはまだ分かっていない様だ。

 グレッチェン、分からせてやれ」

レックスの指示でカメラを構えていたグレッチェンはナイジェルと交代し、

赤いボンデージドレスを脱ぎながらスーパーマンの後ろにしゃがみ込んだ。

白く尖った形良く膨らんだ乳房を揺らしながら、

スーパーマンの背中をピンク色の乳首で擦り上げるように愛撫し、

最後にぎゅっと押しつけた。

(くっ ぅ・ぅ・・)

広背筋と僧坊筋が盛り上がる逆三角形の逞しい背中に柔らかな乳房が押しつけられ、

じんわりとした快感がヒーローの肉体を覆っていく。

 

「スーパーマン、しゃぶれと言ってるんだ!」

レックスは、スーパーマンの閉じられた唇に勃起した男根をグイグイと押しつけた。

グレッチェンは背後から右手を鋼鉄の男の股間へと回し、

勃起したヒーローの肉棒を掴むと亀頭を責め始めた。

カリの括れに指をかけ、ひねる様に擦り上げる。

極上の性感が、股間から全身へと瞬く間に広がった。

(お・あぁっ・・・)

射精直後で鋭敏になっている急所を責められ、

肉棒の肉体を支配する力が一気に増大した。

あまりの快感に思わず喘いでしまうスーパーマン。

「うっ うぁ・・ うぐっ」

堪えきれない股間からの感覚に思わず口を開いたその瞬間に、

レックスが肉棒をスーパーマンの口に捻じ込んだ。

(そ、そんな・・・ くそっ)

口腔内に荒々しく侵入してくる異物を舌で押し出し、

吐き出そうと頭を反らせようとするが、それを許さないレックスは、

両手をスーパーマンの後頭部に当てて自分の股間へと押しつけていく。

熱く滾ったレックスの太いモノが正義のヒーローの口腔を奥へ奥へと蹂躙していく。

 

「んぐっ あが・・」

レックスの肉棒がスーパーマンの喉の奥にまで差し入れられた。

ドクンドクンと脈動する男根が、

端正な顔を屈辱に歪める鋼鉄の男の口内へと侵入して喉の奥まで貫いた。

ゴホゴホと喘ぎ逃れようと頭を振るスーパーマンだったが、

その事によってレックスの腰の前後運動を加速し、

振動によってますます悪の大富豪の勃起が大きくなっていく。

 

「いいぞ、そうだ、スーパーマン。

 舌を使え! 歯を立てるんじゃないぞ」

レックスの肉棒を咥えるスーパーマンの口は、

意志に反してダラダラと唾液を漏らしていた。

鋼鉄の男の口腔内で、スーパーマンの唾液とレックスの先走りが混ざり合う。

クチュ・・クチュ・・・

スーパーマンがレックスの陰茎をしゃぶる音と、

グレッチェンがヒーローの肉棒を扱く音とがいやらしく共鳴する。

(く、あぁ・ぁ・・・)

抵抗しようとする鋼鉄の男の理性は、

グレッチェンが扱く股間からの快感によって途切れ途切れになっていった。

己の肉棒に支配されたスーパーマンの中では、屈辱と快楽が交錯し始めていた。

ロープに編み込まれたレッドクリプトナイトの影響によって

屈辱が快楽へと変化を遂げた鋼鉄の男は、肉体に加えられる苦痛のみならず、

精神的な恥辱と苦痛もまた快感へと変化していた。

「なかなか上手いじゃないか! スーパーマン」

レックスは、自分の肉棒を頬張るスーパーマンの後頭部を手で押さえつけたまま、

腰を一段と激しく前後に振り動かした。

 

苦痛ばかりでなく、恥辱すら快感へと変貌した鋼鉄の男は、

自らの勃起した肉棒から命じられるまま、

無意識のうちに歯を立てないようにレックスの陰茎に舌を絡ませ、

その事によって一層快感が高まるのを感じていた。

頬張ったレックスの勃起の温度と脈動を口内に感じる度に、

屈辱感が快楽となってヒーローの肉体を刺激し一段と欲情を誘った。

また、グレッチェンによって肉棒を扱かれるごとに、

全身は火照りながら快感を貪り、

レックスの肉棒を自ら進んでしゃぶってしまうのだった。

 

屈辱的な事実から逃れるかのように閉じられた瞼からは涙を流し、

ダラダラと唾液を漏らしながら敵の肉棒にむしゃぶりつくスーパーマン。

亀甲縛りで食い込むロープからの刺激もまたヒーローの全身を快楽に沈め、

あらゆる苦痛を快感として全て受け入れる様に調教されてしまった正義のヒーローは、

上と下、内側と外側から同時に陵辱されていた。

屈辱と嫌悪感を知覚するスーパーマンの理性だったが、

同時にそうした状況に抗することの出来ない程の快感も感じていた。

(わ、私は・・ い・・いったい・・どうなってしまったんだ・・)

 

レックスの熱い脈動を口内に感じるごとに、

破られた赤いブリーフから付き出したヒーローの肉棒が膨張する一方、

勃起した股間を扱かれる度に、敵の肉棒にしゃぶり付くスーパーマンだった。