愛しいエース  

 

2・1・2 情

第2話

 

 破壊光線を必死に耐え、サトシに憑依したヤプールの存在に即座に気が付くエース。

 目の前で悶絶する獲物に気分をよくしたのか、先端がVの字になっているワイヤーを

エースの首に装着し、強力な電撃を流すヤプール。

エース:ぐっ・・くそっ・・・サ・・・ト・・・シを・・・

     はぁはぁ・・・元に戻せ・・・


サトシ(ヤプール):これだけ痛めつけられてもまだ、他人の心配とは・・・

          愉快愉快・・・・


 カラータイマーには破壊光線を、首には電撃を・・・

防御も回避も出来ないエースをこれでもか!と攻撃するヤプール。

ピコン・・・ピコン・・ピコン・・ピコン・・

サトシ(ヤプール):おやおや、限界が近いようですねぇ・・・

エース:・・・・はぁはぁはぁ・・・電池切れ・・・・か?

     ・・・ふぅぅ・・・・サトシを・・・返せっ!


サトシ(ヤプール):ふっ、まだ強がりを・・・安心なさい・・・

          私は憑依しただけ・・・

          このタイマーが外れたら憑依も解けますよ・・・

エース:・・・よ、よかった・・・・・わ、私はどうなってもいい・・・

     はぁはぁ・・・んぁ・・・・・・んんっ・・・サトシ・・を・・・


サトシ(ヤプール):どうなっても?

          指一本で殺すことさえ出来るあなたに

          交換条件を出す権利があると思っているんですか?

パチンッ!

 ヤプールの憑依したサトシの指の合図でドクロが装着されたポールが出現した。

 ヤプールに空間を支配されたこの部屋は、

地球にいると言うよりはヤプールの本拠地にいるのと同じなのかもしれない。

ドロッ・・・ドロドロ・・・・・・

 ドクロの口の部分から白い粘液が溢れ出し、眼下に拘束されているエースの頭上に

降り注ぎ、体を汚しつくしていく。

 さらに、ドクロの目の窪みからも透明な粘液が溢れ出し、

白い液体と共にエースを容赦なく哀れなものへと貶め始めた。

サトシ(ヤプール):どうだい?この液体・・・見覚えがあるだろう?

エース:・・・?!・・・はぁ・・・はぁ・・・・?!・・・・こ、これは・・・・・

サトシ(ヤプール):安心してください・・

          あの時のようにオブジェにする!なんてことはないですから

エース:・・・くっ・・くそっ・・・・

     私を連れ帰り・・・処刑するなり忌み物にするなりするがいい・・・・

     サトシは・・・はぁはぁ・・・関係ない・・・


サトシ(ヤプール):そうはいきません・・・

          彼も大事な人質ですからね・・・ふふふふふ・・・・・・


エース:わ、わかった・・・で、では・・・私が・・・はぁはぁ・・・

     ヤプールに・・んんっ・・・敗北した・・・証拠として・・・・


サトシ(ヤプール):・・・・・・?

エース:ほ、奉仕する・・・はぁはぁ・・・殺せと言っても殺さないんだ・・・・

     い、生き恥を晒す・・・んんっ・・こ、これでどうだ・・・・・


サトシ(ヤプール):おやおや・・・ウルトラ兄弟5番目の戦士のセリフとは

          思えませんねぇ・・・・


エース:か、代わりに・・・・サトシを解放する・・・ことを・・・んんっ・・・・

    検討・・・はぁ・・・はぁ・・・してくれ・・・


サトシ(ヤプール):・・なるほど・・・腐ってもウルトラ戦士というわけか・・・

          いいでしょう・・・・考えてあげましょう・・・


 エースの唐突な申し出に不思議そうな表情を浮かべるヤプール・・・。

 悪魔に憑依されたサトシはベトベトに汚れゆくエースの体に近づき、

股間をエースの顔に押し付けた。

 悔しさに震えながらもエースはサトシの股間を舐め回し、

ヤプールに対して敗北宣言となる奉仕を始めた。
 
サトシ(ヤプール):よし、いいぞ・・・・

          正義のヒーローも出来るものなのだなぁ・・・・


エース:んんっ・・・んはぁぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・・ふぅぅ・・・・・

サトシ(ヤプール):ほらほら・・休む暇はないぞ・・・・

 サトシの体に加えられる刺激はヤプールにも届いていた。

 股間を嘗め回すエースの行動に気を良くしたヤプールはそのまま体を

エースに絡みつかせ始めた。

 腕も使えず、動くことも出来ず・・・出来るのは目の前に来た部分を嘗め回すだけ・・・。

エース:(も、もうちょっと・・・もうちょっとだ・・・)んふぅぅ・・・・はぁはぁ・・・・

サトシ(ヤプール):ほらほら、疲れてきたのか?んんっ?

エース:(い、今だっ!)んがっ・・・・んぐぐぐぐぐ・・・・んぐっ!!!

サトシ(ヤプール):・・?!・・・な、何を・・・

          くそっ・・・そういうこと・・・かぁぁぁぁぁ