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2021
9. 13 |
◎ セミは夏の終わりに現れるツクツクボウシに変わり、夕方には秋の虫の声が響いています。 ただ、いつもならやって来ているアキアカネ(赤とんぼ)の姿がまだ見られません。どうなっているのでしょうか。
i市のY.Sさんから西印旛沼の自然情報をいただきましたので投稿させて戴きます。 感想等をお寄せ下さい。
◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆
《 久々の散策 》 2021年9月10日
こんばんは! 野鳥の会の探鳥会も中止が続き、物足りなさを感じているところでしたが今日の秋晴れにウキウキと、佐倉ふるさと広場から西印旛沼(臼井まで)を散策してきました!
稲刈りが始まり、サギ達が集まっていました。上空では大群のハトが群れをなして飛びまわっていて驚きましたが、その上にはトビが旋回していました!
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印旛沼は穏やかでサギやカワウがのんびり日向ぼっこの様子。カルガモとカイツブリもいました。
オシドリはいませんでした。スズメは多数、夏に沢山いたヒヨドリは少ない、ほとんどいない。もう、北の方へ移動したのでしょうか?
シジュウカラ、コゲラ、モズ、ツバメ、確認しました。
風車の前の広場はコスモスの苗が植えられていました。汗ばむ陽気で風もなく気持ちの良い”鳥見《とりみ》”になりました。
( i市 Y.Sさん)
(^_^)スカイアクセス線で成田空港方面に行く時、沼を横切る鉄橋上から眺める印旛沼の姿にはいつも癒やされます。
写真ありがとうございました。
※添付の写真もY.Sさんの撮影です。(送っていただいた写真から選択)
( jより)
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印旛沼 鳩の群れ チュウサギ

カイツブリ カワセミ

佐倉ふるさと広場~オランダ風車 ヒメジャノメ アサザ
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2021
9. 23 |
◎ 9月23日は秋分の日、彼岸の中日です。菜園には数は少ないのですが赤トンボの姿も見られるようになりました。
今回はたよりで何度か書いた幻の果実ポポーについて取り上げてみました。
『幻の果実ポポーの種 配布』
◎ポポーは幻の果物と言われるほど見かけなくなってしまった魅惑の珍果です。木になるカスタードクリームとも呼ばれているバンレイシ科の果実であるポポー(ポーポーとも呼ぶ)は、トロピカルな香りをただよわせ、ねっとりとした食感が魅惑的です。見た感じはアケビ(ムベ)似で味はマンゴーに似ている感じがしますが、ちょっと違うようでもあり似た果物が思いつきません。
ネットで調べてみたポポーの実は一つが300~400グラムもありとても大きいようなのですが、菜園脇の木から落ちていた果実は大きくてもせいぜい100グラム位しかありません。きっと木が古いことと日当たりや樹勢などの生育環境が影響しているのかもしれません。
果実は熟すと落下するようで枝下の草むらにいくつか落ちていました。中には道に落ちていて既に踏まれてつぶされているものもありました。もったいないのでいくつか拾ってきました。
リビングの書棚の上に置いておいたら次の朝には強い芳香が漂っていました。さっそくナイフを入れてみると、種はさほど大きくないので種を除けばサツマイモを着るような感じにナイフが入りました。
試食してみるとマンゴー似の南国のフルーツという感じでした。
今までに食べたことがない味ですが結構いけるなあと思いました。
果実の中には柿の種に似た種がいくつか入っていました。珍しい植物ですのでこの種を蒔いてみることにしました。ただ、まき時は温度が25度以上になることが条件というので、来年の5月頃まで待つ必要があります。濡らした種をビニルに入れて冷蔵庫で保管することが必要です。
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●● ポポーの種を希望者にお分けします。 ●●
皆さんの中で、もしポポーの種を蒔いて育ててみようと思う方があれば連絡下さい。封筒に入れて郵送させていただきます。
育て方などは、ネットで幾つも出ていますが、下記のブログにも巻き方についての動画が出ていましたので、参考にアドレスをコピーさせていただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=W6G0eLZBLrY
●● ●● ●● ●●
◆ポポー…温帯で生育する数少ないバンレイシ科の樹木。温帯果樹といっても寒さには非常に強い。
春に腐肉臭のする紫色の花をつけ、秋には黄緑色の薄い外果皮を持つ果実をつける。
問題となる病害虫はほとんどなく、薬剤散布なしでも栽培できる。
果実は大小不揃いになりやすいが、小さくとも完熟する。
完熟すると木から自然に落下するが、その時から数日後香りが強くなってきた頃が食べ頃である。
なお、時間が経過すると果皮が黒く変化するが、果肉自体の熟度の指標とはならないので注意が必要である。
果肉は黄色から薄いオレンジ色でねっとりとした食感。とても甘く、香りが強い。この強い芳香のために、人によって好き嫌いが別れる。
中には多数の黒い種子がある。原産地は北米南東部。日本には明治中頃に入ってきた果物。
(Web wikipediaより)
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つぼみ 開花 実

収穫品 輪切り 種
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2021
10. 8 |
◎ 10月8日は「足袋の日」だそうです。和服を着用する人は少ないと思いますが、鬼滅の刃のコスプレで結構足袋の需要もあるといいます。皆さんは足袋を履くことはありますか。
足袋の日:1988(昭和63)年日本足袋工業懇談会制定。
『電柱や電線に止まる鳥たち』
◎そろそろ、駅前や商店街のケヤキに夕方からムクドリが集結し、歩道を歩く人や近隣のマンションに住む人達から苦情が出る頃となります。
ムクドリのように鳥の数が多過ぎると困りものですが、単独や数羽だとじっくり観察したり鳴き声を楽しんだりできる対象となります。
今回はいつもの菜園の近くの電柱(電線)に止まる鳥たちを取り上げてみました。コンパクトデジカメで撮影のため殆どが逆光でシルエット画像になってしまい見づらいですが添付してみます。
《菜園の様子(東側の端)》小さなヘチマ棚の隣の道沿いにコスモスを栽培してみました。間引きなどはせずに種を蒔きっぱなしでしたが、混み合いながらもそれぞれ逞しく育ち花をつけ始めました。
白、薄いピンク、濃いピンクなどカラフルで青空に溶け込みとても綺麗です。

《電柱や電線に止まる鳥たち その1》
セグロセキレイ :セキレイ科全長21センチ。漢字は背黒鶺鴒。逆光で色や模様は見えませんでしたが細く長い尾羽、胸が黒っぽく見えたことからセグロセキレイと判断しました。畑周りでは比較的見かけるのは珍しいです。しかし、畑から林に沿って下りていくと田んぼがあるのですが、その辺りではよく見かけます。水辺に棲息する本種にとって、そのような所が生活の場所であることは確かなようです。

《電柱や電線に止まる鳥たち その2》
スズメ :スズメ科全長14.5センチ。漢字は雀。里山から市街地までどこにでも普通に見られる野鳥ですが近年はどうも少なくなっている感じがします。巣をかける場所や餌を探す場所が減少していることがあるのでしょうか。

※ 2012年9月15日、日本鳥学会刊行された「日本野鳥目録改訂第6版」によりスズメは「ハタオリドリ科」から「スズメ科」に変更されています。
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《電柱や電線に止まる鳥たち その3》
ハシボソガラス :カラス科全長50センチ。漢字は嘴細鴉。大きくて細いくちばし、平らな額、ガーガーと濁った声の持ち主。どうもいつも畑のすぐ傍の電柱にやって来ているカラスは同一個体ではないかと思われます。
畑から見える林の中で子育てをしていたカラスの番(つがい)が止まりに来ていることもあり、暫くすると林の方に飛び立ち数時間後に戻って来ることもあります。この電柱の周りには畑地が広がっている
ので、このポイントがきっと全体の様子が見渡せて餌見つけに良いのかもしれません。

《電柱や電線に止まる鳥たち その4》
モズ:モズ科全長20センチ。漢字は鵙。写真のモズは電柱ではなく桜の木の枝先に止まっていました。でもこの鳥も電柱や電線に止まるのが大好きな鳥です。体はカラスやハトと比べるとずっと小さいのですが体の大きさに比べ頭部が大きく、くちばしは太くかぎ状で精悍な感じのする野鳥です。
“小さな猛禽”と呼ばれる所以です。この時もキイキイキイキイ・・・と鋭い声で鳴いていました。この電柱が縄張り内の餌見つけポイント(或いは見回りポイント)の一つになっているようです。

《電柱や電線に止まる鳥たち その5》
キジバトとホオジロ :キジバト、ハト科全長33センチ。漢字は雉鳩。
ホオジロ、ホオジロ科全長16.5センチ。漢字は頬白。1本の電線の数メートル離れた所にホオジロとキジバトが止まっていました。どちらの鳥もやはり逆光でシルエットしか見えませんでしたが、互いにそっぽを向いたり向き合ったりと暫く見ていると2羽の関係が面白かったです。暫くするとキジバトが2羽になりそのうち両方ともいなくなりました。

◆電線にとまる鳥が感電しない理由…町の中の電線はよく見ると様々な種類があります。ほとんどの電線はビニールで覆われているために感電することはまずありません。(Webよりコピー)
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2021
10. 10 |
◎ 今日10月10日は”目の愛護デー”です。今日は綺麗な月が出ていました。月齢は五日月ですが、乱視の私には半月に見えてしまいました。皆さんも目は大切にしましょうね。
◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆
S市のkさんから谷津田だよりの感想をいただきましたので投稿させていただきます。
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《 たよりの感想 》 2021年10月9日
何時もありがとうございます。
こちらでは、烏や雀、セキレイは見ますが、百舌やホオジロは見かけません。
それにしても、鶺鴒が電線に止まっているのは、初めて見た気がします。百舌もそうですが、やはり注意力が散漫になっているのですね。これから注意してみてみます。
( s市 t.kさん)
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(^_^)人もそうですが鳥たちもお気に入りの場所があり、同じ場所に止り移動する。これを繰り返しているようです。
そのお気に入りの場所の一つが、写真の電柱や電線みたいです。
※添付の写真は、10月10日撮影の月です。
月齢五日の月です ( jより)

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2021
10. 18 |
◎ 急に気温が下がり体が変化に追いつきません。みなさまいかがお過ごしでしょうか。谷津田だよりを送ります。
『身近な自然情報』
県内のコロナ感染者数が一桁になったと新聞に載っていました。一桁は昨年7月以来だそうです。(10/18は二桁)
ただ、油断をすることは厳禁だそうです。
相変わらず、菜園周りの自然情報ですがお届けします。
《おだがけ》
今年、家内の菜園の一部でほんの少し陸稲(おかぼ)を栽培ました。
何とか実を付けたので先日稲刈りをしておだがけしました。
幅は2メートル弱なので ”ミニおだがけ” ですが。
今はおだがけを見かけることはほとんどありませんが、昔は刈り取った田んぼで丸太や竹などで作った棚に稲がたわわに干してあるのを見ることができました。これを"おだがけ”と呼んでいます。
”おだ” は地方によって稲木(いなぎ、いなき、いのき)、稲機(いなばた)、稲架(はさ、はぎ、はせ、はぜ、はで)、牛(うし)などの異称で呼ばれているそうです。

《ニホンアマガエル》アマガエル科 全長2~4センチメートル。
最近雨が降らない日でも数匹のアマガエルの合唱が菜園に響いています。
アマガエルは小さな体に似合わずとても大きな声で「ゲッゲッゲッゲッゲ・・・」と鳴きます。
鳴くのはすべてオスで、オスの喉には声を共鳴させる鳴嚢(めいのう)という袋があり大声が出るのです。
アマガエルは小さな虫を狙っているのかあちこちにじっとしている個体をよく見かけます。
どこで生まれているのかと思って探してみると、隣の畑に置いてある雨水をためるためのプラスチックの大きな桶の水の中にオタマジャクシを見つけました。
何匹かいましたがすでに脚が生えているのもいました。
もうすぐ自ら出て菜園で虫取りをするのですね。虫退治の益虫(益蛙?)ですね。
アマガエルの餌 ガガンボ、アブラムシ、ウンカ、トンボなど。

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《ニッポンマイマイ》ナンバンマイマイ科 殻高17ミリ、殻径19ミリのカタツムリ。
菜園で見るカタツムリは3種類です。普通に見られるミスジマイマイ、少し珍しいヒダリマキマイマイ、そしてニッポンマイマイです。
畑道にニッポンマイマイがいました。体を思いっきり伸ばして悠々と地面を這っていました。
ニッポンマイマイの特徴であるふつうのカタツムリより小さめで高めの殻、そして貝の直径の倍以上に細い体をしていました。長めの角の先の小さな眼が体全体を引き締めていて格好良く見えました。

《アキアカネ》トンボ科 全長オス32~46ミリ、メス33ミリ~45ミリの赤トンボ。
最近まで菜園脇の木の剥き出しになっている枝先や竹の杭などの先に止まっていたノシメトンボはほとんど見られなくなりました。
今では標高の高い場所から戻ってきたアキアカネに取って替わっています。
アキアカネは気温が30度を超えると生存が難しくなるので気温の低い高地に移動し、低地の気温が下がってくると戻ってくるのです。以前は畑の上空を数十匹の群れで飛んでいるのをよく見かけましたが、ここ数年は数が激減しているのは確かです。

皆さんのお住まいの辺りではいかがでしょうか。できましたら以下のトンボ情報を送って下さい。
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◇◇ トンボ情報を送って下さい。◇◇ 2021年 月 日
◎最近トンボを見た ( )
◎最近トンボを見ていない( )
種類 ・分かれば( )( )( )
・分からなければ
イトトンボ( )
赤トンボ ( )
ヤンマ ( )
その他 ( )
不明 ( )
見た場所 ( )
お名前 ( )
あればコメント(
※該当の( )に分かる範囲で○を記入して下さい。(阿部 純)
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2021
10. 19 |
◎ 寒くなりました。急遽セーターを出して着ました。
コロナ感染者数は落ち着いてきていますがこのまま収束に至ることは難しいのでしょう。まだまだ気をつけて暮らすことが続きそうです。
f市のM.Tさんから情報をいただきましたので投稿させて戴きます。
◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆
《 たよりの感想 》 2021年10月18日
谷津田だより、有難うございます。いつも楽しく拝見しております。
急に寒くなり、体が少し悲鳴を上げています。
アキアカネが山から下りてくるのが遅いのか、アキアカネはまだわずかしか見ていません。これからが増えることを願っています。
・おだがけ、素晴らしいです!! この後の作業、脱穀、もみすりなどご報告くださると嬉しいです。
・ニホンアマガエル この季節にオタマジャクシがいるとは、菜園はとても居心地がいいのですね。
・ニッポンマイマイが畑にいるとはすご~い!!
歩いている姿が堂々としており、名前負けしてませんね。 ( f市 m.tさん)
(^_^) 秋になると日本のどこでもごく普通に見られた赤トンボのアキアカネが、山口県や長崎県では絶滅危惧種に指定されています。
当たり前に見られた動植物が希少種になってしまったという例はたくさんあります。
その意味でも身近な自然に目を向ける必要があるのですね。
※添付の写真もm.tさんの撮影です。

(アキアカネ 赤い個体がオス。)( jより)
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◎ f市のH.Iさんから情報をいただきましたので投稿させて戴きます。
◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆
《 たよりの感想 》 2021年10月19日
いつも面白い話題をお送り頂き有難うございます。それなのに殆んど感想などを返信せず申し訳ないと思っています。
さて、今回はニッポンマイマイの話があったので、昔のことを思い出しました。
マイマイと言えば、私にとっては今でも忘れられない思い出がありますのでちょっと触れさせていただきます。
・高校生時代のクラブ活動(生物班))での話です。
山陰地方に分布するカタツムリにサンインマイマイという種があります。この種は島根、鳥取、山口県…日本海に面する三県に生存するマイマイです。
少し甲高の中位の大きさですが、殻に黒い紋模様があります。担当教師曰く「この紋模様は各地域で異なる…つまり遺伝すると言われている。我が生物班として、この仮説を証明してやろうじゃないか」と言い出したのです。
そこで、日曜日や夏休みなど休日はすべて返上してこの三県を歩き回り、カタツムリを採取、その場で湯掻いて、その採取殻の模様を地域別、パターン別に集計、比較しました。
結果、この仮説は見事に証明出来ました…嬉しかったですね。
でも、サンインマイマイを何千匹も茹でて、あの世に送った意識は今でも消えません。
久し振りに昔々のことを思い出しました…ありがとうございます。(f市 H.Iさん)
(^_^)小さい頃からでんでん虫として飼ったりしていたことを思い出しました。
カタツムリの種類については詳しくないのでそれぞれの特徴はよく分からないのですが、言われてみるとそれぞれ特徴がありますね。 H.Iさんのメールに出ていたサンインマイマイは知らなかったのですが、ネットで確認してみると清楚で綺麗な感じのカタツムリですね。
※添付の写真は、ネットで見つけたサンインマイマイの写真です。(ネットからのコピー) ( Jより)

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2021
10. 21 |
◎ k市のt.mさん、s市のt.kさん、i市のt.hさんから情報をいただきましたので投稿させて戴きます。
◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆
《 たよりの感想1 》 2021年10月20日
いつも谷津田だよりありがとうございます。
”おだがけ”は、私も感動しました。実際に見たら、心を癒されるような気がします。良く材料もそろえられたと思いますし。( k市 t.mさん)
《 たよりの感想2 》 2021年10月20日
何時も素敵な写真をありがとうございます。
本当に急に寒くなりましたね。私は、何とか、無事に過ごしております。
"おだがけ”は、久しぶりに拝見しました。以前にも申し上げましたが、私は、小さいときは、田舎暮らしが多かったので懐かしく拝見しました。
又、未だ今頃でも、オタマジャクシが見られるのですね。カタツムリもいろんな種類が有るということも初めて知りました。 ( s市 t.kさん)
(^_^)江戸時代(天保から嘉永)に香取郡長部村(現千葉県旭市)で農村地区の改革を行なったのが農民指導者大原幽学でした。
日本で初めての耕地整理、田植えのやり方、堆肥の作り方、そして職住接近など、当時の農業としてどれも画期的なものでした。
近隣は勿論かなり離れた村からも幽学の教えを学ぼうと訪れる者が多かったといいます。
たよりに取り上げた”おだがけ”も確か幽学のアイデアが定着したものだったと記憶しています。
ただ、私が大原幽学記念館を訪れてから十数年がたっていますので記憶が今一確かでないので、もし違っていたらお許し下さい。
※添付の写真は大原幽学の肖像画です。(ネットからのコピー) ( jより)

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《 ノスリの飛来 》
ノスリを観察しましたので報告します。
場所は i市の u谷津です。
今期初見です。 ( I市 t.hさん)

(^_^;)タカ科のノスリは、この辺りでは秋から春先ぐらいまで里地で見られる中形のタカです。
繁殖は標高の高い低山の林で冬の越冬場所として戻ってきます。里山で農耕地や草地などで、ネズミやモグラなどの小動物を餌としています。 ※添付のノスリの写真は、t.hさん撮影のものです。
( jより)
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家内の菜園の畝の間に鳥の羽根が何枚か落ちていました。羽根は15センチメートル位でした。この他に羽毛と思われる羽根も少しですが一緒に落ちていました。
野鳥が畑に降り立ちその際に羽根が落ちたのだろうと考えられます。そこで、クイズです。
◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆
《鳥の羽根クイズ 「羽根の持ち主はだーれ!」 》
2021年10月21日

羽根の見分けは難しいので3択クイズにしました。
「添付写真の羽根は次の鳥のうちのどれでしょう」
① キジ ( )
② オオタカ ( )
③ フクロウ ( )
これだと思った( )に○を付けて送って下さい。
※答は次回の谷津田だよりに載せます。(^_^;) ~jより~
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2021
10. 27 |
◎ 菜園の近くには大小数本の柿の木があります。今どの木も実を付けています。そういえば、昨日10月26日は“柿の日”だそうです。俳人正岡子規が「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだのがこの日だったということです。(全国果樹研究連合会が2005年に制定)
柿は昔から医者いらずといわれるほど豊富な栄養が含まれていると言われます。
『身近な自然観察』
○このところ最低気温が一桁の日もあり、急に冬がやって来たような感じです。菜園で見られる虫や蛙など小さな生き物たちも冬に向けての準備をしているのだろうと思います。菜園周りで見られた自然をいくつか取り上げてみました。
《ツマグロヒョウモン 雄/雌》 タテハチョウ科 漢字は褄黒豹紋。大きさ27~38ミリ。分布は以前は本州三重県以西といわれていましたが、最近は生息域がどんどん北上しているそうです。食草はスミレ科各種。
寒くなってきた菜園ですが、まだチョウの姿が見られます。小さなチョウのヤマトシジミは畑に生えている雑草の回りを飛び回っています。モンシロチョウやモンキチョウはキクイモやコスモスの花にやって来てせわしなく吸蜜したり、時には2匹で飛びながら追いかけっこを
因みにクロコノマチョウの幼虫は菜園で栽培していたハトムギの葉を食草としているのでここで見られるとわかりました。
9月の終わり頃、濃いオレンジ色に黒紫の色が目立つチョウがコスモスの花に来ていました。南方系のチョウで日本が北限といわれているツマグロヒョウモンです。雄と雌では模様が少し違います。雌はオレンジ色の地に翅先が紫がかった黒に白い帯模様がとても美しく、雄はやはりオレンジ色の地に後ろ翅の黒い縁取りが特徴です。
本種は菜園のコスモスやセイタカアワダチソウの花でも吸蜜していました。蛹で越冬するチョウなのでその準備に勤しんでいるのでしょう。
写真はコスモスの花で吸蜜している雌と地上の雑草の上で休む雄です。


《アケビ 実》アケビ科のつる性落葉樹。漢字は木通。花期4~5月、果期9~10月。雌雄同株。
畑脇に低木が茂っている場所があります。よく見るとウツギの木とシャリンバイが絡むように生えていて、その枝に絡みついていたのがアケビでした。今年はこの茂みの木々にカボチャのツルが這い、ぐちゃぐちゃ状態でした。
先日絡みついていたカボチャのツルを全部引っ張って外したら立派なアケビの実が一つ見つかりました。実は縦長で5~6センチくらい、きれいに縦に裂けて小さな黒い種子が透けて見えました。タラコ状の果肉は傷などもなく美味しそうでした。
アケビの実は昔は山遊びをする子供らのおやつとして愛されていたものですが、最近は里山で見かけてもそのまま放置されていることが多いようです。もったいないですね。早速家に持ち帰り試食してみましたが、種が邪魔して食べた感じがあまりしませんでした。でも懐かしい体験ができました。

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《キクイモ》キク科 漢字は菊芋。北アメリカ原産で世界の温帯に広く帰化している多年性草本。
台風などの大風が吹く度に菜園で栽培しているキクイモが倒れ、高さ2メートルもの茎を引き起こすのはとても大変です。その都度何本か切って処分してきたので随分数は少なくなりましたが、それでも毎年しっかり育つのがキクイモの逞しさでしょうか。
図鑑によると文久年間にすでに渡来していたと言われますが、明治以降に食用、アルコール製造などの目的で本格的に導入され、各地で栽培されたそうです。
現在では全国各地に散逸して雑草化しているものも多いといいます。ただ、イヌリンを多量に含み健康食品、ダイエット食品としての人気もあります。菜園に残っていた何本かを掘り起こしてみたら、真っ白で小さなでこぼこがついた塊(塊茎)が沢山ついていました。

《ホンドタヌキ》イヌ科 漢字は本土狸。本州~九州に生息する。大きさ50~60センチメートル。
菜園のある畑地の奥、林との境に柿の木が数本あり実がなっています。先日その近くを散歩していたら柿の木の下に動く物がいました。私の近付く気配に逃げ出し、一旦止まり振り返りました。ちょっとずんぐりとした体形、目のまわりの黒色が特徴の顔、タヌキでした。状況から見て落ちていた柿の実を食べに来ていたようでした。
近隣で畑をやっている人から「タヌキやハクビシンやノウサギはいるよ」と聞いていましたがこで実際に目撃するのは初めてでした。
一瞬の出会いでしたが心が和んだ時間でした。写真は撮るひまがなかったのでありません。
◆◆ クイズの答 ◆◆
・前回のたよりに載せた「野鳥の羽根クイズ」の答
正解は①のキジです。
※羽根だけでの同定は難しく調べるのに随分時間を要しました。
写真の羽根はメスのキジのもののようです。

今の時期換羽といって冬に向けて羽根が生え替わる時期なので、飛び立った際に抜け落ちたものではないかと思われます。
実は羽根が落ちていた場所のすぐ傍からキジのメスが飛び立ったのを目撃しています。きっとそのキジの羽根だと思います。
先日同じ場所をよく探してみたら羽根が更に3枚見つかりました。それを前のものと合わせて撮影しました。
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