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2017
11 8

◎ 11月7日は立冬。暦の上では冬となりました。そういえばこの頃、朝夕は冷えますし来週辺りから冷え込みがさらに強くなるそうです。
私はインフルエンザの予防注射を済ませましたが、皆様も風邪など引かれませんようお体をご自愛下さい。

『立冬を迎えたi市の松虫地区を歩く』
◎先日、松虫地区に行ってきました。二番穂の伸びた田んぼは人の姿は見えず、畦道に立つ杭の上で高鳴きするモズの姿がありました。
 「キー、キイキイキイ・・・」これから迎える厳しい冬のエサ場の縄張りを宣言しているのでしょう。田んぼから台地上に続く坂を上ると松虫集落に出ました。緩やかな起伏のある集落内の曲がりくねった細道を歩くと、あちこちの沢山の実をつけた柿の木が目に入りました。どの木も収穫しないのか熟した実が落ちているものもありました。少し歩くと松虫寺に到着しました。
 境内及び周辺を歩いていて気づいた点を幾つか挙げてみます。

アキアカネ…寒くなったせいかトンボの数もずいぶん減ってきましたが、高原から戻ってきたアキアカネと夏前からずっと見られるノシメトンボがまだ見られます。また、数は少ないのですがオオアオイトトンボの姿も見られました。
   
    
※他の場所で撮影したもの

犬卒塔婆…民俗学者柳田国男が注目したという木の枝をY字型に削って作った“犬卒塔婆”が境内の隅にまとめて数本立てられていました。柳田翁は「犬卒塔婆は、祭場に立てる自然木の枝が紙の幣束に変わる中間のもの」と説明しています。
   

ヒヨドリジョウゴ…寒くなったせいかあちこちの木に赤や青のき
れいな実が目立っていました。その中でも目立つのがヒヨドリジョウゴの実でした。艶のある実がいくつも集まっているのは美しく、特に緑から赤に変化する実が集まっている姿は可愛らしく素敵でした。
   


山門前に立つ寺名の石柱…まだ新しい石柱に「松虫寺」の文字が刻まれていました。この文字はi市出身の鋳金作家で歌人香取秀真(1874~1954)のものだそうです。住職に聞いたところ、秀真作の印鑑(鋳金)の文字を拡大コピーした原図を元に作ったと話していました。※香取秀真は昭和7年に訪れています。この時に秀真が詠んだ歌「松蟲の寺のほとけはたふときろ南無薬師佛なゝやくし如来」。
     

疱瘡神…境内にはいくつも石の祠があり、そのうちの2基の祠には赤い幣束が供えられていました。本たより76ページ(2015.7.14)で紹介していますが、この祠は疱瘡神と思われます。これは松虫姫が皮膚疾患の治療のために奈良の都から本地区の薬師如来を頼ってやってきたということに由来するのではないでしょうか。
   

ツタ…寺近くの民家の生け垣に紅葉がきれいなツタがありました。家に戻ってから図鑑で調べてみると山野に普通に見られるツタ(ナツヅタ)でした。
     

松虫寺…天平17(745)年、僧・行基の創設とされ、印旛地方屈指の古刹としても知られる松虫寺は、正式名を摩尼珠山医王院松虫寺と号する真言宗のお寺。
 境内に聖武天皇の第三皇女・松虫姫の廟がある。
宝物庫内には国重要文化財七仏薬師如来が安置されている。 
 来週11月15日(水)に訪問予定です。


2017
11 16

◎ 七五三は、男の子は数えで3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年に成長を祝って社寺に参詣する行事です。本来旧暦の11月15日に行うのですが、現在はこの日に限らず10月から11月の間に行われるようになっているようです。

『栄福寺薬師堂のご開帳(扉)』
◎11月12日(日)に国指定重要文化財に指定されているi市の栄福寺薬師堂のご開帳(扉)がありました。お堂は室町時代中期に建立されたと伝えられている茅葺き屋根が美しいこじんまりとした建物です。行基による開基と伝えられていますが沿革は明らかではないそうです。なお、堂内で見つかった棟札に「寛正7(1466)年6月柱立、応仁3(1469)年霜月上棟、文明4(1472)年2月23日成就」との墨書銘があり、建立年代が明らかになっている千葉県下最古の建築物といわれています。
 ご本尊の薬師如来は普段は堂内の厨子の中に安置され扉を閉ざされ見ることは出来ません。この日は33年に一度という本尊を拝める日でもあり、市内は勿論市外からも大勢の人たちが集まって来ていました。
   
    (撮影:JA)
・ご開帳(扉)は11時からでしたが、その前に稚児行列が行われました。私が寺に到着する前にその行列を終えて、昔さながらの衣装を着た子供たちに出会いました。子供たちの晴れやかな笑顔が心に残りました。
   
    (撮影:SM)

   
    (撮影:SA)


      
      (撮影:KM)
   
   (撮影:MS)

 地区にある檀家はわずか23軒だそうですが、ご開帳(扉)をスムーズに行うよう協力しながら努力している姿が見られました。境内には豚汁や甘酒の無料サービスもあり和気あいあいとした雰囲気でご開帳(扉)が無事終了しました。
 帰り際にお守りを一つ買って堂を後にしました。
   
   (撮影:JA)


栄福寺薬師堂…正面階段部分の向拝は、桟唐戸が備えられ、側面の前一間は舞良戸、中の間は板戸、その他は縦板壁となっている。
 外陣は、鏡天井に極彩色で天女図を描き、内陣は来迎柱を立て、その前に極彩色で飾った須弥壇を設けている。
 (昭和29年国重要文化財指定)


2017
11 21

◎ 先日、講演会に行ってきました。演題は「印旛沼の歴史ー誕生から大正期までー」。

 講師は印旛沼環境基金研究員の本橋敬之助氏でした。
講演は約2時間、内容は前半が利根川の困難を極めた東遷事業の実態(享保期、天明期)とその原因。
 後半は東遷事業の続き(天保期)と明治期の印旛沼の治水の苦労についてでした。
 明治期から大正期に活躍したi市本埜の吉植(庄一郎、庄亮)親子の話しが少しですが出ていました。
 吉植親子は印旛沼の開墾の父と言ってもよい人物です。この親子の話をもっと聞きたかったと思いました。
   

   
        (上の写真2枚は、講演会の映像から引用)



『身近なフィールドで』
◎家内がやっている菜園、地球子屋(てらこや)ファームも冬の到来が近づいているようです。
 すでにそら豆など冬越しの作物の播種は終わり、可愛らしい芽が出始めています。
 また、畑のあちこちに菜の花や麦の種を蒔いたようで、小さな芽が顔を出していて今から春の訪れが楽しみです。
 それから、虫たちの姿はめっきり少なくなり、日だまりに見られるヤマトシジミ(蝶)や畑に立つ竹杭に時々やってくるアキアカネ(蜻蛉)ぐらいです。
 ただ、野鳥はツバメやヒバリに変わってモズ、ジョウビタキ、ベニマシコなどがやってきています。
 特にまん丸目の可愛い小鳥(渡り鳥)のジョウビタキは、警戒心が薄いのか農作業をしているすぐそばまで平気でやってきます。


モズ…和名は百舌と書きます。これは様々な鳥の鳴き真似をすることからついた名です。また、モズのはやにえ(早贄)といわれる捕らえた獲物を木の枝や鉄条網の針に刺す行動が知られています。
   

ジョウビタキ…大陸から海を越えて渡ってくる小さな小鳥で、昆虫やクモを主に食べてますが、市街地の公園や庭先にもやってきてピラカンサなどの実もよく食べます。翼の途中に白い斑紋が目立ち紋付き鳥ともいわれています。
   

ベニマシコ…夏は北海道で繁殖し、冬に本州にやってくる小鳥です。和名は"紅猿子”と書き、顔が赤いことから付いた名です。鳴き声はフィー、フイーと優しい声でバードウオッチャーに人気の野鳥です。
     
     
※この写真は以前近くの谷津で撮影したものです。

吉植 庄亮 t… 大正・昭和期の歌人、政治家 衆議院議員。 印旛沼周辺の開墾事業に着手、昭和11年衆議院議員となり百姓代議士として活躍。吉植農園を作る。歌人。
 父庄一郎は印旛沼の治水の要、印旛水門の建設に尽力した。


2017
11 27

◎ 「またか」と思われている不祥事で大揺れの大相撲九州場所が終了しました。不祥事の度に相撲界の体質改善を唱えているが一向に改善していないのですね。
 今週辺りから寒さが本格的になってきています。インフルエンザの流行も始まったようですので皆様お体には十分お気を付け下さい。

『だんごまつりでパネル展、交流館祭りで紙芝居公演実施』
◎11月25日、26日の2日間交流館2号館で行われた「だんごまつり」でパネル展示を行いました。

 今回は虫班作成のパネル1枚でしたが、訪れた方が熱心に見てくれました。また色々と質問する人も多かったです。
   
 質問はほとんど貼ってある昆虫やは虫類、クモ類などに関するものでしたが、その他雑多な質問もありました。
 その一つは、江戸期に出版された地誌「利根川図志」に載っている貉(むじな》池の場所はどこかという質問でした。

 図志には”木下河岸より竹袋へゆく道の左にあり” と出ていますので位置から考え、木下貝層(国天然記念物指定)の駐車場の南側の小さな池(湿地)を指しているのではと思い答えておきました。
 実はその池には現在”むじな池”と書かれた看板が立っています。
 皆さんも木下貝層に行かれる機会がありましたらすぐ近くにある“むじな池”を確認してみて下さい。
   


 また、交流館1号館で行われていた公民館祭りでは、26日の1日だけ恒例になっている紙芝居公演を今年も行いました。
   

   
   
★紙芝居公演の最初にやったハーモニカ演奏
 見に来る人はほとんどが幼児から小学校低学年とその保護者ですが、中高年の方も案外多かったです。
 今回も環境紙芝居とアンパンマン紙芝居、そして大型絵本の読み聞かせを行いました。
 大型絵本は、あきやまただし作「たまごにいちゃん」で、ほのぼのとした可愛らしい作品に子供たちは引き込まれていたようでした。
 ★ 3回公演で鑑賞人数は、合計92人でした。

だんごまつり…年に一度公益市民活動団体(約60団体)の活動を展示・発表などで紹介するイベントです。
          
 シンボルマークは、団子が4つついた串団子で、それぞれの団子には市民、団体、事業者、市を表し串が協力・連携を表しているということです。


2017
12 5

◎ 今年最も大きく見える満月が12月3日夜、夜空に輝いていました。
   

『種は、命を引きつぐ』
◎国際有機農業映画祭に行ってきました。映画祭は12月3日(日)にJR御茶ノ水駅の近くにある全電通労働会館ホールで開かれました。

   
 今年のテーマは“たねが命をつなぐ”で、「有機農業の未来」、土地を守るアフリカ農民の物語、その他有機農業を実践しているパネラーによる”種って、おもしろい”のディスカッションなど盛りだくさんの内容でした。

 その中でも心に残ったことは、「種を自家採取することはとても大切だ。種は、何代も世代を重ねるとその地区の環境に対応(順応)し、変化していく」という篤農家の話でした。つまり種は、慣行農業(化学肥料や農薬散布の農業)にも、有機農業(無農薬、有機肥料)にも、自然農業(無農薬、無肥料)にも適応し変化していくということでした。つまり大切なことは長期の見通しを持ち、自分なりの方法で種取りを続けて行くことだそうです。


         会場手前にあるニコライ堂です
   

・ロビーにはいくつもの団体のブースが所狭しと並んでいました。
   
 DVD・書籍、有機コーヒー販売、その他有機ミカンや焼き芋、古代米、ソーラークッカーのグッズ、そして今日のテーマの自家採取を続けてきた貴重な野菜の種が販売されていました。
 ブース回りも面白かったです。

           映画開始前の会場
   

◆有機農業映画祭の映画のタイトル・・
 1.未来の収穫(2012年・フランス・95分)
 2.3分ビデオ(公募のビデオ3本)
 3.有機農業で生きる(不明)
 4.我々の土地は今(2015年・フランス・30分) 
 5.パネルディスカッション「種って面白い」
 6.たね(2016年・米国・94分)
 7.ユーターン(2015年・ルーマニア・40分)
 8.街を食べる(2012年・英国・12分)
   ※私は1.から 5.まで見て退出しました。


2017
12 9

◎ 24節気の大雪(たいせつ)を過ぎ、この所冷え込みが一段と厳しくなってきましたが皆さん風邪等引かれていませんか。くれぐれも体調に気をつけてお過ごし下さい。

『お久しぶりの白鳥さんがやって来た!』
◎駅南口からわずか直線で約400メートルの位置にある調整池に、今月7日にオオハクチョウ2羽が飛来しました。今冬初飛来です。
この調整池には2005年11月に2羽の白鳥が初めて飛来し、その後毎年やってくるようになりました。最初にやってきた2羽はオオハクチョウとコハクチョウ1羽ずつでどちらも幼鳥でした。
 そのうちのオオハクチョウがその後家族を増やしながら毎年やってきているようでした。ただ、昨冬は池の状態が白鳥たちにとって何かが合わなかったのか、池上を旋回飛行してどこかへ飛び去ることが2、3度ありましたが、とうとう一回も着水せず終わってしまいました。
 例年より池の水位が高くエサになるマコモが採りづらかったのか、橋の改修工事の影響なのか実際の所の原因はわかりません。

 登校中のすぐ近くの小学校の子供たちや、通りかかる近隣の人たちが水面をのぞき込み「白鳥来ていないね」とか、「どうしたのかな」という声を交わしながら通り過ぎていくばかりでした。

・今年も飛来を心待ちにしている方から「まだですね」の声が先月から何度かありました。
 私も「無理か!」と思いかけていましたが、12月7日午前中調整池に2羽のオオハクチョウがやって来ました。
 今までやって来ていた白鳥の家族かどうかまだはっきりわかりませんが、クチバシの模様は似ていますので家族群の可能性はあるようです。本日で飛来3日目となりますが、2羽仲良くマコモを採餌していたり、水面で休んだりしています。これからこの池で越冬するかどうかまだわかりませんが期待したいと思っています。

本調整池の白鳥飛来・・・初飛来2005年11月23日オオハクチョウ1,コハクチョウ1。その後2006年から2015年まで、徐々に数を増やし越冬。2016年最多で8羽現れるが着水せず。本年2017年12月7日オオハクチョウ2羽飛来 現在に至る。(注1)
※注1・・・本日2017年12月9日午後現在、残念ながら2羽とも見られません。どこかへ飛び去ったかと思われますが、再度戻ってくることを願っています。



   

   

   

2017
12 22

◎ i 駅南にある調整池に12月7日にやって来た2羽のオオハクチョウは9日の朝に飛び立ったままその後は姿を見せていません。またやって来てくれることを期待しています。

 『身近な自然観察』
◎今日は冬至。寒い日が続きますが皆様如何お過ごしですか。家の近くや家内のやっている菜園の辺りに出かけると野鳥によく出会います。きっと皆さんのお住まいのエリアにも何か見られると思います。一寸気をつけて散策してみたら如何ですか。
 私が散策或いは所用で歩いた際に見られた野鳥を幾つか挙げてみました。
・エサを探すダイサギ…真っ白なサギの総称が白鷺です。
 昔から屏風や襖などの題材になっていた白鷺ですが、その中で最大の鳥がダイサギです。(全長90センチ)
     
     枯れマコモの中でエサを探すダイサギ
   

・中央公民館脇の排水機場で休むカワウ・・・カワウのエサは水の中を泳ぐ魚です。潜りに適しているカワウは鴨類などと異なり、羽根に油を塗っていないため水から上がるとびしょびしょです。そこで必要なのが日向ぼっこなのです。羽根は広げていたり閉じていたりしますが、じっと日差しを受けている姿が見られます。
          
ブイの上で日向ぼっこのカワウ
   

・菜園の近くに現れたベニマシコ…ベニマシコとは漢字で紅猿子と書き、猿の顔のように赤い鳥の意味を持つ美しい小鳥です。今回は菜園の隣の野原や畑に置いてあった洗面器に来たところを撮ることができました。面白かったのは気に入ったのか洗面器に何度もやって来たことです。


           
お気に入りの洗面器前のベニマシコ
   
          
枯れ草の実を啄むベニマシコ
   

・樹上にじっとしているアオサギ…アオサギが樹の上に空をバックにしてじっと止まっていました。その姿はまさに日本画そのもののようでした。
          
じっと動かないアオサギ
   


野鳥…俳優でタレントの柳生博が現会長を務める日本野鳥の会は、昭和9年に中西悟堂を会長として発足しました。会報名が創刊から「野鳥」で、その頃は”やちょう”と読まず"のどり”と読む人がほとんどだったといいます。
 「野鳥」の言葉は、”野の鳥は野に”というあるがままの自然をとらえた当時としては画期的な考え方を提示したものだったのです。因みに野鳥の会発足から今年で91年だそうです。

2017
12 25

◎ 12月24日、中山で行われた有馬記念は、第一人気のキタサンブラック(騎手武豊)が優勝、引退レースに花を飾りました。キタサンブラックは、名前からもわかるように歌手の北島三郎の持ち馬ですが、デビュー後11年の間1番人気だったことがなく、血統的なエリートでない馬が大活躍したということも話題になっています。

 『身近な自然』
◎風は冷たいがお天気も良くぴりっとした空気が気持ちよい。こんな天気の中近所の公園まで足を運びました。午前中のため、犬の散歩をする人はほとんどなく、広場の芝地でパターの練習をする人やたまに散策する人とすれ違うくらいでした。歩きながら水辺で休むカモや緑道脇の樹木にやってくる小鳥、日だまりに見つかる虫たちを探しながら歩きました。見つかった生き物たちの一部を取りあげてみました。

マガモの群れ…公園の池には数種のカモたちが越冬しています。ちょうどマガモの小さな群れのオスが羽ばたいているところを撮影しました。
   
 マガモは雄の頭が緑色で胸が白くとてもよく目立つカモです。

エナガの群れ…緑道を歩くとすぐ上の木の枝にスズメより小さな小鳥が10羽位やってきていました。とにかく動きが速くカメラで追いかけるのがとても難しかったです。小さな体に柄をつけたような体型からエナガと名がついたという小鳥です。小さくてとっても愛らしい小鳥でした。
   

カルガモ…池のカモ類では最大の種類で、かなりの数が見られました。この種はオスもメスも羽根の模様がほとんど同じでオスメスの見分けがつきません。本種は渡り鳥ではなく一年中日本で見られる留鳥です。
   


アオダイショウ…今の時期は両生・爬虫類はすでに越冬していると思います・・が、今日は暖かいので日向ぼっこに出てきたのでしょうか?
谷津に下りる斜面の途中のコンクリート護岸脇、落ち葉が溜まっている中に頭を隠してうずくまるアオダイショウ(成蛇)がいました。
 体が太かったのでかなりの大きさと思えました。
きっと気温が下がるとどこか近場の土中に潜り込むのでしょう。
   

〈生き物ではありませんが〉
・存在感のある石の日時計…直径5メートルほどの石畳のサークルの中心部にトビ魚の背鰭の形のような石のモニュメントがありました。
 それは時計の長針にあたる所で、石柱を斜めに積み上げて造ってありました。
 また、サークルの外周部分に短い石柱が11本(文字盤)立っています。このモニュメントは日時計で公園を散歩する人の休憩場所にもなっている所でもあります。そういえば外周の石柱がちょうど良い椅子になります。
   

日時計…時間の目盛りを付けた平板上に指針を固定し、太陽光線による指針の影の位置によって時刻を知るもの。

2018
1 1

『戌年(いぬどし)を迎えて』
◎新年あけましておめでとうございます。
昨年は公私にわたり色々とご支援ご協力をいただきありがとうござ
いました。心から感謝申し上げます。
また、里山調査で3年かけて作成した里山マップは、昨年3月末に発行され一段落。広く活用もされているようで作った甲斐があったと振り返るこの頃です。尚、マップ発行後も里山調査は継続して行
っておりますので今後も何かとご協力の程お願い致します。

・今年は戌年。戌(いぬ)は滅(めつ)の当て字で、文字の意味は「草木が枯れる状態を表している」そうです。しかし、「守る」、「植物が育っていき、花が咲き、実をつけ食べ頃が過ぎた後、自分の実を落として、本体の木だけは守る」 という意味も持っているそうです。今後も無理をせず楽しみながらのんびりとやっていきたいと思います。どうぞ今年もよろしくお願い致します。(戌の意味は、Webサイトを参考)

   



   
 ※左欄の写真に見る野鳥は、公園などの散歩で今の時期普通に出会えるアオジです。
 道端の地表でエサを探していて、人が近づいてもあまり気にしない鳥なのできっと見つけることができると思います。
 ちょっと見にはスズメのように見えますが、胸から腹にかけて黄緑が目立つので見分けられると思います。

アオジ…ホオジロ科全長16センチ位、本州中部以北で繁殖。
 冬は暖地に移動して越冬し、市街地の公園や庭にも現れる。
アオジの「アオ」は青色でなく緑色で、体色を指す。
 「ジ」はホオジロ科の古名「シトド」の略という。


戸神川防災調整池白鳥情報
 12月7日から9日の3日間やってきたきり、その後の飛来は現在までありません。



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