8月5日(火) “〈『中国新聞』より−〉盆子原理事、広島で”

 当協会の盆子原国彦理事は、訪問先の広島で7月31日、「在アメリカ・在ブラジル被爆者裁判を支援する会」主催の集会に出席。この日広島地裁であった在ブラジル被爆者訴訟判決を受け、原告が亡くなった無念と勝訴した喜びを報告しました。

 また2日からは原水爆禁止世界大会に出席し、報告を行っています。

 この活動の模様を、1日付および4日付『中国新聞』が伝えてくださいました。
 以下に紹介させていただきます。

(ホームページ管理者)

在外被爆者理解…喜ぶ支援者
(「中国新聞ホームページ」8月1日付から全文抜粋)

 在ブラジル被爆者訴訟は31日、広島地裁で原告側勝訴の判決が下った。弁護団や支援者らは広島市内で相次いで集会を開き、「在外被爆者の悔しい思いをくんだ、素晴らしい判決」と喜びをかみしめた。

 「もっと早く手帳が取れれば…。残念でならない」。提訴直前と、係争中にそれぞれ亡くなった2人の原告の後押しをしてきた在ブラジル原爆被爆者協会の盆子原国彦理事(68)は広島に里帰り中、判決に接した。同日夜、中区であった集いで、約40人の支援者を前に「本当にありがとうございました」と声を詰まらせた。

 原告代理人の足立修一弁護士は「世界中の被爆者が、同様の請求をなし得る」と、昨年の元三菱徴用工訴訟の最高裁判決に続いて国の賠償を認めた判決を評価した。

世界大会で各国の核被害報告
(「中国新聞ホームページ」8月4日付から全文抜粋)

 日本原水協などの原水爆禁止世界大会は2日目の3日、広島市中区の広島厚生年金会館などで国際会議を続けた。広島の被爆者のほか、世界各地の核実験や原発事故などの被害者が報告。核兵器廃絶への取り組みや救済に向けた連携強化に向けた議論を深めた。

 在ブラジル原爆被爆者協会の盆子原国彦理事は広島地裁での在ブラジル被爆者手帳訴訟の原告勝訴を報告、「在外被爆者が日本国内と同等の医療援護が受けられるという、残された課題に取り組みたい」と述べた。「フィジー核実験被ばく復員兵士の会」のポール・アーポイ副会長は英国に核実験の補償を求める初の集団訴訟を紹介し、「正義を求める戦いに支援を」と呼び掛けた。

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