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2014
10 21 |
◎先日の散策会の時、川土手を歩いていると1匹の黒い芋虫に出会いました。また、土手に立てられている河岸の看板裏に蛹が一つ見つかりました。どちらもジャコウアゲハのものでした。
ジャコウアゲハの蛹は、「お菊虫」と呼ばれていたそうです。細い糸状のもので吊られている様が皿を一枚割ってしまい、手打ちにされたお菊の亡霊に見立てられたようです
志賀直哉作「暗夜行路」には、夜店で「火箸」と「お菊虫」を買ったと出ています。どうも赤や黄色、緑に染めた蛹を売っていたようです。
ちなみに今日10月21日は、作者志賀直哉の忌日で「直哉忌」です。
『木の実が面白い』
◎今の時期の里山歩きは、木の実見つけが楽しいです。農家の庭先や畑の際には鈴なりの柿の実がなり目を楽しませてくれます。時にはザクロやリンゴ、まだ青いキンカンなども見られます。里山の谷津に下りると斜面林には、アケビの実、クヌギやコナラ、シラカシのドングリ、そしてクサギの赤紫の実やヒサカキの小さな実などが見られます。
先日の川土手ではオニグルミがいくつもの実をつけていましたし、足元にはクコの実もありました。
また旧道の細道を歩くと、クロガネモチやチャノキの実、ナンテンの実、ガマズミの真っ赤な実もあちこちにありました。
・小さな踏切の手前には中華具材の八角に似た有毒の実をつけた木がありました。毒物取扱い法で唯一植物で指定されているシキミでした。
・その後、住宅街を歩いていても、面白い実が見られました。
秋サンゴと呼ばれている赤い実は、サンシュユ。ナツメも真っ赤なグミのような実をつけています。
民家の庭先に見られるロウバイには、膨らんだミノムシのような独特の形の実がぶら下がっています。
また、枝からぶら下がっているのはマユミの実、枝がしだれてしまうほどの沢山の赤い実をつけているのはピラカンサ。
ふと、真っ赤な葉っぱが青空に美しく、青い可愛い実を沢山つけている木がありました。熟すと実の表面が3つに裂け、白いロウのような果皮につつまれた種子が出てくるこの木はナンキンハゼでした。
双眼鏡があると高い所にある実もよく見え、楽しさ倍増です。
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シキミ
ナンキンハゼ
◆ナンキンハゼ…トウダイグサ科の落葉高木。花期は6~7月。
実は扁球形のさく果。ロウソクや石けんの原料になるロウ質がとれる。江戸時代に中国から渡来した。
秋の紅葉は見事。(ヤマケイポケットガイド「庭木・街路樹」参照)
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2014
10 28 |
◎手塚治虫原作のミュージカル「ブッダ buddha」を観てきました。
遥か古代インドのシャカ族の王子シッダールタは、争いの続く世に悩み、全てを捨て修行の旅に出た。女盗賊ミゲーラ、復讐に生きるタッタ。母が奴隷だったことに悩む隣国の王子。激しく悲しく惨たらしい体験の中、悟りを開くシッダールタの姿は感動そのものでした。
シッダールタのキャストは、戎本みろ(えびすもとみろ)芸名としてもすごい名だと思いました。が、聞いた所本名とのことで、びっくりしました。
役の為に頭をきれいにそり、役に没頭している戎本はまさに仏陀そのものでした。
『岡発戸・都部(おかほっと・いちぶ)の自然』
◎東我孫子駅前に集合して案内のiさんから簡単に説明を聞いて出発しました。
駅から約徒歩5分で今日の散策地:岡発戸・都部谷津に到着しました。東西に約2キロと長細く広がる谷津は、面積40haと大きな所でした。市で所有及び借用している場所は全体の数パーセントでほとんどが民有地とのことでした。
昔から湧水を利用しての水田が行われていた場所だそうですが、そのほとんどは放棄され、陸地化していたようでした。
その谷津を近隣の有志の方々が「谷津ミュージアムの会」を立ち上げ、市や地権者(農家)の人たちと協力し農村風景の復元、水田の復元など、地道に行っている場所でした。
頂いたパンフには、野外博物館のイメージ、広い意味のビオトープという言葉が出ていましたが、まさにその通りだと思いました。
・細い小川沿いに歩くと様々な生き物や草たちが次から次へと現れ、なかなか前に進みませんでした。水辺で大きなアカガエル(千葉県レッドデーターブックAランク)、樹上にはモズ、川辺にはキジ、草地や農道にカマキリやオサムシ、マイマイカブリ(幼虫)、ウラナミシジミやキタキチョウなどの蝶の仲間、水田や小川に沢山のメダカ(Bランク)やオタマなど色々出現しました。
双眼鏡で冬水田んぼで水の入っていた水田を覗いていたSさんは5センチ以上もあるヒル(チイスイビル?)を見つけました。道端にいた太いミミズさんは踏まれては大変とTさんが指でつまんでそっと脇に置き救出していました。
・お昼は、谷津の真ん中を流れる水路脇に建てられていた小屋の前(エコトイレあり)で食べました。食後、ミュージアムの会のAさんから活動について話を聞きました。
大変な努力をなされ、市や市民、地権者の方と協働意識で保全をしていこうとする確固たる意志を感じ大変参考になり、意義深いものとなりました。
Aさんは笑顔の素敵な女性で、大変な苦労をなさっていると思うのですが、活動が楽しくて楽しくてと何度もおっしゃっておりました。きっと、それだけ人を引き込む魅力的な自然があるのだと思い、羨ましい限りでした。
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今日都合で来れなかった方もいますので、また時季を変えて訪問したいなと思いました。
解散後、地元のYさんの案内でリーズナブルな料理店kに行きました。安くて美味しかったです。
◆谷津ミュージアムの会報(2014年春号)に「谷津との約束」が載っておりました。
これは、ここだけでなく皆様の近くでもどこでもに共通するマナーだと思いましたので載せてみます。
・耕作の邪魔をしないようにしましょう。
・田んぼや畔への立ち入りはやめましょう。
・ゴミはすべて持ち帰りましょう。
・犬の野放しはやめましょう。
・犬のフンの始末はきちんとしましょう。
・谷津に動植物を外から持ち込まないように
しましょう。
・谷津の動植物を外に持ち出さないように
しましょう。
・採った生きものは観察が終わったら、もとの
場所に放してあげましょう。
※谷津は農家の方の仕事場(私有地)です。
身勝手な行動はやめましょう。
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2014
11 4 |
◎もうすぐ立冬(11月7日)です。寒くなったのは当たり前ですね。
先週から風邪を引いてしまいまだ治りません。皆さんもお体ご自愛ください。
『葉っぱ、どんぐり、ちょうちょ、そして・・・』
◎「お散歩会」とは、i市の子育て支援センターから頼まれて行っている3歳未満の子どもとお母さんたちと里山を歩く会に私がつけた名前です。
現在は市内2か所の子育て支援センターで年に2日ずつ計4回行っています観察会(ちびっこ観察会?)です。
・先日はお天気の心配をしながらのお散歩会を実施しました。10組位の親子の参加でした。聞くと平均は1歳2か月位とのことで3歳の子が最年長さんだと言っておりました。
いつもの帽子を鳥さんの帽子に変え、ベビーカーが半分強の参加メンバーの輪の中に入って行きました。ポケットから取り出した赤や黄色の色鮮やかな木の葉っぱ見せると早速、手が伸びてきました。
スタッフがどの子にも好きな葉っぱを渡して、いよいよ表へのお散歩開始です。
大きい子は歩いていましたが、今回はベビーカーに乗った子が中心でしたので、その子たちの目線で生き物やお花探しをしながら目的地の公園に着きました。
曇りがちで昆虫の姿は少なかったですが、それでも来る途中、クモ(ナガコガネグモ)やオオカマキリ、蝶などを探せました。
お花もタンポポやブタナ、カタバミ、セイタカアワダチソウなどの黄色い花が多かったです。
そういえば黄色を好むと聞いたことがあるハチやアブの仲間が吸蜜している姿が見られました。
緩やかな斜面にはシロツメクサの葉がびっしりと貼りついたようにありました。白い花もちらほらとありました。
ふと四葉のクローバーを見つけ皆に話しましたら、子どもそっちのけでお母さんたちの目が輝きました。しかし、時間もあまりないため、公園の池が見える広場に行き、そこから周りを見回すことにしました。もっとも、子らは景色などより目の前にある葉っぱやどんぐりに夢中でした。
大きな葉(クズの葉)を1枚取り、目の部分と鼻の部分をくり抜くと即席のハロイン顔が完成。その他の違う草遊びをしたり、自由遊びをしました。
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・今回の何よりの大きな出来事は「タヌキに出会ったこと」でした。
きっと広場でゆったりとお昼寝でもしていたのでしょうか。私たちが行くと、タヌキはのそのそとこちらを何度も振り返りながら奥の藪の方へ行ってしまいました。「タヌキ!たぬき!タヌキ―だ」の声に子らもお母さんたちもびっくり!しばらく興奮が冷めませんでした。もっともそれは、どちらかというとお母さんの方でした。その後、タヌキさんのいなくなった広場で生き物カードを選んだりしてから館に帰りました。
※写真下は、この時のタヌキではありませんが、i市の市道で車にはねられ死んでしまったタヌキの剥製の写真です。
◆タヌキ…ホンドタヌキ(本土狸)。キツネと共に“化ける”動物の代表。キツネに比べ、ずんぐりした体形のせいか、タヌキはたいてい間抜けな役回りだ。里山にも多く、人家の庭にも出没する。交通事故にあったり、イヌの病気に感染したりして、命を落とすことも多い。
参考文献 ヤマケイポケットガイド 日本野生動物
☆戸神ハクチョウ情報…10月30日(木)
オオハクチョウ1羽 飛来
11月1日(土)以降 確認できず。
例年の個体ではないかもしれません。とにかくこの1羽は本年池初飛来とは言えないかもしれません。
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2014
11 10 |
◎立冬も過ぎ、朝夕の冷え込みも本格的になった来ました。風邪ひきの方も多いと思います。皆さんお体ご自愛ください。
『頼政堂の鬼瓦に・・・』
◎千葉NT中央駅前から結縁寺谷津に向けて散策しました。まず、いつもの調整池を覗きました。
まだ大陸から渡って来た水鳥の数は多くないようでしたが、それでもコガモやマガモが数十羽見られました。
久しぶりにオオバンの姿も見られ、しばらくバードウオッチングを堪能してから多々羅田公園を横切り多々羅田の集落に入りました。NT地区はどこも道が真っ直ぐですが、集落に入ると昔からの道ですので曲がりくねっている道が多かったです。途中、庚申塔や道祖神などきれいに掃除されていて、地域の方達がそれらを大切にしていることが分かりました。
その後、両サイドが畑の場所を歩きましたら、なんと三か所も野菜の無人販売所がありました。早速、柿や銀杏、それにピーマンやナス、サツマイモなどを購入しました。リュックがいっぱいで重くなり、これから歩く身としては「失敗?」と思いましたが、頑張って歩き出しました。
結縁寺谷津は、田んぼの仕事も終わっていてほとんど人に会いませんでした。それでも犬の散歩をしている人1人、植物を見ながら散歩している人1人に会いました。他には何台か地元の車(軽トラが多い)が通ったくらいでした。
・結縁寺谷津は、平安時代の武将で宇治平等院の乱で自刃した源頼政伝承の里です。
幕末に出版された地誌「利根川図志」赤松宗旦著の中に載っている図絵「結縁寺村 結縁寺 頼政卿の墓」のコピーを手に結縁寺の山門前から歩きました。図絵にある石塔や、イチョウ、頼政を慕って熊野からやってきて入定したという入定塚、鎮守の熊野神社などを確認しながら歩きました。池に沿って図絵と同じく田の中に通る道を進むと今日の散策の中心地「頼政塚」に着きました。柵で囲まれた頼政の首塚には、絵と同じく大きな樹木が聳えていました。手前にはお堂がありました。今でもこのお堂で毎月23日に地元のお婆ちゃん達が集まって頼政講を行っているそうです。その日、首塚にあるヒイラギの木に吊るしてある糸を新しく追加するといいます。今日はしーんと静まり返っていました。さらに6、7分歩くと頼政の首を乗せてきた馬を祀った名馬塚に着きました。ここには幾つも馬頭観音がありました。
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なお、頼政堂の屋根の鬼瓦に笹竜胆(ささりんどう)の紋が入っていました。
頼政堂の鬼瓦
帰って調べて見ると「笹竜胆紋」は元々、村上源氏の代表紋だったそうです。頼政は村上の流れではなく摂津源氏の流れですがこの紋を使用していたということです。
なお、鎌倉将軍頼朝も村上源氏の流れではなく清和源氏ですが、やはり笹竜胆紋を用いていました。つまり鬼瓦の紋は鎌倉幕府の将軍紋でした。
◆笹竜胆…紋所の名。リンドウの葉を笹の葉のように5葉をならべ、その上に三つ花を描いたもの
村上源氏の定紋。
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2014
11 18 |
◎「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」
小林一茶の名句です。明日11月19日は一茶の忌日1827(文政10)年です。一茶の名句にこんな句もあります。「ともかくもあなたまかせの年の暮」 あと少しで師走に入ります。なんとなく心もばたばたと慌ただしくなります。
『カラスとスズメ』
◎テーマはカラスとスズメですが、実は鳥ではなく植物の話です。皆さんもつる性の多年草の「カラスウリ」はよくご存知と思います。
カラスウリの実は長さ5~7センチ位で真っ赤に熟します。これに比べ「スズメウリ」はずっと小さい実をつけ、色も熟しても赤くならず白く(薄いグレー)なります。二つは全く似ていませんがなぜか「カラスウリにスズメウリ」と並べて話すことが多いようです。どうもカラスとスズメの名は大きさの対比のようです。カラスウリに対しずっと小さいスズメウリの実をスズメと言ったのでしょうか。
・先日、Fさんが珍しいもの見せてあげると言って袋から取り出したのが、オキナワスズメウリの実でした。つる性一年草で原産はアメリカ大陸以外の熱帯と亜熱帯に広く分布し、日本では南西諸島に自生しているそうです。
実(果実)は、球形に近い卵形で、直径2.5センチ前後。実と根には毒があるということです。大きさはカラスウリより随分小さくスズメウリを二回りほど大きくした感じでした。
この実の特徴は、若い時(濃いグリーン)から熟した時(真紅)まで、ずっと縦形の白いストライプがくっきりと残っていて、とてもきれいなのです。まるで縞キャンデー(飴玉)のようで、ポイと口に放り込みたい衝動に駆られました。しかし、この飴(?)は毒入りですので注意!
◆オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)…ウリ科オキナワスズメウリ属のつる性の一年草。
日本では南西諸島に自生していて、雌雄同種で一つの株に雌花と雄花をつける。沖縄では切り花用にハウス栽培もされている。スズメウリやカラスウリとは別属の別種。最近グリーンカーテンとして、人気が出つつあるといいます。
☆戸神調整池情報…ハクチョウの飛来はまだですが、オシドリの群れが来ているようです。
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カラスウリ
スズメウリ
オキナワスズメウリ |
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2014
11 19 |
戸神川防災調整池白鳥飛来情報
◎」昨日11月19日の昼、白鳥をずっと見守っているUさんから連絡が入りました。如何その内容です。
・11月19日(水)昼ごろ
6羽確認(成鳥2、幼鳥4) Uさん
・11月20日(木)朝
7羽確認(成鳥3、幼鳥4) Uさん
・11月20日(木)午後2時
6羽確認(成鳥3、幼鳥3)
A・A・I・Sの4名
◎私たちは5分程度しかおらず、6羽しか確認できませんでしたが、採餌する様子とUさん情報を基に今季の初飛来とします。
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「2014年冬季戸神川防災調整池白鳥飛来」
・日時 2014年11月19日 昼ごろ
・種別 オオハクチョウ
・ 数 7羽(成鳥3羽、幼鳥4羽)
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2014
11 25 |
◎ばたばたと衆議院の選挙が始まります。またまた国民不在の感ありですね。
寒くなりましたので、お体ご自愛ください。
『柿』
◎「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は、正岡子規の句の代表作ともいえます。子規は大の柿好きで、学生時代には樽柿(渋抜きをした柿)を一度に7、8個も食べるのが常だったと出ていました。
私も子供の頃、母から柿は医者いらずといって体にいいんだよと聞いたことがありました。確かに柿は豊富なビタミンやミネラルを含み秋の果物の代表の一つと言えます。
・先日、知り合いの畑に伺い畑の際にある柿の木に残っていた柿の実(渋柿)を採取してきました。実も地上3~4メート位の高さの所にあるので事前に用意した採取器具(竹の先を二つに割りY字型にしたもの)を使って採取しました。すでに熟しはじめているものもあり、地上に落ち、ぐちゃぐちゃで駄目になったのもありました。あと数日で熟柿になりそうなものは、畑の持ち主に渡し、まだ固く干し柿によさそうなものを50個ほど持ち帰りました。
・家に帰って、さっそく干し柿用に皮むきをしました。皮むきの次はタコ糸で実を結びます。糸1本に実3個、一つの針金ハンガーにそれを3本結び1セットとしました。
1セットは実9個、全部で4セットで総数36個の干し柿ができる予定です。
うまくできるといいのですが、どうなることか楽しみです。今ベランダの物干しポールに下がっています。なお熟し始めている実は、うまく吊るすことができませんので、皿に入れそのまま熟柿にしようと思っています。こちらは(3日目ですが)早くも美味しく食べられました。
なお、自転車で収穫に行ったのですが、帰り道あちこちに多くの柿が収穫されず木に鈴なりしている姿を見て、もったいないなあと思いました。皆さん方はどう思いますか。
☆戸神川防災調整池白鳥情報
・オオハクチョウ(成鳥2、幼鳥4)
Uさんから撮影の成鳥の写真を見る限り、過去に飛来している個体と似ていますので同一個体かそれに近い個体の可能性があります。
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ベランダに吊るした柿
熟し始めたものはお皿に乗せて熟柿に
◆柿の渋抜き…渋柿はそのままでは渋くて食べられません。食べるには熟柿にする・焼酎などのアルコールで渋抜きをする・お風呂の残り湯につけて渋抜きする・それから、干し柿にするなどを行います。
この渋味の原因はタンニンという物質で、甘柿では、タンニンが不水溶性になっていて溶け出さないので舌に渋味を感じないのです。
これに対し、渋柿は水溶性のため、溶けて渋味を感じるのです。このタンニンを不水溶性にするために上記のような方法を昔から行われてきたのです。
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2014
12 1 |
◎金原亭馬治師匠の落語を2題聞きました。
i市の駅前交流館で行われたフェスタバルの中で行われた落語会です。
この日は2号館全館でパネル展やらワークショップ、ミニコンサートなどバラエティー豊かな催し物がありました。
同時に1号館でも館の祭りがあり、こちらも太極拳の発表や和太鼓、お化け屋敷、それから絵画展や書道展など沢山ありました。
そういえば印西音頭・木下音頭保存会の方の踊りもありました。
『恒例の紙芝居』
◎私は、上記の1号館1階交流ホールで恒例になっています紙芝居「環境紙芝居とマンガ紙芝居」を2日間行いました。
二日間で3公演ずつ、計6公演行いました。
内容は、各回3作品。1作目は手持ちの環境マンガ、2作目は小さな子が大好きな“やなせたかし”のマンガ「アンパンマン」、そして最後は、昔話や名作ものです。
・どの回も年少から年長さんに、小学2年生くらいまでの子、そのお母さんやお父さんでした。もっとも立ち見では、大人の方特に年配の方の姿も多く見られました。
紙芝居終了後、見てくれた子たちには手作りの環境キャラクター「もったいないぞう君」を一つずつ渡しました。
また、各回の初めにこれも恒例となりましたハーモニカ演奏(奏者Sさん)を行いました。「たき火」や「紅葉」、「赤とんぼ」、「手のひらを太陽に」を演奏しましたが、子どもや大人も口ずさんでくれました。途中お天気が崩れたのですがそれでも来館してくれた方々に楽しんでもらえました。お手伝いをしていただいた方々ありがとうございました。
参加数(紙芝居を見てくれた数)は、2日間で合計168人(周りで見ていた人は除いた人数)でした。
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・普段TVやゲーム、PC等ですばらしい映像を見ることが当たり前になっている現在ですが、数枚の絵とわずかな語りを元に各々がイメージをするという紙芝居の持っている力があることを、見ている子たちの姿から感じられました。
◆紙芝居…物語の場面を連続的に描いた絵を、順次1枚ずつ出して劇的に説明するもの。
携帯用の小舞台に切り抜き絵の人形を立てて操るものもある。飴売りなどが客寄せに街頭で演じた。画劇。(広辞苑)
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2014
12 6 |
◎大手の文具メーカー「S」の小学生向き学習帳の表紙から昆虫写真が消えたと新聞に出ていました。
理由は教師や親から寄せられた「気持ち悪い」という声がきっかけだったそうです。
「娘が気持ち悪いという」とか、「授業の時、表紙だと閉じることもできない」等の声だったそうです。もっとも、記事には昆虫好きでも知られる養老孟司さんが、子どもの頃から人工物に囲まれて生活し、嫌なものを排除するようになってしまうと、自然について考える機会が減ってしまう。(中略)人間は生き物なのだからもっと素直に世界を見ればいいと指摘したという疑問の声も出ていました。
『metal art museum hikarinotani』
◎メタル・アート・ミュージアム・光の谷(私設美術館)に行って来ました。美術館は西印旛沼と北印旛沼を結んでいる捷水路沿いの「山田橋」と「甚兵衛大橋」の間のほとりにありました。建物が地味でちょっと見には倉庫(?)に間違われる外観のため、あまり訪れる人もないようです。私たちが行った時にも骨董屋さん風の方がご主人を訪問していただけで客の姿はありませんでした。
・ここは、館名の通り金工作家の作品を展示している美術館です。近代になって北総地区から美術家・工芸家が輩出しています。
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中でも洋画家浅井忠(谷津田だよりのP72ー,2014.9.6配信版参照)と金工家の香取秀真(ほつま)と同じく、金工家の津田信夫(しのぶ)は美術の教科書にも出てくる作家です。
※浅井と津田は佐倉、香取は船尾村(現印西市)。
特に香取と津田は二人とも東京美術学校(現東京芸大)に学んだ同窓であったのですが、伝統を重んじる香取と革新的なデザインの津田と作風は相容れず終生和解することはなかったといわれております。
しかし、時を巡って香取と津田の作品が郷里で一緒に陳列することになったのです。薄暗い室内の左右に津田と香取の作品が対になって並んでいて真ん中の通路を歩くとその両作品がスポットライトで浮かび上がります。斬新で2作家の心のようなものを感じました。特に津田の「想思聞香」、香取の「鳳凰香炉」はどちらも素晴らしく強く印象に残りました。
・館では、二人の作品以外にも弟子たちの作品や現代の作家の企画展などもやっております。
佐倉市から毎日通ってこられるという館のご主人にお茶を入れて頂きしばらく歓談をしてから退館致しました。
皆さんも、関心がございましたらお出かけしませんか。心がほっとする時間を持つ事ができますし、脇を流れる印旛捷水路の眺めも最高です。
※写真下は、香取と津田の胸像(館の玄関手前に設置)と二人の作品(絵葉書を複写)です。
◆メタル・アート・ミュージアム・光の谷…
【所在地】印西市吉高2465。TEL0476-98-3151
【開館時間】4月~9月10:00~18:00
10月~3月10:00~17:00
【休館日】月曜、祝日
【入館料】大人500円、中学生以下300円
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香取秀真胸像と作品「鳳凰香炉」 津田信夫胸像と作品「一路功名」
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