闇の地下プロレス(12)
俺は股間の激痛に耐え、和男に掛けられたロメロ。スペシャルを外そうと
必死にもがいていて、どうやって暴れた弾みで片足が外れて、
和男の奴の腹筋にフット・スタンプを決めたのは確かだった。
和男は胃液を吐きながら悶え苦しみ、俺は仰向けになり股間を両手で押さえ
全身を未だ痙攣させながら、マットに転がっていた。
シャーク1号はそんな俺の顔面をアイアンクローで掴み引き起こすと
「星矢〜!。和男とのお子様のお遊びはここまでだ!。
ここから先は俺と2号で大人がテメェーを玩具にもっと遊んでやるぜ〜〜〜。
ハハハ・・・・・」
俺は、コメカミを掴まれながら震えるような声で
「何時までもヤラレ放しだと思うなよ・・・
このクソ爺〜〜〜〜」と言いながら奴の腹部に膝を叩きこんだ。
奴は、一瞬怯んで掴んでいた俺のコメカミを放した。
マットに蹲る奴のわき腹にトー・キックを次々と叩きこむ。
ケリを叩きこむ度に奴は大きく上半身を反らし悶え呻声を上げたが、
俺は攻撃の手を止めず蹴り続けた。
背後から近づく2号に全く気づかなかった。
2号は蹴ろうとして片足を振り上げた足を掴み、空いた手で俺の玉を握り
「ボウヤ、何時までもいい気になってんじゃねー」と握った手に力を込めてきた。
「うおー!」叫び内股になってしまい、次第にまたマットに四つん這いになってしまった。
しかし、2号は握った俺の玉を放さない。
玉を握られたままでは全身に力が入らず、この場から逃れることが出来ない俺は
「何時までも人の大事な玉を握ってんじゃねー。このクソデブがー」と叫んだが、
2号の奴にはそんな罵声は効果が無く、かえって奴は握る手の力を込めてきた。
四つん這いになって背後から玉を握られて、足をバタつかせ苦しんでる俺を見て。
1号が「さっきはよくもやってくれたなぁー。星矢!」と言いながら
俺の後頭部を踏みつけてきた。