スーパーマン編

 

第7話:屈辱

 

スーパーマン:体が・・・動かない・・・・・

バットマン:君なら助けてくれると信じていたのに・・・ガッカリだ

スーパーマン:・・・?!・・・バットマン・・・・

       な、何を・・・


ロビン:そうだよ!出来もしないのに助ける!なんて言うなよ

スーパーマン:ロビンまで・・・どうしたんだ?2人とも

バットマン:・・・・

ロビン:・・・・・・

スーパーマン:・・・?!・・・・・

       お、おいっ!・・・2人とも・・・・おいっ!

 目の前で化石になっていくバットマン。

 前の前で剥製になっていくロビン。

 2人とも助けることが出来なかった・・・・自分のせいで・・・・・。

 動かない体・・・助けることが出来なかった2人・・・・

それは悪夢以外の何ものでもなかった。

スーパーマン:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 自分のせいで2人がコレクションされてしまった・・・

そう考えた瞬間、頭が混乱し絶叫するスーパーマン。

スーパーマン:・・・?!・・・んんっ・・・・

       んぐぅ・・・・(な、なんだこれ・・・・)


 悪夢にうなされ、絶叫したところで目が意識が戻ったスーパーマン。

 知らず知らずのうちに全裸にされ、スライムの中に封入され、

体を治療されていた。

スーパーマン:・・・・(火傷が・・治っている・・・・・)

 両手や両足など、カプセルの中でも確認できる負傷箇所を確認するスーパーマン。

 傷が全て治療され、強制治療による倦怠感は残るものの痛む場所はなくなっていた。
 
スーパーマン:・・・・?!・・・(そ、そうだ・・2人は・・・)

バットマン:(よ、よかった・・・目が覚めたか・・スーパーマン)

ロビン:(死んでしまったらどうしようかと思った・・・・)

スーパーマン:(・・・・・・・す、すまない・・・)

バットマン:(・・・?・・・どうしたんだ?スーパーマン)

ロビン:(・・・?・・・何も悪いことなんかしてないじゃないか・・・)

スーパーマン:(わたしがもっとしっかりしていれば・・・・

        2人は・・2人のことは命をかけて助けてみせる・・・)

バットマン:(・・・・スーパーマン・・・・ここはまず逃げることを優先してくれ・・・

       そして、わたし達を助けに来てくれ・・・)

ロビン:(・・・・今は逃げてくれ・・・スーパーマン・・・・)

スーパーマン:(・・・・・・・・・・・・・)

ジョージ:おはよう、スーパーマン・・・今日も楽しい楽しい実験の時間だ!

スーパーマン:・・・・・・・・・・

カラカラカラカラ

 バットマンとロビンへの申し訳なさですっかり心が弱っているスーパーマンなどお構いなしに

カプセルは実験スペースへと移動していく。

 もう逃げることなど出来ないほどにジョージに全てを掌握されたスーパーマン。

 彼もまた、すでにヒーローではないのかもしれない・・・・。

ジョージ:今日はその青いスーツの上にこれを着てくれ

スーパーマン:・・・・・・・・

ジョージ:返事はなしか・・・まぁいい・・・・

     反抗しないだけましなだけか

 無言のまま、スライムから起き上がり青い実験用スーツを着用するモルモット。

 そして、ジョージから手渡された黒いゴムに似た生地で出来たシャツの様なものを重ね着していく。

 着用を命じられた黒いシャツはどちらが前か後ろかわからないつくりになっており、

首の半分ほどまでを包み込む仕様になっていた。

 袖も二の腕の半分ほどまでを包みこむ様になっていた。

 力を入れて引き伸ばして装着したことからもわかるが、体を圧迫する様に作られており、

乳首さえも浮き出るほどに体の起伏が強調されていた。

スーパーマン:・・・(これは・・・なんだ・・・?)

ジョージ:さぁ、今日の実験を始めよう!

スーパーマン:・・・んぐっ・・・?!・・・ぐぅぅ・・・・

 ジョージの掛け声と共に装着した黒いシャツが縮み始めたのだ。

 ただでさえ、圧迫感があるほど締め付けの強い状態だったのにも関わらず、

そこからさらに体を締め付け始めた。

スーパーマン:うぅ・・ぐぅぅ・・・・・・ぅぅ・・・・

 あまりの苦しさに膝をつき、胸を掻きむしるスーパーマン。

 強固な筋肉と骨格をギシギシと締め付け続ける黒いシャツ。
 
ミシミシ ミシッ

グゥゥゥ

 コンピュータに表示されたスーパーマンの体の様子から

ジョージは実験が順調に進んでいることを確認していた。

 上半身に加えられる圧力により筋肉や骨にかかる負担を計測していく悪魔の顔は

スーパーマンとは対称的に明るく笑顔になっていた。

 モルモットの体の表示のところどころに危険信号が表示され始め、

ジョージのデータ採取の手も滑らかに動いていく。

スーパーマン:・・あぐぅ・・・ぐはっ・・・・あぁぁぁぁぁぁ・・・・・

ジョージ:さすが、鎧の様な体をしているんだな・・・

フゥゥゥゥゥ・・スッ

 満足したジョージにより締め付けが解除された途端、

床面にうつ伏せで倒れるスーパーマン。

 全身で呼吸しながらも、あまりの苦しさに動くことが出来ない。

ジョージ:動くなよ・・・モルモット・・

スーパーマン:・・はぁはぁ・・・はぁはぁ・・・(金縛り・・みたいだ・・・・)

 洗脳状態を利用して金縛り状態にされたスーパーマン。

 その体を蹴り転がし、仰向けにするジョージ。

 手には怪しげな器具が握られていた。

 ガスマスクの様なものを顔に装着しベルトを締める。

 マスク内部にある突起により口がこじ開けられてしまい、

鼻にも2つの小さな突起が挿入されてしまった。

 後頭部にあるスイッチを押すとマスクが縮み、顔を密閉していった。
 
ジョージ:さぁ、起き上がってここに立つんだ・・・

スーパーマン:・・・・・・(ダメだ・・・まるで隙がない・・・・)

 ジョージの命令に従い用意された金属板の前に立つスーパーマン。

 抗うことなどまるで出来ず、全てが言われるままに今日もまた実験が進んでいく・・・・。

ガシャン ガシャン

ガシャンガシャン

ウィィィィィン カチッ!

 直立しているスーパーマンを金属板がトラップしていった。

 首、両足首、右手首、左手首・・・4箇所で板に固定されてしまった。

 そこで終わるわけもなく、モルモットを固定した金属板は十字架へと変形し動きを止めた。

 その変形に伴い、無理やり両腕を肩の高さまで上げられ、十字架に磔られてしまった。

ジョージ:2人を助けられない君は罪人だ・・スーパーマン

スーパーマン:・・・・・・くっ・・・・

ジョージ:射精は禁ずる!明日の実験の時間まで休むことなく精を溜め込むんだ!いいな・・・

スーパーマン:(やはり・・・辱めるのか・・・・・・)

カラカラカラカラ

 十字架ごといつもの小部屋へと移動するスーパーマン。

 移動している最中に金属板からは2つのチューブが伸び、マスクに装着されていた。

 鼻に装着されたチューブからはガスが、口に装着されたチューブからは

不快なゲルが注ぎ込まれた。

 呼吸するためにガスを吸い込み、注ぎ込まれる勢いでゲルを体に無理やり注がれていった。

 しかし、このマスクの効果はこれだけではなかった・・・・。

(バットマンの声:やっぱり無理だったじゃないか・・・・)

(ロビンの声:僕達と違って事前に情報があったのに・・・なんて様だ・・・・)

(バットマンの声:なんて無様な・・・君には失望したよ)

(ロビンの声:ヒーロー失格だな・・・ガッカリだ・・・)


スーパーマン:(な、なんだこれ・・・そ、そんな・・・・そんなことを・・言わないでくれ・・・)

バットマン:(・・・・くっ・・・・彼でもダメなのか・・・・・)

ロビン:(も、もう・・・ダメだ・・・・・)

 バットマンとロビンが語りかけていると錯覚するようにと、

耳に操作された音声が流し込まれていた。

 責任感の強いスーパーマンの心はこれ以上ないくらいにボロボロにされていた。

 強制的に興奮状態にされるガス。

 体が休むことなく精を作れる様にと栄養を補給するためのゲル。

 失意のどん底に突き落とされ、余計なことに意識が向かないように操作された音声。
 
ジョージ:せいぜい楽しみな・・・・ふっ

 3人の英雄を仕留めた悪魔はそんなに優しくはなかった・・・。

 部屋を出る時に押したボタンによりスーツが電気刺激でスーパーマンの体を

揉み解し始めたのだ。

 乳首、股間、太もも、首筋・・・様々な部分を艶かしく刺激していくスーツ。

 射精を禁じられた体は精の溜めどころへと変えられていた。