2・2・2 望
第1話
サトシへの恩返しのつもりで言った「好きにするといい」。
この言葉が取り返しのつかない事態を招くとは思いもしなかったエースは、
ヤプールの作ったスーツとサトシのかねてからの願望により窮地に立たされる。
そして、あの時の悪夢を再現するように胸を貫かれ意識を失った・・・。
エース:・・・・?!・・・わ、私は・・・・・?!・・・・・
サトシ:おはよう・・・エース・・・どう?傷は
エース:・・・・・あ、あぁ・・・治ってるみたいだ・・・
何故、介抱してくれたんだ?
サトシ:・・・・?・・・だって、まだ僕の希望、叶ってないもの・・・
エース:・・・こ、この上、何を!
サトシ:君を手に入れる・・・・これが僕の願いさ・・・
エース:・・・・確かに「好きにするといい」とは言った・・
だが、サトシ・・・私を殺そうとするなんて・・・・
サトシ:・・・・死んでた方がよかったかもね・・エース・・・・
エース:・・・?!・・・いい加減にしないか・・・
フワッ・・・・サァァァァァァ・・ガシャン!
エース:・・・こ、これは・・・・?!・・・・
ヒッポリト星人(サトシ):ねっ?死んでた方がよかったでしょう?
エース:・・・・そ、そうか・・・私をブロンズ像にするつもりか・・・
ヒッポリト星人(サトシ):さぁ・・・どうだろうね?
シャァァァァァァ・・・・
エース:ぬっ・・・くっ・・・・くそっ・・・
ヒッポリト星人(サトシ):わぁぁぁぁ・・素敵だよ、エース・・・
エース:や、やめるんだ!サトシ
ヒッポリト星人(サトシ):どうしてさ・・・汚れたエース・・・すごい、素敵だよ?
エース:サトシ・・目を覚ませっ!
カプセルの天井から浴びせられる灰色の粘液はエースの体を隅々まで汚していった。
サトシの望みを叶えるためにエースの体をどこまでも汚していった。
カプセルの中で粘液を浴び、悶え苦しむエース。
体に付着した粘液を払おうとしても粘り気があって払い落とせる気配が全くないのだ。
そんな抵抗をしている間にも体は灰色の液体に包まれ、汚され尽くしていった。
シャァァァァァァ・・・ポタッ・・・ポタッ・・・・・
フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・
エース:・・・?!・・・ま、まずいっ・・・・くそっ・・・か、体が・・・・
灰色の液体による責めが終わったと思った瞬間、間髪いれずに次の責めが始まってしまった・・・
それも、予想以上に凶悪な・・・・。