Day Control


12話


 自らを助けるためにセブンが再びナックル星にやってきた・・・

それも、モルモットになってまで。

 モルモットになって惨めな最期を迎えるよりは、一瞬で終わる処刑の方が

兄さんのためにも・・・

そう考えたジャックだったが、ナックル星人の用意した処刑方法は

そんなジャックの兄への思いを打ち砕くものだった。

 体に精エネルギーを溜め込むが、排出できない体に改造されてしまったセブンを

狂い死させるというものだった。

 一度は躊躇するものの、セブンに説得され処刑がついに始まるのだった・・・。

 処刑場の真ん中で逆さに磔にあうセブン。

 その姿はあの逞しい深紅のボディではなく、モルモットが着用するボディスーツで

漆黒に染められ、顔のみが確認できる状態だった。

 自慢のアイスラッガーも塗り固められ使用不可能・・・

打つ手なしの状態で処刑場に晒されているのだ。

 震える手で光線銃を手にするジャック。

 その銃口は無抵抗のセブンに向けられていた。

ナックル星人「さぁ・・・まず、その銃を撃ちなさい!」

ジャック「(兄さん・・・・すいません・・・・)」

シャァァァァァァァァァ・・・

セブン「くっ・・・?!・・・こ、これは・・・?」

ナックル星人「何も起こっていないと思っているのですか?」

ジャック「・・・・???・・・・」

セブン「・・・・・・」

ナックル星人「あなたのエメリウムエネルギーを全て分解し、

        体を100%ナックルエネルギーで満たしています」

セブン「・・・な、何っ?!・・・」

ナックル星人「この後の光線で威力を発揮しますよ・・・ふふふふ・・・」

 セブンのビームランプから光が消えたことを確認し、次の光線銃を手渡すナックル星人。

 セブンが戦えない体に変わった瞬間だった・・

この処刑がもう引き返せないことをジャックが悟った瞬間でもあった。

ナックル星人「さぁ・・撃ちなさい!」

 ナックルの合図と共に桃色の光がセブンを包み込む。

 その直後、処刑場にセブンの声が聞こえ始める。

セブン「くはぁぁぁぁ・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・・」

ジャック「に、兄さん?!」

セブン「はぁ・・はぁ・・だ、大丈夫・・・はぁ・・・ま、まだ・・生きてる」

ジャック「こ、これは・・・どういう効果があるのですか?」

ナックル星人「これはナックルエネルギーと反応し、その生物を淫乱にする効果があるのだよ」

ジャック「・・?!・・そ、それじゃ、セブン兄さんは・・・」


ナックル星人「全身が性感帯になり、あのスーツの締め付けだけで本来なら絶頂を迎えるほどだろうな」

セブン「あぁぁぁぁぁっ・・んっ・・くはぁぁっ・・・・」

ナックル星人「まだ照射していろ!目が乱滅したら消してもいいぞ」

ジャック「は、はい・・・ナックル様」

セブン「んっ・・くはぁぁっ・・・ジャック・・・ち、ちゃんと・・言うことを・・

     はぁ・・はぁ・・・聞くんだ・・・・」

ジャック「兄さん・・・・」

 股間を大きく誇張し始め、枷で封じられた四肢を破らんばかりに体をばたつかせ、

そしてその衝撃でまた体が淫乱化していく負のスパイラルに嵌るセブン。

 徐々に喘ぎ声しか出せなくなり、瞳がランダムに点灯し始めた。

ナックル星人「さぁ、最期はこれだ・・・やれ!」

ジャック「こ、これは・・・・・」

ナックル星人「これを塗ればどうなるか・・・もうわかるだろう?」

ジャック「・・・・・」

セブン「くわぁぁぁぁぁっ・・・ジャック!・・・

     はぁはぁ・・・やれ!やるんだ!・・・ぁぁぁんっ・・・・・くはぁぁぁっ・・・・」

ナックル星人「さぁ・・・とどめをさしてあげなさい?」

ジャック「わ、わかりました・・・ナックル様・・・」

 最期に、とナックル星人に渡されたのはジャック自らも体験済みのあの忌まわしい粘液だった。

 その粘液は体に塗られただけで光線を受けていないジャックが喘ぎだしてしまうほどの威力・・・。

 このモルモットスーツは外部からのクスリを容易く浸透させるため、

粘液は体内に入り、決して外には漏れ出さない・・・・

最悪の状況だった。

 今のセブンにこれを濡ればどうなるか・・・考えるまでもなかった。

セブン「はぁ・・・ぁぁぁぁぁぁぁっ・・・くっ・・・んがぁぁぁぁぁ・・・」

ジャック「兄さん・・・・」

ナックル星人「さぁ・・まずは、顔と頭に塗りなさい!」

ジャック「・・・?!・・・は、はい・・・ナックル様・・・」

 恐る恐る粘液を手にため、セブンの顔に近づく・・・・。

 その瞳は淀み、すでに状況が理解できるほどの余裕はないように思えた。

 そして、意を決して粘液をセブンの顔に塗りつけた。

セブン「・・?!・・ぐわぁぁぁぁぁっ・・かはっ・・・ぁぁぁぁぁっ・・」

ジャック「に、兄さん?!・・」

ナックル星人「止めてもいいんだぞ?

        その代わり、セブンは永久にそのままだ・・・生き地獄のまま・・・・」

ジャック「・・・?!・・・わ、わかりました・・続けます」

 1塗り、1塗り・・・セブンが絶叫し、ジャックの心が痛んでいく。

 あの端正な顔はすぐに緑色の粘液にまみれ、涎と交じり合って顔を包んでいく。

ナックル星人「いいぞ・・綺麗になったじゃないか・・・

         次は首から徐々に塗り上げていけ・・・足までな・・・」

ジャック「はい・・ナックル様・・・」

セブン「ぐわぁぁぁぁぁっ・・・・んっ・・・はぁはぁ・・・ああぁぁぁぁぁぁ」

ジャック「(兄さん・・・ごめんなさい・・・)」

 首を両手で撫でるように粘液を塗り、プロテクターがあったはずの胸板、

鍛え上げられた腹筋・・・ぎちぎちとモルモットスーツを破らんばかりに大きくなった

股間を見過ごしたように見せかけ、両方の太ももに移動するジャックの両手。

 それを見逃すナックルではなかった・・・。