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ツエルマットの休日7日間
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ツエルマット
 昨年に続いて「冥土の土産」ツアーに参加、1976年1月に訪ねて以来37年ぶりの訪問でした。
1日目 成田からウィーンへ

11時15分発OS52便で出発です。 オーストリア航空は初めてです。 ウィーンに到着です。 ベンツでホテルへ向かいます。
ウィーン ウィーンはオーストリアの首都であり、9つの州のひとつ。古くよりヨーロッパの東西と南部を結ぶ十字路として、ウィーンの森を背景に二千年の歴史に育まれてきました。
ウィーンの歴史は紀元1世紀初頭に遡ります。当時ここには、古代ローマの軍営基地ヴィンドボナが建設されたのです。今日の市街にとって最も重要なのは、マリア=テレジア女帝時代のバロック建築と、フランツ=ヨーゼフ皇帝時代の建築群です。これらの歴史的建築は、豪華なリンク大通りに並んでいます。
シュテファン大寺院を中心に、街の中心部を囲んでいる幅広い環状道路が「リンク」。かつて市を守る城壁と濠があった所で、19世紀の半ばにそれらが取り除かれ、現在は街路樹が美しいウィーンのメインストリートのひとつ。(オーストリア政府観光局HPから)
HOTEL ROYAL ★★★★ Singerstrasse 3 Vienna Austria
外観。リンク内の中心に位置し、観光に便利。角から2軒目がホテル・ロイヤルです。 ジンガー通りに面したエントランス。右側は、イタリア・レストランでした。
室内。部屋からの眺めはありません。 レストランの内部。朝食を摂りました。
ウィーン・リンク散策
シュテファン大寺院 ウィーンのシンボル、オーストリア最大のゴシック建築の教会。最も古い部分は13世紀のもので、シュテファン広場から入る門。 ケルントナー通り ウィーン市の中心部にある通りの一つ。カールスプラッツからウィーン国立歌劇場の横を通ってシュテファン大聖堂に至る。北半分は歩行者天国となっており、カフェやさまざまな店が立ち並ぶウィーン随一の目抜き通りの一つとなっている。ザッハトルテで有名なホテル・ザッハー もこの通り沿いにある。
国立オペラ座 1861年から1869年にかけて宮廷オペラ劇場として建てられました。1945年に戦災を受けたが修復され、1955年カール・ベームの指揮するベートーヴェンの「フィデリオ」で再開されました。 ホテル・ザッハー ウィーンの中心部、フィルハーモニカー通りにある5つ星のホテル。このホテルの名物に、ザッハトルテがある。
ホーフブルク王宮 最初に作られたのは13世紀頃と言われている。その後ハプスブルク家の王宮となり、神聖ローマ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝の宮殿として使用。 コールマルクト通り ウィーンで最もエレガントなショッピング街の一つ。歩行者専用道路。
2日目 ウィーンからチューリッヒへ、
    SBB(スイス連邦鉄道)でフィスプ~ツエルマットへ
    ツェルマット市街散策


9時55分発LX1575便(OS8803とのシェア便です。)で出発です。 離陸。 チューリッヒ空港駅からSBBの特急でフィスプに向かいます。 スイスパスで1等車に乗りました。ここは2階です。
車窓からのトゥーン湖です。この後、トンネルを通ってフィスプに向かいます。 フィスプで登山電車に乗り換えました。 車窓から、花できれいに飾ったペンションです。
白い山が見えてきました。 滝です。 山崩れの跡です。 マッターフィスパ川です。
ツェルマット 名峰マッターホルンを抱くツェルマットはアルプス観光の王道です。環境に配慮したガソリン車乗り入れ禁止のリゾートで、静かな環境と清らかな空気が保たれています。村内の交通は電気自動車または馬車でカバーされています。4000メートル級の名山に取り囲まれており、1年を通じて、雄大なアルプスの山々や氷河を存分に満喫できるでしょう。ゴルナーグラートやロートホルン、スネガ、クライン・マッターホルンなどの絶景自慢の展望台へはケーブルや登山鉄道で、簡単にアクセスできます。約400キロメートルに及ぶコースがそろった多彩なハイキングやスキーが人気。(スイス政府観光局HPから)
Appart hotel Casa Vanessa Ⅱ ★★★ Lauberstrasse 27, 3920 Zermatt,Swiss
外観。ホテルに入るには、トンネルの奥のエレベータに乗るか、裏の丘を登ります。 440号室の室内。2階になっています。1階はリビング、ダイニング、シャワーとトイレです。
リビング ダイニング 2階の寝室B 寝室Aのバスルーム
部屋からのツェルマットの街の眺めです。 部屋からのモルゲンロートに燃えるマッターホルンです。
ツェルマット市街散策
教会。1975年に来た時はこの教会から先は街外れでしたが、今は… フィスパ川に架かる橋からの景色は、T氏曰く、日本人橋と言われるくらい日本人に人気のスポットだそうです。
マッターホルン博物館と教会 ホテルモンテローザの壁にある登山家ウインパーの像 ホルンのパフォーマンスもありました。 1975年の冬に滞在したホテルゾンネです。立派になって…
ネズミ返しの伝統的民家。教会より山側に多く見られます。 以前公園だったところには、マッターホルン博物館ができていました。マッターホルンとマーモット像です。
3日目 ① ゴルナーグラート展望
    ② ゴルナーグラートからリッフェルベルクへのハイキング 
    ③ スネガ展望


① ゴルナーグラート展望 ガイドマップ 
ゴルナーグラート鉄道でゴルナーグラートへ向かいます。 終点のゴルナーグラート駅です。
ゴルナーグラートからのパノラマ展望①です。左から、リスカム(4,527m)、カストールとボリュックス(4,226m)、ブライトホルン(4,164m)、クライン・マッターホルン(3,883m)です。
 
パノラマ展望②です。左から、クライン・マッターホルン(3,883m)、マッターホルン(4,478m)、デントブランシュ(4,357m)です。
 
パノラマ展望③です。左から、マッターホルン(4,478m)、デントブランシュ(4,357m)、オーバーガーベルホルン(4,063m)、ツィナルロートホルン(4,221m)、ヴァイスホルン(4505m)です。
ゴルナーグラート展望台(3,089m)からの、360度パノラマです。
② ゴルナーグラートからリッフェルベルクへのハイキング ガイドマップ  
ゴルナーグラートからローテンボーデン(2,815m)まで30分ほど下ります。 ローテンボーデンから5分ほど下るとリッフェルゼー(2,757m)に着きます。左はリッフェルホルンの岸壁です。
逆さマッターホルンです。水が少なくて全体が映りません。 反対側に回ると、モンテローザ(4,634m)とリスカムが逆さに映っていました。
キバシガラスです。 観光用のヘリが飛んでいました。 ピンクの花はサボンソウ(ナデシコ科サボンソウ属)のようです。青い花は春のリンドウと言われるゲンティアナ・ウェルナ(リンドウ科リンドウ属)です。 エリシムム・ブルナティイ(アブラナ科)です。
ウィオラ・アルピナ(スミレ科)です。 ラヌンクルス・クエフェリ(キンポウゲ科)です。 ソルダネラ・アルピナ(サクラソウ科)です。 プルサティラ・ヴェルナリス(キンポウゲ科)です。
ゲウム・モンタヌム (バラ科)です。 硫黄色アネモネ(キンポウゲ科)で保護指定植物です。 スィレーネ・アカウリス(ナデシコ科)、和名はこけマンテマです。 案内板は豊富で親切です。
リッフェルゼーからさらに15分ほど下るとウンターリッフェルゼー(2,740m)に着きます。泳いでいる若者がいました。 気持ちの良い道です。
前方に、マッターホルンからヴァイスホルン、ツエルマットの谷と素晴らしい景色が広がります。
リッフェルベルクの駅が見えてきました。昼食です。 マッターホルンを背景にパラグライダーが美しい。
③ スネガ展望 ガイドマップ  
「ロートホルン・サンライズ・ツアー」のチケット購入するついでに、約5分の地下ケーブルでスネガまで登ってみました。この角度からのマッターホルンはとても美しい。 夕方になると、ツエルマットの市内をヤギの群れが通ります。観光名物になっているようです。
楽しい1日でした。
4日目 ① クラインマッターホルン 
    ② シュヴァルツゼーからツェルマットへのハイキング


① クラインマッターホルン ガイドマップ  
ヴィンケルマッテンのロープウェイ駅から、8人乗りの高速ケーブル「マッターホルン・エクスプレス」に乗ります。 フーリで乗り換えかと思っていたら、シュヴァルツゼー、フルク経由で一気にトロケッナー・シュテックまで登りました。 トロケッナー・シュテックで大型のゴンドラに乗り換えると、クライン・マッターホルンが眼前に迫ります。 アイスパレスに下るエレベーターです。今回はパスしました。
ヨーロッパでもっとも高い展望台、マッターホルン・グレッシャー・パラダイス(3,883m)の展望台からのパノラマです。マッターホルンから手前に延びる稜線はイタリアとの国境で、左側はイタリアになります。スキーシーズンにはイタリアのスキー場と行き来できます。
ブライトホルン(4,164m)です。 ここからの山頂に向かいます。頂上付近に人影が見えます。
東南からのマッターホルンは、尖がって見えます。 スキーヤーが大勢いました。
② シュヴァルツゼーからツェルマットへのハイキング ガイドマップ 
シュヴァルツゼー(2,582m)の駅でロープウェイを降り、ホテル・シュヴァルツゼーに向かって、右に下ってゆきます。 少し横道を下っていくと美しいシュヴァルツゼー(黒い湖2,552m)が見えてきます。小さなチャペルがある静かな湖です。修道女が何人かいます。
ビオラ・カルカラータ(スミレ科)、園芸品種「パンジー」の母種の一つです。 ゲンティアナ・ウェルナ(リンドウ科)の群生です。 プリムラ・ファリノサ(サクラソウ科)、和名は西洋雪割草です。 ヒエラキウム(キク科)、和名はヤナギタンポポです。
しばしのんびりと下ります。 左手にマッターホルンの北壁が見えてきます。残念ながら雲がかかっています。
名称不詳です。 ミオソティス・アルペストリス(ムラサキ科ワスレナグサ属)、和名はワスレナグサです。 プルサティラ・アピフォリア(キンポウゲ科)の花後の羽毛状の穂です。ちょっとチングルマに似ていますか? ロトゥス・アルピヌス(マメ科ミヤコグサ属)です。
アルペン・ヴンドクレー(アンティリス属)です。 ドリアス・オクトペタラ(バラ科チョウノスケソウ属)です。 トロリウス・エウロパエウス(キンポウゲ科キンバイソウ属)かほかの花の蕾か?です。 ランヌクルス・モンタヌス(キンポウゲ科)です。
「歩き始めて1時間ほどでスタッフェルへの下りが始まります。 マッターホルン北壁からの清水が潤いのある風景を見せてくれます。
ロードデンドロン・フェルギネウム(ツツジ科)、アルプス三大名花の一つ「アルペン・ローゼ」として有名な花です。 フグエニニア・タナケティフォリア(アブラナ科フグエニニア属)です。 ペディクラリス・パルストリス (ゴマノハグサ科) です。 トロリウス・エウロパエウス(キンポウゲ科キンバイソウ属)、「バターカップ」というそうです。
シュタッフェルアルプ(2,139m)のレストランが見えてきました。 レストランから見るマッターホルン北壁です。雲が残念ですが、ほとんど頂上まで見えています。
レオントポンディウム・アルピナム(キク科ウスユキソウ属)、アルプス三大名花の一つエーデルワイスです。レストランの鉢植えでしたが、自生の花は見られなかったので…。 クレピス・アウレア(キク科フタマタタンポポ属)です。 カンパヌラ・ロンボイダリス(キキョウ科カンパヌラ属)です。 ケンタウレア・スカビオサ(キク科ヤグルマギク属)です。
シュタッフェルアルプのレストランから50分ほどでツムットバッハダム(1,973m)に着きました。 ダムの上を渡って、ツムット川の対岸から振り向くとダムの全景が見えます。
ツムットへの道の左側(山側)は放牧場になっていて草花が咲き誇っています。 一面のお花畑です。
ダムから10分ほどでツムット村が見てきました。 ツムット村は、道沿いにしゃれたレストランが立ち並んでいました。ツムットからツエルマットまでの道もずっとお花畑でした。
ヒポコエリス・ウニフロラ(キク科エゾコウゾリナ属)です。 名称不詳 ビオラ・カルカラタ(スミレ科スミレ属)のようです。 スカビオサ・ルキダ(マツムシソウ科マツムシソウ属)のようです。
シレネ・ブルガリス(ナデシコ科マンテマ属)です。 フィテウマ・オルビクラレ(キキョウ科タマシャジン属)、「悪魔の爪」ともいうそうです。 オルニソガルム・ウンベラツム(ユリ科アマナ属)、「ベツレヘムの星」と言われるそうです。 アスター・ベリディアアストルム(キク科シオン属)です。
5日目 ① ロートホルン・サンライズ・ツアー 
    ② ブラウヘルトからリッフェルアルプへのハイキング


① ロートホルン・サンライズ・ツアー ガイドマップ  
 マッターホルンをはじめとした周辺の山々の頂きに残る万年雪が、暗闇から朝日が上るにつれ、次第に紫からピンクへと移りかわっていく、自然がつくる壮麗な色彩のショー。ツェルマットベルグバーネンでは、6月下旬から9月中旬までの夏期に限り、ご来光を楽しむための特別早朝列車を運行します。山頂で日の出を堪能した後は、レストランで朝食をとりつつ、ゆっくり麓に下る列車を待ってもよいでしょう。この忘れられない思いでとなる絶景体験は早起きする価値は十分にあるものです。
 ご来光ツアー・スケジュール( 最小催行人員:10名 )※日の出の時間にあわせるため、出発時間は時期によって異なります。
 ツアーに含まれるもの(ケーブル乗車券[ツェルマット=ロートホルン往復]・山頂レストランでの朝食(ビュッフェ)
 予約・申し込み: 前日の15:00まで
長いトンネルを歩いて、5時発の「スネガ・エクスプレス」に乗ります。 約3分でスネガに着きます。ロープウェイに乗り換えてブラウヘルトヘと向かいます。 ブラウヘルトで乗り換えてロートホルンへ着きます。ツエルマットから30分ほどの道程です。 サンライズ・ツアーですから日の出を待ちます。
日の出を待って東方を望む。右の高い山がドーム(4,545m)で、山域がすべてスイス国内にある山としては最高峰です。
モルゲン・ロートで西側の山に陽が射し始めます。パノラマは、左からモンテローザ(4,634m)、リスカム(4,527m)、カストールとボリュックス(4,226m)です。
続いて、カストールとボリュックス、ブライトホルン(4,164m)、クライン・マッターホルン(3,883m)です。
マッターホルンの頂上付近が、ポッと赤くなりました。 食事をしていると、ようやく陽が昇ってきました。6時20分です。生憎のサンライズ・ツアーでした。
② ブラウヘルトからリッフェルアルプへのハイキング ガイドマップ 
   
一度ブラウフェルト(2,577m)に下りてから、ハイキングに出発です。今日もマッターホルンの山頂には雲がかかっています。 少し登り返すと、なだらかな斜面が続く気持ちの良いハイキングになります。
 
この辺りはマーモットが多いようで、巣穴なども見つけました。マーモットは、、ネズミ目リス科マーモット属の動物の総称です。 20分ほど歩くと、ステリゼー(2,537m)が見えてきます。
ステリゼーの逆さマッターホルンです。気持ちの良い湖畔で、20分ほど休憩して、ぼんやりと景色に見とれていました。 ステリゼーからフルーヒュッテ(2,618m)に向かいます。
フルーヒュッテです。ここから、小さな沢沿いのがれ場を下りました。 ゲンチアナ・アカウリス(リンドウ科)、アルプス三大名花の一つです。 プルサティラ・アピフォリア(キンポウゲ科オキナグサ属
)、「アルパインアネモネ」ともいうそうです。
アステル・アルピヌス(キク科シオン属)、「アルペンアスター」です。エーデルワイスを探す目印になるそうです。
いくつかの滝を見ながら下って行くと、グリンジゼー(2,334m)に着きます。人もいなくて、神秘的な湖です。 グリンジゼーから大きながれ場を下ります。下りきったところに桟橋(2,314m)があります。このあたり、フィンデル氷河が後退した跡で、荒涼とした風景です。
桟橋から15分ほど登り返すと、3つ目の湖グリュンゼー(2,300m)に着きます。林道から外れていますが、ハイカーは多いところです。 レストランで一休みして、谷の向こうにスネガ、フィンデル村を見ながらの眺めの良い道を廻り込んで行きます。
40分ほどでリッフェルアルプ(2,222m)が見えてきました。 リッフェルアルプの駅です。 これは、ゴルナーグラート鉄道の車両です。 こちらは、最高級のリッフェルアルプ・リゾート専用のトロッコです。
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