プレイヤーの役割 ◇

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オンラインでの開催は, オフラインでの直接会話とは異なり, 進み方が遅くなります。
それを解消するため, このキャンペーンでは, プレイヤーたちにも DM 処理の助けとなるための役割を担ってもらっています。

そして, DM の負担を軽くすることで, ゲーム全体の処理速度を上げることができ, その結果, 少しでも遅さを解消できるかもしれません。

コーラー
コーラーは, そのとき参加しているプレイヤーたちの意見をまとめてDMに伝えるための役割です。

パーティ内で次のターンの各自の行動を議論し, 得られた結論を DM へ伝えます。DM は, コーラーから受け取った各自の行動のみをゲーム内で処理します。従って, コーラーからの宣言のなかった PC の行動は, ゲーム内では実行されません。

例えば, ダンジョン内で右へ行こうか左へいこうか, はたまた1ターンを偵察に使おうか, 偵察に行くとしたら誰と誰がどのような内容なのか, をパーティ内で相談して決めます。その結果得られたパーティの結論を DM に伝え, DM はその内容を処理し, 結果をプレイヤー全員に宣言します。

あるいは, コーラーが最も活躍する場面は, パーティが戦闘状態に入ったときです。
このときコーラーは, パーティ側の意見を仕切ります。>>> 戦闘における行動宣言 v1.1

それとは別に, ゲームがパーティ内議論で停滞してきたときに, DM 側からコーラーに結論をとるよう指示することもあります。

コーラーがうまく機能すると, ゲームが間延びせずに済むことでしょう。

毎回のゲームでは, 各参加者が 1d20 を振り, 最も出目の高い参加者が引き受けます。


マッパー / Tools:
マッパーは, オフラインでの役割とは大きくことなる役目になります。

オンラインでは, マッパー一人にマップを描かせることができません。あるいは, マッピングはむしろ参加者一人一人が行わなければ, それをインターネット上でやりとりすることができないためほぼ無意味です。
従ってこのオンラインキャンペーンでのマッパーの役割は, オフラインゲームでマップに様々な情報を書き込んでいった要領で, オンラインフロアプラン におけるパーティ駒やマップ上のマーカー管理を行い, 参加者全員に示すことです。また, パーティの現在ターン(戦闘中ならラウンド)を管理したり, パーティの隊列を管理します。そのほか, 持続時間のある呪文やポーションも, オンラインフロアプラン のメモ欄に書き記します。

毎回のゲームでは, コーラーを除く全参加者が 1d20 を振り, 最も出目の高い参加者が引き受けます。


リコーダー / Tools:
リコーダーは, パーティ全体の収支を記録する係です。

最もリコーダーが活躍する場面は, ダンジョン探索で財宝を掘り当てた場合でしょう。あるいは, 依頼を成功させ, その依頼主から報酬が支払われたときなどもあります。

財宝を発見したとき, 分配はその場では行わず, ひとまずリコーダーが全ての財宝を記録します。
このとき, リコーダーの PC が全てを持ち運ぶわけではありません。ただプレイヤーが記録を残しているだけです。ゲーム内では実際には, パーティで分担して運搬することになります。
またこの時点では, 所有権は各個人にあるのではなく, パーティ全体にあります。宝物の分配は冒険後に行われます。そして, 財宝の山分けと同時に, リコーダーが記録した宝物(つまり, パーティが実際に持ち帰った財宝)の価値 1 gp につきパーティは 1 xp を受け取ります。

ゲームにおいては, その日のゲーム終了後, リコーダーは キャンペーン専用 BBS (議論板) にその日の収支を書き込みます。または, 財宝を見つけたその場で オンラインフロアプラン のメモ欄に発見時刻とともに書き記すこともできます。

リコーダーのこの記録こそが全てで, 記載漏れなどがあっても, それはパーティ全体で見落としてきたか置き忘れてきたかしたことになり, パーティにその記載漏れの財宝が与えられることはありません。
誤記があった場合は, 手順の簡略化の都合上, 全て失われたこととして扱われます。

リコーダーは, しかしながら, 各 PC の個人財産の管理を行うわけではないので, 各 PC の収支, 例えばファイターが矢を補充したとか, クレリックが食料を買ったなどは, リコーダーがいちいち記録をとることはありません。

毎回のゲームでは, コーラーおよびマッパーを除く全参加者が 1d20 を振り, 最も出目の高い参加者が引き受けます。

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