闇の地下プロレス(17)
2号のマンハッタンドロップを食らった俺は、ビキニからはみ出してる玉を手で覆うとしたが、
再度、2号は俺にマンハッタンをしようとした。
2号の身長は2メートルあり、その上俺を頭上高々と持ち上げるということは
約3メートルの高さから一気に奴の膝に股間を叩きつけられることになる。
今まで散々、俺は股間攻めに遭い、これ以上股間に打撃を食らえば、完全に俺の股間は
潰される。
そう思ったときに、2号は「星矢!。これで終わりダー」と叫び、
俺を奴の膝に叩き付けようとした時、俺は咄嗟に素早く奴のコメカミの辺りに
モンゴリアンチョップを叩きこんでやった。
思いのほか、効いている様で、高さ3メートルからの2回目のマンハッタンだけは避けられた。
俺は、マットに蹲る2号似に対して、ボーディープレスを放ち見事に決まった。
俺は、今の体力で出来るだけの攻撃を2号に対して続け、
奴の喉元にエルボーを落とそうとした時、
「小僧ー。まだまだやられ足りねーかぁー?」と言いながら、
俺のエルボーを片手で受け止め俺を弾き飛ばした。
奴は仰向きにひっくり返った俺の上に素早く乗ると、今度は奴の
130キロの体重を片足づつに
力を込め踏み出した。
これは、フットスタンプと言うより正にこのデブの俺に対する踏みつけでしかなかった。
奴の重い足が俺の胸部に決まるたび、肋骨が「ミシミシ」と音を立てておれんばかりだ。
また、同じく腹筋に決まれば、さっき採った食事が逆流して思わず吐き出しそうになる。
俺は、何とかこのデブのバランスを崩させて、俺の上からどかさないと本当に殺されるとさえ
感じ、力を振り絞って、奴のわき腹部分にナックルパンチを叩きつけたが、分厚い贅肉で
何の効果も無かった。
奴は、そんな俺の攻撃を嘲り笑い、マットから俺を引き起こし、
今度はアルゼンチンを決めてきた。
何時もの俺なら、体格差で負けてる相手にこの拷問技を決められても、自慢の柔軟さで
切り抜ける事が出来たのだが、今日はここまで徹底的に痛めつけられてはそれも出来ない。
俺は無様に2号の両肩の上で弓なりに体を反らして呻くことしかできなかった。
それに、今日はビキニを「Tバック、Tフロント」にされ、醜態を観客全員に晒して・・