ウルトラマンAの敗北

=  4  =

 

キラーは、その細い指先で、切れた頬から僅かに流れ出た血液を拭った。

そして、静かにそしてその勝利を噛みしめるように一歩一歩エースに近づいていった。

「この瞬間を待っていたのだ。俺は賭けに勝った。そしてエースに勝利したのだっ!。」

キラーはそう高らかに宣言した。

キラーは、喘ぎうつむくエースの肩に手をかけた。

そして、ゆっくりとエースに屈辱の言葉を与えた。

「正義の使者ウルトラマンエースよ。メタリウム光線をわざと外したな。」

顔を背けるエース。

【くぅぅっ。】エースはその野太い声で低くうめいた。

「もう一度聞く。正義の使者よ、わざと、外したのだな。」

肩をおとすエース。

「なぜだ?答えろ。エース。」

沈黙するエース。

「ならば、代わりに俺が答えてやろう。エース。其れほどまでにこの俺の事が、

いとおしいか。」

エースは、頭を上げ、キラーを睨みつけた。

いや、睨みつけたのではない、もはやその眼光には以前のような輝きはなく、

弱々しく薄っすらと光っているだけだった。

「さあ、立つのだエース。まだまだ、お前の役目は終わってはいない。」

エースの肩に強く手をかけるキラー。

肩を落とし、脚を引きずるように、弱々しく立ち上がるエース。

そこには、もはや凛々しい正義の使者のオーラは無かった。

エースのその逞しいがっちりした体躯は、逆に哀しくみえた。

キラーは、ようやく立ち上がったエースを後ろから抱きかかえた。

 

キラーが合図をすると天から3本の赤いリングが降り、エースをからめ捕った。

肩、腹、足首の位置で、それらのリングが停止する。

棒立ちになるエース。

エースは、全く抗う事もなく、赤いリングを受け入れた。

 

そして、おもむろにキラーは後からエースを抱え込むと、自らの股間から浮き出た

キラーのシンボルをエースの臀部の割れ目に沿って、深くあてがった。

【う〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ。】エースの野太い雄の声が、静かにそして力強く、

純白の空間にこだました。

キラーは抱え込んだ自らの左腕を、エースを愛撫するように腹のラインに沿って

引き上げ、その繊細左手でエースの胸を揉み解した。

【う〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ。】さらにエースの唸るよな喘ぎが、純白の空間を支配した。

キラーは一方の右手で、エースの右手を掴むと、エースの股間へと導いた。

「エースよ。自ら熱くなるのだ。」

ヤプールはウルトラ一族の伝説として、自らの手でしか、その封印された自身を

解き放てないことを知っていた。

キラーはその右手をエースの手と重ね、エースの股間を優しく刺激した。

するとどうだろう、エースの股間の銀色のスーツが、うっすらと粘液でてかりだした。

ピチャピチャと液体がゴムにこすれるような音が響き渡る。

【うぅ〜〜〜〜っ〜〜〜〜っ。】さらに深まったエースの雄の喘ぎがこだまする。

エースの股間の銀色スーツに、徐々に浮かび上がる突起。

キラーは再び、自らの右手をエースの右手にピッタリと重ね合わせた。

自らはエースの突起に直接は触れることなく、キラーの細い指先は、正確にエース

のその無骨な指先をとらえ、エースの突起の両側にめり込ませ、大きく縦に伸びる

突起を握り取るように強く指先を回した。

その瞬間、その突起の薄皮がはじけ、ぬらぬらと銀色に照り輝くエースのシンボル

が飛び出した。

「おぉー。やったぞエース。」歓喜の声を上げるキラー。

エースのシンボルが飛び出した瞬間、その表層に付着した粘液が、エースの胸板に

飛び散った。

飛び散った薄っすらとした粘液のしずくが、薄く銀色に輝き、エースの胸を汚した。

そして、その飛び散ったしずくは、僅かではあるが、カラータイマーにも付着した。

エースのカラータイマーに付着した極くわずかな一滴から、見えるか見えない程度

ではあったが、一瞬、ほんの薄っすらと白煙が舞い上がった。

その一瞬をキラーは見逃さなかった。

(やはり、そうか!。夕子から伝え聞いたウルトラの伝説は嘘ではなかった。

 『最大の急所であるカラータイマーは、最大の急所により劣化する。』)

キラーはその赤い右手をエースの右手に重ね合わせ、その銀色にぬらぬらと照り輝く

エースのシンボルを巻き取るようにやさしく刺激した。

【う〜〜〜〜〜う〜〜〜っ〜〜〜〜〜〜〜っ。】頭を振り乱し、エースの野太い雄叫が、

白い空間に響き渡る。

(いまだっ。)

キラーは左手で、むっちりとしたエースの臀部をつかむと、割れ目に沿って押し開き、

その赤く照りかえす自らのシンボルを押し込んだ。

エースはキラーと共に仰け反り、エースが腰をぶるっと震わせたかと思うと、

同時にエースのシンボルが天高く空を仰いだ。

その瞬間、エースは銀色に輝く濃厚な愛液を解き放った。

【う〜〜〜〜〜う〜〜〜っ〜〜〜〜〜〜〜っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ。】

「やった。!!」

「やった。とうとう手にしたぞ。」

銀色に照り輝く愛液は惜しげもなくエースの胸を汚し、エースのカラータイマー

にも降り注いだ。

と同時に、エースのカラータイマーから激しく白煙が立ち上がる。

赤く輝く3本のリングの中で、プルプルと痙攣しているエースの銀の手。

その時エースの無骨な指先の間から、濃厚な銀の愛液が糸を引き、地表に滴り落ちた。