闇の地下プロレス(18)

 

俺は、不様に2号の奴にアルゼンチンを決められて客たちに醜態を晒し続けて

呻くだけしか出来ないでいた時だった。

和男がリングに上がり、背骨が折れんばかりに不様に2号の両肩の上で反りかえった俺の

股間を鷲掴みにし、揉み出して俺に言った。

「星矢!、不様だなぁー?。ヒーロー気取りでカッコつけたがりのお前に最後の

チャンスをくれてやる!」

そして、今度は2号に対し、

「なぁー、2号さんよぉー。コイツの最後の止めは俺にさせてもらえないかぁー?」と

話し、俺は2号のアルゼンチンから開放された。

そして、俺はビキニの前後の食い込みを直し、リングの中央に立っている

和男を睨みつけながら、リングの中央にヨロヨロと歩み寄った。

和男はそんな俺を見て、「ニッコ」と笑い握手を求める様に、奴の太い右手を

差し出してきた。

俺は(コイツの本心は一体?)と思いながらも

握手をしょうと右手を出した瞬間奴の太い右腕が俺の股間にぶち込まれた・・

「うわあぁぁぁぁぁぁ・・・・・か,和男ー、テェメー・・・・・」と股間を

押さえ蹲ろうとした俺の髪を掴み

「本当にトロイ奴だなぁー。えー、星矢ちゃんよー。折角チャンスをやったのに・・・」

と言いながら、股間に片手を当てたままの俺にコブラツイストを決めてきた。

コイツの馬鹿力でコブラツイストを決められて、逃れたレスラーは一人もいない・・・・・

俺もコイツの締め技の凄さは知っていたから、

下手に抵抗したら骨折は避けられない・・・・・・・・・

俺は、この時(コイツだけはゼッテエー許せねー。俺を裏切りった上にここまで 

陵辱されたんだ・・・。必ずリベンジして同じように屈辱と俺が味遭わされた

陵辱感を叩き返してやる・・・・・・)と思い薄れ行く意識の中で誓って

全身の力が抜けかけた時・・・・、和男は自ら技を解き俺にビンタをかまし

意識が戻ったのを確認し、今度は和男の十八番和男スペシャルの卍固めで

俺に完全に止めを刺した。

俺は奴の卍固めを決められたまま、呻くことも出来ず失神してしまった。

60分にも渡る俺に対する私刑は終幕する・・・・・・・