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もはや精悍な表情を失い、ヒッポリトの屈折した攻撃に、どうする術もなく、

ただ悦に飲み込まれていくウルトラマン。

相変わらず、卑猥な両掌は戦士の隆起する胸板、脇、腹筋、光球をネチネチ這い回っている。

〈ドュハアア‥‥イヨァァ‥アアッ‥‥〉

掌のうごめきに、ヒッポリトに抱かれる己の体をのけぞらせ、とめどなく感嘆の声を漏らし、

ビクッ‥ビクッッ‥‥と肉体を痙攣させるウルトラマン。

戦闘早々に得意の光線技、肉弾技の全てを無効化され、外見の逞しい戦士のシルエットは

無傷のまま、あろうことか正義の肉体を、倒すべき侵略宇宙人に弄ばれる光の戦士。

ヒッポリトの陰湿な策略は正義のプライドをたやすく打ち砕いていく。

正義の名のもとに、激戦を勝ちぬいてきた神々しい戦士達の屈辱的敗北。

 
『フフフ‥‥この私の掌、指をはじき返してくるお前のパンパンに張った筋肉の弾力‥

 なんとも良い‥‥それに内側の筋肉に張り上げられた、お前の滑るような皮膚、、

 それでいて私の指に吸い付いてくるぞ‥ウルトラマン‥‥‥‥』

 
満足気に不気味な笑みを浮かべ、その体を背後からガッチリと抱えたまま、

首筋や耳を舐めまわし、ゆっくりと戦士の耳元でささやき続けるヒッポリト。

 
『ほぅら‥ほぅら‥‥そろそろ、お前のここも‥‥ガチガチに張り上げて‥‥

 ウルトラ強化皮膚を突き破る勢いだな‥

 出したくてたまらんだろう‥んん?‥‥

 プレエナジーが、こんなにもダクダクとだらしなく強化皮膚からも

 染み出してくるほどにイイのか、ウルトラマン‥‥‥‥

 地球平和の戦いに明け暮れてきたお前達に私の攻撃はどうだ?‥

 答えてみろ、ウルトラマン‥‥』

 
一度も触れられていないウルトラマンの肉茎‥‥‥

ガチガチになった硬度は強化皮膚越しにでも明らか。

張り詰めた股間の先端、くびれ、肉茎、裏筋、双球が強化皮膚越しに完全に

そのシルエットを浮かび上がらせる。

〈ドュアァ‥‥‥ッアア‥‥〉

ヒッポリトのいやらしくささやく言葉責めを全身で感じ、強化皮膚を押し上げるように、

何度も波打つ肉茎。波打つ度に、強化皮膚にプレエナジーがダラダラと染み出してくる。

 
『グフフフ‥良いのだろう?‥たまらんだろう?‥‥‥‥』

 

 ワザと投げかける言葉で、ウルトラマンの精神も飲み込んでいくヒッポリト。
 

『見てみろ‥‥カプセル内の戦士達は顔を赤く蒸気させ、完璧な肉体を壁にこすりつけながら、

 エナジーを放出し続けておるわ‥それも私に喰われるお前の、この姿を見て、更に興奮しておる‥‥

 あいつらは、1人1人、偽のウルトラサインでおびき出して、

 今のお前同様にたっぷりと肉体を味わってやったのだ‥

 しかし、全員エナジー放出寸前でカプセルに閉じ込めた‥‥

 後はお前の見ている通り、エナジー爆発寸前でカプセルに閉じ込められ、

 興奮を抑えきれずにだらしなく、各々が勝手にエナジーを放出しているのだ‥

 私が直接手を下さなくともな‥

 分かるか?ウルトラマン‥‥‥

 私は、わざと最強歴代戦士のお前達に地球での激戦を繰り返させた。

 ウルトラマン、お前にはベムラーからゼットンに至るまでの激戦を用意した。

 ベムラーを追い、地球に向かった時点でお前はすでに私の手中にあったのだ!

 どうだ‥お前が地球平和の為に戦ってきた使命は、始めから私が導いた堕落への道標に

 すぎなかった‥‥

 今まで、苦戦と勝利を繰り返し、私の用意した数々の駒とよく戦ってくれた。

 地球平和を守り続けるお前達。しかし、戦えば戦うほどに、

 その肉体には並々ならぬ疲労とダメージが蓄積されていく。

 それこそが私の真の目的だったのだ‥‥

 幾多の戦闘で過度な疲労を溜め込んだお前達を容易に捕らえる為のな‥‥

 私の罠に次々にハマってしまうほどに強すぎる正義感が仇となったな‥‥

 どうだ?‥ウルトラマン‥‥全戦勝利を誇るお前が、

 いま私に一撃の鉄槌を加えることも出来ず、誇り高き正義感と戦士の使命感を

 もぎ取られて、肉体を熱く熱く陵辱される己の姿に、たまらなく興奮を覚えるのであろう?

 完全必殺のスペシウム光線さえ、私に吸収無効化され、

 初めて痛感する己の無力さがたまらぬであろう?

 お前達の激戦は全て監視させてもらった。

 激戦によって、お前達の精神と肉体がより逞しく出来上がっていくのを待っていたのだ。

 戦闘に挑むお前達をたっぷり監視し、肉弾技全パターンを解析し、

 全ての光線技の発射タイミング・発射ポーズ、全光線技の無効化を計る為の策を

 練り上げてきた長き期間も実に美味であった・・・

 私の為に激戦を乗り越え、私の為に精神・肉体を研ぎ澄ませてきた、

 お前達の味わいは格別だ‥‥こうして今、筋肉戦士達を抱き味わう為に、

 時間をかけて待った甲斐があるわ‥‥‥‥

 お前達はもはや正義の戦士ではない‥

 私の言葉によって精神をトロつかせ、私の手によって肉体を熱くさせ、

 肉茎からだらしなくエナジーを放出する筋肉の塊であろう

 お前達の最大の魅力は逞しい外見のシルエットの力強さに反して、

 その精神力が脆すぎるという、その差にあるのだ!

 フフフ‥‥己自身では分かるまい‥‥

 さあ、ウルトラマン‥‥お前は特別に私の手で直接エナジーを放出させてやるぞ‥

 私の巣でたっぷりとな‥‥‥

 心配せずとも兄弟達も連れ去ってやる‥‥グフフフ‥‥‥‥』

 
〈‥ジュオオァ‥‥ッッ‥‥‥〉

卑猥すぎるヒッポリトの手淫と言葉なぶりに、ガチガチの肉茎エナジー放出よりも先に、

脳内が射精してしまい気絶するウルトラマン。ガクリと頭部を垂れ下げ、

逞しい肉体をダラリとヒッポリトに預けきってしまう。

それでもプレエナジーをダクダクと垂れ流し続け、締まった両太ももにまで、

その汁を垂らしていく。
 

『フフフ‥他愛のないやつめ‥‥‥』

 
相変わらず、ウルトラマンの肉体をまさぐりながら、宣告するヒッポリト。

ヒッポリトの頭頂部の触覚から放たれた暗紫色の光線が戦士達のカプセルを1つ1つ包み込んでいく‥‥‥

スゥーッと霧が晴れるように、次々に消えていく戦士達を閉じ込めたカプセル。

 
『さあ、ウルトラマン。‥

 たっぷりと私の巣で可愛がってやるぞ‥‥

 グハハハハ‥‥

 これで、歴代戦士達は我がコレクションだ‥‥‥』

 
最高の獲物を捕らえたまま、ヒッポリトも霞のように、戦場荒野から消えていく‥‥