Green Lantern編
第2話:into the exam room
フラッシュはどこに・・・・
Green Lanternの頭を悩ませていた失踪した仲間への思い。
金属生命体から聞こえてきた声・・
それは仲間を拉致した犯人からのものだった。
「仲間を見捨てたらどうだ?」
犯罪者の口から発せられた言葉はGreen Lanternから冷静さを奪い去ってしまった。
Green Lantern:ここだなっ!待ってろ・・フラッシュ!
例の廃校に到着したGreen Lantern。
彼をもてなすために世間を騒がす金属生命体が並んでお出迎えていた。
金属生命体:コチラヘ オススミクダサイ
金属生命体:コチラヘ オススミクダサイ
金属生命体:コチラヘ オススミクダサイ
Green Lantern:これは豪華なお出迎えだな・・・
片手で進行方向を示すだけで動く気配のない数多の金属生命体を無視し、
奥へと進んでいく5番目の獲物。
仲間達が失踪しているだけに、自分が罠の中にどんどん進んでいっていることはわかっていた・・。
しかし、今の彼は自分の安全よりも仲間を救出することに全神経を注いでいた。
タッタッタッタッ・・・・
仲間を思う気持ちと焦りから、いつの間にか駆け足で指示された場所へと向かっていた。
謎の声:いらっしゃい、待ってたよ、Green Lantern!
Green Lantern:はぁ・・はぁ・・・覚悟は出来たか?
謎の声:まぁ、そう焦らないで・・
僕は君の仲間をコレクションした犯罪研究会の部長 クリスです。
よろしく
Green Lantern:コレクション?
クリス:えぇ、でも安心してください・・死んではいませんから。
それより、君に相応しいゲストも用意してるんですよ
Green Lantern:・・・・?・・・・?!・・・・・・
Green Lanternのために用意された「ゲスト」はクリスの背後にある
カーテンの後ろにいるらしかった。
クリスの言葉を合図に、カーテンが外されるとそこには
Green Lanternのよく知っている顔が2つ並んでいた。
Green Lantern:Green Arrow・・・アクアマン・・・一体・・・
クリス:彼らは僕の忠実な下部になったんだ・・・・
Green Lantern:一体どういうことだ!・・・?!・・・
あの金属生命体に化けさせたのか!
クリス:いえ・・・彼らは正真正銘・・本物ですよ・・ほら・・・
アクアマン:・・・に、逃げるんだ・・・・・・・
Green Arrow:・・・は、早く・・逃げ・・・ろ・・・・
Green Lantern:しっかりしろ!おいっ・・・どうしたんだ!
クリス:ね?本物だったでしょう?また下部に戻ってもらいました
Green Lantern:貴様ぁ・・・・
クリス:さぁ・・・あなたの相手はこの二人です
Green Lantern:・・・?!・・・戦えというのか?
クリス:あなたに拒否権はないですよ
シュルシュルシュル
ブゥゥゥゥゥゥゥゥン
意識を再び封じ込まれたアクアマンとGreen Arrowの体に変化が起きていた。
いつものコスチュームに加えて怪しげなベルトと首輪を装着されていたのだ。
その首輪とベルトから液体金属が体中に張り巡らされ、薄く体を覆いつくしてしまったのだ。
ここだけを見たら、彼らが本物であることはわからない・・・
そんな姿に変えられてしまったのだ。
さらに、機械の作動音がした途端、意思を感じない動きでGreen Lanternに襲い掛かってきた。
Green Lantern:おいっ!しっかりしろ・・・
くそっ・・・聞こえないのか・・
クリス:ほら、どうしたんですか?戦わないとフラッシュは助けられないですよ
Green Lantern:くそっ・・・・?!・・・ぐっ・・・・ちくしょぉ
向かってきたアクアマンの攻撃を必死にかわし、2人に呼びかけ続けるGreen Lantern。
しかし、彼らに耳にはGreen Lanternの声は届かず、
アクアマンの攻撃を紙一重でかわしたところにGreen Arrowの矢が炸裂した。
Green Lantern:(まずい・・・このままでやられてしまう・・何か・・・何かいい手は・・・)
メタル・アクアマン:・・・・・・・
メタル・Green Arrow:・・・・・・
クリス:いやぁ〜楽しいですねぇ
対処方法が見つからないままダメージばかりが蓄積されていく。
アクアマンの攻撃をよければGreen Arrowの矢が炸裂し、
矢をかわせばアクアマンの攻撃がクリーンヒットしてしまう。
反撃しようにもこの薄い金属の中には本物が捕らわれている・・
攻撃など出来るわけがない。
このまま時間が過ぎれば、結果を予想するのは決して難しくはなかった・・・・
敗北の2文字・・・これだけである。