闇の地下プロレス(4)
俺は(しまったー!。あの時和男に笑われても金的カップさえ着けてれば
こんなに悶絶しずに済んだのにぃー)と心から後悔したが、
俺の股間はジンジンと痛みとても立っていられないぐらいだ。
2号が俺に突進してきた。
そして顔面にやつの激しい蹴りを受けてしまい、
その反動で俺は思いっきり後ろへ仰け反ってマットに大の字になってしまった。
すると奴はまた俺の上に跨ぎ、6っに割れた俺の腹筋に指の付け根まで埋め
俺の胃袋を掴みこねくり出した。
俺は堪らず「ぐ、ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー」と叫び
足をバタバタとさせ苦しみ、口からは涎や白い泡が噴出した。
俺は必死に胃袋を掴む手を離そうと奴の太い腕にパンチを入れた。
すると奴が「そんなことしていいのかなぁー」と言うと
空いた手でまた俺の股間を掴んで激しく揉む。
俺は「和男ー頼むタッチー」と叫んだ。
和男はリングに割り込むと奴に延髄斬りを決め
なんとか自分のコーナーへ戻り和男とタッチを済まし、
和男と交替する事がやっと出来た。
和男はスタミナを温存していたので、暫くは飛び技等で速攻をかけた。
だが2号の巨漢には長続きもせず1号の待つコーナーへ追いやられ、
リング下の1号に足を取られお約束の鉄柱股間攻撃の犠牲に・・・
和男の「ぎやぁぁぁぁ・・・」という悲鳴は俺の悲鳴を上回り
会場内に響き渡りお客達の笑いを買った。
しかし、和男は何とか自力でこの拷問技から逃れ
俺の待つコーナーへたどり着き
「聖矢、ス、スマン タッチをして交替してくれ・・・・・」
俺は未だ自分の股間のジンジンした痛みから開放されたわけでは無かったが、
片手で股間を押さえながら空いた手で和男とタッチし再びリングへと戻った。