Green Lantern編

 

第3話:仲間

 

 バットマン、ロビン、スーパーマン・・・

そしてフラッシュを助けるために敵のアジトに乗り込んだGreen Lantern。

 そんな彼の前に立ちはだかったのは敵に完全に操られたアクアマンとGreen Arrowだった。

 完全に制御され寸分狂わずGreen Lanternを追い詰めてくる敵に反撃を封じられたGreen Lantern。

 一向に打開策は見当たらない・・・・状況は悪化するばかりだった。

Green Lantern:くそっ・・・・なんとか・・・なんとかしないと・・・

(フラッシュ:攻撃出来ないなら動けなくしてしまえばいい!)

Green Lantern:・・・・?!・・・そうか、その手があった!

 必死に戦っている最中、ふと、以前の戦いでフラッシュが言った作戦が脳裏をよぎった。

 反撃が出来ないなら・・・・動けなくしてしまえばいい!

 ようやく見つかった打開策!迷う意味などなかった。

メタル・アクアマン:・・・・・・・・・・

メタル・Green Arrow:・・・・・・・・


Green Lantern:すまない、しばらくそのままでいてくれ!

 ソリッドライトで作った頑丈な鎖で何重にも体を縛り上げ、敵に操られている2人の動きを封じ込めた。

 2人を傷つけることなく戦いに勝利することに成功したGreen Lantern。

 しかし、彼の耳にとんでもないものが流れ込んできた。

フラッシュ:ぐわぁぁぁぁぁぁぁああああああ・・・・・・・

Green Lantern:・・・?!・・・フラッシュ?

クリス:余所見はダメだよ、Green Lantern

Green Lantern:・・何っ?・・・・?!・・・・・

 クリスのいる場所とは反対側から突如として聞こえてきたフラッシュの叫び声。

 その絶叫に反応し、クリスから意識をそらしてしまったGreen Lantern。

 急いで振り返った先にはフラッシュはおろか、何もありはしなかった。
 
 「余所見はダメだよ」

 クリスの言葉が聞こえたと思った次の瞬間、首に何かを装着されてしまったのだ。

Green Lantern:・・・な、なんだこれは・・・・

クリス:君の首輪さ・・・この戦いは僕の勝ちみたいだね・・・ふふっ

Green Lantern:・・・こんなもの・・・すぐに・・?!・・・・

         はず・・・し・・・・・・・・


クリス:アクアマンもGreen Arrowも同じことを言っていたよ

 クリスの微笑みと共に作動する首輪。

 Green Lanternの首から電気刺激を送り体を瞬時に麻痺させてしまった。

 首輪を外そうと手をかけたまま、目を見開いてうつ伏せで倒れるGreen Lantern。

 全身を麻痺させられソリッドライトも消えてしまい、2人を拘束していた鎖も霞と消えた。

クリス:こいつをラボに運んでくれ

メタル・アクアマン:了解しました・・・・・

メタル・Green Arrow:了解しました・・・・・

 2人に抱えられクリスの後を連行されるGreen Lantern。

 Green Lanternを勝利に導いたのもフラッシュだったが、敗北に導いたのもまたフラッシュだった。