愛しいエース  

 

2・1・1 愛

第1話

 ヤプールの罠にかかり十字架に拘束された姿のまま、

エースを欲しいと願う地球人・サトシのもとへと転送されてしまったウルトラマンエース。

 念願だったエースを前に気持ち高ぶるサトシを説得し、

不利な状況のままヤプールと再戦するエースだったが、

大逆転を果たし瀕死の重傷を負いサトシのもとへと戻ることに成功したエース。

 再び戻ってきたエースを介抱し、元に戻すサトシ・・・

しかし、その顔はエースが帰ってしまうことを予期し寂しがるものだった。

 2度も命を救ってくれたサトシへの恩返しをするために、

一度外すことに成功したエネルギー制御装置を装着しなおし、自ら十字架に磔なったエース。

 そのエースの言葉を聞き、無言でエースを封印したサトシだったが・・・・。

サトシ:・・・・エース、ありがとう・・・・

     で、でも・・・・僕・・・・・・・・

     エース:・・・・・・・・・・・・・・・・・


 涙を流しながら十字架の拘束解除ボタンを押し、力なく倒れてくるエースを支えるサトシ。

 体格のよい方ではないサトシはエースの体を引きづり、ベッドまで運んで仰向けで寝かせた。

 エースの持ち帰ったヤプールの発明品の入った袋を探り、色々と出てくる発明品に目を輝かせ、

ベッドで眠るエースを見て、落胆する・・・・・。
 
サトシ:・・・こ、これくらい・・・・い、いいよね・・・・・エース・・・・
 
 サトシは金属製の貞操帯をエースに装着させた。

 十字架の拘束と同様で装着された途端に隙間をなくし、ピッタリとフィットしていった。

 貞操帯の装着具合を確認し、恥ずかしそうに股間を撫でた後、

首輪を取り出しエースに取り付けた。

 ベッドで横たわるエースに覆いかぶさり、興奮した自分の股間をエースの逞しい躯体にこすりつけた。

 貞操帯、首輪・・・サトシのボルテージは最高潮だった・・・。

ドクン・・・・ドクン・・・ドクン・・ドクン・ドクンドクン・・・・!!!

 あの時と・・・そう、あの時と同じでサトシは興奮に素直に従い、

その性をエースにぶちまけた。

 エースの貞操帯やその周辺を白く汚していった。
 
サトシ:・・・はぁ・・・はぁ・・・・エ・・・−ス・・・・

エース:・・・・・・・・・・・・・・

 脱力した状態のまま、震える手でエネルギー制御装置を操作し

「seal」から「1/10」に針を動かした。

 封印時間が長かったためにすばやい回復は見込めなかった。

 タイマーは青く光っているものの、瞳には弱弱しい光しか戻っていなかった。

サトシ:・・・エース・・・・・・・・

エース:・・・・?!・・・・んっ・・・・んんっ?・・・・・・・

     こ、ここは・・・・・?


サトシ:・・・スゥ・・・・スゥ・・・・・・

エース:サトシ?・・・・寝ているのか・・・・?!・・・・

     こ、これは・・・・・


 サトシが意識を失う直前にエースにしたキス・・・

これのおかげで起きたのかどうかは定かではない。

 キスの直後にサトシは意識を失い、代わりにエースは意識を取り戻した。

これは事実だった。

 サトシが横で寝ていることに気が付くのと同時に、

自分に2つの物が装着されていることにも気がついた。
 
エース:こ、これは・・サトシが・・・・?・・・・・?!・・・・・
 
 片方の腕はサトシの枕になっているために動かせない・・。

 もう片方の手で首輪を触り、貞操帯に手を回した時にネチョとした感触に驚き、

サトシの思いの形に気が付いた。
 
エース:・・・サトシ・・・・・・・

サトシ:・・・エ・・−ス・・・大・・好き・・・・・・

エース:・・・・?!・・・・・・・・
 
 ヤプールに送り込まれてきた時には自分を欲するという考えを理解できなかったが、

今は少しだけ・・・ほんの少しだけだがエースにもその情は伝わり始めていた。

 片手を枕にしたまま、エースはおそるおそる手を伸ばし、サトシの頬を撫で始めた。
 
サトシ:・・・んんっ・・・・・んんぅ・・・・・・
 
 頬を撫でた手はサトシの頭を撫で、逆側の頬を通り胸元を撫でるにいたった。

 優しく、サトシを起こさないように気を使いながら愛するものを愛でるように

エースはサトシを撫で続けた。
 
サトシ:・・・ンフゥ・・・んんっ・・・・んんぅ・・・・・