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2022
11. 14

◎ 先日、灯油を売り歩く軽トラからたき火の曲が流れていました。寒くなり暖房が必要となりましたが、電気も灯油もガスも皆値上がりのようで困ったものです。
 皆さんから届いた自然情報の投稿及びたよりの感想を掲載させていただきます。

 ◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆

《 たよりの感想 》 2022年11月10日
 何時も綺麗な写真ありがとうございます。ジョウビタキ、ツマグロヒョウモン、可愛いですね。
 オンブバッタは懐かしかったです。
富士山も皆既月食も素敵にとれていますね。( S市 T.K )
                       
《 野鳥調査 》 2022年11月9日
 私の自宅は埼玉県S市で近くに高麗川(コマガワ)があり、そこに浅羽ビオトープがあります。
 車で10分程の所なので、ほとんど毎日の朝、双眼鏡を持って歩いています。
 このビオトープには高麗川ふるさとの会があり私もメンバーになっています。会では毎月定例の野鳥調査をやっていてちょうど今日11月9日が調査の日でした。
 今回は233回目で結果はコジュケイ、カルガモ、コガモ、カワウ、ダイサギ、カワセミ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロの14種でとても寂しい結果でした。 ( 埼玉県S市 K.A )

《 白鳥飛来 》 2022年11月14日
 ご無沙汰しております。
I市からS市に転居して2か月になりました。ようやく付近をウオーキングする余裕が出てきました。
 毎水曜日「白井ウオーキングクラブ」の行事に参加しています。
ウオーキングが主体で野鳥や植物には関心がなく多少物足りません。本日、家より2キロばかり離れた「清水口調整池」に行ってきました。
 オオハクチョウ、4羽(1羽は幼鳥)が泳いでいました。金曜日にはいませんでしたので土日に飛来したのではないかと思います。
 T調整池には飛来しているのでしょうか。
T調整池脇のマンション自宅から眺めた白鳥の優雅な姿を懐かしく思い出しています。
 向寒の折、ご自愛の上お過ごしください。 ( S市 T.U )


(*^_^*)
・T.Kさん、いつも感想をありがとうございます。
 今畑ではバッタたちが盛んに活動しています。オンブバッタの他にもショウリョウバッタ、ツチイナゴなど色々見られます。そういえばトマトやコスモスなどの枝を片付けていたら幾つもカマキリの卵を見つけました。

・K.Aさんお久しぶりです。高麗川は昔子ども達を大勢連れて水遊びに行ったことがあり懐かしいです。野鳥調査ご苦労様です。そちらでも野鳥の種類、数が少ないのですね。
最近はあちこちで野鳥の数が少ないという話を聞きますが、心配ですね。

・T.Uさん、十数年に渡り、T調整池に飛来する白鳥の情報を連絡いただきありがとうございました。清水口の白鳥の情報も時々で良いので行った時に観察した白鳥の数を送っていただけると助かります。

※近隣で撮影した写真を貼ります。 ( Jより )
①菜園の端にあるノイバラの実
 
②菜園で咲き乱れていたコスモスの花
 
③近くの団地内で見られたハナノキ
 
〔木曽川流域に自生する環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)〕

2022
11. 20

◎ 菜園近くの畑から焚き火の煙が登るのを見ると私が子どもの頃、父が行っていた落ち葉焚きを思い出しました。寒くなりましたので皆さま風邪など引かぬようにお気を付け下さい。
 自然情報の投稿及びたよりの感想を掲載させていただきます。

 ◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆

《 たよりの感想 》 2022年11月15日 
 いつもお便りありがとうございます。
 野茨は赤い実が為るのですね。初めて知りました。ハナノキの紅葉、コスモスの花もきれいですね。
 清水口の白鳥は今度観察に行ってみます。 (S市 T.K )
                       
《 野鳥情報 》 2022年11月19日
 いつもお世話になっております。
 昨日銚子への釣行中、潮来の利根川沿いの田んぼに白鳥がやって来ていました。
 観察していたらマガンが2羽混じっていました。撮影した写真をお届けします。 ( i市 T )
  
  


(*^_^*)
・S市T.Kさん、いつも感想をありがとうございます。
 清水口にやって来る白鳥はオオハクチョウですので越冬南限地の一つとしての重要な場所です。見に行った際は個体数をお知らせ下さい。( J より )

・i市Tさん、マガン情報ありがとうございます。毎年オオヒシクイとマガンは、少数ですが利根川流域南岸地域へ飛来するようです。
 貴重な情報ありがとうございました。また、何かありましたら情報を届けて下さい。
 最近私が菜園で撮影した写真 2枚を貼ります。
 ( ~ Jより )
 ◎ ホオジロ 菜園(ノイバラ)にて
  
 ◎ジョウビタキ♀ 尾羽を広げていた 菜園にて
  

2022
11. 21

◎ 最近届いた白鳥飛来に関する情報を掲載します。

 ◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆

《 白鳥飛来情報 1 》 2022年11月20日
 18日(金) S調整池へ行ってみました。9羽のオオハクチョウがいました。最初は首を羽の中に入れていましたが、そのうち動き出しました。
 9羽の内3羽は羽が灰褐色でしたので幼鳥だと思います。何時から飛来したのかは表示がなかったので判りませんでしたが、通りがかった人が、昨日(11/19)は居なかったと言っていました。又折を見て行ってみます。 ( S市 T.K )

《 白鳥飛来情報 2 》 2022年11月20日
 いつも谷津田だより楽しく拝見しています。ありがとうございます。
 昨日(11/17)S調整池の白鳥を見てきました。幼鳥3羽と成長6羽いました。
 私が池に着いた時から去るまで盛んに採餌していました。
 池は金網に囲まれて隙間から覗くのですが、写真も網が入ってしまい撮りにくいです。
 野鳥への餌やりについては、どの地域においても議論されていますが、S市の白鳥についても28年間見守ってきた白鳥の会の会長さんが高齢になったため解散しその後、餌やりが揶揄される中で2021の北帰行以後は餌はやらないことになったらしいのです。

 ‥が、2021年秋も沢山飛来し北帰行の時期になると、餌もなくて50羽以上もの白鳥が弱ってきて、このままでは北帰行できないかもしれないと心配した有志の人たちがみかねて餌をあげて無事飛び立ったということをネットで読みました。
 今年も餌を求めて沢山飛来することでしょう。白鳥には罪はないのに複雑な思いです。


 この岸壁のそばにマコモがあるとは思えませんが、15分位はずっと逆立ち状態でした。餌やりのすぐ後だったのかもしれません。
 オナガガモや他のカモなどと餌を争うことなく悠然とした姿のi市のT調整池の白鳥の風景が懐かしいです。実際どうかわかりませんが身贔屓なのでしょうね?(笑)
 T調整池に白鳥がきたら、早朝の霧がかかっている池の周りと花の丘公園を歩きに行こうと思っています。
 ※追記:白鳥数(11/20 13羽) ( S市 R.U )
  
  

(*^_^*)
・T.Kさんいつも情報をありがとうございます。また行かれたら情報を送って下さい。

・R.Uさん、S調整池の白鳥の詳しい情報と写真ありがとうございました。
 餌付けについては色々な考えや思いが絡んでいて難しい部分もあるのですが、自然採餌を基本にすることが良いと思います。( J より)

2022
12. 7

◎ めっきり寒くなりました。朝起きると窓ガラスが結露で曇って外が見えません。日中も気温が上がらず一日中底冷えのする日が続きますが皆さんいかがお過ごしですか。風邪など引かぬようお気を付け下さい。

『身近な自然を探して』
◎菜園脇のポポーの木の葉もほぼ葉を落とし小道が明るくなりました。この1、2週間菜園にはウグイスのチャッ、チャッという地鳴きの声が聞こえています。冬鳥のジョウビタキはほぼこの地に定着し、時々見回りの途中で姿を見せてくれます。
 そろそろ、アオジ(ホオジロ科の野鳥)も来てくれることでしょう。菜園付近や近隣の公園など身近な場所で見つけた自然をいくつか取り上げてみます。

《池周りを彩る紅葉 イロハモミジ》ムクロジ科の落葉高木 漢字はいろは紅葉、伊呂波紅葉。公園内を巡る遊歩道は紅葉が見事でした。
 散歩をしながらスマホで紅葉の撮影をしている人もいました。特に池の周辺にあるモミジの紅葉はとても綺麗でした。歩道上に落ちているイロハモミジの葉も自然のデザイン風で目を楽しませてくれました。
  
  

《落ち葉の絨毯 メタセコイア》スギ科 メタセコイア属の落葉高木。和名はアケボノスギ(曙杉)。イチョウとともに化石植物といわれる種で絶滅した植物と考えられていたのですが、20世紀半ば中国南西部で自生が確認された種です。
 公園の池の脇に植えられているメタセコイアの並木の下は一面レンガ色に彩られた絨毯のように見えました。これは道いっぱいに広がり落ちたメタセコイアの落ち葉でした。この上を歩くのが何だかもったいなくなりました。
    


《美しい青色の実 アオツヅラフジ》ツヅラフジ科のつる性落葉木本。漢字は青葛藤、実は有毒。和名は「アオ(青)」はつるが緑色であることから、「ツヅラ」は葛籠などのかごを作るために用いられたことに由来するそうです 。
 種はアンモナイトの形をしています。小さく、ブルーベリー似の色合いの実は可愛らしいがとても存在感があります。この実を鳥たちは食べるのでしょうか。
  

《菜園脇の樹木に止まる野鳥 シジュウカラ》シジュウカラ科、漢字は四十雀。
 全長は約14.5センチで、スズメぐらいの大きさ。市街地の公園や庭などで普通に見られる鳥。今の時期シジュウカラは、ツッチー、ツーツーチー、ジュジュクなど地鳴きが多いのですが、今日はツツピー、ツツピーと囀っている個体に会いました。
 これって早くも来年の子育ての準備なのでしょうか?それとも求愛のトレーニングなのでしょうか。
  

・おまけ
《夕焼け空》この所、日暮れが早く菜園から帰る頃には空が暗くなってしまいます。その時間帯の楽しみは夕焼け空です。
  
  ※菜園から見た夕焼け空......阿部 純

2022
12. 29

◎ 冬至も過ぎ朝夕の冷え込みがますます厳しくなりました。皆さん風邪など引かぬよう気をつけて下さい。相変わらずですが近場で見つけた自然を報告します。

『身近で見つけた小さな自然』
◎菜園も冬枯れが始まり全体が見通せるようになってきました。
 チョウをはじめ色々な生き物の姿もめっきり少なくなりました。
そんな中、菜園にやって来るネコが最近なついて、畑の脇に自転車をとめて周りを見回すとどこからかニャーと鳴きながら現れます。
 結構可愛いですよ。身近な自然を報告します。
※畑隣のハウスに登るネコ
  

《 葉裏に休む蝶、越冬中のウラギンシジミ 》シジミチョウ科 大きさ35~40ミリ。漢字は裏銀小灰蝶。
 菜園脇にある民家のシロダモの木の葉裏に真っ白な蝶がひっそりと止まっていました。表翅が茶色地に雄はオレンジ色、雌は銀灰色を配し、裏翅が銀白色の美しいチョウ、ウラギンシジミでした。
 シジミチョウの仲間にしては体がやや大きめで、モンシロチョウより少し小さいぐらいです。この個体は冬を越し春先に元気に飛び回ると思われます。ここで越冬するのでしょうか。
※ウラギンシジミ
  

《 泥団子の巣を持つスズバチ 》ドロバチ科 大きさ18~30ミリ 漢字は鈴蜂。
 菜園脇の民家の屋敷林のアケビのつるに直径2~3センチの泥団子が串刺しになっていました。よく見ると団子の片面に2つの穴が空いていました。ドロバチ科のスズバチの巣でした。本種は乾いた土に水を含ませて泥玉を作り木の枝や石面に横長のとっくり状の壺を作り、更に全体を泥で塗り固めるのだそうです。
 まさに左官屋さんですね。成虫は撮影できていないのでWebからコピーさせていただきました。
※スズバチの巣
  
 スズバチ Webよりコピー
      


《 プラタナスの木にやって来るヒヨドリ 》ヒヨドリ科 全長27.5センチ(スズメよりずっと大きい) 留鳥。漢字は鵯。
 ピーヨ、ピーヨと大きな声が上空から聞こえてきました。声の聞こえる方向を辿ると菜園脇の民家の屋敷林のプラタナスの枝先に数羽止まって大きな声で鳴いていました。声の主はいつも見られるヒヨドリでした。何羽かが入れ替わりに現れたり飛び去ったりしていました。
 どうもこの木の脇にあるユズの木の実をついばみに来ているようでした。そのユズの木へ移る待ちの場所としてプラタナスの木を利用しているようでした。
※ヒヨドリ
  

《 団地にやって来たイソヒヨドリ雌 》ヒタキ科 全長25.5センチ。全国の海岸の岩場に留鳥。最近は私の住むこの辺りでも一年中見られます。漢字は磯鵯。
 先日玄関前の階段の手摺りにイソヒヨドリが止まっていました。距離はせいぜい6~7メートルほどで、隣の管理事務所の屋根から飛び移ってきたところでした。慌てて持っていたコンパクトデジカメで撮影した1枚ですが、逆光気味に全体に霞がかかった映像になってしまいました。ヒヨドリはこの手摺りによく止まりますがイソヒヨドリが来たのは初めてなので取り上げてみました。
※イソヒヨドリ
  

《 「ジャックと豆の木」に出て来るナタマメ 》マメ科のつる性多年草。漢字は鉈豆。
 天まで届く豆の木を登ると鬼がいた‥‥。
誰でも子ども時代に聞いたことがあるイギリス童話「ジャックと豆の木」の豆の木はナタマメがモデルだと言われています。
その実の鞘は巨大で25センチにもなります。お隣の菜園の隅にある支柱に絡みついたナタマメがありました。確かにデカイです。私は福神漬けに入っている未熟な鞘を薄切りにしたものが好きです。なお、鞘を乾燥させると中の種がカチカチ鳴ってマラカスになりますよ。
※ナタマメ
  

・おまけ
《 マンション通路から見えた筑波山 》この時季自宅マンションのベランダからはお馴染みの富士山が見え、反対方向の玄関前通路からは筑波山が見えます。ただ、以前は玄関を出てすぐ真ん前から見えたのですが近くに新たにマンションが建ち、今は7階の階段踊り場まで行かなければ見られません。
 薄曇りでしたが久しぶりに写真を撮りました。かなり遠目ですが寒空にそびえる山姿を見ることができて、こちらも落ち着いた気持ちになりました。
 ところで皆さんは今の時季しか入手できない筑波山名物の“ふくれみかん”を知っていますか? 直径3~4センチで指先にも乗ってしまう小さくて皮の薄いみかんです。爽やかな味で外皮を乾燥させた陳皮(ちんぴ)は七味唐辛子の材料として知られています。漢字は福来みかん。
※マンションから見た筑波山
  
    ・・・阿部 純

 

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