-ページ〔52〕-    谷津田だよりのトップに戻る  
2011
1. 1

◎「正月屋」とは、雑煮・汁粉などを売る大道商人のこと。浮世風呂に「正月屋でござい・・・」と出てきます。ところで、皆さんのご家庭ではどのような雑煮や汁粉を食べますか。場所が変われば雑煮も汁粉も変わりますね。今年も皆様にとって良い年になる事をお祈りいたします。

 『新年明けましておめでとうございます』
◎政治も経済もそして環境も安定しない一年が終了し、新年となりました。
 私の住んでいる千葉ニュータウン地区もこの1年で大きく変化しております。

 スカイアクセスの開通や1市2村の合併などがあり、人の動きが変化したり開発が進んだり、いままで緑であった所が大型重機で削られたりとちょっと目を放していると景色が変わってしまうほどの場所もあります。のんびりと散策できなくなりました。

・今年の干支は「卯」です。ぴょんぴょんと飛躍するのは結構ですが、環境破壊に飛んでいっては大変です。
 皆様もご自分のフィールドを巡る時は、時には環境破壊に対する「監視の目」を持ちましょう。


※今回は、サザンカの花を貼りたいと思います。今の時期、赤が美しく花びらがひらひらと散るさまは風情があります。船橋市の市の木に指定

   

サザンカ…ツバキ科の常緑小高木 秋から冬にかけて、ツバキに似た花が咲く。ツバキの仲間だが、花びらはばらばらに散る。カンツバキやヒメサザンカもサザンカに含まれる。
       神の白鳥…4羽で年越しの模様

2011
1. 7

◎せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろこれぞ七種(草)。
 今日1月7日は「七種(ななくさ)」です。春の七種を刻んで入れた七種粥を作って、万病を除くおまじないとして食べるようですが、おせち料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足がちな栄養素を補う効能があるともいわれています。

 『推定549メートル』
 1月6日現在の東京スカイツリーの推定の高さが549メートルになったといいます。世間で話題にしている割にあまり関心がなかったのですが、年末から少し体調を崩して家からほとんど出ず、ベランダから見える富士山を眺めていて、山の手前にスカイツリーが見えることに気がついたのです。

・今朝の朝刊に印西市在住の方が毎日富士山の手前に見えるツリーを定点撮影している記事と写真が載っていました。
 約30キロ離れた印西市から見たツリーは、新聞に出ていたように富士山の7、8合目位まで伸びて見えました。
完成は今年の12月で出来上がると634メートルで電波塔としては世界一だそうです。
 冬場は空気が澄んでいるので、しばらくの間はよく見られると思います。特に強風で気温の低い晴れた日が観察日和です。霊峰富士の前に邪魔ものが出現?と思う方もあるかもしれませんが、お暇な時に富士山の方角を見て下さい。

東京スカイツリー…東武鉄道並びに東武タワースカイツリーによって東京都墨田区押上に建設される電波塔(送信所)です。高さ634.0メートルは電波塔としては世界一、人工の建造物としてはブルジュ・ハリファの828メートルに次ぐ世界第二位の高さとなります。2011年冬に竣工、2012年春に開業予定。   (Wikipediaより)





  朝日に輝く富士山をバックにしたスカイツリー
   

   端麗なシルエットの富士と、スカイツリー

   

2011
1. 9

◎米国で野鳥などの動物大量死がマスコミで取りざたされています。
 感染症や水温低下、あるいは生物兵器の実験、果ては人類滅亡論まで出ています。どうもその原因は単なる花火の大音響、霧などの気象による事故らしいとのことです。マスコミが大げさに或いは話題性を狙って騒いだだけのようでした。
今回は「里山里海のパネル展のご案内」です。

『【里山・里海の自然 写真パネル展】へのご案内』
◎テーマ「里山・里海の自然」
・日時 1月9日(日)10:00~1月22日(土)15:00
・場所 北総線千葉ニュータウン中央駅構内コンコース
※改札でパネル展を見たいといえば構内に入れます。
・出品 印西ウエットランドガイド(阿部純、岩崎静也
    佐々木駿介、左達英子).
    船橋自然に親しむ会(畑中浩一)
    ナチュラリスト(ケビン・ショート)
・内容 印西に遡上した鮭(03年)、印西に飛来している白鳥(中央駅すぐそばの池)、里山の野鳥・植物・昆虫、里山の文化財、里海三番瀬干潟の写真etc

◆パネル展…「里山及び里海の自然」の写真パネル展を毎年、2~3回北総線内の駅や県立花の丘公園展示室、印西市内のコミュ二ティーセンター等で行っています。次回は10月になる予定です。皆様方も写真をとられている方はいっぱいいらっしゃると思います。パネル展に出品しませんか。




   

   

2011
1.17

◎1月17日、6434人の命が奪われた阪神淡路大震災から16年が経ちました。この日は「お結びの日」に指定されています。
 それは、震災の時ボランティアでご飯の炊き出しが行われたことから「お結びの日」になったそうです。なお、この日は防災とボランティアの日にもなっています。それは大震災の悲惨さを忘れずに防災への関心を高めることが趣旨です。

 『鳰(にお)の海』
◎鳰(にお)とは、水鳥のカイツブリの事です。また「鳰の海」とは、琵琶湖の古名で、水鳥が集まる湖の意味。
 実は、今場所新十両になった「鳰の湖(におのうみ)」という四股名の力士がいます。琵琶湖を抱える滋賀県大津市出身、北の湖部屋所属の力士です。琵琶湖の古名の四股名が気になって少し調べてみました。
・2006年に風邪からきた小脳炎にかかり下半身不随になると言われた大病から立ち直ったという努力の力士です。今場所は、今日17日現在2勝7敗と振るいませんが今後頑張ってほしいなと 思います。なお、滋賀県の県の鳥はカイツブリ。
・さて、「鳰」、カイツブリといえば印西には2種類が普通に見られます。その一つは、印西市のあちこちの池で一年中見られるカイツブリです。この種は夏に浮巣を作ることで知られています。


 もうひとつは冬鳥として渡ってくるカンムリカイツブリです。こちらはカイツブリの倍くらいの大きさで、首が長く頭の羽がいくらか立っています。今の時期、利根川の水面にのんびりと浮かんでいる姿が見られます。
 そういえば「鳰」を使った名前に、におどり(鳰鳥)公園というのがあります。こちらは2月の散策会で訪れる利根運河沿いにあります。
 余談ですが、鳰の湖の化粧回しには湖上で羽ばたくカンムリカイツブリが描かれていました。

   

カンムリカイツブリ…冠鳰と書き、日本で見られるカイツブリ類では最も大きい。
 全長56センチ。主に冬鳥として渡来し、湖沼や大きな河川、河口などにすむ。琵琶湖や淀川、東京湾などでよく見られる。
2011
1. 24
 

◎幾分日が暮れるのが遅くなったような気がします。そういえば後10日で節分(2/3)そして立春(2/4)です。でもまだまだ冷え込みは厳しいようですし、インフルエンザも流行っています。皆様お体ご自愛ください。

 『新市指定の花・木・鳥・魚』
◎昨年3月に印西市は印旛村と本埜村の1市2村と合併をしました。新印西市は条例やらきまりなど、手直しをしたり新しく作成したものもたくさんあるようです。手直しをした中の一つの話です。

・印西市は今まで市指定の「花」と「木」はありました。新市になり、それを新たに見直すことになったのです。旧印西の花は「コスモス」、木は「クロマツ」、鳥と魚はありませんでした。確か昨年の6月ごろでしたか、市民から意見や候補を挙げてもらい新しい指定を決めることになったのです。旧市と旧村のバランスなど配慮事項がきっとあったと思いますが、決まった指定は次の通りです。


 市の花 「コスモス」
     

 市の木 「サクラ」
     

   **********    **********
☆戸神池白鳥情報…年末と変わらず、オオハクチョウの成鳥が4羽越冬しています。大橋の南側に見られない時には北側でマコモの根を食べているかもしれません。又は、南側のずっと奥で休んでいることも多いです。


コスモスは旧印西のイメージ花ですのでやっぱりという感じです。サクラは、旧印旛村には吉高のヤマザクラや旧印西市の小林牧場のサクラが有名です。メジロは里山の鳥ということで、自然環境の保護を市民憲章に掲げている新市にふさわしいという理由だそうです。最後にナマズですが利根川、印旛沼、手賀沼といった地域を代表する河川や湖沼を有する市には馴染みが深いという理由だそうでした。決して地震対策ではなさそうです。

・市の新たなシンボルとして指定されましたが、これらをはじめとして生き物たちが保護される自然環境を守るように、考えるきっかけになることこそが指定の趣旨であろうと思います。
ちなみにコスモスの花は、「調和」という意味があるといいます。人と人、地域と地域との調和や新市としての一体感を願う印西市にとってふさわしいということだそうです。その通りとは思いますが「調和」は、人と自然のハーモニーではないでしょうか。自然を壊さない生活を目指すことこそが大切です。

   市の鳥 「メジロ」
     

 市の魚 「ナマズ」 
     

ナマズ…ナマズ科ナマズ。全長60センチ位に育つ。名は肌が「滑らか」なことに由来するという。夜行性で日中は物陰に隠れている。泥底を好む。成魚のひげは2対4本。印西ではナマズ料理の店もあります。

2011
2.  2

◎明日2月3日は節分そして2月4日は立春です。暦の上では春となりますが、寒さはまだまだ厳しいです。
 風邪などに罹らないように気をつけて下さい。

 『春の訪れ』
◎朝、道端の脇には氷が解けずに残っていました。
 朝は本当に寒いです。そのような中でも野の花は着実に春に向けて準備をしています。
・先日家庭菜園に出かけてきた時、畑のあちこちに小さな赤い花をつけているホトケノザやブルーの小さな花のオオイヌノフグリが見られました。
 そして、まだ花は付けていない草たちの中にはロゼット状の葉をしっかり畑の土に張り付けているものもたくさん見られました。
 これから、春に向けて小さな野の花たちが増えていくことでしょう。


   

オオイヌノフグリ…ゴマノハグサ科の越年草。早春に咲く青い花は、なじみ深い。帰化植物だが、すっかり日本に同化している。ヨーロッパ原産で全国に帰化。

2011
2.  7

◎今度は八百長相撲で大もめの国技館。前に関取「板井」がはっきりと八百長相撲について証言をしていました。その時に徹底的に膿を出さず、曖昧にしてしまったツケが今になって出てきたのでしょう。
春場所は中止だそうです。残念ですがやむを得ません。

 『大怪我のアサリさん!』
◎iさんは毎年雪解けの季節になると野尻湖に出かけて化石の発掘をしています。iさんの担当している発掘班は、生痕化石が中心だそうです。生痕化石とは、過去の生物の生活の痕跡を示す化石だそうです。 化石というとゾウの牙とか魚類の骨や恐竜の骨とかが思いつきます。また店で売っている三葉虫の姿そのままの化石や葉っぱが化石になった木の葉化石などを皆さんは見たことがあると思います。
 生痕化石はこれらとは異なり、生きていた証の化石といいます。
例えば、動物の足跡の化石や、咬んだ跡や咬まれた跡の化石、そして重要なのが糞の化石だそうです。先日話をしていただいたのは動物の糞の化石の話でした。シカ類の糞と思われる化石の構成物質を試験的に分析した結果、なんとハンノキの雄花が入っていたそうです。花粉を食べている古代のシカ類の姿が浮かびます。
 生痕化石には肉食獣に咬まれた傷跡のある骨も出てくるといいます。化石を分析するなかで想像する世界はCG画像とは全く異なったロマンを感じます。

生痕化石…過去の生物の生活の痕跡を示す化石。足跡・穿孔・巣・排泄物の類。オーストラリアの古生物学者アーベルの造語。


・そんな話をしながら食べていた味噌汁の具のアサリの殻に変わった形のものが見つかりました。
 形がいびつで大きな段差がありました。
iさんの話では生育過程で大きなけがをしたのではないかという事でした。
 これが10万年も100万年も経ってから見つかるとアサリの生痕化石になっているのでしょうね。


   
    味噌汁に入っていた変形アサリ



 *******   ********    
☆戸神調整池の白鳥…4羽変わらず、マコモの根を食べていました。北帰行はいつか。
 2月いっぱいはいると思いますが・・・


2011
2.14

◎聖バレンタインは269年頃殉教したローマの司祭だそうです。司祭もまさか自分の名前がチョコの贈り物の日の代名詞になるとは思いもつかなかったことでしょう。今日は2月14日バレンタインデーです。

『小鳥も寒い寒い!』
◎先日の雪の日、利根運河を土手沿いに歩いてきました。当日は雪が朝8時半ころから降り出したのですが、風がほとんどなく歩いていてもさほど苦にはなりませんでした。雨と違って洋服も濡れませんし、胸から下げている双眼鏡のレンズも大丈夫でした。
・土手に沿ってしばらく歩くと、水面に雪を背中に乗せたカモたちの姿がちらほら見られました。運河の両サイドに立つ樹木の枝には、ツグミやモズ、河原の藪にはジョウビタキやアオジの姿が見られました。
 10時頃になると雪の降り方が少し強くなり、おまけに雷が何度か鳴りました。土手の上は隠れるところもありませんので、土手を下りて理科大の理窓公園の林の中に移動しました。

・これだけ雪が降るとカラスとヒヨドリ、ツグミくらいしか見られませんでした。が、その時一緒に行った仲間の一人が樹木の梢を見上げ、「いた」と指さしました。雪の降ってくる中、双眼鏡で見てもシルエットのみで鳥名が分かりません。カワラヒワのような感じがしますが、はっきりしません。Nさんが常緑樹の葉陰の下にもぐって望遠鏡をセットして見てくれたところ、「マヒワ」の群れでした。
 全部でざっと数えると60羽はいそうでした。マヒワと言えば、じっとしている事は少なく常にちょこまかと動いている姿しか思いつきませんでした。望遠鏡を覗かせて頂くと、雪に隠れがちですが、胸の黄色がわずかに見え確かにマヒワでした。どの個体もじっと動か
ず雪に耐えているようでした。


・その後小雪になり、11時半頃には止みいいお天気になりました。
小鳥たちも徐々に動き出し空にはタカ類飛び、河原にはホオジロやシギ類の姿、変わった所では、キツツキ類のアリスイも一瞬ですが顔を見せてくれました。お天気は悪かったのですがいい探鳥会が経験できました。
 明日、このコースの散策会がありますが、天気予報では雪が降りそうです。どうなるか心配です。

   
   雪の中じっと耐えているマヒワ

マヒワ…アトリ科12センチくらいの小鳥で、冬鳥として渡来。黄色と黒が目立ち、草の種子やハンノキなどの種子を好む。鳥見の人たちの見たい鳥の一つに必ずあがる種。印西市にも来ている。

☆戸神池白鳥情報…先週の土曜日の2月19日から行方不明。もしかしたら、北帰行か?
2011
2.21

◎政権崩壊につながったチュニジアの民衆デモを契機にエジプトそして中東の諸国が荒れています。デモ隊に対する実弾射撃など目に余る光景に遺憾の念を感じます。

  『食べたり食べられたりの世界』
◎決して政権争いの話ではありません。先日戸神調整池の観察会を行った際の見られた出来事です。
・子ども4人を含む総勢25人で戸神の調整池に行った時の出来事でした。
 まず、この数日姿が見えず早くも北へ旅立ったのかと心配していましたオオハクチョウが6羽水面に浮かんでいました。

・白鳥観察の後、池の両サイドの斜面林に止まっていたカワウやアオサギを観察していた時のことです。
 ふと、橋の下のアシ原に目を移すと何か大きな鳥がうずくまっているように見えました。慌てて双眼鏡で覗いたところ、一心不乱に何かを食べている猛禽のオオタカの姿が目に飛び込んできました。
 黄色く精悍な目、肉を食いちぎるカギ形に曲がるクチバシ、そして大きな鋭い爪で黒色の鳥を抑え込んでいる姿が見られました。

・皆に声をかけると子どもも大人も目がその一点に集中しました。と、その視線を感じたのか、オオタカは獲物をその場に残し斜面林の中に飛び去ってしまいました。
 残された鳥を改めて双眼鏡で観察しましたら、黒い体に大きな黄色い足、クチバシの上には白い斑が目立つ、一年中この池で見られ観察の定番になっている水鳥、オオバンでした。腹側から食い破られていました。
 まだ食べ始めたばかりのようですので我々が移動したらまたやってきて食べるのでしょう。
 子どもたちも恐る恐るでしたが、しっかりと眺めていました。


☆戸神調整池白鳥…数日姿が見られませんでしたがまた戻っているよようです。2/19 6羽確認(内1羽幼鳥)


・終わりのまとめの話の中に、生物多様性の話として食べたり食べられたりの世界について触れておきました。戸神の調整池ではこのほかに魚を餌とするタカ、ミサゴの姿も見られました。思った以上の収穫のあった観察会でした。終了後温かい豚汁を頂き解散しました。

※このページに、オオタカの捕食の場面を載せたいところなのですが、観察会の最中で撮影するゆとりがなく写真が撮れませんでした。よって捕食されていた種の写真(オオバン・昨年度撮影)を貼り付けます。
   

オオバン・全身が黒く、クチバシの上の白い斑紋が目立つ。我孫子市では市の鳥に指定

※オオタカの映像はHP43ページの7月5日の欄を参照下さい。

◆生物多様性って何?…たとえば、鳥が虫を食べ、虫は草を食べる。草が育つ土の栄養を豊かにしてくれる微生物もいる。ミツバチが受粉を助けて植物が実をつけ、森は動物たちの住みかにもなる。生き物同士がお互いにつながりあい、関係しあって、地球の豊かな自然をつくりあげていることを意味している。(朝日新聞より)

2011
3. 1
 

◎2月も終わり、今日から3月になります。昨日は一日中冷たい雨が降り、一時は白いものも混じりました。春とはいえ、まだまだ冷える日もあると思いますし、杉の木は真っ赤になっていますのでどうぞ皆様お体ご自愛ください。

『小さくて地味な花』
◎先日3月後半に行う木下街道散策の下見で歩いていた時、T公園の入り口付近の道路から1m位高くなっている場所に小さな花をつけている植物を見つけました。
・ちょっと見には花を小さくしたオオイヌノフグリのようでもあり、背を低くしたタチイヌノフグリのようにも見えました。
 近づいてルーペで見ると花は直径5ミリほどの青みがかった白色で、葉や茎には白く細い毛がいっぱい生えていました。
 オオイヌノフグリなどと同じ種類でこれも外来種であるフラサバソウでした。この種は名前が変わっているので覚えた野草です。名前の由来は後述します。

・まだ春の野草はほとんど花をつけておらず、ロゼット状のものが多いようでした。それでもオオイヌノフグリはたくさん花をつけ、ホトケノザやツタバウンラン等も花を咲かせていました。もうすぐタンポポをはじめ一斉に春の花が咲き始めることでしょう。春の訪れを待ちわびる今日この頃です。


   写真は、この時撮影したフラサバソウ
   

フラサバソウ…ゴマノハグサ科のヨーロッパ原産の越年生草本。
 葉を含む全体に軟毛があり、花は小さく全体に地味な野草。 名前の由来は、幕末に日本で本種を採集したフランス人のP.savatierとその採集品を研究したA.franchetの二人の名からフラサバソウ(草)と付けたといいます。
 別名ツタバイヌノフグリ。


 ☆戸神調整池の白鳥情報…この1週間は、池に居たり居なかったりと安定しません。
                 数も6羽・5羽・4羽と日によって異なります。
                 きっとそろそろ北帰行の日が近づいているのでしょう。見られるのは、
                 今週くらいかもしれません。会いに行くならお早めに!



前に戻る         次に進む