Robin in an exam room  

(5)

部室

 3人の高校生に完全に弄ばれ、一向に脱出のチャンスは巡ってこなかった。

 焦るロビンとは対象的に全てが順調に動いている3人。

 罠に嵌められ特殊なゲルでガラスの剥製の様に置物にされたロビンは再び部室へと運ばれた。

 

ジョージ ゲルは計画通りに作用したな

 

クリス さすがだ、ジョージ。この分だと次も成功しそうだな

 

ネル ねぇ見て見て!凄い可愛い顔して気絶してるよ、美味しそうだね

 

クリス 落ち着け、ネル。ちゃんとここからはそれぞれのお楽しみ時間にするから

 

ネル やったぁ〜。僕1番!

 

ジョージ じゃあ、一番美味しいところはクリスだから・・・俺は2番か・・・

 

クリス ありがとう、では俺は最後にいただくとするよ

 

 今にもかぶりつきそうなほどに顔を近づけて自分の部屋へコマドリを運ぶネル。

 目の前の餌に興奮を隠せない、まるでネコの様な雰囲気さえ漂わせコマドリを運び込んだ。

 

ネル う〜ん、寝てるままだと面白くないなぁ・・・・・

 

 直立で腕だけを前につき出した形で固められ、顔だけゲルを取り除かれたロビン。

助けるためではなく、ネルが遊ぶため。

そうロビンの都合ではなく3人の都合でロビンのゲルを操作しているのだった。

 

 動かない餌をつつき、じゃれているネコのようにネルはロビンにちょっかいを出した。

 そして、いつまでも気絶しているロビンを見て不満げに頬に平手打ちを放った。

 

ロビン うっ!・・・・・くそっ・・・・気絶してたのか・・・・・・

 

ネル おはよう!

 

ロビン くっ・・・残りの二人はどうした?

 

ネル ここからはね、それぞれでお楽しみタイムになったの

 

ロビン ど、どういうことだ・・・・・

 

ネル 僕、ジョージ、クリスの順番でコマドリちゃんにいたづらするの♪

 

ロビン 馬鹿にしやがって・・・・あとで覚えてろ!

 

ネル 後があるといいね♪

 

 ネルは不適な笑みを浮かべながらロビンに急接近してきた。相手は高校生、

いつか自分が逃げ出すチャンスが来る。

まだそう思う心の余裕がロビンはあった。

 

ロビン おいっ!お、おいっ!何をする!や、やめろ!

 

ネル いただきまぁ〜す

 

 ネルは口を大きく開けアイスクリームを食べる子供のようにロビンの顔を嘗め回しだした。

 ゲルの覗かれた首から上を余すところなく嘗め回すネル。

 ロビンの綺麗な短い茶髪も端正な顔立ちも全てがネルの唾液で染まり嫌らしく濡れている。

 必死に首を振りよけようとするも、ゲルで首から下が動かず、

首の根本までゲルで固まっているので殆ど効果はなかった。

 それどころか、その動きに興奮したネルは嘗め回しをより一層エスカレートさせていった。

 

ネル 最高♪ロビンをこうやって食べちゃいたかったんだ、昔から

 

ロビン ぷはっ・・・やめろ、お前・・・何がしたい・・・・

 

ネル 何が?って、もうわかってるくせに・・・・・・

 

ロビン や、やめ・・・・んぐ・・・・・んんっ・・・・・

 

 ネルは頬を赤らめてロビンに熱い口づけをした。

 敵のキスを拒むことも出来ず、逃げることも出来ずされるがままに唇を奪われるロビン。

 今の彼に出来ることは敵から受ける辱めに対して目を閉じることくらいであった。

 

ネル あっそうだそうだ!これ忘れたらジョージに怒られるんだったんだ

 

ロビン はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・・・

 

 口づけの間、息をすることもできずにいたロビンは運動の直後の様に息切れを起こしていた。

 

 ネルは何か思い出したように奥から小瓶を持ってきた。

 

ロビン はぁ・・・はぁ・・・・何を・・・・する・・・・・つもり・・・・だ・・・・・・

 

ネル ん?これ?コマドリちゃんの薬だよ?

 

ロビン はぁ・・・・はぁ・・・・く、薬?・・・・・・

 

ネル そうそう。君は僕たちのモルモットなんだよ、忘れてた?

 

ロビン ・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・こんなことして・・・・

    いいと・・・・・思ってる・・・のか・・・・

 

ネル 悪いと思ってたらやらないよね?

 

 ネルは悪びれもせずに小瓶の薬を口に含み、再びロビンに近づいた。

 口から注がれると予想したロビンは口を強く閉め、薬の侵入を拒んだ。

 それを見たネルは、コマドリのささやかな抵抗を前に笑いを堪える動作をして見せた。

そして、口を閉めて頑張るロビンの呼吸源である鼻を強くつまみだした。

 

ロビン ・・・・・・・・・ぷはっ!・・・・んんっ・・・・んぐっ・・・・・んん・・・・・ん・・・・・

 

 鼻を塞がれ息が持たずに口を開いた瞬間をネルは見逃さず口づけを再開し、

中の薬液を全て無理矢理口に注いだ。

 口の中に薬を留めて口づけが止んだら吐き出そうと考えたが、

どうやら敵はそこまで予想済だったらしく、口の中の筋肉が痺れる薬も含まれており、

しばらく口の中で薬をためておいたが徐々に口の中が痺れ始め、

最期には不可抗力で飲み込まざるをえなかった。

 

ロビン ・・・げほっ・・・・げほっ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・

    こ、これは・・・何の・・・・・

 

ネル 全部は知らないけど、一つは知ってるよ

 

ロビン ど、どこまでも・・・・・ばかに・・・・?!

    お、おいっ・・・・・こ、これは・・・・・

 

ネル 気がついた?そう、強制的に勃起、射精させる薬が入ってるって言ってたよ

 

ロビン はぁ・・はぁ・・・・・俺を・・・・オモチャに・・・・する・・・・

    つもり・・・・か・・・・・・

 

ネル さぁ?次はジョージの番だからさ・・・・僕優しいから、最後にまた眠らせてあげる

 

 ネルはロビンを捕らえているゲルと同じ物を口に含みロビンの顔を嘗め回した。

 ネルの舌が這ったところはうっすらと輝きだし、光沢を帯びてから数秒後には

 綺麗なガラス細工に変身し、再びコマドリを動かぬ置物へと変えた。

 ネルの下によって薄く塗り広げられたゲルで顔を固められたロビン。

ガラス細工の様中では変わることのない苦しみに満ちた顔を見ることができた。

 様子を見に来たのか、そこには先程までいなかったジョージがいた。

 

ジョージ ネル、もう満足したのか?

 

ネル うん、美味しかったよ♪薬も忘れずに飲ませたし♪ね?

 

 ロビンの体に起こる異変を確認した二人はロビンをジョージの部屋へと運んだ。