7月22日(水) “〈『中国新聞』より−〉日本全国の被爆者 平均75.92歳に 厚労省まとめ”

 22日付『中国新聞』によると、日本全国の被爆者の平均年齢は今年3月末時点で75.92歳となったそうです。

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 原爆投下から64年が経ちました。
 被爆者も高齢化し、多くの方々がひっそりと亡くなっています。

 しかし、あの忌まわしい事実が、歴史から消え去ることは、決してありません。

 去る14日には、世界的デザイナーの三宅一生さん(71)が、自らの被爆体験を米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿した、というニュースもありました。
 報道によれば、三宅さんは、米オバマ大統領が演説の中で「核廃絶」を訴えたのを聞いたことで、これまで封印してきた記憶を明らかにする決意をしたそうです。

 原爆など、核兵器など、二度と使われてはならない。
 この、あたりまえのこと、ほんのわずかの想像力があれば誰にでもわかることを、次の世代の私たちは、伝え続ける覚悟を持たなければならないのだと、切に感じます。

 本題から離れてしまいましたが、記事を読んで、ふと個人として思ったことを、書いてみました。
 今年亡くなられた細川照男さま、森田綾子さまから、被爆と移住の体験談をお伺いした一人として。
 すべての被爆者、すべての被曝体験者、すべての戦争犠牲者に、敬意を表し、祈りを捧げつつ。

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 以下、記事を紹介させて頂きます。

(ホームページ管理者)

  被爆者の平均年齢75・92歳に
(「中国新聞ホームページ」7月22日付から全文抜粋)

 被爆者健康手帳を持つ全国の被爆者の平均年齢は3月末時点で75・92歳となり、前年同期より0・78歳上がったことが21日、厚生労働省のまとめで分かった。被爆者数は、23万5569人と前年同期より8123人減った。

 平均年齢は全国統計を取り始めた2000年度(70・86歳)以降、上昇を続けている。今年3月末の被爆者は広島市内で7万3388人、広島県全体では10万6415人だった。

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