せえるすどらいばあ(5)

 

美しい身体をX字状に固定される。

怪しい光を放つ正人の瞳。

混乱を続けるマナブの思い。

マナブは我に返り、必死に正人を説得する。

「なぁ、正人、お前一体何があったんだ!? おれ、お前が居なくなってから・・・」

それは決して「命乞い」をするわけではなく、正人を助けたいという思いから、出る言葉だった。

しかし、以前としてオレンジ色の光を放つ「邪」の瞳はつづく。

そうしていると足を縛った太い糸の何十本かが、無数の細い糸となり上昇し始めた。

マナブはその異常に気付き、足元を見る。

糸は無数のレーザーのようになり、マナブの身体に巻きつき、縛りはじめた。

「フン、クッ!」いつしかマナブは正人の事を一時的に忘れ、身体を捩ろうとする。

しかし、X字状に拘束された身体は糸がピンとはり、捩ろうとすることも許さない。

そして、「フン、フ・・・はぁっ!」突然の刺激だった。

一本の糸は細く硬い棒のようになり、彼のココア色の乳首を突付き始めた。

「あっ、はっ、やめろ・・」マナブは痴態に戸惑いと屈辱を隠せない。

正人は残酷な笑みを浮べる。「すげぇかわいいよ。マナブ。もっと苦しんで。」

マナブはここまでされても彼は正人を憎もうとしない。

そう、彼はわかっていた。

"正人は誰かに操られている!"マナブは何も正人を憎んではいない。

「正人、ハァ、久、振り、あぁ、ここ何年か、ああ、何して、ァア、グゥ、た。」

体を蝕む性激に息を乱しながら、正人に必死に話そうとし、笑顔を作る。

その切れ長の瞳に憎しみは無く、純粋にどこまでも澄んだ、"親友を見つめる瞳"だった。

しかし、もう一方から伸びてきた2本の糸は、突付かれた刺激により硬く大きくなった乳首の

根元に巻きつき、彼の乳首を一層大きな物へと変化させる。

巻き付かれ締め付けられる刺激と、突付かれる刺激に、マナブは乱れる。

更に別にリングの床から伸びてきた無数の糸は一束に固まる。その束が複数になり、

競パンの僅かな隙間から、尻の中に進入してきた。

それはまるで、人間の手、イヤ、ソレよりも"感じる"感触となりマナブの尻を揉みし抱き始めた。

その「人間の手」は更にマナブの肉体のいたるところを攻撃してきた。

耳、首筋、腹筋、太ももの間の付け根の敏感な所、マナブのありとあらゆる性感帯を襲う。

どんなキックにも耐えうるはずの腹筋が痙攣している。こんな"特訓"はしたことない。

「正・・人・・・頼む・・・目を覚まして・・・くれ・・」身体で恥辱を味わいながらも、

心の中は正人を救いたいという思いしかないマナブ。

自分はどうでもいい、でも、大切な親友だけは・・・・。

そして、悲しい事に心と身体が反比例していることを証明する、

マナブの悲しい性<さが>が既にさらけ出されている。

すでに大量の血液を送り込まれた"頂き"は、"試合"の始まる前まで、

競パンの中でただ膨らんでいるだけだったのに、

刺激を受け始めた途端、競パンの中の僅かな隙間を求めて膨張し始め、左の方へ横向きにいきり立っている。

競パン越しに、頭、柱、そして柱に張り巡らされた血管の位置まで、手に取るように判る。

「あはぁっ、なんで、こんな・・・ぅあ・・時に・・・」

マナブは理性と本能を両立できない自分の肉体を呪った。

既に膨張し始めたモノは頭の先から"粘液"を流し、競パンの生地に染み出している。

しかし、それでも彼は正人に話し掛ける。

「正人、お、お前、お、思い出せよ。はぁ、はぁ、ほら、はぁ、おまえとオレが始めて、

あ、あった時の・・・」

性撃に身を蝕まれながらもなおも説得しようとするマナブ。

そして、何かに操られた正人は、ソレをグシャグシャにブッ崩した。

正人は無表情になり、悶え苦しみ続けるマナブに近づく。瞳の色は普通になっていた。

マナブは一筋の光が見えてきた。

「正人、オレの事、わかるのか。」苦しみながら、笑みを浮べるマナブ。

そしてそれに正人は、一瞬笑った。しかし、"一瞬"だった。

「こんな小さなものに締め付けられてかわいそう。今出してあげるからね。」

そう言うと正人は、巨柱のため、僅かに出来た競パンとマナブの肌の隙間から

手を入れ、見事なまでに成長したマナブの肉柱を引きずり出し始めた。

「あぁ、やめろ、やめろよ!」既に十分すぎる痴撃と屈辱を受けたマナブは

さらなる責めを恐れ、必死に懇願していた。

しかし、"ハッ"となった。

"こいつを救ってやるのは、オレしか、オレしかいない!"

全てを捨てる決心をしたマナブは、抵抗する事を止めた。

「正人、お前覚えているか?」マナブの口調は急に優しくなった。

しかし、そんなマナブを更に追い詰めるかのように、正人はやっとのことで

マナブの肉柱を引きずり出した。

その肉柱は急角度で天に向け反り返っている。

正人はその巨柱を優しく握る。

大きめの正人の手がが両手で交互に持っても先端の頭が飛び出ている。

赤紫色の頭はゴルフボール大の大きさになり、

先端からは激変した正人を悲しむかのように粘り気を持った"涙"を流している。

そんな正人を諭すかのように、自分が辱めを受けているにもかかわらず、

マナブは優しく問い掛ける。

「マナブ、覚えてるか? 俺達が始めてであったとき。オレはすげぇ荒れてて、

喧嘩さえ出来ればいいなんて考えで、お前に立ち向かっていった。」

正人は聞いているのか、いないのか、まるで大切な物を触るかのように、両手で

やさしくマナブの肉柱を摩り始めた。

その手つきはまるで陶芸家が子供のように大切にしている陶器を布で拭くかのように

優しく情愛をこめたものだった。

"チャンスかもしれない・・・"

しかし、次の瞬間、正人はスッと学ぶから離れ、トランクスの中からあるものを出しながら、

ニヤニヤと笑い始めた。再び「邪」の瞳に変わるマナブ。

「けど、お前オレに、本当の強さは・・・・正人?」

マナブは何かわからなかった。トランクスから出したあるもの。 それは、はさみだった。

その瞬間、マナブを拘束していた糸は、突然愛撫を止めたかとおもうと、

突然マナブを天井に向け引っ張り始める。

「え!? な、なんで?」混乱するマナブ。

マナブはリングからある一定の高さまで持ち上げられると、突然身体を逆さにさせられた。

「ぐあっ!?」何も抵抗できないマナブはただ驚きの叫びを上げるしかない。

まるでルーレットを回すかのように、180度回転されたマナブの身体。

逆さになり、ちょうど尻の部分が立っている正人の頭の部分にくる。

正人はマナブの後ろに回りこむ。

そこには競パンに包まれた豊かな果実=袋、誰も受け入れた事の無い秘宮が存在していた。

正人はトランクスから出したはさみで、競パンの尻の割れ目の部分に切れ込みを入れる。

マナブの恐怖感が一層強まる。