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2021
5. 2

◎ 5月カレンダーのお礼のメールが届きましたので投稿させていただきます。i市のJ.Mさん、s市のT.Kさん、そしてカレンダーのカワセミの写真の撮影をしてくれたi市のT.Hさんです。

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 ◆◆谷津田だより情報コーナー【投稿】◆◆
                           
《メール1》 2021年5月2日
 素敵な5月のカレンダーをありがとうございました。空飛ぶ青い宝石と呼ばれるカワセミは大好きです。北総花の丘公園で見て撮影したことがありますが離れ過ぎていて、ボケ気味でした。
  ( i市 J.M )

《メール2》
 何時もありがとうございます。5月のカレンダーありがとうございました。
可愛いカワセミですね。ゴールデンウイークは所在なく過ごしています。 ( S市 T.K)

《メール3》 
 5月カレンダー送付いただきありがとうございました。また、カレンダーの写真に採用頂きありがとうございました。
 早速、数枚印刷しました。知人にあげようと思います。
 ( i市 T.H )

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《メール1》 2021年5月3日
 いつもいつも自然界の情報をありがとうございます。
 5月のカレンダー、カワセミが見事に写し込まれていて感心しています。 近くの十余一公園でも何度か見ていますが、中々写真までは上手く撮れませんので、楽しいカレンダーです。
 お見事です。ありがとう。 ( i市 H.W)

(^_^;) 皆さんに喜んでいただけてうれしい限りです。
カワセミも繁殖期に入っています。もしかしたらオスがメスに捕った魚をプレゼントする求愛給餌の場面や崖地に作る巣穴に入っていく姿が見られるかもしれません。観察するときはプレッシャーを与えない距離から双眼鏡などでそっと見て下さい。

※カレンダーの写真は雌でしたので参考にオスの映像
 を添付します。オスは下側のくちばしも黒いです。
 撮影者は同じです。 ( jより )

   


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≪妙な出会い≫  2021年5月9日
 里山をランニングしている時、ふと立ち寄ったお寺の本堂の縁側から動物の鳴き声が聞こえてきました。何かなと近づいてよく見ると、3~4個置いてあったバケツの陰に目がまだ開いていない動物の子どもが隠れていました。捨て猫だなと思いましたが、鳴き声が「ニャーニャー」ではなく、「ビービー」でした。
 なんか変だなと思いつつ、蚤虱等がついていたら嫌だなと、バケツに掛けてあったカラカラに乾いた雑巾で掴んでよく見ました。(そのとき仲間に撮ってもらったのが添付の写真です。)
   
 猫ではなく狸みたいでした。「どうしてこんなところにタヌキの赤ん坊が?」などと思いつつ、連れて帰るわけにもいかず、元に戻してその場を去りランニングを続けました。
 家に帰ってみると、その仲間から「タヌキではなくてアライグマみたい」とのメール。特徴をネットで調べてみると、顔つきといい、指が長いことといい、確かにアライグマみたいでした。
 生きた動物を雑巾越しとは言え、自分の手にもったのは初めてですが、タヌキにしてもアライグマにしても害獣として扱われているので、駆除の対象のようです。
 妙な出会いでした。 ( M.Sより)

(^_^;) いつも情報ありがとうございます。 ( jより)

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2021
5. 10

◎ 緊急事態宣言と蔓延防止重点措置の延長が決まったようですが、五輪実施を優先する政府の対応故に今一不安が残ります。暑くなってきました体調には十分気をつけたいですね。

『里山自然の魅力シリーズ⑪』
◎里山散歩と菜園作業の合間に見つけた自然(話題)をいくつか紹介いたしますので読んで下さい。

《里山散歩で》
・翅がぼろぼろの蝶・・・ハルジオンの花に止まっていた蝶の翅はもうぼろぼろでした。蝶の種類はキタテハで、越冬個体なのです。越冬個体のキタテハは3月から5月に見られ、これからは今季生まれの夏型になります。タテハチョウ科キタテハ、漢字は黄蛺。
   

・鮮やかな黄色の花をつける蘭・・・公園緑道の散歩の途中でキンランが一輪だけぽつんと咲いているのを見つけました。
 キンランは雑木林の中や林縁に生える多年草で高さは30センチくらいです。一時山野草ブームから盗掘で随分減ってしまった野草です。いまでも持って帰ってしまう人もあるようで困ったものです。ラン科キンラン、漢字は金蘭。
     

・♬唱歌で歌われている蝶♪・・・「蝶々蝶々、菜の葉にとまれ」春のイメージキャラクターとして愛される一方、キャベツやダイコン畑の害虫として悪名が高い蝶です。
 明治時代以前は白粉(おしろい)をはたいたような姿から粉蝶(しろてふ)と呼ばれていたといいます。なお、大昔に大陸(西ヨーロッパ)からやってきた外来種といわれています。シロチョウ科モンシロチョウ、漢字は紋粉蝶。
   

《菜園で》
・ツクシに似ているけど? ・・・菜園の藪になっている所ににょきにょき生えているのはアスパラガスです。原産は地中海東部で、日本では明治時代初期から栽培されているそうです。草丈は1.5メートルにもなります。アスパラガスの和名はキジカクシ属植物の総称のようです。このキジカクシの名は成長すると細かく切れた葉に見える枝がキジが隠れることができるほど生い茂ることに由来するといいます。
 そういえば、この菜園にはキジが現れますのでまさにぴったりのキジカクシですね。キジカクシ科アスパラガス 多年草草本。
   


・ミニミニのラフレシア? ・・・ラフレシアは花の直径が90センチにもなる世界最大の花としてよく知られています。
 こちらは、前に紹介しました菜園の脇にあるポポーの花です。ポポーは花の直径2センチ位ですが、ちょっと見にラフレシアの花に似ている気がしました。綺麗というよりアクの強いちょとグロテスクな感じがしました。
 そういえば、ラフレシアの花にはハエがやって来て受粉するといいますが、ポポーの花にもやって来たのは、やはりハエでした。バンレイシ科 落葉低木。
   

《おまけ》
 ・・これって、なぁーんだ?

   
・・・新しく借りて開墾(?)している畑のすぐ傍に空き家があり、その庭先にころんと置いてありました。陶製で色は焦げ茶、形は上半分が球形で下半分が円柱形、高さは15~17センチ位直径は12センチ位。側面の下部に小さな出窓が付いています。何かを入れておく入れ物のようですが皆さん分かりますか?

 私はすぐに分かりました。というのは私が子どもの時に家にあったのです。答えは“ニワトリの水飲み容器”です。
 いわば自動給水器で、小さな窓の所に水がたまっていて、それをニワトリが飲むと内部に満たされていた水が出てくるという仕組みのようです。とても昔を感じる品でした。

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◇谷津田だより情報コーナー

《谷津田だよりの感想1》  2021年5月10日
 何時もありがとうございます。キタテハの羽は、どうしたのでしょうね。可愛そうな気がしました。
 鶏の水飲み器は、昔家で飼っていた時にもあり、懐かしく思いました。
ワクチンの接種時期も決まりましたが油断せずに気を付けます。
 ( S市のT.Kさんより)

(^_^;) いつも感想ありがとうございます。キタテハは晩秋に生まれ、冬を越し何ヶ月も寒風にさらされ生きてきた証が翅の痛みです。美しい蝶も生きていくことは厳しいものなのですね。 ( jより )

《谷津田だよりの感想2》  2021年5月10日
 谷津田だよりは、いつも楽しく拝見しておりますが、拝見するばかりで返信もせず、申し訳ないと思っています。
 今回は、とても珍しい土器(笑い)の紹介があり興味を持ちました。最初に見た時は「これは何じゃ~?」よくよく写真を見ていたら下の方に飲み口らしいものがあり、改めて説明を読んでみてようやく理解しました…うまく考えたものですね。
 生まれて初めてお目にかかった珍品でした…ありがとうございました。 ( F市のH.iさんより)

(^_^;) メールありがとうございました。子どもの時から水飲み器を見るたびにどうして中の水が全部流れ出てこないのかずっと疑問でした。これって気圧の減少で水が出すぎない仕組みなのですね。恥ずかしながら最近解った次第です。 ( jより )

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《谷津田だよりの感想》 2021年5月11日
 いつも楽しくて為になる谷津田だより有難うございます。
 珍しい鶏の水飲み器の写真懐かしかったです。卵の懐かしい思い出は余談ですが、親戚までもみ殻を詰めた箱に並べた卵を大事に抱えて歩いた遠い日がありました。( f市のE.Sさんより )

(^_^;) メールありがとうございました。そういえば子ども時代、卵は貴重なもので一個の卵を兄弟で分けて食べていたことを思い出しました。( jより)

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2021
5. 24

◎ コロナワクチン接種が始まりましたが皆さんの接種(予約も含め)状況は如何ですか。

『里山自然の魅力シリーズ⑫』
◎八街でスイカ農家をしている従兄弟からでっかいスイカが届きました。何と1個の重さが10.4キロもありました。早くもスイカの時節なのですね。
   
 家にこもっているとだんだん足腰が弱ってきてしまいます。そこで少しでも外歩きをするようにしていますが、その時見つけた自然を書いてみますので読んで下さい。

《緑道脇で発見 のそのそ歩きの主》
・公園内の調整池にたくさん生息している亀は、ほぼ全てが外来種のヌマガメ科のミシシッピアカミミガメです。散歩中草むらを移動する亀を見つけました。ゆっくりですが目的を持っているかのように僅かな傾斜地を登っていました。
 今の時期は産卵期。卵を産む場所を探しているのかもしれません。本種は側頭部に赤色の斑が目立つ綺麗な亀で、小亀がミドリガメの名で売られたため全国に広がり、野外に捨てられたりして野生化した種です。今や外来生物として嫌われ者になってしまいました。
   

《美しい模様の翅を持つ蝶2種》
・先日、その日は強風が吹き荒れていましたが散歩に出かけました。菜園近くの垣根の腰高くらいの所に大型の白いチョウがとまっていました。風をよけているよう に見えました。それは真っ白な地に黒すじが目立つタテハチョウ科のアカボシゴマダラ春型でした。漢字では赤星胡麻斑。
 夏型は名前の由来の赤星があるのですが、春型には赤い紋があっても薄いか今回撮影の個体のように全く無いのです。本種は美しいチョウですが実は特定外来生物指定種で駆除対象となっています。本種は美しい故に愛蝶家が中国から連れてきて野外に放したため野生化したのです。チョウ自身のせいでは全くありません。
   

・里山や公園の林などで見かける薄黄色のまだら模様が美しいちょっと地味なチョウは、タテハチョウ科のサトキマダラヒカゲです。漢字は里黄斑日陰。昔、カブトムシを捕りに行くと木に一緒にとまっていたのを記憶している方もいることでしょう。本種は好んで樹液に集まり翅を閉じたまま樹液を吸う姿が見られます。写真は翅の裏面が見えますが、手の込んだ迷路模様が面白いです。
   

《翅が透ける蛾》
・最近、異常気象かと思うような強風の日がありました。この日もそうでした。自宅マンション6Fの通路側の窓枠に止まっていた蛾は、前翅の真ん中が丸く透けて見える特徴を持つちょっと変わった姿です。翅の先端がカギ状に見えることからカギバ科のスカシカギバです。観察中ぱたぱたと羽ばたいた所を撮影してみました。
   

《その他》
・この所、道端で星形の小さな紅紫色の花を見ることがあります。本種はキキョウ科のキキョウソウです。漢字は桔梗草。北アメリカ原産の一年生草本で大きいものでは高さ60センチほどになり、直立した茎に数個の5深裂の紅紫色の花をつけます。
 古くは観賞用に栽培されていたことがあるようですが,今は広く帰化植物として野生化しています。綺麗で可愛らしく好きな野草の一つです。
   


・菜園に大きなカタツムリを見つけました。ふと気がつくと殻の巻き方がいつも見ている種とは違うようです。普段よく目にするカタツムリはミスジマイマイ(オナジマイマイ科)と言い、殻は上から見ると時計回り(右巻)です。でも今回見つけたのは反時計回り(左巻)でした。本種はオナジマイマイ科のヒダリマキマイマイです。漢字は左巻蝸牛。これから雨の時期です。きっと菜園でまた会えるのかと思います。
   

スイカ・・・ウリ科のつる性一年草。漢字は西瓜、水瓜。原産は熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯。日本に伝わってきたのは定かでないが、室町時代以降とされる。
 なお、果実は園芸部門では野菜(果菜)とされるが、青果市場の取り扱いや栄養学上の分類では果実的野菜に分類される。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア』)

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◇谷津田だより情報コーナー

《谷津田だよりの感想》  2021年5月24日
 いつも谷津田だより有難うございます。楽しく読ませてもらっております。畑の方はいかがでしょうか。
 大きなスイカ!もうこんな立派なスイカができているのですね。
果物の中でスイカが一番好きなので、今すぐ買いに行きたくなりました。
 スカシカギバは翅の動きがとってもステキです。ヒダリマキマイマイはどっしりして色もいいですね。
 サトキマダラヒカゲは昨日見かけました。アケビにベニキジラミという小さくて赤いカメムシの仲間がつくのですが、その幼虫の甘露を吸ってました。
 アケビの折りたたんだ葉の中にベニキジラミの幼虫がいます。わかりにくくてスミマセン。写真を添付します。
   
暑さと湿気で体調を崩しがちですが、どうぞお体を大切にお過ごしください。 ( F市のM.Tさんより)

(^_^;) メールありがとうございました。
 スイカですがこれだけ大きなものは久しぶりです。切り分けるのに重くて難渋しました。中に少しす(鬆)が入っていましたが甘くて美味しかったです。尚、蛇足ですが従兄弟の所も2019年10月の台風15号の大風で20程度あったビニールハウスのほとんどに被害が出て一時はハウス栽培をやめようと思ったそうです。
 本当に最近の気候変動がもたらす影響が大きいことに驚かされます。 ( jより)

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《谷津田だよりの感想》 2021年5月25日

 何時も谷津田だよりありがとうございます。
立派なスイカですね。サトキマダラヒカゲは確かに昔カブトムシと一緒にいましたね。あまり綺麗だとは思わなかったので捕まえなかったことを覚えています。
 コロナのワクチン注射は何とか予約が取れ6月中に終わる予定です。 ( S市のT.Kさんより)

(^_^;) メールありがとうございました。
 サトキマダラヒカゲは、樹液を好むチョウなので林縁の樹液の出ている木の幹などで見られます。褐色系の地味なチョウです。日本固有種。 ( jより)

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《トンボの名前を教えて下さい》 2021年6月5日
 N公園の池で見たトンボです。イトトンボの種類で腹の先端が美しい青色でした。名前を教えて下さい。 ( M市のA.Sさんより )
   
     写真撮影(A.Sさん)

(^_^;) メールありがとうございました。
 イトトンボの仲間には同定がとても難しい種があります。送っていただいたイトトンボも同定が難しい種でした。
 虫仲間のTさんを通じてトンボの専門家に写真を送って同定をしていただきました。同定は下記の通りです。 ( Jより)
                    記
 同定 イトトンボ科ムスジイトトンボ ♂ 
平地の浮葉植物や沈水植物が繁茂する開放的な池沼に生息する。千葉県レッドデータブック Bランク 重要保護生物指定。
※ 参考にトンボの専門家Tさんからの同定についてのメールの一部を載せさせていただきます。
 【同定事由】
 「この個体は、ムスジイトトンボ♂です。眼後紋が極めて小さいのですが、また眼後紋を観る限りクロイトトンボかなと一瞬思うのですが、尾部先端の付属器を見ると、形と黒色斑紋がないところからムスジイトトンボとなります。
 また、第二腹節の背面の黒条の形もムスジイトですので、本個体はムスジイトトンボ♂でいいと思います。 後略・・・」


2021
6. 12

◎ 県北西部で野生のキツネが目撃されたと6月12日付けの新聞に出ていました。野生のキツネは私の住むi市でも過去に何度か目撃されていますがいずれにしろ貴重な動物がまだ棲息しているという嬉しい記事です。それに比べタヌキは害獣扱いのことが多いです。
 記事の取り扱いの差は、目撃頻度と農作物被害の違いでしょう。数が少なく農作物を荒らさないキツネは貴重動物、その逆のタヌキは害獣となるのです。しかし、キツネは世界中に広く分布しているのに比べタヌキは極東のみに生息する世界的には珍しい動物だそうです。
 農作物被害で困っている方の気持ちは分かりますが、タヌキもキツネ同様に保護生物であることを追記しておきます。

『里山自然の魅力シリーズ⑬』
◎暑くなりました。家内の菜園の手伝いも5分やっては木陰で10分休み、また少しやる。そんな感じの毎日です。
 外歩きの際には水分摂取と暑さ対策を忘れないようにしましょう。近場を歩いた時に見られた自然について書いてみます。

《形が日本の楽器に似ていることからついた木の実》バラ科の常緑高木の「ビワ」です。漢字は琵琶。
 コロナ感染防止の面から南房総市(旧富浦町)のビワの献上が中止されたそうです。先日U谷津に沿って続いている道を歩いていたらたわわに実っているビワの木を見ました。実の大きさは市販のビワと比べると3分の1ほどでしょうか。小さな実がたくさん付いていました。もう食べ頃だとは思いますが収穫している様子は全くありません。
 カラスなどの鳥たちのご馳走になるか、落下して山の肥やしになるかですね。もったいないなあと思いながら先に進みました。
   

《ホワイトレースフラワーにそっくりの美しい花》セリ科の一年生または二年生根菜のニンジンの花です。漢字は人参。菜園に咲いていました。花は真っ白で5弁の小花が放射状に広がって咲いていました。
 皆さんが食するニンジンは根の部分で花を見ることは殆どないと思います。花は園芸種のホワイトレースフラワーに似てレースの模様のようで切り花やフラワーアレンジメントに使えそうな気がしますがどうでしょうか。ニンジンの花にも花言葉があり、「幼い夢」だそうです。
なお、本種はキアゲハの食草です。
   

《仲良く樹液を吸う蝶》蝶はアカボシゴマダラとヒカゲチョウです。漢字は赤星胡麻斑と日陰蝶。散歩道沿いのコナラの木で樹液を吸っている蝶に出会いました。白い蝶がアカボシゴマダラの春型です。
 白地に黒すじが美しく外来種として問題視されているのが可哀想です。また、すぐ隣でヒカゲチョウ(2頭)も樹液を吸っていました。
 どちらの蝶も数少ない樹液の流れ出る場所を仲良く分け合っている姿は平和そのものでした。暫く見ていたらカナブンの仲間やハチの仲間も後からやって来ましたが、喧嘩もせずにそれぞれ樹液を吸っていました。
   


《羽化直後の蛾》やはり散歩の途中に見た蛾はヤママユガ科のオオミズアオです。
 漢字は大水青。翅を開くと約12センチもある大形の蛾で、体も翅も青白色でとても美しい蛾です。ウバメガシの葉に止まっているのを見つけました。近付いても逃げようとしません。よく見ると後翅が少し縮れていました。まだ羽化して間もないようです。
   

《「一筆啓上仕り候」及び「源平つつじ白つつじ」の聞きなしの主》菜園の木陰で休んでいると林の中や遠くの竹藪、時には頭上から色々な野鳥の声が聞こえてきます。
 日本では昔から鳥の囀りなどの節回しをそれに似た言葉で置き換えることを行っていました。“聞きなし”と言ってコノハズクやツバメなどが知られています。今の時季菜園で聞かれる”聞きなし”は次のようなものがあります。
 ウグイス「法華経」、コジュケイ「ちょっと来い、ちょっと来い」、
 ツバメ「土食って、虫食って、しぶ~い」、ホオジロ「一筆啓上仕り候、源平ツツジ白ツツジ」、ホトトギス「特許許可局」などです。
 添付した写真は鉄条網の上で囀っていたホオジロです。
   

◆野生動物情報募集中
 里山は勿論ですが市街地でも犬猫以外の動物を見ることがあるかもしれません。 写真はあってもなくても良いですので何か見つけたらご連絡下さい。
 ・動物名
 ・発見場所
 ・発見日時
 ・写真のあるなし。

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《谷津田だよりの感想》2021年6月12日
 何時も素敵な写真ありがとうございます。ニンジンの花は珍しいですね。それと、ホオジロ、オオミズアオ綺麗ですね。普通、蛾と言うと蝶と違って、あまり好まれませんが、偏見は、いけませんね。
狸と狐もそうですね。昔から、狸は何となく愛嬌が有り、狐はずるがしこいイメージが有りますが、これも偏見ですね。
 そう言えば、名前を一寸忘れましたが、茨城で飼われていた変な鳥が白井で捕まったと有りました。テレビの画像からすると、とても可愛いい、とは言えませんが、世の中には、色々な鳥がいるものですね。 ( S市のT.Kさんより)

(^_^;) メールありがとうございました。
 ペットショップや個人及び動物園などから逃げ出し(あるいは捨てられて)野生化してしまう鳥(野生化した飼い鳥)は結構いるようです。印旛沼に棲みついているモモイロペリカンのカンタ君は有名ですね。他にも私の住むi市に現れた鳥ツル科のホオジロカンムリヅルや猛禽のハヤブサ科のカラカラ、そして今回県北西部に現れたT.Kさんの感想の本文にあるジサイチョウ科のミナミジサイチョウなどがそうですね。
 今回捕獲されたミナミジサイチョウは、南アフリカに生息する大形の鳥で2019年11月に茨城県内のペットショップから逃げた個体だそうです。何と2年近く野生で暮らしていたのです。目撃者は大きく真っ黒い姿から「怪鳥」と呼んでいたそうです。いずれにしても無事捕獲されて良かったですね。
そういえば、手賀沼及び手賀川付近で増えているコブハクチョウもやはり野生化した飼い鳥で野鳥ではありません。
※参考にミナミジサイチョウの写真を添付します。(フリー百科事典Wikipediaよりコピー)
   


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