交換日記(総司編)
突然始まった新選組幹部+セイの交換日記。
記念すべき?最初のページを担当した清三郎ことセイちゃんに続いて、話題は次は誰になるかになった。
「話すまでもないでしょう?」
総司は腕組みをして当然とばかりに言う。
「次は私です」
そう言ってセイの手の内にある帳面に手を伸ばした。が!それを凄まじい手刀で遮る者がいた。
三番隊組長 斉藤一である。
「・・・・何をするんですか?斉藤さん」
総司は手刀をくらわされた手を押さえながら少しずつ冷気を放ち始めた。
「・・・・・・だめ」
斉藤は今だ構えたまま静かに言った。
二人の間に沈黙と共に火花が散る。
総司が手を出すと斉藤が阻止する。
それがだんだん過熱していき目に見えない速さになっていく。
「なかなかやりますね斉藤さん」
総司は肩で息をしながら斉藤に言った。
同じように肩で息をする斉藤が懇願した。
「後生だ沖田さん・・」
「次は俺にゆず・・」
「ダメです!(キッパリ)」
斉藤が最後まで言い切る前に総司はスパッと切った。
「な!」
「あんたに思いやりはないのか!?」
興奮して言う斉藤に総司はフッと笑って言った。
「やだな〜、斉藤さん」
「思いやりが欲しかったんですか?」
「だったら・・・」
「バファ●ン飲めばいいんですよ!」
「何でバファ●ン?」
二人の戦いを黙って観戦していたほかの幹部達は一斉に首を傾ける中、セイだけがハッとして言った。
「そ、そうか!」
「バファ●ンの半分は思いやりで出来てるんです!」
「思いやりを欲していらっしゃる斉藤先生には最良の薬ですね!」
セイはグッと拳を握って熱く説明した。
総司はそんなセイを見てただ黙って頷く。
(よく、気がつきましたね神谷さん)
(貴女がここまで成長してくれて嬉しいですよ・・・)
(そんな・・これも沖田先生のおかげです)
キラキラとした空気の中で目と目で会話する二人。
「いや・・・別に思いやりを求めてるわけでは・・・」
斉藤が訂正しようにも誰も話を聞いてない。
「斉藤先生!」
セイがグワ!と振り返ったので斉藤はビクッとした。
「申し訳ありませんでした!」
「この神谷清三郎、兄上がお求めの薬に気がつかないとは・・」
「いや、だから・・」
「只今持ってまいります!」
セイはスパーンと勢いよく障子を開けると一目散にどこかに走っていった。
呆然とそれを見送る斉藤。
「じゃ!次は私ということで・・・」
総司はセイが置いていった帳面を拾い上げると部屋へと引き上げていった。
「神谷が持ってくる薬が胸の痛みにも効くといいのにな」
永倉がポン!と肩を叩いた。
斉藤はこの日の夜、涙で枕を濡らしたという。
●月☆日 晴れ時々雷雨 沖田総司
今日は新しくお店が出来たということで早速行ってみました。
そこは年老いたお婆さんが一人でやっている小さなお店です。
「すいません鼈甲飴下さい」
私が言うとおばあさんはゆっくりと出てきて言いました。
「べッ●ムは置いてないよ・・・」
私は驚きました。
「違いますよ!鼈甲飴です」
「ああ、飴ね・・・・」
「べッ●ムって聞こえたもんでね・・」
お婆さんは飴を袋に入れながら言いました。
「あはは、置いてあってもお金がないので買えませんよ」
この後、お店を出た後思いました。
ベッ●ムってどんな味がするんでしょう?
「あんた金があったら買うのか?ていうか食うのか?」←斉藤
「チョコレート味じゃないですか?」←セイ
「えぇ!だったら最初っからチョコレート食べますよ!」
「大丈夫だ、売ってないからな・・」←斉藤
「いや、お前ら・・・少しは時代が違う事に突っ込めよ!」←永倉
言い訳
はい!第二段です!
何だか時代がごちゃ混ぜでこういうの
嫌いな方もいますよね?
ふざけすぎててごめんなさい。
仕事中に後輩との会話を元に書いて見ました。
こういうのってだめですかねぇ?
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