闇の地下プロレス(14)
俺は絶望感にさいなまれ、その場で立ち尽くしてしまった。
1号はそんな俺の背後から近づき、俺にヘッドロックをしトップロープに目を擦り付けながら
コーナーからコーナーへと走り奴の足が止まったと思ったら、
顔面を思いっきりコーナーポストに叩きつけられた。
俺の目は、ロープとの摩擦で暫くは、ボンヤリとしか物が見え無かったし、
おまけに頭からの流血で視力と視界がかなり狭くなってしまっていた。
コーナーポストの元に崩れ落ちる様に座り込んでしまった俺を
奴はリングの中央まで引きずるように引っ張って行き、
抱え上げるとパイルドライバーの態勢に入った。
そして「今日はお客さんたちへのサービスデーだ!。
これから聖矢をTバックTフロントの刑にするぜ〜〜〜〜〜」と言いながら
俺のビキニのバック部分を素早くケツに食い込ませTバックスタイルにすると、
客達によく見える様にリングの中をゆっくりと周回し、俺が足をバタツかせ
抵抗し、「Tバック、Tフロントの刑だと〜?」というより早く
マットに思いっきり頭から叩きつけられた。
「ぐふぅぅぅぅぅぅぅ・・・・」。
俺はケツに自分のビキニを食い込ませたまま、マットに横たわって失神しかけていた。
奴は俺の髪を掴み立たせると、ロープへふり、反動で戻ってきた俺にタックルするような格好で
また、コーナーポストに俺の背中を強かに打ちつけた。
そして、その態勢で俺の胸をぐいぐいと奴の胸で押し付けながら
素早くトップロープで俺の両手を固定した。
リングサイドにいた2号と和男は一緒になって、
コーナーポスト越しに俺の両足を引っ張り股を
最大に開かせ、両手と同じように固定した。
俺はリングに磔に去れてしまったのだ。
1号は「星矢ー。後ろのお客達にお前のTバック姿を披露したんだ。
今度はお前の正面のお客さん達にもご披露しねーとなー!。覚悟はいいなぁー」と言うなり
俺のビギニのVラインに奴の手が伸びてきた。
俺は肢体を固定されてはいたが、体をくねらせながら「Tフロントの刑だと−?。
ふざけるなー。どうせ、また俺の玉を触りたいだけだろがー。この変態がーーーー」と
俺は奴に噛み付いた。