第5話
ムゴイの攻めに対して打開策が見当たらない・・・
自慢の必殺技をことごとく封印され、体にはダメージが蓄積しジリジリと
追い詰められていくデビルマン。
ヒーローの体はすでに自身の技の衝撃にさえも耐えられないほどに
ボロボロになっているのであった。
そんなデビルマンを嘲笑い、楽しみ、さらなる攻撃を加えるムゴイだった・・・。
ムゴイ:いやいや・・・愉快愉快・・・・
股間を押さえて悶える君は実にいい眺めだよ・・・・ふははははは・・・
デビルマン:き、貴様っ・・・・ただで済むと思うなよ!
ムゴイ:えぇ・・・もっと楽しませていただきますとも・・・・
デビルマン:・・・?!・・・・ぐわぁぁぁぁ・・・・・
ズドォォォォォン
デビルマンよりは細身ではあるが、大隊を統べる将軍だけあって細身の体とはいえ
繰り出される攻撃に半端なものは一つもなかった。
黒いスーツを盛り上げる筋肉、逞しい脚から繰り出される無駄な動きのない蹴りで
背後の瓦礫に吹き飛ばされるデビルマン。
デビルマン:・・ぐっ・・・・くそっ・・・?!・・な、何を・・・
ムゴイ:ほらほら・・・休む暇はないんですよ・・・
デビルマン:・・あぐっ・・・ぐっ・・・・
ぐわぁぁぁぁぁ・・・・・
ぎゃぁぁぁぁ・・・・
ムゴイ:ふはははははははは・・・・・
瓦礫によりかかる形で動けないデビルマンに忍び寄り、哀れな戦士の両手を頭上に引き上げ
左手で瓦礫に束ねて押さえつけ、地面に投げ出された両足を地面に埋めてしまうために
強烈なストンピングをそれぞれの足首に施し、地面の下に埋めてしまった。
両足、両手を不自由にされたデビルマンと相対してムゴイは両足も利き腕も自由になっているのだ・・・・。
動けないデビルマンを上から見下ろし、楽しそうな笑顔でさらに強烈なキックを
何発も何発も無防備な股間に与え続けた。
ムゴイ:ふはははははは・・・
愉快だよ、デビルマン・・・・
デビルマン:ぎゃぁぁぁぁぁ・・・・
ぐっ・・・・
ズザァァァァァァ・・・・
思う存分、ダメージの蓄積した股間を蹴り飛ばしたムゴイは満足したとばかりに
デビルマンのわき腹を蹴り流して弾き飛ばした。
瓦礫から解放され、自由になった両手で股間を必死に押さえ、
地面を転がり周り苦しむデビルマン。
ゆっくりゆっくり転がりまわるデビルマンに近づく悪魔・・・
地面に伏している戦士を蹴り、うつ伏せの姿勢にしてしまった。
ガラクタの様に蹴り動かされ、両手を股間にあてがったままうつ伏せにされたデビルマン。
デビルマン:・・・・うぅ・・・・・?!・・・・・ぐっ・・あぁ・・・・
ムゴイ:・・・ほらほら、まだまだ楽にはなれませんよ?
デビルマン:・・・あぐっ・・・んんっ・・げほっ・・・んんっ・・・
うつ伏せになったデビルマンの尻をその両手ごと地面に押さえつけるように
右足で踏みつけ、右手でデビルマンの顎を包み込み、引き上げるように体を弓なりにしならせるムゴイ。
ゆっくりゆっくりと体を弓なりに曲げられていくデビルマン・・・
体がギシギシと軋む音が辺りに響いていた。
両手は股間と共に地面に押さえつけられているために、両足をバタバタするしかなく、
完全に狩られる獲物には抵抗する術は全くなかった。
弓なりにしなるデビルマンの体に少し体を近づけ、左手をデビルマンの口にあてがい、
黄緑色の粘液を体内に流し込み始めた。
顎を包み込まれているために口を閉じようにも閉じられず、やられるがままに
粘液を体内に注ぎ込まれるデビルマン・・・
そして、思うようにことを運ばせるムゴイ・・・
本来、力の差などはなかったはずが、今はすでに覆らない差が存在していた。
誰が見てもデビルマンの逆転はあり得ない・・・これだけは間違いがなかった。
デビルマン:・・・おごっ・・・・んぐっ・・・げほっ・・げほっ・・・・
ムゴイ:美味しかっただろう?・・・
くくくく・・・・・
デビルマン:お、美味しい・・・わけ・・・・?!・・・
ぐあぁぁぁぁ・・・
粘液が体内にいきわたったのを確認し、両足の間から股間に再び蹴りを浴びせ、
前方にデビルマンを弾き飛ばした。
度重なるダメージにもはや容易には立ち上がることは出来なくなってしまったデビルマン。
体の前半分を地面に擦りつける形で弾き飛ばされ、体は既にズタボロになっていた。