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  2009
 7. 21

◎大相撲名古屋場所もそろそろ終盤戦です。新聞を見ると(幕内)番付表の東の一番最後に、船橋大神宮子供相撲出身力士の若荒雄(わかこうゆう)の名がありました。成績は昨日7/20で3勝6敗と振いません。が、まだ6日ありますので頑張ってほしいです。徳川家康に奉納したことがきっかけで始まったこの子供相撲は今でも続けられています。

 『金属光沢の美しい玉虫』
◎昆虫観察・採集は、野原や林の中で行うものだと思われる方が多いと思います。それは当たり前のことですが、私の昆虫観察は家の玄関扉を開けてすぐに始まります。
私が住んでいるところは、千葉ニュータウン中央駅近くの団地の6階です。周りは住宅街ですがそれでも夏から秋にかけてはいつも何かいます。カナブンだったり、トンボだったり、大きな蛾だったりと、見られるものはその日によって違います。
 先日1階のエントランスで見つけたのが今日の話題の主役タマムシです。

・甲虫のタマムシは、昆虫に興味のない人でも法隆寺の玉虫厨子のタマムシといえば誰でもあーそうかというほどのネームバリューのある昆虫です。
 玉(宝石)のように美しい前翅をもつ甲虫でその前翅を飾り金具の下に敷き詰めた玉虫厨子(正倉院御物)は有名です。
タマムシを手のひらに載せ、きらきら光る翅を見ていると厨子の飾りにしようと考えた人の気持ちも分かります。


・タマムシの他にもカミキリやカメムシ、クサカゲロウなども手すりの後ろや壁や蛍光灯の傘の下などそれぞれ好みの所にじっとしていました。このように身近なところでも昆虫ウォッチングができます。
 ところで明日の日食の時、昆虫たちになにか変化があるかもしれません。鳥が騒ぐとは聞いていますが。日食(千葉 最大欠11:13)の際に何か生き物たちの変化で気がついたことがありましたら教えて下さい。
   

タマムシ…甲虫目タマムシ科の美しい昆虫。雑木林とその周辺で見られる。緑や紫など何色ものメタリックな色が混ざる大変綺麗な甲虫。この目立つ色は鳥に対する警戒色といわれている。完全変態。
  2009
 7. 27

◎80過ぎて遊びを覚えても遅い。高齢者は働くことしか能はない。‥などと、とんでもないことを発言し取り巻きを慌てさせている。
 これが日本の政治の中心を担っている人の発言となると笑って過ごせませんね。趣味を持ち生きがいのある生活をすることが健康の源です。80だろうが90だろうがどんどん新しいことに挑戦していきましょう。

 『六つ葉発見』
◎先日の散策会の際、参加者のSさんが四つ葉は勿論五つ葉や変わり葉のクローバー(シロツメクサ)の押し葉を見せてくれました。中でも三つ葉と四つ葉の中間のものや、虫食いなのか3枚の葉に同じようなくり抜き穴が見られるものなど大変興味深いものばかりでした。近隣の公園に3日間通って集めたという努力の賜物ということでした。
 ・3日は無理ですが1時間位なら探してみようと出かけてみましたが、途中雨が降ってきたので、公園に行くのはとりやめ駅に行く途中の道筋で探しました。四つ葉ですら1万分の1とか10万分の1といわれますので五つ葉などは最初からあきらめていました。雨がやみ探しやすくなり、傘の先で重なっている葉を撫ぜながら探してみました。20分ほど探しましたが全く見当たりません。ただ、丸い綺麗な穴のあいたものはいくつか見つかりました。しかし3枚に同じような穴の開いたものは見つかりません。

シロツメクサ…マメ科シャジクソウ属の多年草。名は江戸時代にオランダから輸入したガラス食器のパッキングとして詰められていたことによる。
 アカツメクサは、花色が紅紫色による。こちらは明治時代に牧草として入って来たものが野生化したもの。


・諦めかけて駅に向かおうとしたその時、ふと気になる葉が目に飛び込んできました。
 五つ葉か?と思いそっと手繰り寄せてみると、なんと小さな葉を入れると六つ葉でした。ただ、こちらはシロツメクサではなく、アカツメクサ(ムラサキツメクサ)でした。
 これってとても運がいいのだろうか。それとも案外沢山あるのでしょうか。

   

 皆さんの周りの道端や公園にも四つ葉やそれ以上の多数葉があるかもしれません。時間がありましたら探してみてください。
 そういえば四つ葉のクローバーは、幸せのシンボルといわれているそうですが、六つ葉も何かあるのでしょうか。
  2009
 8. 4

◎今年は何となくミンミンゼミの鳴き声が早いように思いますが皆さんの近くでは如何ですか。
そろそろ、8月6日広島原爆忌が近づいてきました。
 いつもこの前後に印西ではクマゼミの声が聞こえだしますが、今年はどうなのでしょう。

 『海外からのお客さま?それとも侵略者?』
◎世界名作物語「あらいぐまラスカル」は、1918年アメリカウィンコンシン州プレールスフォードを舞台にした子供たちのアイドル作品です。このアライグマも日本の中では可愛がられ人気のあるのは動物園内だけで、それ以外では大の嫌われ者なのです。
 印西でもこの数年野生化してしまったアライグマが農作物を荒らすという被害が多発していると聞きます。

・アライグマは2005年6月1日に施行された外来生物法で規制対象種に指定され防除対象種となりました。
 確かに農作物を荒らし、鋭い爪をもつこの動物を非難する気持ちは分かります。しかし、もともと日本に生息していた動物ではありませんし、自分で海を泳いで日本にやってきたわけでもありません。人がペットとして連れて来て、何らかの理由で野に放ち野生化したのです。 そして「お客さま」がいつの間にか「侵略者」のレッテルに張り替えられてしまったのです。
・アライグマのように人の手によって、あるいは偶然の事柄によって日本に移入された生物を外来生物と呼んでいます。そのうちでも特に被害の恐れがある種が特定外来生物に指定されました。


 川のよどみ部分などに繁茂するヒユ科のナガエツルノゲイトウも侵略者レッテルの貼られた「悪者」です。一時論議になったブラックバス(オオクチバス)も同じです。でも、これって人間の勝手ですよね。

   
  ナガエツルノゲイトウ 川の嫌われ者です

ナガエツルノゲイトウ…ヒユ科の南アメリカ原産で世界の熱帯から亜熱帯にかけて広く帰化している多年草。河川や水源地に群生する。
 熱帯では強害な雑草。日本では特定外来生物に指定され規制対象生物です。


  2009
 8. 10

◎お盆をはさんで夏休みというお宅も多いと思いますが、ここへきてずっとぐずついたお天気が続きます。台風の大雨による災害も連日報道されています。やはり気候が変ですね。

『かつて、竹ヤンマと呼ばれていた蜻蛉』
◎7月中旬里山を歩いた時のことでした。某大学近くの緑道を通っていると一瞬大型のトンボが頭上3,4メートル上を横切りました。
 オニヤンマにしては緑っぽいという印象があり、飛び去った方面に戻ることにしました。50メートルほど歩くと突然また現れました。今度はもっと低空を飛行していました。私はまだ見たことのないヤンマでした。

・その後、緑道の脇の低木にヤンマ独特の十字架状に止まっているのを見つけました。翅を傷つけないように携帯用補虫網で捕獲し、手早く図鑑を基に調べてみました。
 ヤンマ科のアオヤンマでした。平地のアシやマコモなどが繁茂する池沼などに生息するトンボで千葉県レッドデーターブックでは、(B)重要保護生物指定になっている希少種です。
 全身があざやかな黄緑色で、顕著な黒色条があり、腹部がくびれず全体が円筒形をしたずん胴型のやや大型のヤンマです。



図鑑にはアシやマコモなど茎に穴をあけ産卵すると出ていました。
・観察した後、静に放すと一気に上空高く舞い上がり消えて行きました。
   
  
アオヤンマ

アオヤンマ…ヤンマ科、タケヤンマという別名もある大形のトンボ。鮮やかな黄緑色から青緑色をしたトンボ。体にくびれがなくずん胴な体形。挺水(ていすい)植物の茎などの組織内に産卵。

  2009
 8. 19

◎毒蛇ハブを退治するとして沖縄に導入されたのがマングースです。でも実際にはニワトリや野鳥を襲い、ヤンバルクイナなどの希少生物を食べる厄介者となってしまったのです。これって、マングースが悪いのでしょうか。

 『カニの巣穴の形は』
◎三番瀬干潟の潮の引いた砂地には、たくさんの砂団子が散らばっていました。お米の粒より小さなこの砂団子は、コメツキガニという甲長9ミリの可愛らしいカニの吐き出したものです。砂泥中の有機物を摂取し、吐き出した砂泥を小さな団子に丸めるのです。結果として干潟の泥や水はきれいに浄化されるのです。

・今回はこのコメツキガニの巣を石こうで固めて取り出そうという実験を皆でやってみました。まず、石こうどりをする巣穴を決め、紙コップに石こうと水(真水)を1対1で溶き、割りばしなど細い棒にたらし込み巣穴に流し込んでいくのです。
 最初巣穴の周りに石こうを円形に流し、その後穴に流し込んでいきます。穴が小さいためうまく入らないグループもありました。

・流し込む際に大きなポイントがあります。それは石こうにびっくりしてカニが巣から顔を出してきた時、速やかにつまみだしてしまうのです。これを失敗するとカニが入ったまま石こうで固めてしまうこともあります。今回も閉じ込められたものがあり、固まった後に巣穴部分を二つに割り中にじっとしていたカニを救出しました。
体に石こうがついていましたが海水で洗うと動き出しました。


・出来上がりの巣穴の形はちょうど茎の長いシイタケのようです。
シイタケの茎部分が巣穴の形で、笠部分が最初に巣穴の周りに円形に流した部分です。(写真下)
・皆、スタッフのIさんの指導のもとに頑張って石こう流しをしていました。固まるのに約40分位かかりました。

◆コメツキガニ…スナガニ科1センチ位の小さなカニ。巣穴の周りに砂団子を積み上げる。シギなど鳥の餌になる。また釣りの餌にもなり、三番瀬干潟では時々業者が掘っている。

   
☆ 掘り下げた穴から巣穴を見上げるように撮影してみました。これって、カニの目線ですね

 巣穴の左にあるのはスケール、一目盛り1センチです。

  2009
 8. 31

◎9月1日は二百十日、この前後は台風の到来日といわれています。
まさに今回は当たりです。被害が少ないことを願います。

 『分かれ道にY字型の木の枝を削り、
      何やら書いてあるものが立っていた…』

◎谷津田に下りる斜面林の分かれ道のコーナー部分に20センチ位の小さな木の枝が立っているのに気が付くことがあります。
木の片面を丁寧に削り、梵字やら経文が書かれ丁寧に地面にさしてありました。

・Y字型の柳や欅、時にはネムノキなどの表皮の一部を削り、文字を墨書するのです。このY字型の木の枝は犬塔婆(いぬとうば)と呼ばれ、本来は死んだ犬を供養するためのものでした。でも千葉・茨城・栃木では動物供養のほかに安産祈願の性格を持つようです。
犬と安産の関係ですが、犬はお産が軽いので、それにあやかりたいとするものや、お産の軽い犬がお産で死ぬのはただ事でないとして、犬の死によって生じたけがれを祓うためなどのようです。
 このような習俗から子安講の日に二股塔婆がたてられるようになったのです。


 普段何気なく見ていた二俣のY字型の塔婆に長い歴史と庶民の願いのようなものを感じました。

 写真下:古い写真ですが(05年3月印西市にて撮影)
    分かれ道にあった犬塔婆の写真

   

子安講…妊婦の安産を守護するという地蔵・観音・鬼子母神・木花開耶姫(このはなのさくやひめ)などを祀る女性の講。

  2009
 9. 7

◎全国の田んぼでスーパー雑草が問題になっているとTVでやっていました。オモダカなど田の草が、農薬(除草剤)に対し抗体をもち、はびこってしまったのだそうです。この除草剤の効かない雑草をスーパー雑草というそうです。今後はさらに強い薬を開発するのでしょうか。このような状況の中での稲作は生産者にも消費者にもいい状態じゃありませんね。

 『潮の引いた干潟は生き物の宝庫です 三番瀬』
◎干潟に石が転がっていました。裏返すことのできそうな石を選び、ヨイショとひっくり返します。
 参加者の小学生のA君は30センチもありそうな大きな石に挑戦、Bさんは小さめのカボチャ程の石を返していました。
・返した瞬間から生き物たちの反応が見られます。ささっと動いたのはイソガニの仲間、もぞもぞ動き出すのは貝殻を背負ったヤドカリの仲間。ちょっと経ってからゆっくりと動き出すのはアラムシロガイなど貝の仲間です。また石の下の小さな凹みには海藻が浮いています。その海藻の陰に小さなエビや黒っぽいハゼ科の仲間の小魚の姿も見えました。
・手のひらにヤドカリを乗せたり、カニをつまんだり、小さな網で小魚を追ったりと参加した子供たちは夢中です。

・この後、堤防沿いに進み深さ30センチ位の場所に移動しました。堤防のコンクリートの壁面いっぱいに牡蠣(カキ)殻がついていました。その殻のついた壁をよく観察するとイソギンチャクやフジツボ、カニなどがたくさん見られました。
 また足元の水中にはミズクラゲやエビ、5センチ位のハゼ科の魚(チチブ)などが見られました。
 干潟は生き物がいっぱいでした。


 三番瀬は今でも漁業が行われており、冬場は海苔の養殖、春からはアサリやバカガイ漁、そして一年中巻き網や底引き網でスズキやカレイなどの魚をとります。

   
※ ・ケフサイソガニ…名はハサミの元部に黒いふさふさした毛があることから、ケ(毛)フサ(ふさ)イソ(磯)ガニとついた。この後潮だまりに返しました。



三番瀬…習志野、船橋、市川、浦安にかけて広がり、干潟と浅海域を合わすとおよそ1600ヘクタールに及ぶ広大な海です。
 ここには、ゴカイやカニそしてそれらを餌とする鳥や魚たちがたくさんいます。
  2009
 9. 14

◎ノシメトンボを漢字で書くと熨斗目。 熨斗目とは、江戸期に流行した着物で腰のあたりと袖さきに太い横のラインを配置したデザインが特徴です。
 袖さきにある模様が翅さきの斑紋に似ていることからこの名がついたようです。
 このノシメトンボも随分赤くなり秋の深まりを感じる今日この頃です。

 『死出の旅へいざなうのは…』
◎今日はちょっと怖いテーマになりました。
 谷津田の斜面林脇にあった崖に幾つもほら穴が開いていました。
 どれも直径10から15センチ以内で深さは20センチ位でした。野ネズミやカワセミの古巣もあるかもしれませんが、子供たちが掘ったものが多いようです。
・ふと見るとそのうちの一つの穴の中に何か黒い物体があるのに気が付きました。
 近寄って覗いて見ると黒っぽい羽が見え、小鳥の死体でした。頭部はすでになく胸のあたりの羽もなくなっていました。 何かに襲われたか、死んでいたのを持ち込まれたのでしょう。羽の形と全体の大きさから見てツバメ(幼鳥)の哀れな姿でした。
 ・ちょっと小枝でつついてみましたら、何か黒い昆虫が一匹その死体から離れたのに気が付きました。
大きさは、3センチ以上もあり小さめのクワガタ程もありました。
動物の死骸やフンを食べ森の掃除屋さんとも呼ばれるシデムシでした。・埋葬虫とか死出虫と呼ばれるこの仲間は動物の死体を土に返す役割を持った虫なのです。
 写真を撮り家で調べてみましたら、シデムシの仲間でもダントツに大きいクロシデムシでした。 ツバメの姿は哀れでしたが、シデムシの色艶の良さを見て生き物たちの逞しさを実感しました。

・谷津田での生き物の営みを見ていますと、トキやコウノトリの保存運動に莫大な予算を使うより、このような小さな自然の営みが途切れないような施策が必要なのだと思いました。



   

   

クロシデムシ…甲虫目シデムシ科の昆虫。
 日本産のシデムシ類では最大種。獣や鳥の死体に集まるほか、夜間に灯火にも来る。
 捕まえると口や尾端から黄色い液体を出す。体長25から45ミリ。

  2009
 9. 23

◎近くの公園を歩きましたら、聞こえてくる蝉の声もアブラゼミではなくほとんどがツクツクホウシでした。秋が少しずつ深まっているのですね。

 『名は外国名ですが、日本の固有種です』
◎谷津田ではカエルの声が少なくなっています。でも斜面林脇の細道をあるくと黄緑色のアマガエルにあったり、小さな水路の水の中から見上げているトウキョウダルマガエルにあったりします。
 時には崖の穴からこちらを見ているヒキガエルの姿にも会えます。

・先日公園内にできた生態園の木道を歩いていましたら、アマガエルに似たカエルが葦の葉の上に眠そうな顔をしていました。
 アマガエルに似ていますが、目から耳にかけて黒い線がないシュレーゲルアオガエルでした。
「コロロ、コロロ…」と可愛らしく鳴くシュレーゲルアオガエルは、名前からすると外来種のように思いますが実は日本の固有種で、外国では見られないカエルなのです。
 名前のシュレーゲルは、シーボルトが日本で採取し、オランダの博物館長シュレーゲルに調査を依頼したことからついたそうです。


・そう言われてみますと、楚々とした姿は地味で清楚で日本的に見えます。可愛らしカエルです。この種もアマガエルと同じように足指に吸盤があり木でも何でも登ってしまうようです。
   

シュレーゲルアオガエル…アオガエル科の小さなカエル。ニホンアマガエルに似ているが鼻筋から目、耳にかけて褐色の線がないことから見分けられる。名前の由来は、文中の通り。生態数は減少しているという。


  2009
 10.  5

◎秋風のころになると芭蕉(バショウ科の大型多年草)の葉は葉脈に沿って裂け始め、その様子は痛ましくさえ見えるそうです。俳人芭蕉は、この裂けて傷つきやすい様を愛したといいます。
 里山歩きの途中、民家の庭先に芭蕉の木があり、花(咲終わったものか)がぶら下がっていました。
 葉には裂け目が入りかけており、秋が深まった証拠ですね。

 『月下の美人』
◎親戚の法事に出かけた際、民家の屋根より高くそびえるハシラサボテンがありました。サボテンといえば先日、「月下美人」の開花の情報を知人からいただき、夜中に見に行ってきました。

・私の父(故人)は植物が好きで、クジャクサボテンや月下美人の開花の写真を夜を徹して撮影していたことを思い出しました。月下美人は芳香があり。真夜中に美しい花をつけることから名がついたといわれています。
 もっとも昭和天皇が台湾訪問の際、この花の名を質問し、総督が「月下の美人」と答えたことからついたという説もあります。
 花の終わった後の花びらはてんぷらにすると美味しいといわれます。台湾ではスープの具材にするそうです。


・知人の玄関先に置かれた花は玄関灯に照らされ、幻想的な美しさを醸し出していました。コンパクトカメラでストロボをオフにして撮影してみましたが、本物の持つ美しさは出ませんでしたし、ピントも甘くなってしまいました。
   
   
 (撮影:午後11頃)
◆月下美人(げっかびじん)…サボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物。メキシコの熱帯林地帯を原産地とする。原産地からそのまま導入された原種だという。


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