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2011
5. 27

◎皆さんもあちこちで義捐金を寄付していると思います。が、この数日のニュースには、その義捐金箱を盗む輩(やから)が多いとのことです。神戸のマクドナルドでは、固定したワイヤーを切られ持ち去られたといいます。情けない限りです。

 『虫たちの活躍の時期』
◎そろそろホトトギスの初鳴きが聞かれるころかと思います。もう
すでに聞かれた方おりましたら、ご連絡下さい。
・先日、子育て支援センターの依頼で散策会(お散歩会)をした時のことです。まだ足元のおぼつかない子らたちが、3つお花を探そうねの言葉に答えてタンポポやカラスノエンドウ、シロツメクサ、アカツメクサなど次々に見つけていました。一組ごとにお母さんと一緒に探したお花を発表していた時のことです。男の子がしきりと草がまばらになっている地面を気にしていました。なにかなあと覗きこんでもなにもありません。それでもじっと見つめている視線の先をその子と同じくらいまで顔を低くして地面を見て、やっと小さなアリがこれまた小さなエサを必死で運んでいる様子が見えました。小さい子は目線が低いので虫探しには有利なのだなあと感心してしまいました。

・今の時期は、里山の野鳥達も子育て間最中で餌探しが大変です。また葉裏に隠れている虫たちも、水辺の生き物たちも、巣作りや餌探しに必死です。これからチョウやトンボ、コガネムシなど多くの生き物たちの姿が見られてきます。何か気になる虫や、鳥など見つけましたらご連絡してください。


◆ 写真下は、4月の終わりころに里山の野草の花に来ていたアシナガバチ

   

フタモンアシナガバチ…スズメバチ科のハチ。
 町中でも普通に見られる。腹部に1対の円い紋をもつので、他のアシナガバチと簡単に区別できる。
 木の枝や壁などに長円形の巣を作り、夏の終わりころにはかなり大きくなる。
 おとなしいハチで巣に近づいただけでは攻撃されることはないようだが、巣を揺すったりすると刺される。
 とくに屋外に干した洗濯物に付いたまま取りこみ刺される例もあり、要注意。(自然ガイド「むし」文一総合出版参照)
2011
5. 30

◎例年になく早い梅雨入り、そして台風。原発事故も収束できず、アウトドア派の私たちの活動はお手上げ状態です。今年になって活動の実施回数より中止回数の方がずっと多いです。

 『小さなゲンゴロウ』
◎先週の週末も雨、予定していました印西市の谷津を流れる浦部川での自然探険隊も中止となりました。親子の参加19名、大人のみの参加が4名合計23名の人数的にもちょうど良い規模でしたが、前日からの雨で中止となりました。

・1週間ほど前にスタッフのiさんと下見に行った時のことです。川の水量は田への引き入れのため多く、流れも速く生き物の姿が少なめでした。
 それでも何か見つからないかとすくい網を入れておりました。一網ごとに必ず入るのは、カワトンボの一種のハグロトンボのヤゴでした。大きなものでは7、8センチもあり今の時期のここでの主役でした。大きさを比べたり、一網で何匹捕れたかなど結構面白かったです。数は少ないがドジョウやタイリクバラタナゴなどの魚類もいました。ほかには小さなザリガニの赤ちゃんや縞模様の背中が目立つシマアメンボウ等が網に入りました。

・場所を変えたりして生き物の生息数などを調べていましたら網の底に小さな甲虫を見つけました。大きさはミズスマシ位ですが、足の形や触角の長さが違っていました。小さいけれどゲンゴロウの一種のようでした。手持ちの図鑑ではよくわからないため、何枚か撮影をして川に返しました。

・帰宅してから図鑑をめくったり、ネットの図鑑を検索して特定をしてみました。大きさは6.5~7.5ミリ位。丸みのある体形で全身が黒く艶があり、平地や丘陵の池沼、水田などに棲む。北海道から沖縄まで普通に見られる「マメゲンゴロウ」のようでした。
ゲンゴロウの仲間としては珍しく幼虫で越冬するといいます。

・生き物の種類と数をメモし、川岸の護岸の様子や橋下のブロックの状態などを調べ、採取した生き物を川に戻し下見を終了しました。


 本番が中止になったことは残念ですが、8月に浦部川の生き物調べ第2弾がありますのでその際の資料にもなりますので無駄になることはありません。

   
   上:ハグロトンボのやご

    
下:マメゲンゴロウ
   

マメゲンゴロウ…甲虫目ゲンゴロウ科の昆虫。時期はほぼ一年中見られる。小形で体は黒く、丸みのある体形である。尾端に気泡をつけて、気泡から水中に溶け込んだ空気を取り込みながら泳ぐ。ほかの昆虫や小魚を食べる


2011
6. 8

◎印西市では市内48か所で放射線量を測定しました。データーによりますと自宅近くの0小学校の校庭の線量は、地上5cmで0.27、50cmで0.30、100cmで0.37(いずれもμSv)でした。
 今後は市内の16か所の施設を定点で継続的に測定するといいます。(データーは印西市のHPに公表しています)

 『季語は「松蝉(まつぜみ)」、晩春や初夏を表す』
◎晩春や初夏を表す季語「松蝉」は、ハルゼミを指します。セミというと夏の暑い昼間公園や街路樹の樹上からジ―、ジーとかミーンミーンと聞こえてくるのが普通です。しかし、松蝉と呼ばれているハルゼミは、名の通り晩春や初夏に発生するセミなのです。

・ハルゼミの声を聞きに高原に行ってきました。薄曇りの唐松林を探しまわりましたが声も聞かれず、姿も見えずでした。野草などを観察しながら散策をしていましたら、雲が切れ、陽がさしました。
 ‥と、一斉にジーッ、ジーッと樹上からも藪からも聞こえてきました。ハルゼミの合唱です。気温に敏感なのでしょう。陽がさして温度が上がった事を感知したのでしょう。
 しかし、声は聞こえましたが今度は姿が見えません。草の葉裏やカラマツやシラカバの幹、枝葉など丁寧に見ていきましたがなかなか見つかりません。いるのですが見えません。まるで忍者です。それでも細めの白樺の幹に止まっている個体をやっと見つけ撮影をしました。白樺の白い樹皮の所々にある小さな黒っぽい瘤にそっくりに見えましたが、望遠鏡で見ますと羽もはっきり見え確かにハルゼミでした。ヒグラシを小さくしたような感じで翅は透明でした。


・しばらくすると雲が出てきてまた曇ってしまいました。案の定セミたちの声もピタッと止まってしまいました。
図鑑には4月から6月にかけて発生すると書いてありましたが、この辺りは6月になってからの発生のようです。おそらく合唱は今月いっぱいまででしょうか。

   

ハルゼミ…セミ科ハルゼミ属の昆虫。体長3センチくらい。
 本州、四国、九州、日本以外では中国にも分布。
ただ、関東以南標高1000メートル位の所で5月以降に見られる種はエゾハルゼミの可能性が高いと出ていましたので、もしかしたら写真の種もエゾハルゼミかもしれません。どなたか分かりましたら教えて下さい。
2011
6. 15

◎キーボードがおかしくなりなりました。シフトキーを押しっぱなしの状態になり文書が打てません。詳しい方に聞いたりしたのですが、結局は、PCを買い替えることになり、セブンでの谷津田だより第1号です。

『発熱のない幻想的な光』
◎野坂昭如の小説「火垂るの墓」は、昭如自身の実体験が色濃く反映されている半ば自伝的な小説です。
 主人公の清太が手にもつ錆びたドロップ缶の中には、小さな妹の骨片が入っていて、駅員によって投げられた缶からこぼれ落ちた遺骨のまわりには蛍が飛び交っていました。小説のクライマックスです。

・先日ホタルを見てきました。斜面林のふちに流れる小さな小川や土手、ここがホタルのすみかです。昼間は日の当たらない涼しい葉陰で休んでおり、日没のころから光り始めます。当日は曇りで蒸し暑くホタル観察の絶好の条件でした。

・半月を過ぎた月も雲間からうっすり見える程度でしたが、懐中電灯をつけずに歩くことができました。全部で200匹位でしょうか、三々五々黄緑っぽい光の軌跡を残し飛び回っている姿を見ることができました。
 しきりに飛び回っている個体はオスだそうで、メスはあまり飛ばず葉に止まっているということです。飛んでいるオスはすぐに分かりますが、止まっているメスを探すのは結構難しかったです。それでも探して見比べましたら、光る部分がオスは広く、メスは狭いことがわかりました。

 「昭如」の小説の時代を思い起こしたりしながら、しばらくホタルの舞を鑑賞し、観察を終了しました。



   ※写真下は、この時に撮影したホタル
   

ホタル…日本にはホタルは何種類かいますが、光るのはほんの一部です。

 よく知られているのが、ヘイケボタルとゲンジボタルの2種類です。ヘイケボタルは流れのゆっくりした水田の用水路や水田にすみ、ゲンジボタルは、清流にすみます。ゲンジは4秒に一回の割合で光り、ヘイケはせわしなく光ります。
 最近とみにホタルの生息場所が減ってきております。開発による環境の変化や、心無い人による採取などが原因と考えられます。
 これらのことから、この「谷津田だより」のホタルの情報についての質問等にはお答えできませんことを了解ください。

2011
6. 21

◎6月21日の誕生花は月見草だそうです。月見草は白い小さな一夜花の植物ですが、一般には月見草というと黄色い花のオオマツヨイグサを指すようです。前述の月見草はどちらをさしているのでしょう。
オオマツヨイグサは、花はもう少し先ですが里山や市街地の道端で見られます。

 『雑草も美しい』
◎駅前通りはグリーンベルトを利用して花壇が作られ、黄色や白、赤の花々が咲いています。ただ手前のエリアは花壇ではないため、芝の間からタンポポ、ツメクサ、その他もろもろの野草が見られます。
 買い物客の親子連れが関心を持つのは野草(雑草)エリアのようでした。特にシロツメクサやアカツメクサの花が一面に咲いている時は、親子で花を摘み冠を作ったりブーケを作ったりしている姿を見ることがあります。また四葉のクローバーを探していることもあります。もっとも今は市の委託の業者さんが機械で舐めるように刈っており何もありません。

・市街地の道端や空き地に群れ咲く黄色いコスモスのような花を見たことがあると思います。これも雑草の一種で北アメリカ原産の多年草オオキンケイギクです。もとは花壇用に栽培していたものが野生化したのです。この種に似ている種で、花の中心が赤褐色、大きさはひとまわり小さいがメリハリがはっきりしている野草を見ることがあると思います。やはり北アメリカ原産のハルシャギクです。
別名ジャノメギクと呼ばれ古くから知られた園芸植物でオオキンケイギク同様に野生化しものです。


・野草の魅力は同一場所に何十種もの色々な種類が共生していることかもしれませ。ただ、ほとんどの種は、花色も地味、大きさも小さいなど目立たないものが多いようです。オオキンケイギクやハルシャギクなどは園芸種出身のせいか目立ちます。でもその周りに多くの種の野草(雑草)が何種類もあるかもしれません。時間のあるとき道端の野草に目を向けてみませんか。雑草という名の植物はありません。その個性を表すなにがしかの名前が必ずついています。雑草もいいものです。

   
   空き地に咲くハルシャギク(ジャノメソウとか、
   ジャノメギクの別名あり)

ハルシャギク…北アメリカ原産の一年草草本。茎は高さ60~120センチ。蛇の目の模様の黄色い花が咲く。種子が自然にこぼれて、日当たりのよい庭や空き地に毎年生える。


2011
6. 27

◎昨日6月26日は、「雷の日」でした。といっても、特別雷が多い日という意味ではありません。西暦930年のこの日、平安京の清涼殿に落雷があり藤原氏の一門の清貴が死んだ日です。京の人々は道真のたたりだと信じ大騒ぎになったということ。この事件を契機に道真の罪は免じられ名誉も回復したということです。これより、道真は雷の神「天神」と同一視されたのでした。先人たちは古来より災害を「天災」として諦め、乗り越えてきたものです。が、現在日本で起こっている災害は、人災と天災が絡み合ったものです。先日落雷による停電がありましたが、道真も怒っているのかもしれません。速やかな復興への足掛かりが急務となります。がんばれ日本!!

 『この木なんの木、気になる木』
◎信号を渡った場所にある民家の生垣から大きく張り出した木の枝に赤紫の実がたわわについているのに気づきました。桜に似た葉にサクランボに似た実がぶら下がっていました。道路にも実が落ちていました。手のひらに乗せ観察してみました。実の直径は約1センチ、サクランボに似た形で色は濃い赤紫色でした。手持ちのハンディ図鑑には載っておらず、持ち帰りの宿題となりました。
・家で書棚の図鑑で見つけようとしましたがなかなか見つかりません。手がかりはどうも樹肌から見てバラ科のようだということくらいでした。それと、どこかで見たことがある気がしました。この後は、インターネットに頼るしかありませんでした。
・やっと調べたこの木の名前は、ジューンベリーでした。別名をアメリカザイフリボクと呼ばれ、6月に実が収穫できることからジューンベリー(june berry)と呼ばれているのです。ザイフリボクは、日本の山間部にも自生する木ですが、こちらは実や花が小さく、実も食用にしないようです。また実の熟す時期も違って10月から11月のようです。

アメリカザイフリボク…バラ科ザイフリボク属の高木性広葉樹。 アメリカでは6月に実が収穫できることから別名をジューンベリーと呼ばれています。花は白く細長い5弁花を鈴なりに咲かせます。薔薇の実に似た実は生食またはジャムなどの加工品として用いられます。


・なお、ザイフリボクは別名がシデザクラと呼ばれております。これは、花が四手(しで=しめ縄などに下げる細長い白い紙)に似ることから呼ばれているそうです。こちらの名の方をご存知の方が多いかもしれません。ジャムにしても生食でも美味しいと出ていました。「一つ二つ食べておけば良かったかなあ」と思いました。
調べ終わってから、最初に見ていたハンディ図鑑をもう一度めくっていましたら、ザイフリボクのページに近縁種として出ていました。とほほ・・・。

   
       写真上:ジューンベリーの木
       写真下:同 実
   

   
2011
7.6

◎野草には、楚々とした可憐な花が多いですが艶やかできれいなものもあります。あまり見る機会はないと思いますが野菜の花もそれらに負けずきれいです。
今我が家の食卓兼作業机の上には春菊の花が飾ってあります。黄色花で直径4センチと花もそこそこの大きさできれいで落ち着いた感じです。野菜の花といってもちょっと信じられないかもしれません。

 『ジャコウアゲハの食草は毒草?』
◎鳥仲間のiさんから「擬態」というタイトルの書物をいただきました。鳥の擬態から昆虫は勿論、魚や蛇、クモまで色々な例が出ていました。
 擬態とはごく簡単にいいますと天敵から襲われないように敵の嫌いなものに似せたり、あるいはまわりの環境にとけこんだりして敵をだますことです。

・本には真似される側の例として毒を持つ鳥や蝶のことが出ていました。また真似をされる側の毒蝶の飛翔の仕方について興味深いことが出ていました。
 それは、ひらひらとゆっくりと舞う蝶は、毒をもっているかものすごく不味いか、あるいは毒蝶に擬態している蝶であるそうです。
 それは、天敵の鳥がそれらの羽の模様を覚えているため、わざとゆっくり羽ばたき模様をしっかりと見せて「毒を持った○○蝶ですよ」とか「ものすごく不味い▽▽蝶ですよ」とアピールして身を守っているということです。

・今日、近所の公園を通った時、見慣れない花をつけた植物が目につきました。長さ3~4センチほどのラッパの先を切り落としたような形で、内側が紫、外側は薄い黄緑色、小さなガガイモ似の葉をつけたつる性の植物でした。
 花の形から果実が鈴のような形から名がついたウマノスズクサ(馬の鈴草)と分かりました。
 ウマノスズクサは、ジャコウアゲハの食草です。この蝶は他のアゲハと異なり優雅にひらひらと舞いゆったりとした動きのため写真を撮りやすい蝶の代表格といえます。
 それもそのはず、上記の本に出ている蝶と同じく毒を持つ蝶なのです。ただし、毒蝶といっても蛇などのように相手を攻撃する毒ではなく身を守る毒ですので嫌わないでください。


 ジャコウアゲハの毒は幼虫時にウマノスズクサの葉を食べてウマノスズクサの持っている毒成分をため込んでいるのです。
擬態の本を読んだおかげでしょうか、ジャコウアゲハの飛翔を見て生き物たちの不思議な世界を垣間見た気がしました。

   
     ウマノスズクサ
   
     ジャコウアゲハ

ウマノスズクサ…ウマノスズクサ科のつる性多年草。
 果実が鈴のような形なのでこの名がある。6から8月ラッパのような花をつける。アルカロイド系の毒を含有する。ジャコウアゲハの食草
2011
7.10

◎真夏によく似合う花がひまわり。このひまわりは放射性物質を吸収するといい、注目されています。が、やはり難点があります。それは、放射性物質を吸収したひまわりの捨て場がないそうです。

 『真ん丸で大きくぶよぶよ、これなあに?』
◎30度を超える暑さの中でも池の周囲をめぐる散策道はひんやりとして気持ちがよい環境でした。木々のありがたさを感じました。池面を渡る浮橋は、歩くたびに全体が動き池の水面と一体になったような感覚になります。

・浮橋の途中で水面に立っている棒杭に止まっているトンボを観察している時、ふとハスの葉の陰に何かがあるのを感じました。 ハスの葉に半分隠れたように見えるその物体は、直径30センチくらいの球形で表面全体に六角形の模様がついているようでした。材質は寒天のようでもあり、梱包に入っているプチプチ(錠剤形の空気が入っている緩衝材・正式名は不明)にも似ています。おまけに水面側に口のような楕円形の穴のようなものが見えました。カエルの卵?何か水草が腐ったもの?それともプラスティックのブイ?それとも?? まったくわかりませんでした。家へ帰ってからの宿題です。

・調べるのにはずいぶん時間がかかりそうかと思いましたが、意外にすぐに分かりました。
 オオマリコケムシというのがその正体でした。外肛動物オオマリコケムシ科に属するコケムシの一種で、池や沼などに棲み、寒天質を分泌して巨大な群体を形成すると出ていました。北アメリカ原産の生物で日本には1972年に河口湖で発見されて以来、外来種として分布を広げ、現在では日本各地の湖沼で普通に見られると載っていました。もしかしたらどこかほかでも見ていたが気が付かなかったのかもしれません。


 北アメリカ原産の生物で日本には1972年に河口湖で発見されて以来、外来種として分布を広げ、現在では日本各地の湖沼で普通に見られると載っていました。もしかしたらどこかほかでも見ていたが気が付かなかったのかもしれません。
・オオマリコケムシは、群体を形成し肉眼的な大きさになる生物なのですが、構成する個虫は1.5ミリほどしかないそうです。
何度も行ったことのある池ですが初めて見たようです。不思議な(変な)生き物がいるものですね。

   

オオマリコケムシ…外肛動物門オオマリコケムシ科のコケムシの一種。
群体は球形から分厚い円盤状の形をしており、内部に寒天質が詰まり、表面に個虫が並んでいる。大きなものは畳一畳にも達する大きさになる。表面に多角形の模様が見られ、この模様と群体の形状が手毬を思わせることから『オオマリコケムシ』の名がついた。


2011
7.18

◎連日の疑心暗鬼の記事ばかりのニュースに嫌になっていましたが、久しぶりの明るいニュースが飛び交いました。なでしこジャパンの快挙です。ほんの少しでも被災された方々の希望につながることを祈ります。

 『色もきれいで可愛いデザインが足元に』
◎千葉ニュータウン中央駅前のコンコース(橋)のタイルが3月11日の地震であちこちで割れたり、ひびが入ったりしました。約一月半かけて、タイルの張り替え工事が行われています。まだ全体の半分くらいは残っているようですが中心部のタイルの張り替えは終わったようです。立ち入り禁止のコーンが外されたエリアに入ってみました。

 ・タイルは細かく砕いた色タイルの欠片や小さな石などでモザイク状に模様が散りばめられていました。色のセンスもいいし、なにより絵柄を作る作者の心が伝わってくる感じがして見ていて気持ちがよかったです。宝石のように輝いて見える作品、一つ一つおはじきを置くような感じに並べられた作品、素朴でどれも真心を感じる作品で、靴で踏んでしまうのがなんだか「もったいない」気がしました。このデザインタイルの作品は、印西市の福祉作業所に入所していらっしゃる方たちの手によるものだそうです。

 ・今度、千葉ニュータウン中央駅による際には是非見て下さい。改札を出てまっすぐの場所にある広場のカラータイルです。

エコ平板…このモザイクは印西市福祉作業所の皆さんの作品。材料は瓦、タイル、石など建設現場から発生する余剰材を使用したエコ製品です。全体のモチーフは「ニュータウンの風と花畑」のイメージだそうです。(現場に掲示してある資料より)



   ★宝石のようにきれい
   

   ★素朴な図柄が気に入りました
   

2011
7.25

◎今朝4時前に地震がありました。私の市は震度3くらいでしたが、ちょっと長く嫌な感じがしました。
 この地震も3・11の大震災の余震だそうです。いつになったら原発も地震も収まるのでしょう。

 『グリーンエネルギー』
◎アナログ型のテレビが大量に不法投棄されていると新聞で報道されていました。不法投棄もひどい話ですが、壊れたわけでないTV(アナログ型)の大量廃棄もひどいと思います。(再利用とは言っておりますが?)
 皆さんは、デジタル対応お済なのでしょうね。
 我が家はケーブルTVでしたのでデジタルTVも買わず、デジ変換のチューナーも買わず、結局何も対応しませんでした。
 デジタルと違い映像はきれいになりませんが、アナログ終了後も今までと同じく写っています。
 ただ、BSが見られなくなってしまいました。
これって、しょうがないのですか。どなたかお分かりの方教えてください。

・先日東京電機大学千葉ニュータウンキャンパスに設置されている風力発電設備の見学に行ってきました。
 会としてはこれで4回目の訪問となりますが、今回は震災の後ということもあり、グリーンエネルギーに対する関心が高まったのか、昨年の時の倍近くの参加者がありました。

 設計にかかわった二人の先生による解説と見学は初めての方でも特に難しいということはなかったようでした。
 ここの設備はあくまでも実験・研究用の施設ですので大きさも高さが21メートル、ブレード(羽)の回転するローター直径は15メートル、定格出力40キロワットという小型なものですが、真下に行くと青い空にグーンと伸びた姿は思ってたより大きく聳えて見えました。

 発電コントロールルームの中にも入れていただき、システムについて説明をしていただきました。が、こちらの解説は専門性が高くあまり分からなかったようです。

◆東京電機大学風力発電システム…SUBARU15/40
ブレード数3枚 ローター位置アップウィンド ローター直径15m
ハブ高さ2m 定格出力40KW 定格風速11m/sec カットイン風速2m/sec カットアウト風速25m/sec 極値風速(耐風速)60m/sec 回転速度18~69rpm(可変速)増速比1:5 発電機形式永久磁石同期 出力制御アクティブ・ピッチ 電力制御コンバータ・インバーダーヨー 制御アクティブ・ヨー 主ブレーキブレードフェザー
 出力周波数50/60Hz



    
  ・風車の下から見ると青空に聳えて見えました。


   
  ・講義の様子

・見学後、質問を受けていただき見学を終了しました。
その後、学生食堂に移りお弁当を食べて学校を後にしました。

食堂は、土曜日ではありましたが、営業をしていましたので定食など食べることもできました。何十年ぶりに学食を食べてみたいなあと思いましたが、私は弁当を持っていきましたので実現しませんでした。



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